ロンド・ファン・フラーンデレンへの出場を否定し続けていたレムコ・エヴェネプール(ベルギー、レッドブル・ボーラ・ハンスグローエ)が一転、初出場を発表した。五輪2冠の参戦は、ポガチャルとファンデルプールが主役と見られる今年のロンドに、新たな緊張感をもたらしそうだ。
エヴェネプールが4月5日に行われるロンド・ファン・フラーンデレンへの出場を明らかにしたのは、レース4日前のこと。自身のYouTubeチャンネルに約1年ぶりに投稿した動画の中で、ロンドのコースを試走する姿とともに参戦を発表した。
動画の中でエヴェネプールがレッドブルのジャージではなく、全身黒のウェアを着用していたのは、その映像がチーム加入前の昨年12月に撮影されたものだから。同じタイミングでチームもプレスリリースを出し、エヴェネプールのロンド初出場を正式に認めた。さらにこの計画が100日以上前からチーム内で共有されながらも、意図的に伏せられてきた“サプライズ”だったことも明かしている。
ロンド初出場が大きな話題を呼んだのは、エヴェネプールがベルギーを代表するスター選手であると同時に、ロンドがベルギー人にとって単なるモニュメント以上の意味を持つから。母国ベルギー勢の最後の優勝は、2017年のフィリップ・ジルベールまで遡り、以降はワウト・ファンアールト(ベルギー、ヴィスマ・リースアバイク)が2020年に2位になって以来、表彰台にも上がっていない。だからこそベルギーのファンやメディアにとっては、エヴェネプール参戦は念願だったと言える。

入念に試走を行うレムコ・エヴェネプール(ベルギー、レッドブル・ボーラ・ハンスグローエ) photo:CorVos
一方で、エヴェネプールに対しては未知数な部分も多い。これまでリエージュ〜バストーニュ〜リエージュなど起伏の多いクラシックでは実績を残してきたが、ロンド特有の荒れた石畳の急坂は初めて。昨年は石畳区間を含むブラバンツ・パイルを制しているものの、ロンドとはレース距離や難易度が別物だ。
しかし、だからといって優勝候補から外すこともできない。近年の石畳クラシックは、従来の重量級クラシックレーサーだけのものではなくなっているからだ。その証拠に2023年はタデイ・ポガチャル(スロベニア、UAEチームエミレーツXRG)が制し、昨年のパリ〜ルーベでも初出場2位と結果を残した。軽量で登坂力に優れるオールラウンダーでも、石畳クラシックで勝負できることをポガチャルが示している。リエージュを2度制し、圧倒的な独走力を持つエヴェネプールが、その流れに続く可能性は十分にある。
エヴェネプールを支えるのはジャンニ・フェルメルシュ(ベルギー)やヤン・トラトニク(スロベニア)、ミック&ティム・ファンダイク(オランダ)ら経験豊富なクラシック要員たち。ポガチャルやファンデルプールのような本命と比べれば未知数だが、展開次第ではレースの構図を大きく揺さぶる存在になり得る。
text:Sotaro.Arakawa
photo:CorVos
エヴェネプールが4月5日に行われるロンド・ファン・フラーンデレンへの出場を明らかにしたのは、レース4日前のこと。自身のYouTubeチャンネルに約1年ぶりに投稿した動画の中で、ロンドのコースを試走する姿とともに参戦を発表した。
動画の中でエヴェネプールがレッドブルのジャージではなく、全身黒のウェアを着用していたのは、その映像がチーム加入前の昨年12月に撮影されたものだから。同じタイミングでチームもプレスリリースを出し、エヴェネプールのロンド初出場を正式に認めた。さらにこの計画が100日以上前からチーム内で共有されながらも、意図的に伏せられてきた“サプライズ”だったことも明かしている。
ロンド初出場が大きな話題を呼んだのは、エヴェネプールがベルギーを代表するスター選手であると同時に、ロンドがベルギー人にとって単なるモニュメント以上の意味を持つから。母国ベルギー勢の最後の優勝は、2017年のフィリップ・ジルベールまで遡り、以降はワウト・ファンアールト(ベルギー、ヴィスマ・リースアバイク)が2020年に2位になって以来、表彰台にも上がっていない。だからこそベルギーのファンやメディアにとっては、エヴェネプール参戦は念願だったと言える。

一方で、エヴェネプールに対しては未知数な部分も多い。これまでリエージュ〜バストーニュ〜リエージュなど起伏の多いクラシックでは実績を残してきたが、ロンド特有の荒れた石畳の急坂は初めて。昨年は石畳区間を含むブラバンツ・パイルを制しているものの、ロンドとはレース距離や難易度が別物だ。
しかし、だからといって優勝候補から外すこともできない。近年の石畳クラシックは、従来の重量級クラシックレーサーだけのものではなくなっているからだ。その証拠に2023年はタデイ・ポガチャル(スロベニア、UAEチームエミレーツXRG)が制し、昨年のパリ〜ルーベでも初出場2位と結果を残した。軽量で登坂力に優れるオールラウンダーでも、石畳クラシックで勝負できることをポガチャルが示している。リエージュを2度制し、圧倒的な独走力を持つエヴェネプールが、その流れに続く可能性は十分にある。
エヴェネプールを支えるのはジャンニ・フェルメルシュ(ベルギー)やヤン・トラトニク(スロベニア)、ミック&ティム・ファンダイク(オランダ)ら経験豊富なクラシック要員たち。ポガチャルやファンデルプールのような本命と比べれば未知数だが、展開次第ではレースの構図を大きく揺さぶる存在になり得る。
text:Sotaro.Arakawa
photo:CorVos
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