2010/08/21(土) - 06:32
2010年8月20日、ツール・デュ・リムザン(UCI2.1)の最終第4ステージが行なわれ、ラスト2kmでアタックしたダヴィデ・アポローニオ(イタリア、サーヴェロ・テストチーム)がプロ初勝利をマーク。グスタフエリック・ラーション(スウェーデン、サクソバンク)が総合優勝に輝いた。
ツール・デュ・リムザンを締めくくる第4ステージは、2つの2級山岳が設定された180.8kmのアップダウンコースで行なわれた。ラスト52km地点で最後の2級山岳をクリアすると、そこからリモージュの周回コースに突入。高低差70mほどの周回コースを4周してゴールを迎える。
最後のチャンスをものにしようとレイン・ターラマエ(エストニア、コフィディス)やローレンス・テンダム(オランダ、ラボバンク)らが逃げを試みたが、メイン集団とのタイム差は3分以上に広がらず。終盤の周回コースに入ると逃げは吸収された。
カウンターアタックでシルヴァン・シャヴァネル(フランス、クイックステップ)やマッテーオ・カラーラ(イタリア、ヴァカンソレイユ)が飛び出したが、メイン集団がこれを吸収。そして最終周回、最後の上りでアポローニオがアタックを決めた。
ラスト2kmで飛び出したアポローニオは後続を追い上げをかわし、集団を2秒引き離したままゴールへ。今年サーヴェロ・テストチームでプロデビューを飾ったばかり新人ライダーが、両手を広げてゴールに飛び込んだ。
プロ初勝利を飾った21歳のアポロニーオは、サーヴェロ・テストチーム公式サイトの中で「厳しいステージだったけど、最後の上りが始まったとき、力が沸いてきたんだ。ゴールスプリントに持ち込みたくなかったので早めに仕掛けた。脚の調子の良さは感じていたけど、まさかこんな厳しいステージで勝てるとは思っていなかった。信じられないよ。自分を信じてサポートしてくれたチームメイトたちに感謝している」とコメントしている。
そして総合優勝はラーションの手に。ラーションは個人タイムトライアルで稼いだリードを最後まで守り抜いた。好調さを見せたラーションはグランツール最終戦ブエルタ・ア・エスパーニャに出場予定。そこでフランク・シュレク(ルクセンブルク)をアシストする予定だ。
「これは自分にとって大きな勝利だ。短期のステージレースだったけどレベルは高かった。総合優勝はチームワークの賜物。彼らは集団の先頭に立って仕事を最後までやり遂げてくれた。いよいよブエルタ・ア・エスパーニャに向けて準備万端と言ったところ。ブエルタでもサクソバンクの活躍を信じているよ(チーム公式サイト)」
新城幸也(Bboxブイグテレコム)は集団内の39位でフィニッシュ。総合61位で4日間のレースを終えた。ユキヤは8月29日にフランスで開催されるシャトールー・クラシック(UCI1.1)に出場し、その後9月10日のグランプリ・シクリスト・ド・ケベックと9月12日のグランプリ・シクリスト・ド・モンレアルに向けて北米に飛ぶ予定だ。
レース展開はレース公式サイト、選手コメントは各チームの公式サイトより。
ツール・デュ・リムザン2010第4ステージ結果
1位 ダヴィデ・アポローニオ(イタリア、サーヴェロ・テストチーム) 4h18'00"
2位 ホセホアキン・ロハス(スペイン、ケースデパーニュ) +02"
3位 サミュエル・ドゥムラン(フランス、コフィディス)
4位 セバスティアン・テュルゴー(フランス、Bboxブイグテレコム)
5位 ピエリック・フェドリゴ(フランス、Bboxブイグテレコム)
6位 ミカエル・モルコフ(デンマーク、サクソバンク)
7位 ロメン・ルマルシャン(フランス、ビッグマット・アウベール93)
8位 ジェレミー・ギャラン(フランス、ソール・ソジャサン)
9位 ルノー・ディオン(フランス、ルーベ・リール)
10位 クリストフ・モロー(フランス、ケースデパーニュ)
39位 新城幸也(日本、Bboxブイグテレコム)
個人総合成績
1位 グスタフエリック・ラーション(スウェーデン、サクソバンク) 14h32'31"
2位 セバスティアン・ラングヴェルト(オランダ、ラボバンク) +20"
3位 ニコラ・ヴォゴンディ(フランス、Bboxブイグテレコム) +43"
4位 ミカエル・モルコフ(デンマーク、サクソバンク) +1'30"
5位 クリストフ・モロー(フランス、ケースデパーニュ) +1'31"
6位 トーマス・ロヴクヴィスト(スウェーデン、チームスカイ) +1'44"
7位 シルヴァン・シャヴァネル(フランス、クイックステップ) +1'45"
8位 ホセホアキン・ロハス(スペイン、ケースデパーニュ)
9位 ダリオダヴィデ・チオーニ(イタリア、チームスカイ) +1'50"
10位 デミトリ・フォフォノフ(カザフスタン、アスタナ) +2'18"
61位 新城幸也(日本、Bboxブイグテレコム) +12'47"
text:Kei Tsuji
photo:www.tourdulimousin.com
ツール・デュ・リムザンを締めくくる第4ステージは、2つの2級山岳が設定された180.8kmのアップダウンコースで行なわれた。ラスト52km地点で最後の2級山岳をクリアすると、そこからリモージュの周回コースに突入。高低差70mほどの周回コースを4周してゴールを迎える。
最後のチャンスをものにしようとレイン・ターラマエ(エストニア、コフィディス)やローレンス・テンダム(オランダ、ラボバンク)らが逃げを試みたが、メイン集団とのタイム差は3分以上に広がらず。終盤の周回コースに入ると逃げは吸収された。
カウンターアタックでシルヴァン・シャヴァネル(フランス、クイックステップ)やマッテーオ・カラーラ(イタリア、ヴァカンソレイユ)が飛び出したが、メイン集団がこれを吸収。そして最終周回、最後の上りでアポローニオがアタックを決めた。
ラスト2kmで飛び出したアポローニオは後続を追い上げをかわし、集団を2秒引き離したままゴールへ。今年サーヴェロ・テストチームでプロデビューを飾ったばかり新人ライダーが、両手を広げてゴールに飛び込んだ。
プロ初勝利を飾った21歳のアポロニーオは、サーヴェロ・テストチーム公式サイトの中で「厳しいステージだったけど、最後の上りが始まったとき、力が沸いてきたんだ。ゴールスプリントに持ち込みたくなかったので早めに仕掛けた。脚の調子の良さは感じていたけど、まさかこんな厳しいステージで勝てるとは思っていなかった。信じられないよ。自分を信じてサポートしてくれたチームメイトたちに感謝している」とコメントしている。
そして総合優勝はラーションの手に。ラーションは個人タイムトライアルで稼いだリードを最後まで守り抜いた。好調さを見せたラーションはグランツール最終戦ブエルタ・ア・エスパーニャに出場予定。そこでフランク・シュレク(ルクセンブルク)をアシストする予定だ。
「これは自分にとって大きな勝利だ。短期のステージレースだったけどレベルは高かった。総合優勝はチームワークの賜物。彼らは集団の先頭に立って仕事を最後までやり遂げてくれた。いよいよブエルタ・ア・エスパーニャに向けて準備万端と言ったところ。ブエルタでもサクソバンクの活躍を信じているよ(チーム公式サイト)」
新城幸也(Bboxブイグテレコム)は集団内の39位でフィニッシュ。総合61位で4日間のレースを終えた。ユキヤは8月29日にフランスで開催されるシャトールー・クラシック(UCI1.1)に出場し、その後9月10日のグランプリ・シクリスト・ド・ケベックと9月12日のグランプリ・シクリスト・ド・モンレアルに向けて北米に飛ぶ予定だ。
レース展開はレース公式サイト、選手コメントは各チームの公式サイトより。
ツール・デュ・リムザン2010第4ステージ結果
1位 ダヴィデ・アポローニオ(イタリア、サーヴェロ・テストチーム) 4h18'00"
2位 ホセホアキン・ロハス(スペイン、ケースデパーニュ) +02"
3位 サミュエル・ドゥムラン(フランス、コフィディス)
4位 セバスティアン・テュルゴー(フランス、Bboxブイグテレコム)
5位 ピエリック・フェドリゴ(フランス、Bboxブイグテレコム)
6位 ミカエル・モルコフ(デンマーク、サクソバンク)
7位 ロメン・ルマルシャン(フランス、ビッグマット・アウベール93)
8位 ジェレミー・ギャラン(フランス、ソール・ソジャサン)
9位 ルノー・ディオン(フランス、ルーベ・リール)
10位 クリストフ・モロー(フランス、ケースデパーニュ)
39位 新城幸也(日本、Bboxブイグテレコム)
個人総合成績
1位 グスタフエリック・ラーション(スウェーデン、サクソバンク) 14h32'31"
2位 セバスティアン・ラングヴェルト(オランダ、ラボバンク) +20"
3位 ニコラ・ヴォゴンディ(フランス、Bboxブイグテレコム) +43"
4位 ミカエル・モルコフ(デンマーク、サクソバンク) +1'30"
5位 クリストフ・モロー(フランス、ケースデパーニュ) +1'31"
6位 トーマス・ロヴクヴィスト(スウェーデン、チームスカイ) +1'44"
7位 シルヴァン・シャヴァネル(フランス、クイックステップ) +1'45"
8位 ホセホアキン・ロハス(スペイン、ケースデパーニュ)
9位 ダリオダヴィデ・チオーニ(イタリア、チームスカイ) +1'50"
10位 デミトリ・フォフォノフ(カザフスタン、アスタナ) +2'18"
61位 新城幸也(日本、Bboxブイグテレコム) +12'47"
text:Kei Tsuji
photo:www.tourdulimousin.com
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