バルセロナを象徴するサグラダファミリアで行われた、第113回ツール・ド・フランスのチームプレゼンテーション。開幕2日前の7月2日、183名の選手たちが大観衆の前に姿を現した。現地からのレポートを踏まえながら、選手たちの表情をフォトギャラリー形式でお届けします。

チームプレゼンに向かう出発地点となったサン・パウ病院 photo:Sotaro.Arakawa
正直、バルセロナの街にツール・ド・フランスの熱気が広く行き渡っているわけではない。バス停にはマイヨジョーヌ色の広告が掲出され、街中を走るレンタサイクルのなかにも黄色く装飾されたものがある。しかし街全体がツール一色というわけではなく、チームプレゼンテーションが行われるサグラダファミリアと、世界遺産であるサン・パウ病院を繋ぐガウディ通りを除けば、世界最大のレースを感じることは難しい。
だが逆に、そのエリアにさえ入ってしまえば視界は蛍光イエローで埋め尽くされる。大音量で流れる会場中継の前に人だかりができ、ツールのキャップやTシャツを着たファンたちが行き交う。これはまだ序の口で、7月4日になれば一層バルセロナの街は黄色に埋め尽くされる……のだろうか。

デルトロと共に記者会見に出席したタデイ・ポガチャル(スロベニア、UAEチームエミレーツXRG) photo:Sotaro.Arakawa
チームプレゼンテーションに先んじて、有力選手たちによる記者会見が行われた。会場となったのはサグラダファミリアからガウディ通りを北東へ進んだ先にある、正式名称を「サンタ・クレウ・イ・サン・パウ病院」とするサン・パウ病院。その起源は1401年に遡り、現在のモデルニスモ建築群は20世紀初頭に整備されたもの。2009年まで病院として使われ、現在は文化施設や見学施設、イベント会場として活用されている(この日はチームプレゼンに向かう選手たちの出発地点にも使われた)。
ダブルエース体制でマイヨジョーヌを狙うレッドブル・ボーラ・ハンスグローエのレムコ・エヴェネプール(ベルギー)とフロリアン・リポヴィッツ(ドイツ)、ヨナス・ヴィンゲゴーハンセン(デンマーク、ヴィスマ・リースアバイク)、そしてタデイ・ポガチャル(スロベニア、UAEチームエミレーツXRG)とイサーク・デルトロ(メキシコ)を取材。その模様は別記事にて伝える。

選手たちはサン・パウ病院を出発し、サグラダファミリアを目指す photo:Sotaro.Arakawa
チームプレゼンテーションの舞台になったのは、今年2月に塔の最上部に十字架上部が据え付けられ、最高点の172.5mに達したサグラダファミリア。しかしいまだ未完成で、この前日も外からは続く建設工事の様子を見て取ることができた。なお、登場したのは体調不良を理由に欠席したアルノー・ドゥリー(ベルギー、ロット・アンテルマルシェ)を除く183名の選手たちだ。

はじめに登壇したのは、初出場のカハルラル・セグロスRGA photo:CorVos

サグラダファミリアの真下で行われたチームプレゼンテーション photo:CorVos

選手が手を振る度に、大きな歓声が起こる photo:CorVos 
今年もファンデルプールとフィリプセンは揃って出場 photo:A.S.O.

スペインにもかかわらず、一際大きな歓声が上がったポール・セクサス(フランス、デカトロンCMA CGM) photo:CorVos

白に近い金髪に染め上げ、さらに短く刈り上げたタデイ・ポガチャル(スロベニア、UAEチームエミレーツXRG) photo:CorVos

リポヴィッツとのダブルエースで臨むレムコ・エヴェネプール(ベルギー、レッドブル・ボーラ・ハンスグローエ) photo:A.S.O. 
ヨナス・ヴィンゲゴーハンセン(デンマーク、ヴィスマ・リースアバイク) photo:A.S.O.
選手たちが登場したステージはサグラダファミリアの生誕のファサード側、ガウディ広場の池に面した一角。しかし大規模な観客エリアを確保できるような広場ではないため、ステージ前に入ることのできる観客の数は限られており、集まった観客はみな、複数箇所に設置された大型モニターを見て歓声をあげていた。
チームプレゼンが終わった選手たちは、再びサン・パウ病院へと戻る導線にあるミックスゾーンへ。特に注目を集めるポガチャルとヴィンゲゴーには、ひときわ多くのメディアが詰めかけた。その取材対応は途切れることはなく、スター選手の宿命ともいえる慌ただしさが、そこにはあった。

チームプレゼン後、メディア取材に長時間応じていたポガチャル photo:Sotaro.Arakawa

ヴィンゲゴーもポガチャルと共に、長く取材に応じていた photo:Sotaro.Arakawa 
エヴェネプールのインタビューは、引退したカレブ・ユアンが担当 photo:Sotaro.Arakawa
text:Sotaro.Arakawa
photo:CorVos

正直、バルセロナの街にツール・ド・フランスの熱気が広く行き渡っているわけではない。バス停にはマイヨジョーヌ色の広告が掲出され、街中を走るレンタサイクルのなかにも黄色く装飾されたものがある。しかし街全体がツール一色というわけではなく、チームプレゼンテーションが行われるサグラダファミリアと、世界遺産であるサン・パウ病院を繋ぐガウディ通りを除けば、世界最大のレースを感じることは難しい。
だが逆に、そのエリアにさえ入ってしまえば視界は蛍光イエローで埋め尽くされる。大音量で流れる会場中継の前に人だかりができ、ツールのキャップやTシャツを着たファンたちが行き交う。これはまだ序の口で、7月4日になれば一層バルセロナの街は黄色に埋め尽くされる……のだろうか。

チームプレゼンテーションに先んじて、有力選手たちによる記者会見が行われた。会場となったのはサグラダファミリアからガウディ通りを北東へ進んだ先にある、正式名称を「サンタ・クレウ・イ・サン・パウ病院」とするサン・パウ病院。その起源は1401年に遡り、現在のモデルニスモ建築群は20世紀初頭に整備されたもの。2009年まで病院として使われ、現在は文化施設や見学施設、イベント会場として活用されている(この日はチームプレゼンに向かう選手たちの出発地点にも使われた)。
ダブルエース体制でマイヨジョーヌを狙うレッドブル・ボーラ・ハンスグローエのレムコ・エヴェネプール(ベルギー)とフロリアン・リポヴィッツ(ドイツ)、ヨナス・ヴィンゲゴーハンセン(デンマーク、ヴィスマ・リースアバイク)、そしてタデイ・ポガチャル(スロベニア、UAEチームエミレーツXRG)とイサーク・デルトロ(メキシコ)を取材。その模様は別記事にて伝える。

チームプレゼンテーションの舞台になったのは、今年2月に塔の最上部に十字架上部が据え付けられ、最高点の172.5mに達したサグラダファミリア。しかしいまだ未完成で、この前日も外からは続く建設工事の様子を見て取ることができた。なお、登場したのは体調不良を理由に欠席したアルノー・ドゥリー(ベルギー、ロット・アンテルマルシェ)を除く183名の選手たちだ。








選手たちが登場したステージはサグラダファミリアの生誕のファサード側、ガウディ広場の池に面した一角。しかし大規模な観客エリアを確保できるような広場ではないため、ステージ前に入ることのできる観客の数は限られており、集まった観客はみな、複数箇所に設置された大型モニターを見て歓声をあげていた。
チームプレゼンが終わった選手たちは、再びサン・パウ病院へと戻る導線にあるミックスゾーンへ。特に注目を集めるポガチャルとヴィンゲゴーには、ひときわ多くのメディアが詰めかけた。その取材対応は途切れることはなく、スター選手の宿命ともいえる慌ただしさが、そこにはあった。



text:Sotaro.Arakawa
photo:CorVos