2月22日、Jクリテリウムツアー第1戦の志布志クリテリウムが開催され、昨年のシリーズチャンピオン孫崎大樹(ヴィクトワール広島)が優勝。再びクリテリウムリーダージャージに袖を通した。

初代チャンピオンの孫崎大樹(ヴィクトワール広島)と地元チームのシエルブルー鹿屋を先頭にスタート photo:Satoru Kato
鹿屋・肝付ロードレースの翌日は、鹿児島県の大隅半島東側に位置する志布志市に場所を移してのクリテリウム。昨年からスタートしたJクリテリウムツアーの第1戦「志布志クリテリウム」が開催された。

会場の志布志しおかぜ公園からは志布志港に接岸した大型タンカーが見える photo:Satoru Kato
太平洋に面する志布志港の近く、志布志しおかぜ公園周辺の港湾道路に設定された1周2.9kmのコースは、アルファベットのL字を描くようなレイアウト。今年はスタート・フィニッシュ地点が変更され、L字の直角部分の外に設定された。これにより最終スプリントはヘアピンを立ち上がったあと約1kmの直線勝負となり、どのような勝負が展開されるのかが注目された。
また、今シーズンのJクリテリウムツアーはJプロツアーチームのみの出場となり、予選レースが廃止された。昨年まではE1カテゴリーの選手も出場していたが、この変更により他のレース同様に別レースとして行われることになった。

序盤からアタックと吸収が繰り返されていく photo:Satoru Kato
前日同様、朝から晴れて暑さを感じるほどの陽気だったが、午後からは雲が広がりはじめる。雨予報が囁かれる中、20周58kmのレースがスタート。序盤からハイペースでの周回が続き、コーナーごとに集団は伸び縮みを繰り返す。集団前方ではアタックが繰り返されて先行を試みる動きがあるもの、3分50秒を切るラップタイムでの周回は逃げを容認する機会を与えない。

レース後半、雨で濡れた路面により集団のペースが落ちる photo:Satoru Kato

スプリンターで勝負するチームが集団前方に集まって最終周回へ photo:Satoru Kato
レース後半に入り12周目を終えた頃、厚さを増した雲から雨粒が落ちはじめる。14周目には雨足が強まり、コースを一気にウェットコンディションに変貌させた。ヘアピンコーナーではスリップによる落車が頻発し、集団のペースは4分台まで落ちた。しかし残り周回が少なくなるとスプリント勝負を狙うチームが集団前方に集まり始める。キナンレーシングチーム、ヴィクトワール広島、HPCJCブリヂストンアンカー、スパークルおおいたレーシングチーム、さらに地元チームのシエルブルー鹿屋もポジション争いに加わって最終周回へ。

中央から孫崎大樹(ヴィクトワール広島)のスプリントが伸びてくる photo:Satoru Kato

孫崎大樹の両脇で草場啓吾(キナンレーシングチーム)と岡本勝哉(HPCJCブリヂストンアンカー)がスプリント photo:Satoru Kato

孫崎大樹(ヴィクトワール広島)がトップでフィニッシュ photo:Satoru Kato
最後のヘアピンを折り返してスプリントが始まると、ヴィクトワール広島の列車が先導。「予定していたより少し長めにモガくことになってしまった」という孫崎大樹(ヴィクトワール広島)が残り200mからスプリントに入る。右から草場啓吾(キナンレーシングチーム)、左から岡本勝哉(HPCJCブリヂストンアンカー)、背後には黒枝士揮(スパークルおおいたレーシングチーム)と、強力なスプリンター達が追いすがる中、孫崎は先頭を譲らずフィニッシュへ。ヴィクトワール広島の中山卓士GMから「絶対にリーダージャージを獲って帰ってこい」と言われていたというJクリテリウムツアー初代チャンピオンが、その使命を果たして見せた。

表彰式 3名とも京都北桑田高校自転車部出身 photo:Satoru Kato
孫崎大樹 コメント
「最終周回の最終コーナーまで久保田(悠介)選手が牽引し、先頭で通過したあとはルーク(バーンズ)、中村(圭佑)、僕と想定通りの列車を組めた。でも集団のペースが上がるのが思ったよりも早く、スプリントのペースが全体的にタレてきていたので、列車を組めなかったスプリンターが有利な状況になっていた。後ろに草場(啓吾)選手や(岡本)勝哉選手がいるのは分かっていて、最後まで勝利を確信することは出来なかった。そんな状況でもタイミングよくモガけたと思う。
昨日はキナンレーシングチームにしてやられてしまい、今日も草場選手が確実に来るだろうとわかっていたので、絶対に負けられないと思っていた。昨日の雪辱を今日果たせて本当に良かったと思う。

再びクリテリウムリーダージャージを着た孫崎大樹(ヴィクトワール広島) photo:Satoru Kato
次のJクリテリウムツアーはチームの地元広島での開催になるので、王者の証としてリーダージャージを着て先頭でスタートできる。その姿を応援してくださる皆様やチームのスポンサーの皆様の前で披露できることは僕もチームも望んでいたこと。昨年から始まったJクリテリウムツアーだが、日本のレースではスプリンターが活躍できる場が少ないので、リーダージャージを着られる機会を与えてもらえることは嬉しいことだと思う。だからしっかり目立って、この競技をもっと華やかに見せていきたい」

鹿屋・肝付ロードレースの翌日は、鹿児島県の大隅半島東側に位置する志布志市に場所を移してのクリテリウム。昨年からスタートしたJクリテリウムツアーの第1戦「志布志クリテリウム」が開催された。

太平洋に面する志布志港の近く、志布志しおかぜ公園周辺の港湾道路に設定された1周2.9kmのコースは、アルファベットのL字を描くようなレイアウト。今年はスタート・フィニッシュ地点が変更され、L字の直角部分の外に設定された。これにより最終スプリントはヘアピンを立ち上がったあと約1kmの直線勝負となり、どのような勝負が展開されるのかが注目された。
また、今シーズンのJクリテリウムツアーはJプロツアーチームのみの出場となり、予選レースが廃止された。昨年まではE1カテゴリーの選手も出場していたが、この変更により他のレース同様に別レースとして行われることになった。

前日同様、朝から晴れて暑さを感じるほどの陽気だったが、午後からは雲が広がりはじめる。雨予報が囁かれる中、20周58kmのレースがスタート。序盤からハイペースでの周回が続き、コーナーごとに集団は伸び縮みを繰り返す。集団前方ではアタックが繰り返されて先行を試みる動きがあるもの、3分50秒を切るラップタイムでの周回は逃げを容認する機会を与えない。


レース後半に入り12周目を終えた頃、厚さを増した雲から雨粒が落ちはじめる。14周目には雨足が強まり、コースを一気にウェットコンディションに変貌させた。ヘアピンコーナーではスリップによる落車が頻発し、集団のペースは4分台まで落ちた。しかし残り周回が少なくなるとスプリント勝負を狙うチームが集団前方に集まり始める。キナンレーシングチーム、ヴィクトワール広島、HPCJCブリヂストンアンカー、スパークルおおいたレーシングチーム、さらに地元チームのシエルブルー鹿屋もポジション争いに加わって最終周回へ。



最後のヘアピンを折り返してスプリントが始まると、ヴィクトワール広島の列車が先導。「予定していたより少し長めにモガくことになってしまった」という孫崎大樹(ヴィクトワール広島)が残り200mからスプリントに入る。右から草場啓吾(キナンレーシングチーム)、左から岡本勝哉(HPCJCブリヂストンアンカー)、背後には黒枝士揮(スパークルおおいたレーシングチーム)と、強力なスプリンター達が追いすがる中、孫崎は先頭を譲らずフィニッシュへ。ヴィクトワール広島の中山卓士GMから「絶対にリーダージャージを獲って帰ってこい」と言われていたというJクリテリウムツアー初代チャンピオンが、その使命を果たして見せた。

孫崎大樹 コメント
「最終周回の最終コーナーまで久保田(悠介)選手が牽引し、先頭で通過したあとはルーク(バーンズ)、中村(圭佑)、僕と想定通りの列車を組めた。でも集団のペースが上がるのが思ったよりも早く、スプリントのペースが全体的にタレてきていたので、列車を組めなかったスプリンターが有利な状況になっていた。後ろに草場(啓吾)選手や(岡本)勝哉選手がいるのは分かっていて、最後まで勝利を確信することは出来なかった。そんな状況でもタイミングよくモガけたと思う。
昨日はキナンレーシングチームにしてやられてしまい、今日も草場選手が確実に来るだろうとわかっていたので、絶対に負けられないと思っていた。昨日の雪辱を今日果たせて本当に良かったと思う。

次のJクリテリウムツアーはチームの地元広島での開催になるので、王者の証としてリーダージャージを着て先頭でスタートできる。その姿を応援してくださる皆様やチームのスポンサーの皆様の前で披露できることは僕もチームも望んでいたこと。昨年から始まったJクリテリウムツアーだが、日本のレースではスプリンターが活躍できる場が少ないので、リーダージャージを着られる機会を与えてもらえることは嬉しいことだと思う。だからしっかり目立って、この競技をもっと華やかに見せていきたい」
Jクリテリウムツアー2026 第1戦志布志クリテリウム 結果(58km)
| 1位 | 孫崎 大樹(ヴィクトワール広島) | 1時間18分15秒 |
| 2位 | 岡本 勝哉(HPCJC BRIDGESTONE-ANCHOR) | +0秒 |
| 3位 | 草場 啓吾(KINAN Racing Team) | |
| 4位 | 黒枝 士揮(Sparkle Oita Racing Team) | |
| 5位 | 松本 一成(TeamCyclersSNEL) | |
| 6位 | 伊澤 将也(CIEL BLEU KANOYA) |
Jクリテリウムリーダー 孫崎大樹(ヴィクトワール広島)
周回賞(3周回目) 山本元喜(KINAN Racing Team)
周回賞(5周回目) 渡辺一気(京都産業大学)
周回賞(7周回目) 中村圭佑(ヴィクトワール広島)
周回賞(9周回目) 橋川 丈(KINAN Racing Team)
周回賞(11周回目) 山本元喜(KINAN Racing Team)
周回賞(13周回目) 渡辺一気(京都産業大学)
周回賞(15周回目) 大山航平(イナーメ信濃山形)
鹿児島賞 黒枝士揮(Sparkle Oita Racing Team)

7回設定された周回賞を獲得した5名 photo:Satoru Kato 
鹿児島賞は黒枝士揮(スパークルおおいたレーシングチーム) photo:Satoru Kato

E1優勝 田中亮祐(NT-W) photo:Satoru Kato

E2優勝 橋本貫志(北海道苫小牧東高等学校) photo:Satoru Kato 
E3 芦原 健太郎(coeur racing、写真右端)がライン上で差した photo:Satoru Kato

F(女子)優勝 阿部花梨(イナーメ信濃山形-F) photo:Satoru Kato 
M(マスターズ)優勝 中村将也(MiNERVA-asahi) photo:Satoru Kato
text&photo:Satoru Kato
周回賞(3周回目) 山本元喜(KINAN Racing Team)
周回賞(5周回目) 渡辺一気(京都産業大学)
周回賞(7周回目) 中村圭佑(ヴィクトワール広島)
周回賞(9周回目) 橋川 丈(KINAN Racing Team)
周回賞(11周回目) 山本元喜(KINAN Racing Team)
周回賞(13周回目) 渡辺一気(京都産業大学)
周回賞(15周回目) 大山航平(イナーメ信濃山形)
鹿児島賞 黒枝士揮(Sparkle Oita Racing Team)







text&photo:Satoru Kato
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