2010/08/19(木) - 17:14
2010年8月18日、ツール・デュ・リムザン(UCI2.1)第2ステージ・個人タイムトライアルが行なわれ、45.1kmを平均スピード50.5km/hで駆け抜けたグスタフエリック・ラーション(スウェーデン、サクソバンク)が最速タイムで優勝。総合首位に躍り出た。
リムザン第2ステージはフランス中部のサンタマン・モントロンを舞台にした45.1kmの“時間との闘い”個人タイムトライアル。コースの前半には高低差150mほどの上りが設定されている。
小雨混じりのコンディションの中、53分30秒というタイムを叩き出したスウェーデンのチャンピオンジャージを着るラーションが、2位のセバスティアン・ラングヴェルト(オランダ、ラボバンク)を20秒引き離す走りで優勝。見事総合でも首位に立ち、リーダージャージを獲得した。
昨年ジャパンカップに出場したラーションは身長194cmの長身TTスペシャリスト。スウェーデン選手権ではこれまで3回TTチャンピオンに輝いており、2008年の北京五輪TTと2009年のロード世界選手権TTでメダルを獲得している。いずれもチームメイトのファビアン・カンチェラーラ(スイス)に敗れての銀メダルだった。
「今日の勝利はパーフェクトだ。コースは短い上りが設定されていたけど、基本的に全力で走り続けるようなレイアウト。今日のようなタイムトライアルではスタートからゴールまでずっと苦しまなければならない。総合優勝のチャンスがあれば良いけど、集団をコントロールするのは簡単なことじゃない。でも強固なチームに守られているので(総合優勝の)自信はある(チーム公式サイト)」
ラーションはこれが今シーズン3勝目。今年ジロ・デ・イタリアの最終個人TTでグランツール初勝利を飾っている。
前日のステージでタイム差が付かなかったため、この日の結果がそのまま総合順位に反映。ステージ2位のラングヴェルトが20秒差の総合2位に付けている。地元フランス勢は、現ナショナルチャンピオンのニコラ・ヴォゴンディ(Bboxブイグテレコム)が3位、元ナショナルチャンピオンのシルヴァン・シャヴァネル(クイックステップ)が4位。ハンガリーからフランスに帰化したラスロ・ボドロギ(カチューシャ)が4位に入った。
新城幸也(Bboxブイグテレコム)はトップから5分50秒遅れのステージ95位でゴール。Bboxブイグテレコムは総力を上げて総合3位ヴォゴンディのジャンプアップとステージ優勝を目指す。
レース内容はレース公式サイト、選手コメントはチーム公式サイトより。
ツール・デュ・リムザン2010第2ステージ結果
1位 グスタフエリック・ラーション(スウェーデン、サクソバンク) 53'30"
2位 セバスティアン・ラングヴェルト(オランダ、ラボバンク) +20"
3位 ニコラ・ヴォゴンディ(フランス、Bboxブイグテレコム) +43"
4位 シルヴァン・シャヴァネル(フランス、クイックステップ) +49"
5位 ラスロ・ボドロギ(フランス、カチューシャ) +58"
6位 レイン・ターラマエ(エストニア、コフィディス) +1'20"
7位 ミカエル・モルコフ(デンマーク、サクソバンク) +1'23"
8位 クリストフ・モロー(フランス、ケースデパーニュ) +1'31"
9位 トーマス・ロヴクヴィスト(スウェーデン、チームスカイ) +1'33"
10位 ダリオダヴィデ・チオーニ(イタリア、チームスカイ) +1'44"
95位 新城幸也(日本、Bboxブイグテレコム) +5'50"
個人総合成績
1位 グスタフエリック・ラーション(スウェーデン、サクソバンク) 5h36'19"
2位 セバスティアン・ラングヴェルト(オランダ、ラボバンク) +20"
3位 ニコラ・ヴォゴンディ(フランス、Bboxブイグテレコム) +43"
4位 シルヴァン・シャヴァネル(フランス、クイックステップ) +50"
5位 ミカエル・モルコフ(デンマーク、サクソバンク) +1'23"
6位 レイン・ターラマエ(エストニア、コフィディス) +1'20"
7位 クリストフ・モロー(フランス、ケースデパーニュ) +1'31"
8位 トーマス・ロヴクヴィスト(スウェーデン、チームスカイ) +1'33"
9位 ダリオダヴィデ・チオーニ(イタリア、チームスカイ) +1'45"
10位 ホセホアキン・ロハス(スペイン、ケースデパーニュ) +1'51"
text:Kei Tsuji
photo:Cor Vos
リムザン第2ステージはフランス中部のサンタマン・モントロンを舞台にした45.1kmの“時間との闘い”個人タイムトライアル。コースの前半には高低差150mほどの上りが設定されている。
小雨混じりのコンディションの中、53分30秒というタイムを叩き出したスウェーデンのチャンピオンジャージを着るラーションが、2位のセバスティアン・ラングヴェルト(オランダ、ラボバンク)を20秒引き離す走りで優勝。見事総合でも首位に立ち、リーダージャージを獲得した。
昨年ジャパンカップに出場したラーションは身長194cmの長身TTスペシャリスト。スウェーデン選手権ではこれまで3回TTチャンピオンに輝いており、2008年の北京五輪TTと2009年のロード世界選手権TTでメダルを獲得している。いずれもチームメイトのファビアン・カンチェラーラ(スイス)に敗れての銀メダルだった。
「今日の勝利はパーフェクトだ。コースは短い上りが設定されていたけど、基本的に全力で走り続けるようなレイアウト。今日のようなタイムトライアルではスタートからゴールまでずっと苦しまなければならない。総合優勝のチャンスがあれば良いけど、集団をコントロールするのは簡単なことじゃない。でも強固なチームに守られているので(総合優勝の)自信はある(チーム公式サイト)」
ラーションはこれが今シーズン3勝目。今年ジロ・デ・イタリアの最終個人TTでグランツール初勝利を飾っている。
前日のステージでタイム差が付かなかったため、この日の結果がそのまま総合順位に反映。ステージ2位のラングヴェルトが20秒差の総合2位に付けている。地元フランス勢は、現ナショナルチャンピオンのニコラ・ヴォゴンディ(Bboxブイグテレコム)が3位、元ナショナルチャンピオンのシルヴァン・シャヴァネル(クイックステップ)が4位。ハンガリーからフランスに帰化したラスロ・ボドロギ(カチューシャ)が4位に入った。
新城幸也(Bboxブイグテレコム)はトップから5分50秒遅れのステージ95位でゴール。Bboxブイグテレコムは総力を上げて総合3位ヴォゴンディのジャンプアップとステージ優勝を目指す。
レース内容はレース公式サイト、選手コメントはチーム公式サイトより。
ツール・デュ・リムザン2010第2ステージ結果
1位 グスタフエリック・ラーション(スウェーデン、サクソバンク) 53'30"
2位 セバスティアン・ラングヴェルト(オランダ、ラボバンク) +20"
3位 ニコラ・ヴォゴンディ(フランス、Bboxブイグテレコム) +43"
4位 シルヴァン・シャヴァネル(フランス、クイックステップ) +49"
5位 ラスロ・ボドロギ(フランス、カチューシャ) +58"
6位 レイン・ターラマエ(エストニア、コフィディス) +1'20"
7位 ミカエル・モルコフ(デンマーク、サクソバンク) +1'23"
8位 クリストフ・モロー(フランス、ケースデパーニュ) +1'31"
9位 トーマス・ロヴクヴィスト(スウェーデン、チームスカイ) +1'33"
10位 ダリオダヴィデ・チオーニ(イタリア、チームスカイ) +1'44"
95位 新城幸也(日本、Bboxブイグテレコム) +5'50"
個人総合成績
1位 グスタフエリック・ラーション(スウェーデン、サクソバンク) 5h36'19"
2位 セバスティアン・ラングヴェルト(オランダ、ラボバンク) +20"
3位 ニコラ・ヴォゴンディ(フランス、Bboxブイグテレコム) +43"
4位 シルヴァン・シャヴァネル(フランス、クイックステップ) +50"
5位 ミカエル・モルコフ(デンマーク、サクソバンク) +1'23"
6位 レイン・ターラマエ(エストニア、コフィディス) +1'20"
7位 クリストフ・モロー(フランス、ケースデパーニュ) +1'31"
8位 トーマス・ロヴクヴィスト(スウェーデン、チームスカイ) +1'33"
9位 ダリオダヴィデ・チオーニ(イタリア、チームスカイ) +1'45"
10位 ホセホアキン・ロハス(スペイン、ケースデパーニュ) +1'51"
text:Kei Tsuji
photo:Cor Vos
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