フランス西部を巡る4日間のレジョン・ペイ・ド・ラ・ロワール・トゥールが閉幕。イーサン・ヴァーノン(イギリス、NSNサイクリングチーム)が初日、2日目を制した大会は、最終日に独走勝利したプロ1年目の20歳、アントワーヌ・ロート(フランス、デカトロンCMA CGM)が総合優勝に輝いた。

フランス西部を巡るレジョン・ペイ・ド・ラ・ロワール・トゥール Région Pays de la Loire Tour
今年からプロツアーに昇格したレジョン・ペイ・ド・ラ・ロワール・トゥールは、フランス西部を舞台にした4日間のステージレース。2023年に「シルキュイ・サルト」から現在の名称に変わり、フランスの地方行政であるレジョンがバックアップし、スケールアップを果たした。
大会を通して本格的な山岳はなく、全4ステージともスプリンター向けのレイアウト。その大会にふさわしく、初日は大集団スプリントに持ち込まれ、イーサン・ヴァーノン(イギリス、NSNサイクリングチーム)が制した。2025年は何度も表彰台に上がりながらも、勝利を手にできなかったヴァーノンは、今年初戦のサントス・ツアー・ダウンアンダーで勝利。3月のボルタ・ア・カタルーニャでも区間1勝を挙げ、その勢いを今大会にも繋げた。

初日に集団スプリントを制したイーサン・ヴァーノン(イギリス、NSNサイクリングチーム) photo:CorVos
そして2日目の集団スプリントも、ヴァーノンが制した。残り16km地点で逃げ集団を捉えたプロトンは、各チームが激しい位置取り争いを繰り広げ、ウノエックス・モビリティのリードアウトから、エーススプリンターで前日2位だったアーランド・ブリクラ(ノルウェー)が飛び出すよりも先に、ヴァーノンがスプリントを開始。出遅れたブリクラを抑え込んだヴァーノンが連勝を決めた。
レース後半に3つのカテゴリー山岳が設定された第3ステージ。特に後半はアップダウンの連続する周回コースを巡るため、逃げを捉えたプロトンからアタックが繰り返された。そして残り15km地点でネオプロ20歳のアントワーヌ・ロート(フランス、デカトロンCMA CGM)が飛び出し、その後、追走の5名が合流。勝負は6名によるスプリントに持ち込まれ、アレクサンダー・カンプ(デンマーク、ウノエックス・モビリティ)が先着した。

3日目で勝利したアレクサンダー・カンプ(デンマーク、ウノエックス・モビリティ) photo:CorVos
今年ロットと合併したアンテルマルシェ・ワンティからウノエックス・モビリティに加入したカンプにとって、これが移籍後初勝利。さらに総合優勝した2023年大会では果たせなかった自身初の区間優勝ともなった。
大会最終日も、終盤に登坂距離の短い丘を含むコースを6周する丘陵ステージで争われた。逃げを捉えた集団から、残り15.5km地点で飛び出したのは、前日もアタックを仕掛けたロート。前日に総合首位に浮上したカンプやコービン・ストロング(ニュージーランド、NSNサイクリングチーム)ら4名が追走集団を形成し、追いかけたものの、ロートが最後まで粘った。そして20歳の新星が独走勝利を決めた。

15.5kmの独走を決めたアントワーヌ・ロート(フランス、デカトロンCMA CGM) photo:CorVos

プロ初勝利と共に総合優勝に輝いたアントワーヌ・ロート(フランス、デカトロンCMA CGM) photo:CorVos
プロ初勝利と共に、ボーナスタイムを加算し、総合優勝にも輝いたロート。「まだ実感が湧かない。ステージ序盤から調子が良かったし、まさか独走勝利できるとは思っていなかった。プロ1年目で掴んだプロ初勝利で、これ以上望むことは難しいぐらいだ」と喜びを語った。
ロートはベルギーとの国境に近い、フランス北部バーヴリー出身。育成に定評のあるデカトロンの育成チームから今年昇格し、いきなり結果を掴み取った。デカトロンは同日に行われたイツリア・バスクカントリー第5ステージで、総合首位の19歳ポール・セクサス(フランス)が区間3勝目をゲット。デカトロン所属かつ、フランス期待の若手が躍動した。

今年からプロツアーに昇格したレジョン・ペイ・ド・ラ・ロワール・トゥールは、フランス西部を舞台にした4日間のステージレース。2023年に「シルキュイ・サルト」から現在の名称に変わり、フランスの地方行政であるレジョンがバックアップし、スケールアップを果たした。
大会を通して本格的な山岳はなく、全4ステージともスプリンター向けのレイアウト。その大会にふさわしく、初日は大集団スプリントに持ち込まれ、イーサン・ヴァーノン(イギリス、NSNサイクリングチーム)が制した。2025年は何度も表彰台に上がりながらも、勝利を手にできなかったヴァーノンは、今年初戦のサントス・ツアー・ダウンアンダーで勝利。3月のボルタ・ア・カタルーニャでも区間1勝を挙げ、その勢いを今大会にも繋げた。

そして2日目の集団スプリントも、ヴァーノンが制した。残り16km地点で逃げ集団を捉えたプロトンは、各チームが激しい位置取り争いを繰り広げ、ウノエックス・モビリティのリードアウトから、エーススプリンターで前日2位だったアーランド・ブリクラ(ノルウェー)が飛び出すよりも先に、ヴァーノンがスプリントを開始。出遅れたブリクラを抑え込んだヴァーノンが連勝を決めた。
レース後半に3つのカテゴリー山岳が設定された第3ステージ。特に後半はアップダウンの連続する周回コースを巡るため、逃げを捉えたプロトンからアタックが繰り返された。そして残り15km地点でネオプロ20歳のアントワーヌ・ロート(フランス、デカトロンCMA CGM)が飛び出し、その後、追走の5名が合流。勝負は6名によるスプリントに持ち込まれ、アレクサンダー・カンプ(デンマーク、ウノエックス・モビリティ)が先着した。

今年ロットと合併したアンテルマルシェ・ワンティからウノエックス・モビリティに加入したカンプにとって、これが移籍後初勝利。さらに総合優勝した2023年大会では果たせなかった自身初の区間優勝ともなった。
大会最終日も、終盤に登坂距離の短い丘を含むコースを6周する丘陵ステージで争われた。逃げを捉えた集団から、残り15.5km地点で飛び出したのは、前日もアタックを仕掛けたロート。前日に総合首位に浮上したカンプやコービン・ストロング(ニュージーランド、NSNサイクリングチーム)ら4名が追走集団を形成し、追いかけたものの、ロートが最後まで粘った。そして20歳の新星が独走勝利を決めた。


プロ初勝利と共に、ボーナスタイムを加算し、総合優勝にも輝いたロート。「まだ実感が湧かない。ステージ序盤から調子が良かったし、まさか独走勝利できるとは思っていなかった。プロ1年目で掴んだプロ初勝利で、これ以上望むことは難しいぐらいだ」と喜びを語った。
ロートはベルギーとの国境に近い、フランス北部バーヴリー出身。育成に定評のあるデカトロンの育成チームから今年昇格し、いきなり結果を掴み取った。デカトロンは同日に行われたイツリア・バスクカントリー第5ステージで、総合首位の19歳ポール・セクサス(フランス)が区間3勝目をゲット。デカトロン所属かつ、フランス期待の若手が躍動した。
第1ステージ結果
| 1位 | イーサン・ヴァーノン(イギリス、NSNサイクリングチーム) | 3:56:40 |
| 2位 | アーランド・ブリクラ(ノルウェー、ウノエックス・モビリティ) | |
| 3位 | ノア・ホッブス(イギリス、EFエデュケーション・イージーポスト) |
第2ステージ結果
| 1位 | イーサン・ヴァーノン(イギリス、NSNサイクリングチーム) | 3:23:49 |
| 2位 | アーランド・ブリクラ(ノルウェー、ウノエックス・モビリティ) | |
| 3位 | サム・ベネット(アイルランド、ピナレロQ36.5プロサイクリング) |
第3ステージ結果
| 1位 | アレクサンダー・カンプ(デンマーク、ウノエックス・モビリティ) | 4:37:03 |
| 2位 | ガブリエーレ・ベッセガ(イタリア、ポルティ・ヴィジットマルタ) | |
| 3位 | アントワーヌ・ロート(フランス、デカトロンCMA CGM) |
第4ステージ結果
| 1位 | アントワーヌ・ロート(フランス、デカトロンCMA CGM) | 4:11:44 |
| 2位 | コービン・ストロング(ニュージーランド、NSNサイクリングチーム) | +0:03 |
| 3位 | クレマン・ヴァントゥリーニ(フランス、ユニベット・ローズ・ロケッツ) |
個人総合成績
| 1位 | アントワーヌ・ロート(フランス、デカトロンCMA CGM) | 16:08:56 |
| 2位 | アレクサンダー・カンプ(デンマーク、ウノエックス・モビリティ) | +0:12 |
| 3位 | コービン・ストロング(ニュージーランド、NSNサイクリングチーム) | +0:18 |
その他の特別賞
| ポイント賞 | コービン・ストロング(ニュージーランド、NSNサイクリングチーム) |
| 山岳賞 | ケヴィン・アヴォワーヌ(フランス、ヴァンリーセル・ルーベ) |
| ヤングライダー賞 | アントワーヌ・ロート(フランス、デカトロンCMA CGM) |
| チーム総合成績 | ユニベット・ローズ・ロケッツ |
text:Sotaro.Arakawa
photo:CorVos
photo:CorVos
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