フィリピンで開催されているトラックアジア選手権5日目に、日本勢は男女マディソンで金メダルを獲得。橋本英也・窪木一茂ペア、垣田真穂・池田瑞紀ペアがアジア王者に輝いた。



男子マディソン、橋本英也と窪木一茂ペアがレースを圧倒した photo:JCF

ペアとしてマディソンのアジア2連覇を達成した photo:JCF
2連覇、日本勢として5連覇した窪木・橋本ペア photo:JCF



フィリピン・タガイタイを舞台に3月25日から3月31日までの1週間開催されているトラックアジア選手権。大会5日目となる3月29日(日)には男女マディソンが行われ、ここまで中国相手に劣勢を強いられてきた日本勢が男女ともに金メダルを獲得した。

1周250mのバンクを200周、合計50kmで争われる男子マディソンに参加したのは、共にロードとトラック、そして競輪とマルチに活躍するベテラン選手である橋本英也と窪木一茂のペア。終始レース全体をリードしながら順調にポイントを重ね、2度集団の追い抜きに成功するなど圧倒。最終的に2位カザフスタンを大きく引き離して2連覇、日本勢として5連覇を成し遂げた。

「橋本選手との経験も長く、お互いを信頼できているので良い走りになったと思います」と言うのは窪木。橋本も「窪木さんと前に(積極的に)走ることができたのが勝因だと思います。あと5連覇くらいいきたいですね」と喜んでいる。

女子マディソン(120周30km)に参戦した垣田真穂・池田瑞紀ペア。後半戦にポイントを積み重ねた photo:JCF

日本勢として女子マディソン5連覇を達成した垣田・池田ペア photo:JCF

さらに垣田真穂・池田瑞紀ペアで挑んだ女子マディソン(120周30km)でも、スプリント周回で中国、香港と1位(5ポイント)を分けあいながら展開しつつ、中国を相手に後半戦にかけてポイントを積み重ねて優勝、金メダル獲得を果たした。

「優勝できてホッとしていますが、レース内容が悪かったのでそこは納得できていないところ。一つ一つのポイントを大切にして中国よりも良いポイントを取れるように考えていました」と振り返るのは垣田。しかしながら女子マディソンの優勝は垣田・池田ペアとしては初、日本勢としては5連覇という大きな記録となった。

男子チームスプリントの決勝戦で落車し、中国に金メダルを奪われていた短距離勢。この日開催されたスプリントの予選〜準決勝には太田海也と中石 湊が登場。太田は予選で自身が持つ日本記録・アジア記録を更新(9.348)するなど、2人は好調のまま予選、1回戦、準々決勝を突破。本日開催される準決勝への進出を決めている。

また、女子スプリントにはトップ競輪選手である佐藤水菜と仲澤春香が参戦。佐藤は予選トップの走りで本日開催の準決勝に進んだものの、中澤は準々決勝で中国選手相手に敗退となった。

男子ジュニアのスクラッチで3位銅メダルを獲得した落合隼 photo:JCF

男子ジュニアのケイリンには入田翔と山崎帝輝が出場し、山崎は1-6位決定戦に進んだものの6位。7-12位決定戦に進んだ入田はこのレースで1位となり全体の7位に終わった。また、男子ジュニアのスクラッチでは落合隼が3位銅メダルを獲得している。

パラ競技では川本翔大が男子C2のスプリントとスクラッチを両制覇して1日で2つの金メダルを獲得。亀田琉斗は男子C5のスクラッチで2位銀メダル、スプリントでは3位銅メダルを獲得した。

男子C2のスプリントとスクラッチを両制覇した川本翔大 photo:JCF

男子C5のスクラッチで2位、スプリントで3位を掴んだ亀田琉斗 photo:JCF
トラックアジア選手権2026 男子マディソン結果
1位 日本(窪木一茂・橋本英也) 104pts
2位 カザフスタン 82pts
3位 香港 65pts
トラックアジア選手権2026 女子マディソン結果
1位 日本(垣田真穂・池田瑞紀) 53pts
2位 中国 40pts
3位 香港 31pts
トラックアジア選手権2026 男子ジュニアスクラッチ結果
1位 チンギス・チュリエフ(ウズベキスタン)
2位 キム・ドユン(韓国)
3位 落合隼(日本)
text:So Isobe
photo:JCF