今月プロ初勝利を挙げたばかりのトム・クラッベ(ベルギー、フランダース・バロワーズ)が、ブエルタ・ア・アンダルシア第4ステージで勝利。ワールドチームの強豪を退け、キャリアハイの結果を残した。



総合6位につけるトーマス・ピドコック(イギリス、ピナレロQ36.5プロサイクリング) photo:CorVos

スペインのアンダルシア地方を舞台とするブエルタ・ア・アンダルシア・ルタ・シクリスタ・デル・ソル(UCI2.Pro)は4日目。序盤に2級山岳を登坂し、その後は標高600m前後の平坦路を進む166kmコースだ。逃げ切りにはアップダウンが乏しいため、集団スプリントが大方の予想となった。

今年デカトロンCMA CGMからトタルエネルジーに移籍したジョフレ・ブシャール(フランス)が先に動いて形成された逃げは3名。33歳のベテランであるブシャールは2級山岳を先頭通過し、続く2つの中間スプリントもトップで通過した。一方のメイン集団は、グルパマ・FDJユナイテッドがペースを作った。

メカトラブルに見舞われたニル・ヒメノ(スペイン、エキポ・ケルンファルマ)が遅れ、2名となった逃げは残り26km地点で吸収される。ヴィスマ・リースアバイクが牽引するプロトンからは、UAEチームエミレーツXRGのアタックからティム・ウェレンス(ベルギー、UAEチームエミレーツXRG)が飛び出し、これに優勝候補であるクリストフ・ラポルト(フランス、ヴィスマ・リースアバイク)とマルチン・ブジンスキ(ポーランド、MBHバンクCSBテレコムフォート)の3名が飛び出した。

スプリント勝利したトム・クラッベ(ベルギー、フランダース・バロワーズ) photo:CorVos

しかしこの3名は引き戻され、大集団は最終ストレートに突入した。ヴィスマ・リースアバイクが主導権を握ったものの、アクセル・ジングレ(フランス、ヴィスマ・リースアバイク)の背後から飛び出したトム・クラッベ(ベルギー、フランダース・バロワーズ)が先着した。

ワールドチームのいるレースで金星を挙げたクラッベは、20歳のベルジャンスプリンター。プロデビューとなった2025年はツアー・オブ・ブリテンで区間2位に入り、今年は初レースだったエトワール・ド・ベセージュ(UCI2.1)の初日でスプリント勝利を挙げた。そして2戦目となった今大会で、キャリアハイとなる勝利を掴んだ。

2位はソーレン・ヴァーレンショルト(ノルウェー、ウノエックス・モビリティ)が入り、3位はサンディ・デュジャルダン(フランス、トタルエネルジー)。総合首位はイバン・ロメオ(スペイン、モビスター)のまま、最終日となる翌日はラストに3級山岳を2度登坂する丘陵ステージを迎える。
ブエルタ・ア・アンダルシア2026第4ステージ結果
1位 トム・クラッベ(ベルギー、フランダース・バロワーズ) 3:50:02
2位 ソーレン・ヴァーレンショルト(ノルウェー、ウノエックス・モビリティ)
3位 サンディ・デュジャルダン(フランス、トタルエネルジー)
4位 アレックス・アランブル(スペイン、コフィディス)
5位 クリストフ・ラポルト(フランス、ヴィスマ・リースアバイク)
個人総合成績
1位 イバン・ロメオ(スペイン、モビスター) 15:03:06
2位 アンドレアス・レックネスン(ノルウェー、ウノエックス・モビリティ) +0:07
3位 ロマン・グレゴワール(フランス、グルパマFDJユナイテッド) +0:49
4位 クリストフ・ラポルト(フランス、ヴィスマ・リースアバイク) +0:50
5位 ヨン・バレネチェア(スペイン、モビスター) +0:51
その他の特別賞
ポイント賞 クリストフ・ラポルト(フランス、ヴィスマ・リースアバイク)
山岳賞 ジョシュ・バーネット(ニュージーランド、ブルゴス・ブルペレットBH)
ヤングライダー賞 アンドレアス・レックネスン(ノルウェー、ウノエックス・モビリティ)
チーム総合成績 モビスター
text:Sotaro.Arakawa
photo:CorVos