ロンド・ファン・フラーンデレンとパリ〜ルーベの石畳二連戦に挑むキット北村さん。まずはロンド79kmコースへ。宿泊してるアパートの湯沸かし器が故障、工具は道中で忘れてしまい大会前からドタバタ。イベントも霧雨に濡れたコッペンベルグが案の定地獄絵図。波乱たっぷりのベルギー滞在記、前半戦をお届けします。
石畳を制する旅・再び2026 Vol.2
無事に自転車を組み上げてロンド・ファン・フラーンデレン市民レースに挑むキット北村さん。2019年のロンド・ファン・フラーンデレンでは2度のパンクとコッペンベルグを完登出来ず歩いてしまったので、今回の目標はパンクをしない事とコッペンベルグを乗車して登り切る事を目標とした。キット北村の石畳のレース本番はあくまでパリ~ルーベ145kmコースなので、バイクに慣れる事と時差ボケの不安定な体調を考慮し、ロンド・ファン・フラーンデレン79kmコースにエントリーした。コッペンベルグでベルギーのテレビ局に出演し、オウデクワレモントに悶絶する市民レース参戦記!

ロンド・ファン・フラーンデレンに再び挑戦することとなったキット北村さん photo:Kitto Kitamura
ロンド・ファン・フラーンデレンよりもパリ~ルーベが大好きなキット北村さん、何故ならパリ~ルーベには登りが無いから!苦手なロンド・ファン・フラーンデレンではあるが、ベルギーには沢山のウィリエール友達がおり、彼らにぜひ再会したい。旅の道中に工具を忘れたためベルギーのウィリエールディーラーに助けられ、一緒に走っていた参加者達と石畳の苦しみを分かち合い、クラシックの王様を満喫した!
それでは、“石畳を制する旅・再びVol.2 ロンド・ファン・フラーンデレン市民レース参戦記”のお話です。

キャプテン中村手配のアパート、広いキッチン付きで4人でも余裕 photo:Kitto Kitamura 
初日から湯沸かし器が故障、4月の冷水シャワーは地獄だった photo:Kitto Kitamura
キャプテン中村が予約してくれたアパートはとても広く大きなキッチン付きリビングにバスルームとベッドルームが2部屋。自転車4台と北村のバイクケースを広げても十分なスペース。ホテルと違ってシャンプーやボディーソープ、バスタオルは自分で用意しなければならないが、4人でワリカンして一泊あたり50ユーロ弱だったので、アントワープの3泊分はかなり宿泊費を抑えられて助かりました。そして、キャプテン中村は膝の手術で松葉杖状態である事、今回はロンド・ファン・フラーンデレンを欠場する事がアナウンスされました。
広くて快適なアパートでしたが、初日は湯沸かし器が故障したのか?お湯が出ませんでした。キャプテン中村がすぐにアパートの管理者に電話しました。さすがに4月の水は冷たくて、冷水シャワーはとても辛かったです。

アントワープ中心街のウィリエールディーラー、アミーチ・ディ・ビチ photo:Kitto Kitamura
散歩がてらアントワープのウィリエールディーラー:アミーチ・ディ・ビチにお邪魔しました。アントワープを中心としたサイクリングを計画するのであれば、ぜひ立ち寄るべきお店だと思います。アントワープの中心街にあるので徒歩で行けちゃいます。
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7年ぶりにソフィーさんと再会。コーヒーとチョコレートをいただきました photo:Kitto Kitamura
ベルギーを代表したトライアスリートのソフィーさんに7年ぶりに会えました。相変わらず店は儲かっている雰囲気が漂います。イタリアンコーヒーとチョコレートを頂きました。
次に電⾞で移動して、アントワープ郊外のウィリエールディーラー:リーベンスヴェロにもお邪魔しました。7年の間にお店は移転し大きな新築店舗になっていました。
Lievens Velo's
https://www.lievensvelos.be/

電車で移動して訪れた郊外のリーベンスヴェロ、7年で立派な新築店舗に photo:Kitto Kitamura

イェロエン店長・ヴィッキーさん夫妻と2019年パリ~ルーベ以来の再会 photo:Kitto Kitamura
イェロエン店⻑とヴィッキーさん夫妻と2019年のパリ〜ルーベの後夜祭ぶりです。ベルギー人の自転車への熱量が凄いので儲かるんだろうな!と正直羨ましく思いました。
アパートに戻ってバイクの組み立てをしていると、ペダルを付け外しするための8mmの六⾓レンチをレミーさん家の机の上に置き忘れた事に気付きました!キャプテン中村、シェフ楓、シャイセ・フィリップの3人の誰も8mmの六角レンチは持っていませんでした。
(ドイツ語でシャイセはクソ野郎という意味です。我々の仲間内では愛情を込めてフィリップさんにクソ野郎と言っております。フィリップは私をクソ・キットと呼んでいます。ドイツ人にシャイセという言葉を使うと、そのドイツ人に嫌われるので使わない方が良い言葉です。)

パリ〜ルーベが終わるまで六角レンチを借りられることに photo:Kitto Kitamura
そこで18時の閉店時間まであと40分のアミ―チ・ディ・ビチにダッシュで六角レンチを買いに向かいました。しかし、アミ―チ・ディ・ビチの優しいメカニックは六角レンチをパリ~ルーベまで貸してくれるそうです。本当にありがとう!
ペダルが付いてようやく自転車が完成!レミーさんのオフィスに六角レンチを置き忘れるなんて、やはり時差ボケで疲れてますね。自転車の詳細な紹介はパリ~ルーベ市民レースでご報告します。

今回のバイクはフィランテ SLR-ID2 photo:Kitto Kitamura
晩御飯の担当はシェフ楓とシャイセ・フィリップです。フィリップ風チキンライスを作るらしいです。シェフ楓は現役料理人なので、シャイセ・フィリップが暴走しても、何とか味をまとめてくれるでしょう。
フィリップ風チキンライス完成しました!スイートチリソースがこの料理の要らしいです。キャプテン中村は翌日の市民レースに出ないので、アルコール度数の高いベルギービールをガブ飲みです。

シェフ楓とシャイセ・フィリップによるフィリップ風チキンライスの調理中 photo:Kitto Kitamura 
フィリップ風チキンライス完成!スイートチリソースが決め手 photo:Kitto Kitamura

獺祭・マツケンのロゴを背負うレースジャージで挑む photo:Kitto Kitamura
天気は曇りですがそんなに気温は下がらないようなので、この装備にウィンドブレーカーで市民レースに参戦する事にしました。
広島学院34期生の同級生が色々とサポートし続けてくれているので、ずっと申し訳なく思っていました。そこでこの度、ジャージにサポートしてくれている同級生のロゴを入れました。山口県岩国市の獺祭の桜井君と京都府京都市のお好み焼き・鉄板焼きマツケンの松本君です。助けてくれる同級⽣がいて、キット北村は幸せ者です。獺祭ロゴ入りのアームカバーやレッグカバーはカペルミュールの三島香緒里デザイナーに作ってもらいました。カッコイイデザインでお気に入りです。
朝5時半、アントワープからスタート地点のオウデナールデに向かいます。乗り継ぎが悪いと2時間弱かかるので、朝早く出発する必要があります。世界で一番美しいと言われる駅舎はライトアップされて荘厳なイメージです。

朝5時半、ライトアップされたアントワープ駅から出発 photo:Kitto Kitamura

自転車用車両に乗り込む。松葉杖のキャプテン中村も同行してくれた photo:Kitto Kitamura
ベルギーの自転車を積み込む車両はこんな感じです。キャプテン中村は松葉杖状態にも関わらず、スタートから同行しています。
長距離を走るシェフ楓は、79kmのキット北村とシャイセ・フィリップよりもスタート時間が早いので、スタート地点までゆっくりと松葉杖を使って歩いているキャプテン中村を置いて先に出発します。
イベント後にシャワーを浴びたいので、タオルや着替えを入れたリュックサックを預けます。

長距離のシェフ楓は先にスタートする photo:Kitto Kitamura

レース後のシャワーに備えて着替えとタオルを荷物預けに託す photo:Kitto Kitamura 
スタート地点でTV局のインタビュー、2019年に続いて2度目の出演 photo:Kitto Kitamura
荷物を預け終えたら、いよいよスタートです。日本からの参加は珍しいので、2019年に続いて、2026年もTV局の取材を受けました。
スタートすると、川沿いを走ります。何てことのない区間ですが、7年前はここでいきなり釘を踏んでパンクしました。

川沿いの平坦区間、7年前はここで釘パンクに泣かされた photo:Kitto Kitamura 
79kmと長距離コースの分岐点、間違えたら取り返しがつかない photo:Kitto Kitamura
街中を走って行くと、距離別の分かれ道が現れました。間違えたらえらい事になるので心配な方は立ち止まって確認しています。
前半戦の山場:軽い石畳の登りエイケンベルグです。山場と言っても序ノ口レベルの楽しい石畳です。

前半の山場エイケンベルグ、ここは楽しめる石畳 photo:Kitto Kitamura

スタート直後は数珠つなぎ、接触転倒だけは避けながら慎重に走る photo:Kitto Kitamura

第1補給ポイントでワッフルとバナナを補給、いよいよ後半戦へ photo:Kitto Kitamura
最初の20kmは参加者がまだ数珠つなぎになっていますので、前を走っている人のタイヤにハスって転倒しないように注意をしながら走ります。
ぐるっと回って、再びオウデナールデへ。今回はスタート地点のオウデナールデが第1補給ポイントになります。ワッフルやバナナ、オレンジに加え、日本では見知らぬブランドのシリアルバーやジェルを補給します。

いよいよコッペンベルグが登場。ちょうど良いタイミングを見計らう photo:Kitto Kitamura
補給を終えると、最初の勝負所コッペンベルグが姿を現しました。7年前にはここでパンクしたので、今回はノーパンクで行けたらと願っています。また、7年前は登っていると前方を走っていた人が眼前で転倒して、自転車から降りてしまったので今回は足を着かないで登り切る事も目標です。自転車の列が途切れたタイミングを見計らって登り始めます。
中盤まで上手く登って行けたのですが、やはり前方で転倒渋滞が発生し、結局自転車から降りて押すことになりました。シクロワイアードの綾野編集長もコッペンベルグは1回しか登り切った事がないそうなので、私も登り切って綾野編集長と肩を並べたかったです。残念ですが、また次回コッペンベルグ完登に挑戦します。

転倒渋滞に飲み込まれ、前後左右に気を配りながら自転車を押す photo:Kitto Kitamura

霧雨で濡れた石畳、歩いている人までバタバタ転倒する地獄絵図 photo:Kitto Kitamura
コッペンベルグの一番キツイ斜度のエリアです。早朝の霧雨で路面が濡れており、薄く泥が石畳を覆っているため、歩いて自転車を押していても、そこかしこで参加者が自転車を押して歩いている人もバタバタと転倒しています。まさに地獄絵図でした。
コッペンベルグの中盤で、スタート地点でインタビューしてくれたTV局のクルーに再度インタビューされました。ほとんどの参加者が自転車を押している所、再び自転車に乗って登ろうとしていたのでインタビューしてくれたようです。夕方のニュースに出られるかな?

コッペンベルグ中盤で再びTV局クルーから今日2度目のインタビュー photo:Kitto Kitamura 
コッペンベルグを越えて第2補給ポイントに到着、一息入れる photo:Kitto Kitamura

第2補給ポイントでシマノテクニカルサービスのリーベンさんに挨拶 photo:Kitto Kitamura
コッペンベルグが終って、少し距離を稼ぐと第2補給ポイントに到着しました。第1補給ポイントと補給食の内容が変わらないので、少し違う物が食べたいと思いました。
シマノのテクニカルサービスにいたリーベンさん、シマノヨーロッパの友達のジョーストさんの同僚です。今回はスラムのコンポーネントを使った自転車だったのですが、また今度ベルギーに来た時にシマノのテクニカルサービスにお世話になる可能性が高いので、ご挨拶に伺いました。

キャンピングカーが並び始めた。オウデクワレモントが迫ってきた合図だ photo:Kitto Kitamura
充分にバナナを補充して、いよいよオウデクワレモントに向かいます。オウデクワレモントはキャンピングカーが立ち並ぶので、標識を見なくてもキャンピングカーがコースの両サイドに現れると、オウデクワレモントが迫ってきている事が分かります。
オウデクワレモントの序盤は比較的登りやすい石畳です。距離が少し長いので、前半はパワーを抑え気味で登ります。

オウデクワレモント序盤、前半はパワーを抑えて慎重に登る photo:Kitto Kitamura

カメラマンが待ち構える一番キツイ中盤、見せ場とばかりに乗車で挑む photo:Kitto Kitamura
空が開けて、中盤の一番キツイセクションに差し掛かりました。カメラマンが待ち構えている事は知っているので、ここは乗車したまま登って行きます!
オウデクワレモントを終えた後は、難しいセクションは無く淡々とゴールへと向かいます。市民レース中は終始、天気が曇りがちではありました。しかし、そんなに寒くなくてコンディションは最高でした。

オウデクワレモントを越え、淡々とゴールへ向かう photo:Kitto Kitamura
長い直線を抜けて、ロンド・ファン・フラーンデレンのゴールです。あまり得意ではないコースでしたが、短い距離だったので楽しく終える事が出来ました。

ロンド・ファン・フラーンデレンのゴールゲートを笑顔でくぐり抜ける photo:Kitto Kitamura
ゴールすると4時間以上もビールを飲み続けていたキャプテン中村、両足が攣ってしまい途中リタイヤのシェフ楓、サドルの角度が合わなかったと文句を言っているシャイセ・フィリップの3名がゴールのパーティー会場で待っていてくれました。キット北村はそんな3人に『ごめん!シャワー浴びさせて!』と言って、さらに15分待たせてしまいました。私の走りが遅くて、チームの皆さんすみませんでした。この時点でアパートの湯沸かし器が直っているか?分からなかったので絶対にレース会場でシャワーを浴びるつもりでした。
オウデナールデからアントワープのアパートに電車に乗って帰ります。自転車用車両がサイクリストでいっぱいなので、普通車両に自転車を無理矢理突っ込んでいます。乗客があまりいない時間帯だったので、他の乗客と揉めることなく無事に電車移動出来ました。

完走メダルを手に4人で祝杯、松葉杖のキャプテン中村も待ってくれた photo:Kitto Kitamura

普通車両に自転車を無理矢理押し込んで、アントワープへの帰路につく photo:Kitto Kitamura 
ベルギーのニュースに自分が映っていた、友達からのメッセージが殺到 photo:Kitto Kitamura
レース終了後の夕方・夜のニュースで、私がTV番組に出演していたそうです。ベルギーやオランダの友達数人がメッセージを突然バカスカ送ってくるのでビックリしました。翌日プロレースのスタート地点にて観戦するので、アパートの熱いシャワーで疲れを洗い流し、ロンド・ファン・フラーンデレンの完走メダルを胸に爆睡しました。市民レース走っている間にアパートの管理会社が湯沸かし器を直していてくれていて、本当に助かりました。海外でホテルやアパートで熱いお湯が出ないのは時々起こるトラブルですので驚きません。夏なら冷水シャワーでも問題無いのですが4月はやはり辛いですね。
ニュースの動画はこちら↓(2:00〜登場、コメントが採用されています!)
VIDEO Wielertoeristen rijden hun Ronde: "Ik wil zijn zoals Mathieu van der Poel, maar dat is onmogelijk" | VRT NWS Nieuws
動画:サイクリングツーリストが走る彼らのロンド「マチューのようになりたいけど、それは無理」
https://www.vrt.be/vrtnws/nl/kijk/2026/04/04/video-wielertoeristen-rond…
ロンド・ファン・フラーンデレン2026観戦記につづく…
Special Thanks to
Koji Nakamura
Kaede Yanagisawa
Philipp Kasper
Amici di Bici
Lievens Velo’s
Kazuhiro Sakurai (Dassai CO.,LTD)
Kenji Matsumoto (Okonomi-Yaki Teppan-Yaki Matsuken)
Kaori Mishima (Kapermuur-Wave One)
Lieven (Shimano Technical Service)
Report:Kitto Kitamura
石畳を制する旅・再び2026 Vol.2
無事に自転車を組み上げてロンド・ファン・フラーンデレン市民レースに挑むキット北村さん。2019年のロンド・ファン・フラーンデレンでは2度のパンクとコッペンベルグを完登出来ず歩いてしまったので、今回の目標はパンクをしない事とコッペンベルグを乗車して登り切る事を目標とした。キット北村の石畳のレース本番はあくまでパリ~ルーベ145kmコースなので、バイクに慣れる事と時差ボケの不安定な体調を考慮し、ロンド・ファン・フラーンデレン79kmコースにエントリーした。コッペンベルグでベルギーのテレビ局に出演し、オウデクワレモントに悶絶する市民レース参戦記!

ロンド・ファン・フラーンデレンよりもパリ~ルーベが大好きなキット北村さん、何故ならパリ~ルーベには登りが無いから!苦手なロンド・ファン・フラーンデレンではあるが、ベルギーには沢山のウィリエール友達がおり、彼らにぜひ再会したい。旅の道中に工具を忘れたためベルギーのウィリエールディーラーに助けられ、一緒に走っていた参加者達と石畳の苦しみを分かち合い、クラシックの王様を満喫した!
それでは、“石畳を制する旅・再びVol.2 ロンド・ファン・フラーンデレン市民レース参戦記”のお話です。


キャプテン中村が予約してくれたアパートはとても広く大きなキッチン付きリビングにバスルームとベッドルームが2部屋。自転車4台と北村のバイクケースを広げても十分なスペース。ホテルと違ってシャンプーやボディーソープ、バスタオルは自分で用意しなければならないが、4人でワリカンして一泊あたり50ユーロ弱だったので、アントワープの3泊分はかなり宿泊費を抑えられて助かりました。そして、キャプテン中村は膝の手術で松葉杖状態である事、今回はロンド・ファン・フラーンデレンを欠場する事がアナウンスされました。
広くて快適なアパートでしたが、初日は湯沸かし器が故障したのか?お湯が出ませんでした。キャプテン中村がすぐにアパートの管理者に電話しました。さすがに4月の水は冷たくて、冷水シャワーはとても辛かったです。

散歩がてらアントワープのウィリエールディーラー:アミーチ・ディ・ビチにお邪魔しました。アントワープを中心としたサイクリングを計画するのであれば、ぜひ立ち寄るべきお店だと思います。アントワープの中心街にあるので徒歩で行けちゃいます。
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ベルギーを代表したトライアスリートのソフィーさんに7年ぶりに会えました。相変わらず店は儲かっている雰囲気が漂います。イタリアンコーヒーとチョコレートを頂きました。
次に電⾞で移動して、アントワープ郊外のウィリエールディーラー:リーベンスヴェロにもお邪魔しました。7年の間にお店は移転し大きな新築店舗になっていました。
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イェロエン店⻑とヴィッキーさん夫妻と2019年のパリ〜ルーベの後夜祭ぶりです。ベルギー人の自転車への熱量が凄いので儲かるんだろうな!と正直羨ましく思いました。
アパートに戻ってバイクの組み立てをしていると、ペダルを付け外しするための8mmの六⾓レンチをレミーさん家の机の上に置き忘れた事に気付きました!キャプテン中村、シェフ楓、シャイセ・フィリップの3人の誰も8mmの六角レンチは持っていませんでした。
(ドイツ語でシャイセはクソ野郎という意味です。我々の仲間内では愛情を込めてフィリップさんにクソ野郎と言っております。フィリップは私をクソ・キットと呼んでいます。ドイツ人にシャイセという言葉を使うと、そのドイツ人に嫌われるので使わない方が良い言葉です。)

そこで18時の閉店時間まであと40分のアミ―チ・ディ・ビチにダッシュで六角レンチを買いに向かいました。しかし、アミ―チ・ディ・ビチの優しいメカニックは六角レンチをパリ~ルーベまで貸してくれるそうです。本当にありがとう!
ペダルが付いてようやく自転車が完成!レミーさんのオフィスに六角レンチを置き忘れるなんて、やはり時差ボケで疲れてますね。自転車の詳細な紹介はパリ~ルーベ市民レースでご報告します。

晩御飯の担当はシェフ楓とシャイセ・フィリップです。フィリップ風チキンライスを作るらしいです。シェフ楓は現役料理人なので、シャイセ・フィリップが暴走しても、何とか味をまとめてくれるでしょう。
フィリップ風チキンライス完成しました!スイートチリソースがこの料理の要らしいです。キャプテン中村は翌日の市民レースに出ないので、アルコール度数の高いベルギービールをガブ飲みです。



天気は曇りですがそんなに気温は下がらないようなので、この装備にウィンドブレーカーで市民レースに参戦する事にしました。
広島学院34期生の同級生が色々とサポートし続けてくれているので、ずっと申し訳なく思っていました。そこでこの度、ジャージにサポートしてくれている同級生のロゴを入れました。山口県岩国市の獺祭の桜井君と京都府京都市のお好み焼き・鉄板焼きマツケンの松本君です。助けてくれる同級⽣がいて、キット北村は幸せ者です。獺祭ロゴ入りのアームカバーやレッグカバーはカペルミュールの三島香緒里デザイナーに作ってもらいました。カッコイイデザインでお気に入りです。
朝5時半、アントワープからスタート地点のオウデナールデに向かいます。乗り継ぎが悪いと2時間弱かかるので、朝早く出発する必要があります。世界で一番美しいと言われる駅舎はライトアップされて荘厳なイメージです。


ベルギーの自転車を積み込む車両はこんな感じです。キャプテン中村は松葉杖状態にも関わらず、スタートから同行しています。
長距離を走るシェフ楓は、79kmのキット北村とシャイセ・フィリップよりもスタート時間が早いので、スタート地点までゆっくりと松葉杖を使って歩いているキャプテン中村を置いて先に出発します。
イベント後にシャワーを浴びたいので、タオルや着替えを入れたリュックサックを預けます。



荷物を預け終えたら、いよいよスタートです。日本からの参加は珍しいので、2019年に続いて、2026年もTV局の取材を受けました。
スタートすると、川沿いを走ります。何てことのない区間ですが、7年前はここでいきなり釘を踏んでパンクしました。


街中を走って行くと、距離別の分かれ道が現れました。間違えたらえらい事になるので心配な方は立ち止まって確認しています。
前半戦の山場:軽い石畳の登りエイケンベルグです。山場と言っても序ノ口レベルの楽しい石畳です。



最初の20kmは参加者がまだ数珠つなぎになっていますので、前を走っている人のタイヤにハスって転倒しないように注意をしながら走ります。
ぐるっと回って、再びオウデナールデへ。今回はスタート地点のオウデナールデが第1補給ポイントになります。ワッフルやバナナ、オレンジに加え、日本では見知らぬブランドのシリアルバーやジェルを補給します。

補給を終えると、最初の勝負所コッペンベルグが姿を現しました。7年前にはここでパンクしたので、今回はノーパンクで行けたらと願っています。また、7年前は登っていると前方を走っていた人が眼前で転倒して、自転車から降りてしまったので今回は足を着かないで登り切る事も目標です。自転車の列が途切れたタイミングを見計らって登り始めます。
中盤まで上手く登って行けたのですが、やはり前方で転倒渋滞が発生し、結局自転車から降りて押すことになりました。シクロワイアードの綾野編集長もコッペンベルグは1回しか登り切った事がないそうなので、私も登り切って綾野編集長と肩を並べたかったです。残念ですが、また次回コッペンベルグ完登に挑戦します。


コッペンベルグの一番キツイ斜度のエリアです。早朝の霧雨で路面が濡れており、薄く泥が石畳を覆っているため、歩いて自転車を押していても、そこかしこで参加者が自転車を押して歩いている人もバタバタと転倒しています。まさに地獄絵図でした。
コッペンベルグの中盤で、スタート地点でインタビューしてくれたTV局のクルーに再度インタビューされました。ほとんどの参加者が自転車を押している所、再び自転車に乗って登ろうとしていたのでインタビューしてくれたようです。夕方のニュースに出られるかな?



コッペンベルグが終って、少し距離を稼ぐと第2補給ポイントに到着しました。第1補給ポイントと補給食の内容が変わらないので、少し違う物が食べたいと思いました。
シマノのテクニカルサービスにいたリーベンさん、シマノヨーロッパの友達のジョーストさんの同僚です。今回はスラムのコンポーネントを使った自転車だったのですが、また今度ベルギーに来た時にシマノのテクニカルサービスにお世話になる可能性が高いので、ご挨拶に伺いました。

充分にバナナを補充して、いよいよオウデクワレモントに向かいます。オウデクワレモントはキャンピングカーが立ち並ぶので、標識を見なくてもキャンピングカーがコースの両サイドに現れると、オウデクワレモントが迫ってきている事が分かります。
オウデクワレモントの序盤は比較的登りやすい石畳です。距離が少し長いので、前半はパワーを抑え気味で登ります。


空が開けて、中盤の一番キツイセクションに差し掛かりました。カメラマンが待ち構えている事は知っているので、ここは乗車したまま登って行きます!
オウデクワレモントを終えた後は、難しいセクションは無く淡々とゴールへと向かいます。市民レース中は終始、天気が曇りがちではありました。しかし、そんなに寒くなくてコンディションは最高でした。

長い直線を抜けて、ロンド・ファン・フラーンデレンのゴールです。あまり得意ではないコースでしたが、短い距離だったので楽しく終える事が出来ました。

ゴールすると4時間以上もビールを飲み続けていたキャプテン中村、両足が攣ってしまい途中リタイヤのシェフ楓、サドルの角度が合わなかったと文句を言っているシャイセ・フィリップの3名がゴールのパーティー会場で待っていてくれました。キット北村はそんな3人に『ごめん!シャワー浴びさせて!』と言って、さらに15分待たせてしまいました。私の走りが遅くて、チームの皆さんすみませんでした。この時点でアパートの湯沸かし器が直っているか?分からなかったので絶対にレース会場でシャワーを浴びるつもりでした。
オウデナールデからアントワープのアパートに電車に乗って帰ります。自転車用車両がサイクリストでいっぱいなので、普通車両に自転車を無理矢理突っ込んでいます。乗客があまりいない時間帯だったので、他の乗客と揉めることなく無事に電車移動出来ました。



レース終了後の夕方・夜のニュースで、私がTV番組に出演していたそうです。ベルギーやオランダの友達数人がメッセージを突然バカスカ送ってくるのでビックリしました。翌日プロレースのスタート地点にて観戦するので、アパートの熱いシャワーで疲れを洗い流し、ロンド・ファン・フラーンデレンの完走メダルを胸に爆睡しました。市民レース走っている間にアパートの管理会社が湯沸かし器を直していてくれていて、本当に助かりました。海外でホテルやアパートで熱いお湯が出ないのは時々起こるトラブルですので驚きません。夏なら冷水シャワーでも問題無いのですが4月はやはり辛いですね。
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https://www.vrt.be/vrtnws/nl/kijk/2026/04/04/video-wielertoeristen-rond…
ロンド・ファン・フラーンデレン2026観戦記につづく…
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ブルゴーニュ・デ・フランドル [ ベルギー 330ml x 12本 ]
池光エンタープライズ
パトラッシュ [ ベルギー 330ml x 24本 ]
池光エンタープライズ
デュベル [ ベルギー 750ml ]
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