今年も登りスプリントで幕を開けたUAEツアー初日は、終盤に落車が発生。UAEチームエミレーツXRGのエースを任されたイサーク・デルトロ(メキシコ)がスピードに乗り、チームスポンサーの前で初日勝者に輝いた。

今季好調のレムコ・エヴェネプール(ベルギー、レッドブル・ボーラ・ハンスグローエ) photo:UAE Tour

アルウラー・ツアーで区間2勝したジョナタン・ミラン(イタリア、リドル・トレック) photo:UAE Tour 
セルフィーを担当したナイロ・キンタナ(コロンビア、モビスター) photo:UAE Tour
2018年にドバイ・ツアーとアブダビ・ツアーが統合して2019年に誕生したUAEツアーが、2月16日に開幕。今年で8回目を迎えるワールドツアー第3戦であり、春のクラシックシーズンを前に、中東のアラブ首長国連邦を7日間かけて巡るステージレースだ。
1週間のスケジュールの大半は砂漠を駆ける平坦路だが、第3と6ステージには山頂フィニッシュが用意された。特に6日目のジュベルハフィート(距離10.7km/平均6.6%)は総合優勝の行方を大きく左右する、最大勾配12%に達する難関。そこに挑むのは前回覇者のタデイ・ポガチャル(スロベニア、UAEチームエミレーツXRG)ではなく、同チームは若手のイサーク・デルトロ(メキシコ)をエースに据え、メインスポンサーの前での成功を目指した。
今季既に6勝(総合優勝とチームタイムトライアルを含む)しているレムコ・エヴェネプール(ベルギー、レッドブル・ボーラ・ハンスグローエ)も出場した今大会の初日は、砂漠地帯を進む144kmで行われる予定だった。しかし中盤に2周回する予定のコースが強風で砂が舞ったため、レース主催者はコース短縮を決断。そのため118kmに短縮されたが、約1.5kmの最終ストレート(最大勾配8%/平均勾配4.2%)は健在だ。

1名逃げとなったシルヴァン・ディリエ(スイス、アルペシン・プレミアテック) photo:UAE Tour

ディリエを引き戻し、最終ストレートに向かうプロトン photo:UAE Tour
この日に逃げはシルヴァン・ディリエ(スイス、アルペシン・プレミアテック)による単独走となった。35歳のベテランルーラーは砂漠のなかに敷かれた幹線道路を進み、今季初レースの感触を確かめる。しかしボーナスタイムつきの中間スプリントを前に、メイン集団に吸収された。
中間スプリントはジョナタン・ミラン(イタリア、リドル・トレック)が先着し、昨年と同じフィニッシュでの勝利再現を狙う。残り10kmを切ると集団の速度は時速50kmを超え、この日最後のラウンドアバウトで激しい位置取り争いの末に集団落車が発生。そこにミランも巻き込まれた。
ミランを欠いた集団は最終ストレートの登りに突入。先頭の牽引はイネオス・グレナディアーズからグルパマFDJユナイテッドに切り替わり、リードアウトから抜け出す形で先頭に立ったアクセル・ユエンス(フランス、グルパマFDJユナイテッド)を、猛スピードでデルトロが追い抜く。トップスピードに乗ったメキシコ王者は、一度シッティングに切り替え、追いかけるケース・ボル(オランダ、デカトロンCMA CGM)の気配を感じ、再びダンシングを開始した。
そして迫るボルを振り切り、デルトロが初日勝者に輝いた。

登りスプリントを制したイサーク・デルトロ(メキシコ、UAEチームエミレーツXRG) photo:CorVos
「本当に信じられない、クレイジーな勝利」と振り返ったデルトロ。「チャンスはあるかもしれないと思っていたが、現実的ではないとも思っていた。後悔したくなかったので、飛び出した選手についていった。とにかく全力で踏んだ。2年前のツアー・ダウンアンダーのように、シーズン初戦で勝利を狙ってはいたが、ここUAEで達成できて特別な気持ちがある」と、チームに総合エースを任されたデルトロは初日をそう振り返った。
3位にはバーレーン・ヴィクトリアスの総合エースであるアントニオ・ティベーリ(イタリア)が入り、エヴェネプールは同タイムの20位でフィニッシュ。落車直後にうずくまり、しばらく起き上がれなかったミランだが、検査の結果骨折は確認されなかった。ただし第2ステージの出走は状態次第とチームは発表している。

大会初日で早くもリーダージャージを着用したイサーク・デルトロ(メキシコ、UAEチームエミレーツXRG) photo:UAE Tour



2018年にドバイ・ツアーとアブダビ・ツアーが統合して2019年に誕生したUAEツアーが、2月16日に開幕。今年で8回目を迎えるワールドツアー第3戦であり、春のクラシックシーズンを前に、中東のアラブ首長国連邦を7日間かけて巡るステージレースだ。
1週間のスケジュールの大半は砂漠を駆ける平坦路だが、第3と6ステージには山頂フィニッシュが用意された。特に6日目のジュベルハフィート(距離10.7km/平均6.6%)は総合優勝の行方を大きく左右する、最大勾配12%に達する難関。そこに挑むのは前回覇者のタデイ・ポガチャル(スロベニア、UAEチームエミレーツXRG)ではなく、同チームは若手のイサーク・デルトロ(メキシコ)をエースに据え、メインスポンサーの前での成功を目指した。
今季既に6勝(総合優勝とチームタイムトライアルを含む)しているレムコ・エヴェネプール(ベルギー、レッドブル・ボーラ・ハンスグローエ)も出場した今大会の初日は、砂漠地帯を進む144kmで行われる予定だった。しかし中盤に2周回する予定のコースが強風で砂が舞ったため、レース主催者はコース短縮を決断。そのため118kmに短縮されたが、約1.5kmの最終ストレート(最大勾配8%/平均勾配4.2%)は健在だ。


この日に逃げはシルヴァン・ディリエ(スイス、アルペシン・プレミアテック)による単独走となった。35歳のベテランルーラーは砂漠のなかに敷かれた幹線道路を進み、今季初レースの感触を確かめる。しかしボーナスタイムつきの中間スプリントを前に、メイン集団に吸収された。
中間スプリントはジョナタン・ミラン(イタリア、リドル・トレック)が先着し、昨年と同じフィニッシュでの勝利再現を狙う。残り10kmを切ると集団の速度は時速50kmを超え、この日最後のラウンドアバウトで激しい位置取り争いの末に集団落車が発生。そこにミランも巻き込まれた。
ミランを欠いた集団は最終ストレートの登りに突入。先頭の牽引はイネオス・グレナディアーズからグルパマFDJユナイテッドに切り替わり、リードアウトから抜け出す形で先頭に立ったアクセル・ユエンス(フランス、グルパマFDJユナイテッド)を、猛スピードでデルトロが追い抜く。トップスピードに乗ったメキシコ王者は、一度シッティングに切り替え、追いかけるケース・ボル(オランダ、デカトロンCMA CGM)の気配を感じ、再びダンシングを開始した。
そして迫るボルを振り切り、デルトロが初日勝者に輝いた。

「本当に信じられない、クレイジーな勝利」と振り返ったデルトロ。「チャンスはあるかもしれないと思っていたが、現実的ではないとも思っていた。後悔したくなかったので、飛び出した選手についていった。とにかく全力で踏んだ。2年前のツアー・ダウンアンダーのように、シーズン初戦で勝利を狙ってはいたが、ここUAEで達成できて特別な気持ちがある」と、チームに総合エースを任されたデルトロは初日をそう振り返った。
3位にはバーレーン・ヴィクトリアスの総合エースであるアントニオ・ティベーリ(イタリア)が入り、エヴェネプールは同タイムの20位でフィニッシュ。落車直後にうずくまり、しばらく起き上がれなかったミランだが、検査の結果骨折は確認されなかった。ただし第2ステージの出走は状態次第とチームは発表している。

UAEツアー2026第1ステージ結果
| 1位 | イサーク・デルトロ(メキシコ、UAEチームエミレーツXRG) | 2:30:56 |
| 2位 | ケース・ボル(オランダ、デカトロンCMA CGM) | |
| 3位 | アントニオ・ティベーリ(イタリア、バーレーン・ヴィクトリアス) | |
| 4位 | マッテオ・マルチェッリ(イタリア、XDSアスタナ) | |
| 5位 | アレッサンドロ・ロメレ(イタリア、XDSアスタナ) | |
| 6位 | イラン・ファンウィルデル(ベルギー、スーダル・クイックステップ) | |
| 7位 | ライリー・ピックレル(カナダ、モダンアドベンチャープロサイクリング) | |
| 8位 | レナルト・ファンイートヴェルト(ベルギー、ロット・アンテルマルシェ) | |
| 9位 | イーサン・ヴァーノン(イギリス、NSNサイクリングチーム) | |
| 10位 | トビアス・ヨハンネセン(ノルウェー、ウノエックス・モビリティ) |
個人総合成績
| 1位 | イサーク・デルトロ(メキシコ、UAEチームエミレーツXRG) | 2:30:46 |
| 2位 | ケース・ボル(オランダ、デカトロンCMA CGM) | +0:04 |
| 3位 | アントニオ・ティベーリ(イタリア、バーレーン・ヴィクトリアス) | +0:06 |
| 4位 | ジョナタン・ミラン(イタリア、リドル・トレック) | +0:07 |
| 5位 | ベン・トゥレット(イギリス、ヴィスマ・リースアバイク) | +0:08 |
| 6位 | レナルト・ファンイートヴェルト(ベルギー、ロット・アンテルマルシェ) | +0:09 |
| 7位 | マッテオ・マルチェッリ(イタリア、XDSアスタナ) | +0:10 |
| 8位 | アレッサンドロ・ロメレ(イタリア、XDSアスタナ) | |
| 9位 | イラン・ファンウィルデル(ベルギー、スーダル・クイックステップ) | |
| 10位 | ライリー・ピックレル(カナダ、モダンアドベンチャープロサイクリング) |
その他の特別賞
| ポイント賞 | イサーク・デルトロ(メキシコ、UAEチームエミレーツXRG) |
| ヤングライダー賞 | イサーク・デルトロ(メキシコ、UAEチームエミレーツXRG) |
| チーム総合成績 | XDSアスタナ |
text:Sotaro.Arakawa
photo:UAE Tour
photo:UAE Tour
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