新城幸也と今村駿介と小山智也が出場した「スプリンターの世界選手権」ことシュヘルデプライス。終盤の落車を回避し、圧巻のトップスピードを披露したティム・メルリール(ベルギー、スーダル・クイックステップ)が大会3連覇を達成した。

ロット・アンテルマルシェの一員として参戦した今村駿介 photo:CorVos
晴天に恵まれたシュヘルデプライス(UCI1.Pro)は、ベルギー・フランドル地方では最古のワンデーレース。オランダのテルヌーゼンからスホーテンまでを結ぶ205.2kmで争われ、コースは平坦基調。終盤には石畳区間を含む周回コースを4周する。
そのため、連覇中のティム・メルリール(ベルギー、スーダル・クイックステップ)やヤスペル・フィリプセン(ベルギー、アルペシン・プレミアテック)、好調ディラン・フルーネウェーヘン(オランダ、ユニベット・ローズ・ロケッツ)など、世界トップスプリンターが揃い踏みした。日本勢では新城幸也(ソリューションテックNIPPOラーリ)と今村駿介(ロット・グループワンティ)、そして小山智也(ブルゴス・ブルペレットBH)が出場。今村はトップチームであるロット・アンテルマルシェの一員としてレースを走った。

27位でフィニッシュし、UCIポイントを獲得した新城幸也(ソリューションテックNIPPOラーリ) photo:CorVos
ツール・ド・フランスの最終日と並び、「スプリンターの世界選手権」とも呼ばれる大会は6名の逃げで幕を開けた。それを追うメイン集団は、オフシーズンの膝の怪我で長期離脱し、これが今季2戦目となったメルリールのために、スーダル・クイックステップがコントロール。エシュロン(横風分断)の名所テルヌーゼンでは風が吹かず、気温22度まで上がるコンディションのなかでレースは進んだ。
レース後半はフィリプセンのメカトラ、さらに歩道を走るスクーターが逃げ集団に向かって走ってきた場面があったものの、レースに大きな動きはなく、プロトンが逃げとのタイム差を徐々に縮めていく。残り10km地点で逃げとプロトンの差は28秒。緊張感が高まり、位置取りが激しくなってきたメイン集団の前方で落車が発生し、フルーネウェーヘンらスプリンターが巻き込まれ、勝負から脱落した。
逃げから1人粘ったブラム・ディッセル(オランダ、ビートCC p/b サクソ)は残り3.6km地点で吸収され、勝負は集団スプリントへ。アルペシン・プレミアテックのリードアウトが先頭に立ち、最初にマキシミリアン・ヴァルシャイド(ドイツ、リドル・トレック)がロングスプリントを仕掛ける。しかしそれをピュアスプリンターたちが飲み込んでいき、コース左側の大外から加速したメルリールが先頭に立つと、そのまま先着した。

圧巻のスプリントを披露したティム・メルリール(ベルギー、スーダル・クイックステップ) photo:CorVos
ライバルたちを並ばせることすら許さず、1車身差をつける圧倒的なトップスピードを発揮したメルリール。「冬にあった膝のトラブルから脱し、今はとても調子が良い。今日は最高のコンディションというわけではなかった。終盤の落車を自分のシクロクロスのテクニックでかわし、その瞬間に力を使い果たしたと思った。また最終盤では集団の中で囲まれたが、なんとか隙間を見つけて勝利することができた」とメルリールは語り、大会3連覇を喜んだ。

大会3連覇を果たしたティム・メルリール(ベルギー、スーダル・クイックステップ) photo:CorVos

晴天に恵まれたシュヘルデプライス(UCI1.Pro)は、ベルギー・フランドル地方では最古のワンデーレース。オランダのテルヌーゼンからスホーテンまでを結ぶ205.2kmで争われ、コースは平坦基調。終盤には石畳区間を含む周回コースを4周する。
そのため、連覇中のティム・メルリール(ベルギー、スーダル・クイックステップ)やヤスペル・フィリプセン(ベルギー、アルペシン・プレミアテック)、好調ディラン・フルーネウェーヘン(オランダ、ユニベット・ローズ・ロケッツ)など、世界トップスプリンターが揃い踏みした。日本勢では新城幸也(ソリューションテックNIPPOラーリ)と今村駿介(ロット・グループワンティ)、そして小山智也(ブルゴス・ブルペレットBH)が出場。今村はトップチームであるロット・アンテルマルシェの一員としてレースを走った。

ツール・ド・フランスの最終日と並び、「スプリンターの世界選手権」とも呼ばれる大会は6名の逃げで幕を開けた。それを追うメイン集団は、オフシーズンの膝の怪我で長期離脱し、これが今季2戦目となったメルリールのために、スーダル・クイックステップがコントロール。エシュロン(横風分断)の名所テルヌーゼンでは風が吹かず、気温22度まで上がるコンディションのなかでレースは進んだ。
レース後半はフィリプセンのメカトラ、さらに歩道を走るスクーターが逃げ集団に向かって走ってきた場面があったものの、レースに大きな動きはなく、プロトンが逃げとのタイム差を徐々に縮めていく。残り10km地点で逃げとプロトンの差は28秒。緊張感が高まり、位置取りが激しくなってきたメイン集団の前方で落車が発生し、フルーネウェーヘンらスプリンターが巻き込まれ、勝負から脱落した。
逃げから1人粘ったブラム・ディッセル(オランダ、ビートCC p/b サクソ)は残り3.6km地点で吸収され、勝負は集団スプリントへ。アルペシン・プレミアテックのリードアウトが先頭に立ち、最初にマキシミリアン・ヴァルシャイド(ドイツ、リドル・トレック)がロングスプリントを仕掛ける。しかしそれをピュアスプリンターたちが飲み込んでいき、コース左側の大外から加速したメルリールが先頭に立つと、そのまま先着した。

ライバルたちを並ばせることすら許さず、1車身差をつける圧倒的なトップスピードを発揮したメルリール。「冬にあった膝のトラブルから脱し、今はとても調子が良い。今日は最高のコンディションというわけではなかった。終盤の落車を自分のシクロクロスのテクニックでかわし、その瞬間に力を使い果たしたと思った。また最終盤では集団の中で囲まれたが、なんとか隙間を見つけて勝利することができた」とメルリールは語り、大会3連覇を喜んだ。

シュヘルデプライス2026結果
| 1位 | ティム・メルリール(ベルギー、スーダル・クイックステップ) | 4:25:01 |
| 2位 | パヴェル・ビットネル(チェコ、ピクニック・ポストNL) | |
| 3位 | エミリアン・ジャニエール(フランス、トタルエネルジー) | |
| 4位 | ドゥシャン・ラヨビッチ(セルビア、ソリューションテックNIPPOラーリ) | |
| 5位 | ジャック・エルジェン(スロベニア、バーレーン・ヴィクトリアス) | |
| 27位 | 新城幸也(ソリューションテックNIPPOラーリ) | |
| 80位 | 今村駿介(ロット・アンテルマルシェ) | +1:45 |
| 115位 | 小山智也(ブルゴス・ブルペレットBH) | +4:19 |
text:Sotaro.Arakawa
photo:CorVos
photo:CorVos
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