南仏が舞台のフォーン・ドローム・クラシックで、ロマン・グレゴワール(フランス、グルパマFDJユナイテッド)のアタックが成功。集団とマッテオ・ジョーゲンソン(アメリカ、ヴィスマ・リースアバイク)を振り切り、今季初勝利を挙げた。



2025年宇都宮ジャパンカップ覇者のレニー・マルティネス(フランス、バーレーン・ヴィクトリアス) photo:CorVos

3月1日に行われたフォーン・ドローム・クラシック(UCI1.Pro)は、前日に行われたフォーン・アルデシュ・クラシックの兄弟レース。アルデシュより難易度は低いものの、スプリンターには向かない丘陵レースで、シュールト・バックス(オランダ、ピナレロQ36.5プロサイクリング)ら7名が逃げを打った。

しかし残り40km地点で逃げ集団は吸収され、ヴィスマ・リースアバイクによるハイペースによってメイン集団の人数は絞られていく。そして残り38km地点、山頂手前でマティアス・スケルモース(デンマーク、リドル・トレック)がアタック。これにマッテオ・ジョーゲンソン(アメリカ、ヴィスマ・リースアバイク)、レニー・マルティネス(フランス、バーレーン・ヴィクトリアス)のビッグネーム2名が追従し、豪華な先頭集団が形成された。

先頭では下りでジョーゲンソンが抜け出す場面もあったものの、UAEチームエミレーツXRGが先導する追走集団がこれを引き戻す。その後もアタックと吸収が繰り返され、再び飛び出したジョーゲンソンにロマン・グレゴワール(フランス、グルパマFDJユナイテッド)が合流。これが勝負を決める動きとなった。

ジョーゲンソンとプロトンを振り切ったロマン・グレゴワール(フランス、グルパマFDJユナイテッド) photo:Faun Drome Classic

後続はフィニッシュ手前の登り区間で先頭2名の姿を視界に捉えるものの、吸収直前にグレゴワールが加速した。反応の遅れたジョーゲンソンを置き去りにした23歳のフレンチクライマーが、フィニッシュに飛び込み雄叫びを挙げた。

2025年にフォーン・アルデシュ・クラシックを制し、そして今年フォーン・ドローム・クラシックを初制覇したグレゴワール。「昨年アルデシュを勝って以降、ここで勝つことを夢見ていた。強いルーラーであるジョーゲンソンと一緒になり、勝利に向け完璧な状況とわかったら脚が軽くなったんだ。魔法みたいに。だからフィニッシュだけに集中して、勝ちに行った。自信はあったし、得意なタイミングからパンチある加速ができた」と、グレゴワールはレースを振り返った。

ジョーゲンソンもプロトンを振り切って2位。追走の届かなかったマルティネスは、アルデシュに続く3位に入っている。

昨年のアルデシュに続く勝利となったロマン・グレゴワール(フランス、グルパマFDJユナイテッド) photo:Faun Drome Classic
フォーン・ドローム・クラシック2026結果
1位 ロマン・グレゴワール(フランス、グルパマFDJユナイテッド) 4:14:11
2位 マッテオ・ジョーゲンソン(アメリカ、ヴィスマ・リースアバイク)
3位 レニー・マルティネス(フランス、バーレーン・ヴィクトリアス) +0:02
4位 クインテン・ヘルマンス(ベルギー、ピナレロQ36.5プロサイクリング)
5位 ポール・ラペラ(フランス、デカトロンCMA CGM)
6位 ドリアン・ゴドン(フランス、イネオス・グレナディアーズ)
7位 クリスティアン・スカローニ(イタリア、XDSアスタナ)
8位 アレックス・アランブル(スペイン、コフィディス)
9位 ルーカス・ネルーカー(イギリス、EFエデュケーション・イージーポスト)
10位 クレマン・ヴァントゥリーニ(フランス、ユニベット・ローズ・ロケッツ) +0:10
text:Sotaro.Arakawa
photo:Faun Drome Classic

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