大会を象徴するジュベルハフィートで争われたUAEツアー6日目。イサーク・デルトロ(メキシコ、UAEチームエミレーツXRG)が残り2.5kmから独走し、今大会2勝目と共に総合優勝に王手をかけた。

総合で遅れを取っているレムコ・エヴェネプール(ベルギー、レッドブル・ボーラ・ハンスグローエ) photo:UAE Tour
ジョナタン・ミラン(イタリア、リドル・トレック)が2日連続でのスプリント勝利を挙げ、6日目を迎えたUAEツアー(UCIワールドツアー)もあと2日。この日は総合優勝の行方がほぼ決する山頂フィニッシュで争われた。168kmコースはほぼ平坦路だが、最後に大会を象徴するジュベルハフィート(距離10.7km/平均6.6%)を駆け上がる。
第3ステージの山頂フィニッシュを制した、総合首位アントニオ・ティベーリ(イタリア、バーレーン・ヴィクトリアス)と総合2位イサーク・デルトロ(メキシコ、UAEチームエミレーツXRG)との差は21秒。一方、レムコ・エヴェネプール(ベルギー、レッドブル・ボーラ・ハンスグローエ)は1分44秒遅れでレースはスタートし、序盤から激しいアタック合戦が繰り広げられた。そして元ヨーロッパのタイムトライアル王者のシュテファン・ビッセガー(スイス、デカトロンCMA CGM)ら8名が逃げを打った。

8名による逃げ集団 photo:UAE Tour
アドバンテージをもって最終山岳に入りたい逃げグループは、順調にローテーションを回しながら距離を消化していく。それを追いかけるメイン集団では、残り32km地点で落車が発生し、巻き込まれたクリス・ハーパー(オーストラリア、ピナレロQ36.5プロサイクリング)が鎖骨を骨折してリタイア。同じく落車したウィルコ・ケルデルマン(オランダ、ヴィスマ・リースアバイク)はレースを続行した。
ほとんどがワールドチームで形成された逃げ集団は、1分23秒のリードで最終山岳に突入する。徐々に人数が減っていき、最後に残ったのはイネオス・グレナディアーズのジョシュア・ターリング(イギリス)とペーター・オクセンベア(デンマーク)というコンビ。その1分後方のプロトンでは、グレゴール・ミュールベルガー(オーストリア、デカトロンCMA CGM)が高速牽引を開始し、エースであるフェリックス・ガル(オーストリア)のために集団の人数を減らしていった。

ジュベルハフィートに突入したプロトン photo:UAE Tour

逃げ集団から最後まで粘ったイネオス・グレナディアーズの2名 photo:UAE Tour
残り7km地点で先頭との差は21秒。追走集団はデカトロンの2名の背後にティベーリ、続いてデルトロが位置し、総合3位アロルド・テハダ(コロンビア、XDSアスタナ)と4位のレナルト・ファンイートヴェルト(ベルギー、ロット・アンテルマルシェ)を加えた6名に絞られる。しかしすぐに後続が追いつき、レムコ・エヴェネプール(ベルギー、レッドブル・ボーラ・ハンスグローエ)が追走集団の先頭に立つシーンもあった。
残り6km地点で逃げは捉まり、直前に集団を飛び出したガルとテハダが先頭に立つ。後続ではアダム・イェーツ(イギリス、UAEチームエミレーツXRG)がペースを作り、そこからエヴェネプールがドロップ。直後にイラン・ファンウィルデル(ベルギー、スーダル・クイックステップ)が落車し、復帰を目指す集団からか、残り4.2km地点でデルトロが仕掛けた。

独走に持ち込んだイサーク・デルトロ(メキシコ、UAEチームエミレーツXRG) photo:UAE Tour
満を持して踏み始めたデルトロに食らいついたのはティベーリただ一人。すぐに先頭の2名に追いつき、そのまま突き放す。後続からルーク・プラップ(オーストラリア、ジェイコ・アルウラー)が追いつき、新たに形成された先頭集団は3名となる。しかし残り2.7kmでデルトロはさらにペースを一段上げ、ライバルたちを引き離した。
チームのメインスポンサーであるUAE最大のステージレースで、前年の総合優勝者タデイ・ポガチャル(スロベニア、UAEチームエミレーツXRG)から総合エースの座を引き継いだデルトロ。そのプレッシャーを一切感じさせない軽快な走りで、2.5kmの独走を決め、大会初日に続く区間2勝目を手に入れた。

今大会2勝目を掴んだイサーク・デルトロ(メキシコ、UAEチームエミレーツXRG) photo:CorVos

総合でも首位に立ったイサーク・デルトロ(メキシコ、UAEチームエミレーツXRG) photo:UAE Tour
22歳のメキシコ王者が見せた圧巻の勝利。「今日は精神的な勝負だった。勝てると信じ、挑戦し続けた結果。残り2.5kmから全てを出し、その後は作ったリードを守り抜くだけだった。キャリアのなかでも最高の走りの1つだ」とデルトロは勝利を喜んだ。
2位には12秒遅れでプラップが入り、3位はガル。そして総合リーダージャージを着るティベーリは31秒遅れだったため、デルトロが総合で逆転。翌日は集団スプリントが濃厚な平坦ステージのため、実質的な総合優勝が決まった。

ジョナタン・ミラン(イタリア、リドル・トレック)が2日連続でのスプリント勝利を挙げ、6日目を迎えたUAEツアー(UCIワールドツアー)もあと2日。この日は総合優勝の行方がほぼ決する山頂フィニッシュで争われた。168kmコースはほぼ平坦路だが、最後に大会を象徴するジュベルハフィート(距離10.7km/平均6.6%)を駆け上がる。
第3ステージの山頂フィニッシュを制した、総合首位アントニオ・ティベーリ(イタリア、バーレーン・ヴィクトリアス)と総合2位イサーク・デルトロ(メキシコ、UAEチームエミレーツXRG)との差は21秒。一方、レムコ・エヴェネプール(ベルギー、レッドブル・ボーラ・ハンスグローエ)は1分44秒遅れでレースはスタートし、序盤から激しいアタック合戦が繰り広げられた。そして元ヨーロッパのタイムトライアル王者のシュテファン・ビッセガー(スイス、デカトロンCMA CGM)ら8名が逃げを打った。

アドバンテージをもって最終山岳に入りたい逃げグループは、順調にローテーションを回しながら距離を消化していく。それを追いかけるメイン集団では、残り32km地点で落車が発生し、巻き込まれたクリス・ハーパー(オーストラリア、ピナレロQ36.5プロサイクリング)が鎖骨を骨折してリタイア。同じく落車したウィルコ・ケルデルマン(オランダ、ヴィスマ・リースアバイク)はレースを続行した。
ほとんどがワールドチームで形成された逃げ集団は、1分23秒のリードで最終山岳に突入する。徐々に人数が減っていき、最後に残ったのはイネオス・グレナディアーズのジョシュア・ターリング(イギリス)とペーター・オクセンベア(デンマーク)というコンビ。その1分後方のプロトンでは、グレゴール・ミュールベルガー(オーストリア、デカトロンCMA CGM)が高速牽引を開始し、エースであるフェリックス・ガル(オーストリア)のために集団の人数を減らしていった。


残り7km地点で先頭との差は21秒。追走集団はデカトロンの2名の背後にティベーリ、続いてデルトロが位置し、総合3位アロルド・テハダ(コロンビア、XDSアスタナ)と4位のレナルト・ファンイートヴェルト(ベルギー、ロット・アンテルマルシェ)を加えた6名に絞られる。しかしすぐに後続が追いつき、レムコ・エヴェネプール(ベルギー、レッドブル・ボーラ・ハンスグローエ)が追走集団の先頭に立つシーンもあった。
残り6km地点で逃げは捉まり、直前に集団を飛び出したガルとテハダが先頭に立つ。後続ではアダム・イェーツ(イギリス、UAEチームエミレーツXRG)がペースを作り、そこからエヴェネプールがドロップ。直後にイラン・ファンウィルデル(ベルギー、スーダル・クイックステップ)が落車し、復帰を目指す集団からか、残り4.2km地点でデルトロが仕掛けた。

満を持して踏み始めたデルトロに食らいついたのはティベーリただ一人。すぐに先頭の2名に追いつき、そのまま突き放す。後続からルーク・プラップ(オーストラリア、ジェイコ・アルウラー)が追いつき、新たに形成された先頭集団は3名となる。しかし残り2.7kmでデルトロはさらにペースを一段上げ、ライバルたちを引き離した。
チームのメインスポンサーであるUAE最大のステージレースで、前年の総合優勝者タデイ・ポガチャル(スロベニア、UAEチームエミレーツXRG)から総合エースの座を引き継いだデルトロ。そのプレッシャーを一切感じさせない軽快な走りで、2.5kmの独走を決め、大会初日に続く区間2勝目を手に入れた。


22歳のメキシコ王者が見せた圧巻の勝利。「今日は精神的な勝負だった。勝てると信じ、挑戦し続けた結果。残り2.5kmから全てを出し、その後は作ったリードを守り抜くだけだった。キャリアのなかでも最高の走りの1つだ」とデルトロは勝利を喜んだ。
2位には12秒遅れでプラップが入り、3位はガル。そして総合リーダージャージを着るティベーリは31秒遅れだったため、デルトロが総合で逆転。翌日は集団スプリントが濃厚な平坦ステージのため、実質的な総合優勝が決まった。
UAEツアー2026第6ステージ結果
| 1位 | イサーク・デルトロ(メキシコ、UAEチームエミレーツXRG) | 3:27:54 |
| 2位 | ルーク・プラップ(オーストラリア、ジェイコ・アルウラー) | +0:12 |
| 3位 | フェリックス・ガル(オーストリア、デカトロンCMA CGM) | +0:21 |
| 4位 | アントニオ・ティベーリ(イタリア、バーレーン・ヴィクトリアス) | +0:31 |
| 5位 | トビアス・ヨハンネセン(ノルウェー、ウノエックス・モビリティ) | +0:36 |
| 6位 | ヨルゲン・ノードハーゲン(ノルウェー、ヴィスマ・リースアバイク) | |
| 7位 | デレク・ジーウェスト(カナダ、リドル・トレック) | |
| 8位 | アロルド・テハダ(コロンビア、XDSアスタナ) | |
| 9位 | ダヴィド・ゴデュ(フランス、グルパマFDJユナイテッド) | +0:48 |
| 10位 | マイケル・ストーラー(オーストラリア、チューダープロサイクリング) |
個人総合成績
| 1位 | イサーク・デルトロ(メキシコ、UAEチームエミレーツXRG) | 18:13:42 |
| 2位 | アントニオ・ティベーリ(イタリア、バーレーン・ヴィクトリアス) | +0:20 |
| 3位 | ルーク・プラップ(オーストラリア、ジェイコ・アルウラー) | +1:14 |
| 4位 | アロルド・テハダ(コロンビア、XDSアスタナ) | +1:25 |
| 5位 | フェリックス・ガル(オーストリア、デカトロンCMA CGM) | +1:34 |
| 6位 | レナルト・ファンイートヴェルト(ベルギー、ロット・アンテルマルシェ) | +1:44 |
| 7位 | デレク・ジーウェスト(カナダ、リドル・トレック) | +1:47 |
| 8位 | ヨルゲン・ノードハーゲン(ノルウェー、ヴィスマ・リースアバイク) | +1:55 |
| 9位 | トビアス・ヨハンネセン(ノルウェー、ウノエックス・モビリティ) | +2:08 |
| 10位 | レムコ・エヴェネプール(ベルギー、レッドブル・ボーラ・ハンスグローエ) | +2:25 |
その他の特別賞
| ポイント賞 | イサーク・デルトロ(メキシコ、UAEチームエミレーツXRG) |
| ヤングライダー賞 | イサーク・デルトロ(メキシコ、UAEチームエミレーツXRG) |
| チーム総合成績 | UAEチームエミレーツXRG |
text:Sotaro.Arakawa
photo:CorVos, UAE Tour
photo:CorVos, UAE Tour
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