ミュール・カペルミュールなどロンド・ファン・フラーンデレンでお馴染みの坂が登場したレネウィ・ツアー3日目。終盤に飛び出したイェノ・ベルクムース(ベルギー、ロット・アンテルマルシェ)がプロトンを振り切り、勝利を飾った。

前日勝者で総合リーダージャージを着るヤスペル・フィリプセン(ベルギー、アルペシン・プレミアテック) photo:CorVos
レネウィ・ツアー(UCIワールドツアー)3日目の舞台は、ベルギー・ワロン地域のセルからヘラールツベルヘンへと至る182km。ロンド・ファン・フラーンデレンでお馴染みのパテルベルグなど名物坂が盛り込まれたレイアウトで、多くのクラシックレーサーが「夏のクラシックレース」に臨んだ。フィニッシュはミュール・カペルミュール中腹、石畳のデ・ヴェステンだ。
この日は前日に落車したシモーネ・コンソンニ(イタリア、リドル・トレック)ら4名が未出走となった。レースはユリウス・ヨハンセン(デンマーク、UAEチームエミレーツXRG)ら3名が逃げ、次々とベルグ(丘)を越えていく。レース後半にはメイン集団からロレンツォ・ミレージ(イタリア、モビスター)ら3名が飛び出し、2分先の逃げ集団に合流を果たした。
残り34km地点では、逃げを追い詰めたプロトンで落車が発生。また、前日の落車で大きなダメージを負っていた初日勝者ジョナタン・ミラン(イタリア、リドル・トレック)もリタイアを選び、この日は未出走の選手を含め、20名がレースを去ることとなった。この落車によってプロトンは分裂し、イェノ・ベルクムース(ベルギー、ロット・アンテルマルシェ)とアレック・セガールト(ベルギー、バーレーン・ヴィクトリアス)を含む7名がミュール・カペルミュールで逃げを捉え、そこからこの2名が抜け出す。約40名まで絞られたプロトンは協調体制が整わず、アタックと吸収が繰り返された。

単独で石畳のデ・ヴェステンを駆け上がるイェノ・ベルクムース(ベルギー、ロット・アンテルマルシェ) photo:Renewi Tour
ローレンス・ピシー(ニュージーランド、レッドブル・ボーラ・ハンスグローエ)の飛び出しも先頭2名には届かず、プロトンは残り5.5km地点でピシーをキャッチ。この時点で先頭とは10秒差まで縮めたが、再びアタック合戦となり、差を詰め切れない。そして勝負は残り500m地点で動いた。
ベルクムースの加速はセガールトを引き離し、登り基調の石畳を駆け上がってデ・ヴェステンのフィニッシュ地点を目指す。その背後からはプロトンからスプリントを開始したヤスペル・フィリプセン(ベルギー、アルペシン・プレミアテック)やオラフ・コーイ(オランダ、デカトロンCMA CGM)が迫り、セガールトを飲み込む。しかしベルクムースには届かず、25歳がそのまま勝利を決めた。

迫りくるプロトンを感じながらも、懸命に踏み込むイェノ・ベルクムース(ベルギー、ロット・アンテルマルシェ) photo:CorVos

勝利したイェノ・ベルクムース(ベルギー、ロット・アンテルマルシェ) photo:CorVos
プロトンから追走し、4位でフィニッシュしたアルノー・ドゥリー(ベルギー、ロット・アンテルマルシェ)とフィニッシュ後に倒れ込みながら勝利を喜んだベルクムース。「セガールトに脚が残っていないと感じ、登りの麓から全力で踏み込んだ。不意をついて、振り返ると差が開いていた。だからそのままフィニッシュまで全開で行った。ここは家から15分ほどでホームレースみたいなもの。キャリア最大の勝利となった」とベルクムースは、プロ通算4勝目となる今季初勝利を喜んだ。
この結果、ベルクムースは区間2位のフィリプセンを逆転し、6秒差で総合首位に立っている。

レネウィ・ツアー(UCIワールドツアー)3日目の舞台は、ベルギー・ワロン地域のセルからヘラールツベルヘンへと至る182km。ロンド・ファン・フラーンデレンでお馴染みのパテルベルグなど名物坂が盛り込まれたレイアウトで、多くのクラシックレーサーが「夏のクラシックレース」に臨んだ。フィニッシュはミュール・カペルミュール中腹、石畳のデ・ヴェステンだ。
この日は前日に落車したシモーネ・コンソンニ(イタリア、リドル・トレック)ら4名が未出走となった。レースはユリウス・ヨハンセン(デンマーク、UAEチームエミレーツXRG)ら3名が逃げ、次々とベルグ(丘)を越えていく。レース後半にはメイン集団からロレンツォ・ミレージ(イタリア、モビスター)ら3名が飛び出し、2分先の逃げ集団に合流を果たした。
残り34km地点では、逃げを追い詰めたプロトンで落車が発生。また、前日の落車で大きなダメージを負っていた初日勝者ジョナタン・ミラン(イタリア、リドル・トレック)もリタイアを選び、この日は未出走の選手を含め、20名がレースを去ることとなった。この落車によってプロトンは分裂し、イェノ・ベルクムース(ベルギー、ロット・アンテルマルシェ)とアレック・セガールト(ベルギー、バーレーン・ヴィクトリアス)を含む7名がミュール・カペルミュールで逃げを捉え、そこからこの2名が抜け出す。約40名まで絞られたプロトンは協調体制が整わず、アタックと吸収が繰り返された。

ローレンス・ピシー(ニュージーランド、レッドブル・ボーラ・ハンスグローエ)の飛び出しも先頭2名には届かず、プロトンは残り5.5km地点でピシーをキャッチ。この時点で先頭とは10秒差まで縮めたが、再びアタック合戦となり、差を詰め切れない。そして勝負は残り500m地点で動いた。
ベルクムースの加速はセガールトを引き離し、登り基調の石畳を駆け上がってデ・ヴェステンのフィニッシュ地点を目指す。その背後からはプロトンからスプリントを開始したヤスペル・フィリプセン(ベルギー、アルペシン・プレミアテック)やオラフ・コーイ(オランダ、デカトロンCMA CGM)が迫り、セガールトを飲み込む。しかしベルクムースには届かず、25歳がそのまま勝利を決めた。


プロトンから追走し、4位でフィニッシュしたアルノー・ドゥリー(ベルギー、ロット・アンテルマルシェ)とフィニッシュ後に倒れ込みながら勝利を喜んだベルクムース。「セガールトに脚が残っていないと感じ、登りの麓から全力で踏み込んだ。不意をついて、振り返ると差が開いていた。だからそのままフィニッシュまで全開で行った。ここは家から15分ほどでホームレースみたいなもの。キャリア最大の勝利となった」とベルクムースは、プロ通算4勝目となる今季初勝利を喜んだ。
この結果、ベルクムースは区間2位のフィリプセンを逆転し、6秒差で総合首位に立っている。
レネウィ・ツアー2026第3ステージ結果
| 1位 | イェノ・ベルクムース(ベルギー、ロット・アンテルマルシェ) | 4:09:11 |
| 2位 | ヤスペル・フィリプセン(ベルギー、アルペシン・プレミアテック) | +0:03 |
| 3位 | オラフ・コーイ(オランダ、デカトロンCMA CGM) | |
| 4位 | アルノー・ドゥリー(ベルギー、ロット・アンテルマルシェ) | |
| 5位 | ロバート・ドナルドソン(イギリス、ジェイコ・アルウラー) | +0:06 |
| 6位 | クインテン・ヘルマンス(ベルギー、ピナレロQ36.5プロサイクリング) | |
| 7位 | マイク・トゥーニッセン(オランダ、XDSアスタナ) | |
| 8位 | フィリッポ・フィオレッリ(イタリア、ヴィスマ・リースアバイク) | +0:08 |
| 9位 | ペピン・レンデリンク(オランダ、スーダル・クイックステップ) | |
| 10位 | ソーレン・ヴァーレンショルト(ノルウェー、ウノエックス・モビリティ) |
個人総合成績
| 1位 | イェノ・ベルクムース(ベルギー、ロット・アンテルマルシェ) | 11:24:37 |
| 2位 | ヤスペル・フィリプセン(ベルギー、アルペシン・プレミアテック) | +0:06 |
| 3位 | オラフ・コーイ(オランダ、デカトロンCMA CGM) | +0:12 |
| 4位 | アルノー・ドゥリー(ベルギー、ロット・アンテルマルシェ) | +0:19 |
| 5位 | クインテン・ヘルマンス(ベルギー、ピナレロQ36.5プロサイクリング) | |
| 6位 | マイク・トゥーニッセン(オランダ、XDSアスタナ) | +0:22 |
| 7位 | ソーレン・ヴァーレンショルト(ノルウェー、ウノエックス・モビリティ) | +0:23 |
| 8位 | アレック・セガールト(ベルギー、バーレーン・ヴィクトリアス) | |
| 9位 | ロバート・ドナルドソン(イギリス、ジェイコ・アルウラー) | +0:24 |
| 10位 | マッテオ・トレンティン(イタリア、チューダープロサイクリング) | +0:25 |
その他の特別賞
| ポイント賞 | ヤスペル・フィリプセン(ベルギー、アルペシン・プレミアテック) |
| ヤングライダー賞 | ピエトロ・マッティオ(イタリア、ヴィスマ・リースアバイク) |
| チーム総合成績 | XDSアスタナ |
text:Sotaro.Arakawa
photo:CorVos
photo:CorVos
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