終盤に集団から飛び出し、得意の独走勝利を決めたアレック・セガールト(ベルギー、バーレーン・ヴィクトリアス)は「全てがプラン通りだった」と語った。初のグランツールで区間2位に入ったアールツや、チームメイトの勝利を喜ぶエウラリオなど、ジロ12日目を選手たちの言葉で振り返る。
ステージ優勝 アレック・セガールト(ベルギー、バーレーン・ヴィクトリアス)

得意の形から金星を挙げたアレック・セガールト(ベルギー、バーレーン・ヴィクトリアス) photo:CorVos
信じられない。僕はいつも各ステージの前に、勝つチャンスを探しながらプランを立てている。そして今日、チームからそのチャンスを与えてもらうことができた。全てがプラン通りに進み、大きな勝利という形で報われた。これこそが自転車ロードレースなんだ。
僕にとって特別なレースであるジロで、どうしても勝利を挙げたかった。(2日前の)タイムトライアルの出来には満足していなかったが、この競技は感情も大きく関わる。時には地面に叩きつけられるような経験をしても、全力で跳ね返らなければならない。それは僕にとって初めてのことではないし、こうした報いがあるからこそ、すべてを懸けて走っているんだ。

初出場のジロで勝利したアレック・セガールト(ベルギー、バーレーン・ヴィクトリアス) photo:CorVos
この勝利を実感するには、まだ少し時間が必要だと思う。さっきスマホを開いたら、たくさんのメッセージが届いていた。こうしてメダルを持って立っていることでも、自分が大きなことを成し遂げたのだと実感できている。もちろん、この勝利は長く記憶に残ることになるだろう。
昨晩はアフォンソ(エウラリオ)と同部屋だったんだ。だから彼女に「ピンク色がルームメイトがいる」って冗談を言った。そしたら彼女が「それが明日のエネルギーになるかもしれないね」と言ってくれて、本当に力をもらったのかもしれないね。
ステージ2位 トーン・アールツ(ベルギー、ロット・アンテルマルシェ)

ファンイートヴェルトが棄権し、4名となったロット・アンテルマルシェ photo:CorVos
ジロ開幕前、監督であるマキシム・ブエから電話があった。そして「序盤のステージではアシストに徹して欲しいが、第12ステージは君のものだ」と言われた。その期待通り集団スプリントで先着できたが、残念ながら前に1人いた。それでも初めてのグランツールで区間2位は満足な結果だ。
正直、セガールトの姿はフィニッシュする瞬間まで見えていなかった。勝てなくて残念だが、非常に良いスプリントができた。僕らはもう4名しかいないが、チームが与えてくれるモチベーションに感謝している。隣にいるマッサーからも、励ましのメッセージをもらっているんだ。チームとしてはいまのところ不運に見舞われているが、気力は十分。これは勝利ではないが、チームとしても良い流れが来ているよ。
マリアチクラミーノ(ポイント賞) ポール・マニエ(フランス、スーダル・クイックステップ)

優勝候補に挙げられたマリアチクラミーノのマニエ photo:RCS Sport
マリアチクラミーノを守れたことに驚いている。登りでモビスターがハイペースに持ち込み、頂上の手前で集団から遅れてしまった。良いスピードで登れていたのだが、十分ではなかった。ヤスペル・ストゥイヴェンが勝利を狙えるかと思ったが、終盤のバーレーンが一枚上手だった。
─追走集団ではミランと言葉を交わすシーンもあった。
ああ。お互い集団復帰を目指していた。テクニカルな下りでも踏み続けたのだが、追いつかなかった。残念だがしょうがない。
登りでメイン集団から遅れたジョナタン・ミラン(イタリア、リドル・トレック)
登りでは可能な限り食らいつこうとした。ソブレロがアシストしてくれたのだが、遅れてしまった。その後はマニエと協力して前を追い、テクニカルな下りもかなりのスピードで下った。プロトンまで50秒差まで詰めたのだが、合流することはできなかった。
マリアローザ アフォンソ・エウラリオ(ポルトガル、バーレーン・ヴィクトリアス)

この日もマリアローザカラーの紙吹雪がアフォンソ・エウラリオ(ポルトガル、バーレーン・ヴィクトリアス)を祝福する photo:CorVos
今日は完璧な1日だった。僕たちはマリアローザを守り、さらにアレック(セガールト)でステージ優勝を挙げることができた。本当に素晴らしいことだ。マリアローザは僕たちに強い力を与えてくれるし、アレックにも何かを与えたのかもしれない。昨日、僕たちは初めて同部屋になり、そして今日、彼がステージ優勝したのだから。
チームにとって、グランツールでの区間優勝から3年遠ざかっていたなか、ここでアレックが勝ち、なおかつジャージも守っている。完璧な状況だ。僕たちは本当に素晴らしいジロを走っている。
ステージ前半はかなり楽だったが、その後アタックが始まり、登りではペースが上がった。終盤には目の前にボーナスタイムもあり、他の選手たちがそれを争わなかったので、ほとんどタダ同然で6秒を取ることができた。だから最終的に僕にとっても、アレックにとっても、そしてチーム全体にとっても非常に良い1日になった。
text:Sotaro.Arakawa
photo:CorVos, RCS Sport
ステージ優勝 アレック・セガールト(ベルギー、バーレーン・ヴィクトリアス)

信じられない。僕はいつも各ステージの前に、勝つチャンスを探しながらプランを立てている。そして今日、チームからそのチャンスを与えてもらうことができた。全てがプラン通りに進み、大きな勝利という形で報われた。これこそが自転車ロードレースなんだ。
僕にとって特別なレースであるジロで、どうしても勝利を挙げたかった。(2日前の)タイムトライアルの出来には満足していなかったが、この競技は感情も大きく関わる。時には地面に叩きつけられるような経験をしても、全力で跳ね返らなければならない。それは僕にとって初めてのことではないし、こうした報いがあるからこそ、すべてを懸けて走っているんだ。

この勝利を実感するには、まだ少し時間が必要だと思う。さっきスマホを開いたら、たくさんのメッセージが届いていた。こうしてメダルを持って立っていることでも、自分が大きなことを成し遂げたのだと実感できている。もちろん、この勝利は長く記憶に残ることになるだろう。
昨晩はアフォンソ(エウラリオ)と同部屋だったんだ。だから彼女に「ピンク色がルームメイトがいる」って冗談を言った。そしたら彼女が「それが明日のエネルギーになるかもしれないね」と言ってくれて、本当に力をもらったのかもしれないね。
ステージ2位 トーン・アールツ(ベルギー、ロット・アンテルマルシェ)

ジロ開幕前、監督であるマキシム・ブエから電話があった。そして「序盤のステージではアシストに徹して欲しいが、第12ステージは君のものだ」と言われた。その期待通り集団スプリントで先着できたが、残念ながら前に1人いた。それでも初めてのグランツールで区間2位は満足な結果だ。
正直、セガールトの姿はフィニッシュする瞬間まで見えていなかった。勝てなくて残念だが、非常に良いスプリントができた。僕らはもう4名しかいないが、チームが与えてくれるモチベーションに感謝している。隣にいるマッサーからも、励ましのメッセージをもらっているんだ。チームとしてはいまのところ不運に見舞われているが、気力は十分。これは勝利ではないが、チームとしても良い流れが来ているよ。
マリアチクラミーノ(ポイント賞) ポール・マニエ(フランス、スーダル・クイックステップ)

マリアチクラミーノを守れたことに驚いている。登りでモビスターがハイペースに持ち込み、頂上の手前で集団から遅れてしまった。良いスピードで登れていたのだが、十分ではなかった。ヤスペル・ストゥイヴェンが勝利を狙えるかと思ったが、終盤のバーレーンが一枚上手だった。
─追走集団ではミランと言葉を交わすシーンもあった。
ああ。お互い集団復帰を目指していた。テクニカルな下りでも踏み続けたのだが、追いつかなかった。残念だがしょうがない。
登りでメイン集団から遅れたジョナタン・ミラン(イタリア、リドル・トレック)
登りでは可能な限り食らいつこうとした。ソブレロがアシストしてくれたのだが、遅れてしまった。その後はマニエと協力して前を追い、テクニカルな下りもかなりのスピードで下った。プロトンまで50秒差まで詰めたのだが、合流することはできなかった。
マリアローザ アフォンソ・エウラリオ(ポルトガル、バーレーン・ヴィクトリアス)

今日は完璧な1日だった。僕たちはマリアローザを守り、さらにアレック(セガールト)でステージ優勝を挙げることができた。本当に素晴らしいことだ。マリアローザは僕たちに強い力を与えてくれるし、アレックにも何かを与えたのかもしれない。昨日、僕たちは初めて同部屋になり、そして今日、彼がステージ優勝したのだから。
チームにとって、グランツールでの区間優勝から3年遠ざかっていたなか、ここでアレックが勝ち、なおかつジャージも守っている。完璧な状況だ。僕たちは本当に素晴らしいジロを走っている。
ステージ前半はかなり楽だったが、その後アタックが始まり、登りではペースが上がった。終盤には目の前にボーナスタイムもあり、他の選手たちがそれを争わなかったので、ほとんどタダ同然で6秒を取ることができた。だから最終的に僕にとっても、アレックにとっても、そしてチーム全体にとっても非常に良い1日になった。
text:Sotaro.Arakawa
photo:CorVos, RCS Sport
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