逃げ集団が形成されない激しい展開となったジロ・ディ・サルデーニャ2日目。入り乱れる集団スプリントでダヴィデ・ドナーティ(イタリア、レッドブル・ボーラ・ハンスグローエ・ルーキーズ)がワールドチームを退け、プロ通算2勝目を手にした。



前日勝者のニコロ・ガリッボ(イタリア、チーム右京)と石橋学 photo:CorVos

2011年以来、15年ぶりの開催となったジロ・ディ・サルデーニャ(UCI2.1)は2日目。イタリアのサルデーニャ島西部の沿岸を北から南へ進むコースは136.3kmで、中盤に3つのカテゴリー山岳が設定された。逃げ切りの可能性も考えられた難易度は決して低くないレイアウトだったが、この日は逃げ集団が形成されなかった。

前日勝者であるニコロ・ガリッボ(イタリア)を擁するチーム右京がリーダーチームとして臨んだレースは、確かにアタックは繰り返されたものの、常にハイペースで進行したため抜け出す選手が現れなかった。そしてこの日最難関の2級山岳に入ると、前日2位だったフィリッポ・ザナ(イタリア、スーダル・クイックステップ)を含む5名が先行。しかしこの動きもプロトンに引き戻された。

もう一つのワールドチームであるXDSアスタナのダレン・ファンベックム(オランダ)によるアタックも決まらず、スプリントを嫌ったアレクサンドル・バルメール(スイス、ソリューションテックNIPPOラーリ)とフェデリコ・イアコモーニ(イタリア、チーム右京)が飛び出す場面も。しかし2名は捉えられ、集団スプリントへ。

スプリント勝利したダヴィデ・ドナーティ(イタリア、レッドブル・ボーラ・ハンスグローエ・ルーキーズ) photo:CorVos

残り200mでダヴィデ・ドナーティ(イタリア、レッドブル・ボーラ・ハンスグローエ・ルーキーズ)が先頭に立ち、残り50mの最終左コーナーを先頭で通過した。フィニッシュ手前のコースを熟知していたドナーティがジャンマルコ・ガロフォリ(イタリア、スーダル・クイックステップ)を退け、そのままフィニッシュラインを先頭通過した。

「最後の登りをうまく越えられ、集団の中では自分が最も速い選手の一人だと分かっていた。終盤にアタックがあったので、スプリントを早めに開始し、すべてを出し切った」とレースを振り返ったドナーティは20歳のスプリンターだ。トップチームの一員として出場した昨年7月のエティアス・ツール・ド・ワロニー(UCI2.Pro)でも区間優勝し、これでプロ通算2勝目となった。

ガリッボは総合首位をキープし、チーム右京はチーム総合でも首位に立っている。
ジロ・ディ・サルデーニャ2026第2ステージ結果
1位 ダヴィデ・ドナーティ(イタリア、レッドブル・ボーラ・ハンスグローエ・ルーキーズ) 3:03:14
2位 ジャンマルコ・ガロフォリ(イタリア、スーダル・クイックステップ)
3位 パトリック・ボーイフリュドキアー(デンマーク、リドル・トレック・フューチャーレーシング)
個人総合成績
1位 ニコロ・ガリッボ(イタリア、チーム右京) 7:42:13
2位 ジャンマルコ・ガロフォリ(イタリア、スーダル・クイックステップ) +0:04
3位 フィリッポ・ザナ(イタリア、スーダル・クイックステップ)
その他の特別賞
ポイント賞 ジャンマルコ・ガロフォリ(イタリア、スーダル・クイックステップ)
山岳賞
ヤングライダー賞 ヤン・ミハウ・ヤツコヴィアク(ポーランド、バーレーン・ヴィクトリアス・ディベロップメントチーム)
チーム総合成績 チーム右京
text:Sotaro.Arakawa
photo:CorVos

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