スペイン・カタルーニャで開幕したボルタ・ア・カタルーニャ。初日はクライマーによる登りスプリントで争われ、フランス王者ドリアン・ゴドン(イネオス・グレナディアーズ)がレムコ・エヴェネプール(ベルギー、レッドブル・ボーラ・ハンスグローエ)を退け、初日勝者に輝いた。

総合を争うヨナス・ヴィンゲゴーハンセン(デンマーク、ヴィスマ・リースアバイク)とジョアン・アルメイダ(ポルトガル、UAEチームエミレーツXRG) photo:CorVos
ミラノ〜サンレモの熱戦が終わり、次なるフランドルクラシックを前にUCIワールドツアーは、クライマーが躍動するボルタ・ア・カタルーニャを挟む。3月23日に開幕した本大会は、スペイン北東部カタルーニャ州を舞台にした7日間のステージレース。特にピレネー山脈で繰り広げられる登坂バトルが魅力だ。
なかでもハイライトとなるのが4日目から始まる山頂フィニッシュ3連戦だ。2度(4、5日目)の超級フィニッシュの後、続く6日目も最後に1級山岳を駆け上がるレイアウト。そして最終日はバルセロナを巡る、2級山岳モンジュイックの丘(距離2.7km/平均4.7%)を含むコースを6周するショートステージで締めくくられる。そのためピュアスプリンターの姿はなく、クライマーからパンチャー、ある程度の登りをこなせる軽量スプリンターが集結した。
総合争いでの注目は、ジロ・デ・イタリア出場を控えるヨナス・ヴィンゲゴーハンセン(デンマーク、ヴィスマ・リースアバイク)と、2月のUAEツアーから1ヶ月ぶりの実戦となるレムコ・エヴェネプール(ベルギー、レッドブル・ボーラ・ハンスグローエ)の直接対決。そこにトーマス・ピドコック(イギリス、ピナレロQ36.5プロサイクリング)やジョアン・アルメイダ(ポルトガル、UAEチームエミレーツXRG)も加わる、豪華メンバーで争われる。

イネオス・グレナディアーズが牽引するプロトン photo:CorVos

開幕前日に引退を発表したナイロ・キンタナ(コロンビア、モビスター) photo:CorVos
初日はコース中盤に1級山岳を越える172.7km。レースは2月のツアー・オブ・オマーンで逃げ切りからプロ初勝利を挙げたバティスト・ヴェストロフール(フランス、ロット・アンテルマルシェ)を含む5名が逃げ集団を形成した。最初の3級山岳から続く中間スプリント、そして1級山岳まで、すべてヴェストロフールが先頭通過した。
メイン集団はイネオス・グレナディアーズやNSNサイクリングチーム、バーレーン・ヴィクトリアスなどが選手を送り込みながら牽引のローテーションを回す。その結果、プロトンは残り11km地点で逃げを吸収し、70名ほどに絞られた大集団が、フィニッシュラインの引かれたサン・フェリウ・ダ・ギシュルスに到着した。そして先頭に立ったNSNサイクリングチームのリードアウトを利用し、緩斜面の最終ストレートでトーマス・ピドコック(イギリス、ピナレロQ36.5プロサイクリング)が真っ先に踏み込んだ。
2日前のミラノ〜サンレモで2位に入り、その軽快なダンシングで飛ばすピドコックに対し、反応して追い抜いたのはエヴェネプール。しかし先にフィニッシュラインを越えたのは、その背後に冷静につき、絶好のタイミングで踏み込んだドリアン・ゴドン(フランス、イネオス・グレナディアーズ)だった。

エヴェネプールを退け、勝利したドリアン・ゴドン(フランス、イネオス・グレナディアーズ) photo:CorVos

初日勝者に輝いたドリアン・ゴドン(フランス、イネオス・グレナディアーズ) photo:CorVos
一度追い抜かれながらも諦めず踏み続け、ハンドルを投げたエヴェネプールとの写真判定による僅差を制し、勝利したゴドン。「昨年ほどではなかったが、厳しい終盤だった。踏み込むタイミングを我慢したが、向かい風もあり、ラスト50mは1時間かと思うほど長く感じた」と振り返ったゴドンは2025年のフランス選手権を制した国内王者。今年3年契約で加入したイネオスに、パリ〜ニースに続く今季2勝目をもたらした。

ミラノ〜サンレモの熱戦が終わり、次なるフランドルクラシックを前にUCIワールドツアーは、クライマーが躍動するボルタ・ア・カタルーニャを挟む。3月23日に開幕した本大会は、スペイン北東部カタルーニャ州を舞台にした7日間のステージレース。特にピレネー山脈で繰り広げられる登坂バトルが魅力だ。
なかでもハイライトとなるのが4日目から始まる山頂フィニッシュ3連戦だ。2度(4、5日目)の超級フィニッシュの後、続く6日目も最後に1級山岳を駆け上がるレイアウト。そして最終日はバルセロナを巡る、2級山岳モンジュイックの丘(距離2.7km/平均4.7%)を含むコースを6周するショートステージで締めくくられる。そのためピュアスプリンターの姿はなく、クライマーからパンチャー、ある程度の登りをこなせる軽量スプリンターが集結した。
総合争いでの注目は、ジロ・デ・イタリア出場を控えるヨナス・ヴィンゲゴーハンセン(デンマーク、ヴィスマ・リースアバイク)と、2月のUAEツアーから1ヶ月ぶりの実戦となるレムコ・エヴェネプール(ベルギー、レッドブル・ボーラ・ハンスグローエ)の直接対決。そこにトーマス・ピドコック(イギリス、ピナレロQ36.5プロサイクリング)やジョアン・アルメイダ(ポルトガル、UAEチームエミレーツXRG)も加わる、豪華メンバーで争われる。


初日はコース中盤に1級山岳を越える172.7km。レースは2月のツアー・オブ・オマーンで逃げ切りからプロ初勝利を挙げたバティスト・ヴェストロフール(フランス、ロット・アンテルマルシェ)を含む5名が逃げ集団を形成した。最初の3級山岳から続く中間スプリント、そして1級山岳まで、すべてヴェストロフールが先頭通過した。
メイン集団はイネオス・グレナディアーズやNSNサイクリングチーム、バーレーン・ヴィクトリアスなどが選手を送り込みながら牽引のローテーションを回す。その結果、プロトンは残り11km地点で逃げを吸収し、70名ほどに絞られた大集団が、フィニッシュラインの引かれたサン・フェリウ・ダ・ギシュルスに到着した。そして先頭に立ったNSNサイクリングチームのリードアウトを利用し、緩斜面の最終ストレートでトーマス・ピドコック(イギリス、ピナレロQ36.5プロサイクリング)が真っ先に踏み込んだ。
2日前のミラノ〜サンレモで2位に入り、その軽快なダンシングで飛ばすピドコックに対し、反応して追い抜いたのはエヴェネプール。しかし先にフィニッシュラインを越えたのは、その背後に冷静につき、絶好のタイミングで踏み込んだドリアン・ゴドン(フランス、イネオス・グレナディアーズ)だった。


一度追い抜かれながらも諦めず踏み続け、ハンドルを投げたエヴェネプールとの写真判定による僅差を制し、勝利したゴドン。「昨年ほどではなかったが、厳しい終盤だった。踏み込むタイミングを我慢したが、向かい風もあり、ラスト50mは1時間かと思うほど長く感じた」と振り返ったゴドンは2025年のフランス選手権を制した国内王者。今年3年契約で加入したイネオスに、パリ〜ニースに続く今季2勝目をもたらした。
ボルタ・ア・カタルーニャ2026第1ステージ
| 1位 | ドリアン・ゴドン(フランス、イネオス・グレナディアーズ) | 4:01:09 |
| 2位 | レムコ・エヴェネプール(ベルギー、レッドブル・ボーラ・ハンスグローエ) | |
| 3位 | トーマス・ピドコック(イギリス、ピナレロQ36.5プロサイクリング) | |
| 4位 | ギリェルモ・シルバ(ウルグアイ、XDSアスタナ) | |
| 5位 | シモーネ・グアルディ(イタリア、ロット・アンテルマルシェ) | |
| 6位 | レニー・マルティネス(フランス、バーレーン・ヴィクトリアス) | |
| 7位 | アンドレア・ラッカーニ(イタリア、スーダル・クイックステップ) | |
| 8位 | ヘンリ・ウーリヒ(ドイツ、アルペシン・プレミアテック) | |
| 9位 | オスカー・オンリー(イギリス、イネオス・グレナディアーズ) | |
| 10位 | アントワーヌ・ロート(フランス、デカトロンCMA CGM) |
個人総合成績
| 1位 | ドリアン・ゴドン(フランス、イネオス・グレナディアーズ) | 4:00:59 |
| 2位 | レムコ・エヴェネプール(ベルギー、レッドブル・ボーラ・ハンスグローエ) | +0:04 |
| 3位 | トーマス・ピドコック(イギリス、ピナレロQ36.5プロサイクリング) | +0:06 |
| 4位 | ギリェルモ・シルバ(ウルグアイ、XDSアスタナ) | +0:10 |
| 5位 | シモーネ・グアルディ(イタリア、ロット・アンテルマルシェ) | |
| 6位 | レニー・マルティネス(フランス、バーレーン・ヴィクトリアス) | |
| 7位 | アンドレア・ラッカーニ(イタリア、スーダル・クイックステップ) | |
| 8位 | ヘンリ・ウーリヒ(ドイツ、アルペシン・プレミアテック) | |
| 9位 | オスカー・オンリー(イギリス、イネオス・グレナディアーズ) | |
| 10位 | アントワーヌ・ロート(フランス、デカトロンCMA CGM) |
その他の特別賞
| ポイント賞 | ドリアン・ゴドン(フランス、イネオス・グレナディアーズ) |
| 山岳賞 | バティスト・ヴェストロフール(フランス、ロット・アンテルマルシェ) |
| ヤングライダー賞 | シモーネ・グアルディ(イタリア、ロット・アンテルマルシェ) |
| チーム総合成績 | イネオス・グレナディアーズ |
text:Sotaro.Arakawa
photo:CorVos
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