2011/01/02(日) - 01:21
ドイツのチームミルラムが採用して以来、日本でもジワジワと人気を伸ばしつつあるフォーカス。2011年はロシアの名門チーム・カチューシャへの供給が決まっており、さらに人気に火がつきそうな気配だ。このIZALCO PRO(イザルコプロ)はIZARCO TEAMの弟分に当たるモデルだが、フレームは基本的に共通であり、お買い得感がかなり高い。
フォーカスはマイスターの国・ドイツが誇るブランドだ。日本で「職人」というと汗まみれ、油まみれになって働くブルーカラーのイメージが強いが、ドイツではマイスターの地位は非常に高い。クルマやオートバイなどの世界でもこれは同じで、ポルシェやメルセデスベンツ、BMW、アウディ、フォルクスワーゲンといったメーカーで働く技術者たちは、社会的にとても優遇されている。ドイツにとって、それらが国の生命線となる基幹産業であるという意識が強いことの現れだ。
そのドイツでは、1980年以降、エコロジーに対する意識が非常に高くなった。酸性雨の影響によりシュバルツバルト(黒い森)の木々が枯死し、「緑の党」と称する環境政党が躍進したのが、その背景にある。そのため、脱クルマ社会を標榜するようになり、自転車は単なるレジャーの道具としてだけではなく、立派な交通システムの一翼を担うまでに社会に浸透しているのだ。
一例をご紹介しよう。ドイツの鉄道にはかならず、自転車を載せるためのスペースがある。自宅から最寄りの駅まで自転車で走り、そこから目的地に近い駅まで列車に乗せ、そして駅を降りたらすぐに走り出せるようにするためだ。日本の場合、自転車は輪行袋に収納しないと列車に乗せることができないが、ドイツではその必要がまったくないのである。言うまでもなく、自転車利用のハードルを下げるための政策だ。
さて、前置きが長くなってしまったが、フォーカスはそんなドイツの社会的背景を受けて、一躍メジャーブランドへと駆け上がったメーカーである。もちろん、優秀なマイスターを開発陣に数多く抱えており、その製品開発力、技術力は非常に高い。レース指向も非常に強く、2010年まではチームミルラムへのフレーム供給をしていた。そして、2011年はロシアの強豪チーム・カチューシャへのフレーム供給を行う。
このIZALCO PROは、トップモデルIZALCO TEAMの弟分に当たるセカンドモデルである。とはいっても、フレームは基本的に共通であり、お買い得感がかなり高いモデルであると言うことができるだろう。
フレーム素材はもちろんハイモジュラスカーボンだ。フォークには3T・FUNDA PROを採用する。リアエンドはフォーカスが得意とする「3Dドロップアウト」だ。チェーンステーからリアエンド、シートステーをカーボンで一体成形することにより、超軽量で剛性の高いエンド周りが出来上がるのである。
やや太めのタイヤを履くことができるのも、IZALCOシリーズの大きな特徴だ。MTC(マキシマム・タイヤ・クリアランス)と名付けられた設計により、25Cくらいまでのタイヤが装着可能なのである。もちろんこれは、パリ〜ルーベのようなレースを想定しているための仕様なのだが、簡単にコンフォートな乗り味が得られるというのは一般ライダーにとってもありがたい設計であると言えるだろう。
シフトケーブルはダウンチューブに内蔵される設計だ。ダウンチューブ内にケーブルが通る2本のトンネルが設けられている。これはRICT(リンフォーシング・インテグレーデッド・ケーブル・トンネル)と名付けられており、ただ単に内蔵しているだけでなく、剛性アップにも一役買っているのである。
そんな魅力溢れるフォーカス IZALCO PROをテストするのは、元プロサイクリストの三船雅彦とMTBクロスカントリーライダーの斉藤亮。果たして彼らの評価はどのようなものだったのだろうか? さっそくインプレッションをお届けしよう!
―インプレッション
平坦のスプリントから山岳まですべてこなせる
三船雅彦(元プロサイクリスト)
踏み出しの軽いバイクだ。ペダルにちょっと力を加えるだけで、スーッと走り出してしまう。精度が高い証拠だろう。さすがドイツのブランドだ。精密機械にも通じるようなカチッとした出来の良さが、ちょっと乗っただけで体感できる。
平坦の高速走行は非常の良いフィーリングだ。フォークからダウンチューブ、ボトムブラケットからチェーンステーにかけての剛性が高いので、踏力をしっかりと推進力に変えてくれ、さらにシートステーの振動吸収性が高いので、少々荒れた路面でも実にフラットに走り抜けてくれるのである。
スプリントのかかりも素晴らしい。僕はスプリンターなので、この部分は特にこだわっているのだが、今まで乗ってきた数々のバイクのなかでも、トップレベルのスプリント性能であると断言できる。ホビーレースに参戦する人などにとって、最高の相棒になってくれること間違いなしだ。
上りの性能もすごく良い。一定ペースで回すようなペダリングはもちろんのこと、パワーをかけたペダリングでもフレームがよれるようなことはまったくない。パワー伝達効率がとても良いフレームだ。その結果として、どんなシチュエーションでも気持ち良く上ってくれる。ヒルクライム用として使用しても、何ら文句が出ることはないだろう。
さすがプロチームに供給されて実戦に使用され、鍛え上げられたフレームだ。あらゆる部分がしっかりと作られている。平坦のスプリントから山岳まで、何でもこなせる実力を持っている。誰がこのバイクを買っても、おそらく後悔することはないだろう。自信をもってオススメできる。
あえて難点を挙げるとしたら、あまりにも優等生過ぎるところか。突出したクセのあるバイクが好きな人にとっては、退屈と感じられるかもしれない。自転車乗りには結構そのような変態的な趣向を持った人もいるから、そういった人は別の選択肢を考えた方がイイかも……。
オススメしたいのは、やはりホビーレースの参戦まで考えている本格的なライダーだ。普段のトレーニングからレースまで、どんなシーンでも素晴らしいパフォーマンスを発揮してくれるハズ。また、ある程度脚力のある人ならば、週末のロングライドなどでも最高の相棒になってくれるだろう。
踏み出しが軽く、ヒルクライムバイクとしても最適
斉藤 亮(MTBクロスカントリーライダー、チーム・コラテック)
まず驚いたのが踏み出しの軽さだ。あまりの踏み出しの軽さに、思わず「えっ!?」と声を上げてしまったほど。これだけ踏み出しが軽いと、ストップ&ゴーもメチャクチャ楽ちんだ。第一級のレーシングバイクだけれども、信号が多い都会での通勤や街乗りに使っても最高だと思った。
そして、そのすごさは踏み出しだけではなかった。伸びが素晴らしいのである。ペダルにちょっと力を加えると、本当に気持ち良くスーッと加速していく。思わず笑みがこぼれるほどの楽しさだ。これならば、レースでアタックがかかるようなシーンでも簡単に対応できそうだ。
そのような特性を持っているバイクだから、当然のことながらヒルクライムの性能もとても良い。シッティングでもダンシングでも、実に軽快に上ってくれる。さすがドイツのバイクだ。設計が良く、精度もすごく高いのだろう。スタイル的には奇をてらったところがまったくないが、それだけに完成された乗り味だ。
下りはとても安定していた。ヘッドチューブからフォークの根本にかけてガッチリと作ってあるので、ハイスピードの下りコーナーでもヘッド周りが負ける感じがしないのだ。自分が思った通りのラインで曲がることができる。上級者を満足させるのはもちろんのこと、この安定感は初心者が乗っても不安を感じずに良いのではないかと思った。もちろん、ブレーキングも非常に安定している。
これだけしっかりとした乗り味のバイクだから、振動吸収性はあまり良くないのではないかと思ったが、わざと荒れた路面を走っても、実にしっとりと振動を吸収してくれた。シートステーが薄く作ってあるため、バックからの振動を見事に吸収してしまうのだろう。本当に良くできたバイクだ。
このバイクの特性から言って、レース指向の上級者が乗るのに最高だと思うが、ロングライドやヒルクライムで使ってもまったく問題ない。それどころか、通勤や街乗りにだって良いだろう。この踏み出しの軽さは、あらゆるシチュエーションでアドバンテージとなる。
フォーカス・IZALCO PRO
フレーム:ハイモジュラスカーボン、3Dドロップアウト、マキシマム・タイヤ・クリアランス、リンフォーシング・インテグレーテッド・ケーブル・トンネル
フォーク:3T・FUNDA PRO
サイズ:48、50、52、54、56cm
カラー:IZALCO PRO 1.0 ホワイト×レッド
IZALCO PRO 2.0 ホワイト×シルバー
価格:IZALCO PRO 1.0
デュラエース完成車(ジャーマン・アッセンブリー) 628,950円
7950デュラエース、マヴィック・K10完成車 681,450円
アテナ完成車 502,950円
6750アルテグラ、レーシング5完成車 450,450円
フレームセット 345,450円
IZALCO PRO 2.0
スラム・レッドコンパクト完成車(ジャーマン・アッセンブリー) 523,950円
7950デュラエース、マヴィック・K10完成車 681,450円
アテナ完成車 502,950円
6750アルテグラ、レーシング5完成車 450,450円
フレームセット 345,450円
インプレライダーのプロフィール
三船雅彦(元プロサイクリスト)
9シーズンをプロとして走り(プロチームとの契約年数は8年)プロで700レース以上、プロアマ通算1,000レース以上を経験した、日本屈指の元プロサイクルロードレーサー。入賞回数は実に200レースほどにのぼる。2003年より国内のチームに移籍し活動中。国内の主要レースを中心に各地を転戦。レース以外の活動も精力的に行い、2003年度よりJスポーツのサイクルロードレースではゲスト解説を。特にベルギーでのレースにおいては、10年間在住していた地理感などを生かした解説に定評がある。2005年より若手育成のためにチームマサヒコミフネドットコムを立ち上げ、オーナーとしてチーム運営も行っている。
過去数多くのバイクに乗り、実戦で闘ってきたばかりでなく、タイヤや各種スポーツバイクエキップメントの開発アドバイザーを担う。その評価の目は厳しく、辛辣だ。選手活動からは2009年を持って引退したが、今シーズンからはスポーツバイク普及のためのさまざまな活動を始めている。ホビー大会のゲスト参加やセミナー開催にも意欲的だ。
マサヒコ・ミフネ・ドットコム
斉藤 亮(MTBクロスカントリーライダー、チーム・コラテック)
2007年春までクロスカントリースキー競技をやっていた異色のライダー。クロスカントリースキーではジュニア時代から世界を舞台として戦っており、数々の優勝・入賞を果たしている。2003~2006年ワールドカップに4シーズン連続参戦。2005年にはドイツ世界選手権大会日本代表に選ばれる。2001~2005年全日本選手権天皇杯リレー5連覇。2008年シーズンにMTBクロスカントリーに転向。2009年には念願の表彰台も手中に収めた。2010年シーズンはジャパンシリーズエリートクラス第2戦3位、第3戦2位と連続表彰台獲得。そして最終戦も2位と、残るは優勝のみ。ジャパンシリーズランキングでも3位と年々ステップアップし、MTBでも輝かしい戦歴を収めている。
text:Takashi.NAKAZAWA
photo:Makoto.AYANO
フォーカスはマイスターの国・ドイツが誇るブランドだ。日本で「職人」というと汗まみれ、油まみれになって働くブルーカラーのイメージが強いが、ドイツではマイスターの地位は非常に高い。クルマやオートバイなどの世界でもこれは同じで、ポルシェやメルセデスベンツ、BMW、アウディ、フォルクスワーゲンといったメーカーで働く技術者たちは、社会的にとても優遇されている。ドイツにとって、それらが国の生命線となる基幹産業であるという意識が強いことの現れだ。
そのドイツでは、1980年以降、エコロジーに対する意識が非常に高くなった。酸性雨の影響によりシュバルツバルト(黒い森)の木々が枯死し、「緑の党」と称する環境政党が躍進したのが、その背景にある。そのため、脱クルマ社会を標榜するようになり、自転車は単なるレジャーの道具としてだけではなく、立派な交通システムの一翼を担うまでに社会に浸透しているのだ。
一例をご紹介しよう。ドイツの鉄道にはかならず、自転車を載せるためのスペースがある。自宅から最寄りの駅まで自転車で走り、そこから目的地に近い駅まで列車に乗せ、そして駅を降りたらすぐに走り出せるようにするためだ。日本の場合、自転車は輪行袋に収納しないと列車に乗せることができないが、ドイツではその必要がまったくないのである。言うまでもなく、自転車利用のハードルを下げるための政策だ。
さて、前置きが長くなってしまったが、フォーカスはそんなドイツの社会的背景を受けて、一躍メジャーブランドへと駆け上がったメーカーである。もちろん、優秀なマイスターを開発陣に数多く抱えており、その製品開発力、技術力は非常に高い。レース指向も非常に強く、2010年まではチームミルラムへのフレーム供給をしていた。そして、2011年はロシアの強豪チーム・カチューシャへのフレーム供給を行う。
このIZALCO PROは、トップモデルIZALCO TEAMの弟分に当たるセカンドモデルである。とはいっても、フレームは基本的に共通であり、お買い得感がかなり高いモデルであると言うことができるだろう。
フレーム素材はもちろんハイモジュラスカーボンだ。フォークには3T・FUNDA PROを採用する。リアエンドはフォーカスが得意とする「3Dドロップアウト」だ。チェーンステーからリアエンド、シートステーをカーボンで一体成形することにより、超軽量で剛性の高いエンド周りが出来上がるのである。
やや太めのタイヤを履くことができるのも、IZALCOシリーズの大きな特徴だ。MTC(マキシマム・タイヤ・クリアランス)と名付けられた設計により、25Cくらいまでのタイヤが装着可能なのである。もちろんこれは、パリ〜ルーベのようなレースを想定しているための仕様なのだが、簡単にコンフォートな乗り味が得られるというのは一般ライダーにとってもありがたい設計であると言えるだろう。
シフトケーブルはダウンチューブに内蔵される設計だ。ダウンチューブ内にケーブルが通る2本のトンネルが設けられている。これはRICT(リンフォーシング・インテグレーデッド・ケーブル・トンネル)と名付けられており、ただ単に内蔵しているだけでなく、剛性アップにも一役買っているのである。
そんな魅力溢れるフォーカス IZALCO PROをテストするのは、元プロサイクリストの三船雅彦とMTBクロスカントリーライダーの斉藤亮。果たして彼らの評価はどのようなものだったのだろうか? さっそくインプレッションをお届けしよう!
―インプレッション
平坦のスプリントから山岳まですべてこなせる
三船雅彦(元プロサイクリスト)
踏み出しの軽いバイクだ。ペダルにちょっと力を加えるだけで、スーッと走り出してしまう。精度が高い証拠だろう。さすがドイツのブランドだ。精密機械にも通じるようなカチッとした出来の良さが、ちょっと乗っただけで体感できる。
平坦の高速走行は非常の良いフィーリングだ。フォークからダウンチューブ、ボトムブラケットからチェーンステーにかけての剛性が高いので、踏力をしっかりと推進力に変えてくれ、さらにシートステーの振動吸収性が高いので、少々荒れた路面でも実にフラットに走り抜けてくれるのである。
スプリントのかかりも素晴らしい。僕はスプリンターなので、この部分は特にこだわっているのだが、今まで乗ってきた数々のバイクのなかでも、トップレベルのスプリント性能であると断言できる。ホビーレースに参戦する人などにとって、最高の相棒になってくれること間違いなしだ。
上りの性能もすごく良い。一定ペースで回すようなペダリングはもちろんのこと、パワーをかけたペダリングでもフレームがよれるようなことはまったくない。パワー伝達効率がとても良いフレームだ。その結果として、どんなシチュエーションでも気持ち良く上ってくれる。ヒルクライム用として使用しても、何ら文句が出ることはないだろう。
さすがプロチームに供給されて実戦に使用され、鍛え上げられたフレームだ。あらゆる部分がしっかりと作られている。平坦のスプリントから山岳まで、何でもこなせる実力を持っている。誰がこのバイクを買っても、おそらく後悔することはないだろう。自信をもってオススメできる。
あえて難点を挙げるとしたら、あまりにも優等生過ぎるところか。突出したクセのあるバイクが好きな人にとっては、退屈と感じられるかもしれない。自転車乗りには結構そのような変態的な趣向を持った人もいるから、そういった人は別の選択肢を考えた方がイイかも……。
オススメしたいのは、やはりホビーレースの参戦まで考えている本格的なライダーだ。普段のトレーニングからレースまで、どんなシーンでも素晴らしいパフォーマンスを発揮してくれるハズ。また、ある程度脚力のある人ならば、週末のロングライドなどでも最高の相棒になってくれるだろう。
踏み出しが軽く、ヒルクライムバイクとしても最適
斉藤 亮(MTBクロスカントリーライダー、チーム・コラテック)
まず驚いたのが踏み出しの軽さだ。あまりの踏み出しの軽さに、思わず「えっ!?」と声を上げてしまったほど。これだけ踏み出しが軽いと、ストップ&ゴーもメチャクチャ楽ちんだ。第一級のレーシングバイクだけれども、信号が多い都会での通勤や街乗りに使っても最高だと思った。
そして、そのすごさは踏み出しだけではなかった。伸びが素晴らしいのである。ペダルにちょっと力を加えると、本当に気持ち良くスーッと加速していく。思わず笑みがこぼれるほどの楽しさだ。これならば、レースでアタックがかかるようなシーンでも簡単に対応できそうだ。
そのような特性を持っているバイクだから、当然のことながらヒルクライムの性能もとても良い。シッティングでもダンシングでも、実に軽快に上ってくれる。さすがドイツのバイクだ。設計が良く、精度もすごく高いのだろう。スタイル的には奇をてらったところがまったくないが、それだけに完成された乗り味だ。
下りはとても安定していた。ヘッドチューブからフォークの根本にかけてガッチリと作ってあるので、ハイスピードの下りコーナーでもヘッド周りが負ける感じがしないのだ。自分が思った通りのラインで曲がることができる。上級者を満足させるのはもちろんのこと、この安定感は初心者が乗っても不安を感じずに良いのではないかと思った。もちろん、ブレーキングも非常に安定している。
これだけしっかりとした乗り味のバイクだから、振動吸収性はあまり良くないのではないかと思ったが、わざと荒れた路面を走っても、実にしっとりと振動を吸収してくれた。シートステーが薄く作ってあるため、バックからの振動を見事に吸収してしまうのだろう。本当に良くできたバイクだ。
このバイクの特性から言って、レース指向の上級者が乗るのに最高だと思うが、ロングライドやヒルクライムで使ってもまったく問題ない。それどころか、通勤や街乗りにだって良いだろう。この踏み出しの軽さは、あらゆるシチュエーションでアドバンテージとなる。
フォーカス・IZALCO PRO
フレーム:ハイモジュラスカーボン、3Dドロップアウト、マキシマム・タイヤ・クリアランス、リンフォーシング・インテグレーテッド・ケーブル・トンネル
フォーク:3T・FUNDA PRO
サイズ:48、50、52、54、56cm
カラー:IZALCO PRO 1.0 ホワイト×レッド
IZALCO PRO 2.0 ホワイト×シルバー
価格:IZALCO PRO 1.0
デュラエース完成車(ジャーマン・アッセンブリー) 628,950円
7950デュラエース、マヴィック・K10完成車 681,450円
アテナ完成車 502,950円
6750アルテグラ、レーシング5完成車 450,450円
フレームセット 345,450円
IZALCO PRO 2.0
スラム・レッドコンパクト完成車(ジャーマン・アッセンブリー) 523,950円
7950デュラエース、マヴィック・K10完成車 681,450円
アテナ完成車 502,950円
6750アルテグラ、レーシング5完成車 450,450円
フレームセット 345,450円
インプレライダーのプロフィール
三船雅彦(元プロサイクリスト)
9シーズンをプロとして走り(プロチームとの契約年数は8年)プロで700レース以上、プロアマ通算1,000レース以上を経験した、日本屈指の元プロサイクルロードレーサー。入賞回数は実に200レースほどにのぼる。2003年より国内のチームに移籍し活動中。国内の主要レースを中心に各地を転戦。レース以外の活動も精力的に行い、2003年度よりJスポーツのサイクルロードレースではゲスト解説を。特にベルギーでのレースにおいては、10年間在住していた地理感などを生かした解説に定評がある。2005年より若手育成のためにチームマサヒコミフネドットコムを立ち上げ、オーナーとしてチーム運営も行っている。
過去数多くのバイクに乗り、実戦で闘ってきたばかりでなく、タイヤや各種スポーツバイクエキップメントの開発アドバイザーを担う。その評価の目は厳しく、辛辣だ。選手活動からは2009年を持って引退したが、今シーズンからはスポーツバイク普及のためのさまざまな活動を始めている。ホビー大会のゲスト参加やセミナー開催にも意欲的だ。
マサヒコ・ミフネ・ドットコム
斉藤 亮(MTBクロスカントリーライダー、チーム・コラテック)
2007年春までクロスカントリースキー競技をやっていた異色のライダー。クロスカントリースキーではジュニア時代から世界を舞台として戦っており、数々の優勝・入賞を果たしている。2003~2006年ワールドカップに4シーズン連続参戦。2005年にはドイツ世界選手権大会日本代表に選ばれる。2001~2005年全日本選手権天皇杯リレー5連覇。2008年シーズンにMTBクロスカントリーに転向。2009年には念願の表彰台も手中に収めた。2010年シーズンはジャパンシリーズエリートクラス第2戦3位、第3戦2位と連続表彰台獲得。そして最終戦も2位と、残るは優勝のみ。ジャパンシリーズランキングでも3位と年々ステップアップし、MTBでも輝かしい戦歴を収めている。
text:Takashi.NAKAZAWA
photo:Makoto.AYANO
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