パナレーサーから新しいシクロクロス用タイヤ、CG CXがデビューした。定評あるクロスブラスターなどに加え、選択肢が広がった。

Panaracer CG CX Panaracer CG CX  (c)パナソニックポリテクノロジー

MTBレース界のカリスマ、セドリック・グラシア選手との共同開発で商品化されたマウンテンバイク用タイヤ「CG XC」は、トレードマークの「CG」を活かした今までに無いトレッドパターンと、新技術のZSGコンボコンパウンドで、走りが軽いオールラウンドタイヤとして好評を得ている。

この「CG XC」のノウハウが注ぎ込まれたシクロクロス用タイヤが、新たにデビューする「CG CX (CYCLO CROSS)」というわけだ。

700×32Cの太さで、タイヤ幅に関するUCIの新ルールにも対応。レースで使えるシクロクロス用クリンチャータイヤとして開発された。
また、朗報はR’AIRチューブに700×31~35C対応サイズがラインナップに追加されること。あわせて使えばシクロクロス用クリンチャータイヤとしてのポテンシャルは一気に向上するだろう。

Panaracer CG CXPanaracer CG CX (c)パナソニックポリテクノロジーパナレーサーCG CX
サイズ W/O 700×32C
スペック ZSG(ゼロ・スリップ・グリップ)コンボコンパウンド、
ASB(アンチ・スネーク・バイト)チェーファー、
アラミドビード
重量 300g(ave)
2010年 12月発売






小坂光(宇都宮ブリッツェン)のインプレッション・コメント (1月5日追加)

「まず、これまでに様々なクロスタイヤを使用してきたが、とにかく走りが軽い。クリンチャータイヤだと、リム打ちパンクを防ぐために、ある程度空気圧を高めに設定することが多く、これまでのタイヤでは、快適性が犠牲になってしまうこともあった。
しかしタイヤ自体が非常にしなやかなので多少空気圧を高くしても、振動が吸収されることで快適な上、素晴らしいグリップ力を得ることができる。
タイヤのパターンも直進では抵抗が少なく、コーナーではしっかりと路面に食らいつくパターンになっているので、
クリンチャータイヤをレースで使用するなら間違いなくこのタイヤが一番だと思う。
素材・重量・パターンを総合して、とにかくしなやかなタイヤ。また、今のところパンクも無く、悪い点は見つかりませんでした」
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