前年覇者ヤスペル・フィリプセン(ベルギー)も絡む幾多のアタックを経て、クールネ~ブリュッセル~クールネは集団スプリントで決着。盤石のリードアウトからマシュー・ブレナン(イギリス、ヴィスマ・リースアバイク)が勝利を掴んだ。

今年もオムロープの翌日に行われたクールネ~ブリュッセル~クールネ photo:CorVos

クールネ~ブリュッセル~クールネ2026 image:Kuurne - Brussel - Kuurne ミュール・カペルミュールでマチュー・ファンデルプール(オランダ、アルペシン・プレミアテック)による圧巻の独走劇が披露されたオムロープ・ニュースブラット。その翌日の3月1日、同じベルギー・フランドル地方でクールネ~ブリュッセル~クールネ(UCI1.Pro)が開催された。
193.5kmのコースは11の丘と5つの石畳(うち3つは石畳坂)が登場する春のクラシックシーズン開幕戦。しかしオムロープより難易度は低く、また最後の丘からフィニッシュまでの59.5kmは平坦路のため、ピュアスプリンターが集結。レースはその通り、白熱のスプリントで決着した。
ファンデルプールのいないアルペシン・プレミアテックのエースは、前年覇者ヤスペル・フィリプセン(ベルギー)。レース序盤はドリース・デボント(ベルギー、ジェイコ・アルウラー)ら5名が逃げ、遅れてストーム・インゲブリクセン(ノルウェー、ウノエックス・モビリティ)ら2名も合流。その間にメイン集団では複数の集団落車が発生し、ティム・ウェレンス(ベルギー、UAEチームエミレーツXRG)らが棄権した。

石畳区間でアタックしたヤスペル・フィリプセン(ベルギー) photo:CorVos
プロトンが終盤に逃げを捉え、集団スプリントへ。そんな典型的なスプリントレースかと思われた戦いは、次々とアタックが繰り返される慌ただしい展開へと持ち込まれる。ロット・アンテルマルシェのペースメイクに好調ジョナタン・ミラン(イタリア、リドル・トレック)が遅れ、ポール・マニエ(フランス、スーダル・クイックステップ)はオムロープに続きパンクの不運に見舞われる。一方、石畳区間でアタックするなどフィリプセンの積極性が光った。
ディラン・ファンバーレ(オランダ、スーダル・クイックステップ)の加速が集団を分裂させたが、これはアルペシンの追走でプロトンは一度落ち着きを取り戻す。逃げを捉え、その後もアタックと吸収を繰り返した結果、勝負は連続する丘と石畳に耐えた50名程度の集団によるスプリントとなった。
そこで主導権を握ったのはヴィスマ・リースアバイクだった。集団に4名のアシストを残し、最後はクリストフ・ラポルト(フランス)の背後から、これ以上ない位置でスプリントを開始したのはマシュー・ブレナン(イギリス)。残り100mから踏み込んだ若きエースのトップスピードは、ライバルを並ばせることすら許さなかった。

盤石のリードアウトから勝利したマシュー・ブレナン(イギリス、ヴィスマ・リースアバイク) photo:CorVos

初優勝を喜ぶマシュー・ブレナン(イギリス、ヴィスマ・リースアバイク) photo:Kuurne - Brussel - Kuurne
20歳のスプリンターが披露した圧巻のスプリント。「ジュニアの頃、僕はここでプロたちのレースを見ていたんだ。だからまだ実感が湧かない。チームとして主導権を握り、それを結果に繋げることができて嬉しい」と喜んだブレナン。「オムロープで落車したため、複雑な気持ちでの戦いだった。だから最初は不安で、少し慎重に走った。でも次第にリズムを掴み、これがフランドルクラシックでの初勝利。できればこれが最後ではないといいね」と付け加えた。
2位にはルカ・モッツァート、3位はマッテオ・トレンティン(共にイタリア)と、チューダープロサイクリングの2名が表彰台に上がっている。


193.5kmのコースは11の丘と5つの石畳(うち3つは石畳坂)が登場する春のクラシックシーズン開幕戦。しかしオムロープより難易度は低く、また最後の丘からフィニッシュまでの59.5kmは平坦路のため、ピュアスプリンターが集結。レースはその通り、白熱のスプリントで決着した。
ファンデルプールのいないアルペシン・プレミアテックのエースは、前年覇者ヤスペル・フィリプセン(ベルギー)。レース序盤はドリース・デボント(ベルギー、ジェイコ・アルウラー)ら5名が逃げ、遅れてストーム・インゲブリクセン(ノルウェー、ウノエックス・モビリティ)ら2名も合流。その間にメイン集団では複数の集団落車が発生し、ティム・ウェレンス(ベルギー、UAEチームエミレーツXRG)らが棄権した。

プロトンが終盤に逃げを捉え、集団スプリントへ。そんな典型的なスプリントレースかと思われた戦いは、次々とアタックが繰り返される慌ただしい展開へと持ち込まれる。ロット・アンテルマルシェのペースメイクに好調ジョナタン・ミラン(イタリア、リドル・トレック)が遅れ、ポール・マニエ(フランス、スーダル・クイックステップ)はオムロープに続きパンクの不運に見舞われる。一方、石畳区間でアタックするなどフィリプセンの積極性が光った。
ディラン・ファンバーレ(オランダ、スーダル・クイックステップ)の加速が集団を分裂させたが、これはアルペシンの追走でプロトンは一度落ち着きを取り戻す。逃げを捉え、その後もアタックと吸収を繰り返した結果、勝負は連続する丘と石畳に耐えた50名程度の集団によるスプリントとなった。
そこで主導権を握ったのはヴィスマ・リースアバイクだった。集団に4名のアシストを残し、最後はクリストフ・ラポルト(フランス)の背後から、これ以上ない位置でスプリントを開始したのはマシュー・ブレナン(イギリス)。残り100mから踏み込んだ若きエースのトップスピードは、ライバルを並ばせることすら許さなかった。


20歳のスプリンターが披露した圧巻のスプリント。「ジュニアの頃、僕はここでプロたちのレースを見ていたんだ。だからまだ実感が湧かない。チームとして主導権を握り、それを結果に繋げることができて嬉しい」と喜んだブレナン。「オムロープで落車したため、複雑な気持ちでの戦いだった。だから最初は不安で、少し慎重に走った。でも次第にリズムを掴み、これがフランドルクラシックでの初勝利。できればこれが最後ではないといいね」と付け加えた。
2位にはルカ・モッツァート、3位はマッテオ・トレンティン(共にイタリア)と、チューダープロサイクリングの2名が表彰台に上がっている。
クールネ~ブリュッセル~クールネ2026結果
| 1位 | マシュー・ブレナン(イギリス、ヴィスマ・リースアバイク) | 4:53:55 |
| 2位 | ルカ・モッツァート(イタリア、チューダープロサイクリング) | +0:22 |
| 3位 | マッテオ・トレンティン(イタリア、チューダープロサイクリング) | +0:24 |
| 4位 | マテウジュ・ゴヴェカル(スロベニア、バーレーン・ヴィクトリアス) | +0:53 |
| 5位 | マイク・トゥーニッセン(オランダ、XDSアスタナ) | +0:54 |
| 6位 | ローレンス・レックス(ベルギー、スーダル・クイックステップ) | +0:57 |
| 7位 | トビアスルンド・アンドレースン(デンマーク、デカトロンCMA CGM) | |
| 8位 | ケース・ボル(オランダ、デカトロンCMA CGM) | |
| 9位 | ルーク・ランパーティ(アメリカ、EFエデュケーション・イージーポスト) | |
| 10位 | ヨルディ・メーウス(ベルギー、レッドブル・ボーラ・ハンスグローエ) |
text:Sotaro.Arakawa
photo:CorVos
photo:CorVos
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