雪降る最高気温1℃の寒さ中、開催されたシクロクロス東京。お台場に集まった参加者たちのこだわりバイクを紹介。CXデビュー戦を迎えた74歳が操るスペシャライズド CRUXや、リドレー ASTR RSのシングルスピード、自身でカスタムペイントしたジャイアント TCXをピックアップ。



安藤光平さん(SHIDO-WORKS)のリドレー ASTR RS

安藤光平さん(SHIDO-WORKS)のリドレー ASTR RS photo:Michinari TAKAGI

東京都狛江市のショップ「BiciclettaSHIDO」の店長である安藤光平さん(SHIDO-WORKS)。元々ME1を走っており、MM40のマスターズカテゴリーを経て、先日の湘南シクロクロス、中井ラウンドではME2で2位。その結果、ME1への復帰を果たした。今大会ではME1とシングルスピードのダブルで出場した。

そんな安藤さんの愛車はリドレーのグラベルロード「ASTR RS」。それをシングルスピード仕様にカスタムしている。「まだ乗り始めたばかりですが、とにかくよく進むバイクです」と安藤さん。「ロードのタイヤ履かせても良い感じに気持ちよく走れます」と、マルチユースなバイクであることを紹介してくれた。

クランクはスラム RED photo:Michinari TAKAGI

ハンドルはデダ・エレメンティ ALANERA RS photo:Michinari TAKAGI

コンポーネントはSTIレバーとクランク、ブレーキキャリパーで、ブレーキローターがスラム RED。フロントのチェーンリングとリアのコグはどちらもウルフトゥース。ギア比はフロントが40T、リアが20Tで2.0というセッティングとなっていた。

ハンドルはデダ・エレメンティのステム一体型カーボンハンドルのALANERA RS。サドルはカデックスの軽量サドル「AMP」と、軽量かつフラッグシップモデルのパーツで構成されている。

ウルフトゥースのコグは20T photo:Michinari TAKAGI
Qファクター調整が可能なウルフトゥース ALT XC Clipless Pedal photo:Michinari TAKAGI


ジップの303 Firecrestのチューブラホイールとチャレンジタイヤを組み合わせる photo:Michinari TAKAGI


ホイールはジップの303 Firecrestのチューブラホイール。タイヤはチャレンジタイヤでフロントがCHICANE、リアはDUNEで前後で異なる選択をしていた。

ペダルがウルフトゥース ALT XC Clipless Pedal。「シマノ SPD互換でQファクター調整もできるんです。ペダル内のスペーサーとベアリングを並び替えることで、3段階もQファクター調整ができます」と、チョイスした理由を語ってくれた。



鈴木昭男さん(なるしまフレンド)のスペシャライズド CRUX COMP

鈴木昭男さん(なるしまフレンド)のスペシャライズド CRUX COMP photo:Michinari TAKAGI

続いては、なんと74歳でシクロクロスデビューを果たした鈴木昭男さん(なるしまフレンド)。「1964年の東京オリンピックを観てから自転車競技を始めました。中学2年生の頃から始めたので、実業団が発足する前ですね。社会人の頃はレースには出れず、7年前にようやくレースに復帰しました。いまはツール・ド・おきなわやニセコクラシックなどに参戦しています」と、長い自転車競技歴を簡潔に説明してくれた。

そんな大ベテランである鈴木さんの愛車は、なるしまフレンドの小畑さんと相談して決め、組み上げてもらったというスペシャライズド CRUX COMP。CXを始めるキッカケは、UCIマスターズシクロクロス世界選手権で銀メダルを獲得したマスターズ全日本王者の増田謙一さん(SHIDO-WORKS)(愛車記事はこちら)に誘われたからだそう。バイク購入してから出場までの期間はわずか1週間だったそうで、なんとも素晴らしい決断力と行動力!

控えめでシンプルなフレームカラーがお気に入りとのこと photo:Michinari TAKAGI

コンポーネントはシマノ GRX photo:Michinari TAKAGI
リアカセットスプロケットが10-45T photo:Michinari TAKAGI


iRC SERAC CX EDGEを選択 photo:Michinari TAKAGI

何と納車は大会の前日だったそうで、当日がシェイクダウン(笑)。「バイクは乗りやすかったのですが、普段ロードのSPD-SLペダルに慣れているせいか、クリートキャッチで苦戦してしまいました」と、早速シクロクロスの洗礼を受けていました。

「スペシャライズドが好きで、ロードはTARMAC SL8に乗っているのでCRUXを選びました。ブランドロゴが控えめで、スペシャライズドっぽくないけど、そのシンプルさがお気に入りです」と、購入の決め手を話してくれた。

コンポーネントはシマノ GRX。ギア比はフロントチェーンリングが40T、リアカセットスプロケットが10-45T。ワイドレシオにすることにより、砂地も走破しやすいギア選びをしていた。またタイヤも、砂地を意識してiRC SERAC CX EDGEを選択していた。



江越岳也さん(VAPOR CX TEAM)のジャイアント TCX ADVANCED PRO

江越岳也さん(VAPOR CX TEAM)のジャイアント TCX ADVANCED PRO photo:Michinari TAKAGI

約10年ジャイアントストアで働き、現在は独立して、自転車の洗車専門店「SENSHA Bicycle 金沢文庫」のオーナーである江越岳也さん(VAPOR CX TEAM)。家族でシクロクロス東京に参戦し、奥様の江越未稀さん(VAPOR CX TEAM)はWE2を制し、江越岳也さん自身もME3に参戦。3位フィニッシュで見事ME2への昇格を果たした。

そんな江越さんの愛車は見たことないカラーのジャイアントのシクロクロスバイク「TCX ADVANCED PRO」。「インスタグラムでこのカラーリングのヘルメットを見かけ、フレームでやったら面白いかなと思ってやってみました。シクロクロス会場でよく見かける黒金のTCXをベースに、自分で黒の部分をラップカラーでリペイントしました」とのこと。

「黒金のTCXをベースに自分で黒の部分をラップカラーでリペイントしました」と江越さん photo:Michinari TAKAGI

織田聖(弱虫ペダルサイクリングチーム)のチャンピオンバイクのトップキャップを手掛けたのも江越さん photo:Michinari TAKAGI
サングラスも鮮やかなピンクにリペイントしたという photo:Michinari TAKAGI


和風なイラストが描かれた手作りトップキャップ photo:Michinari TAKAGI

実は江越さんは、シクロクロス全日本選手権を4連覇中である織田聖(弱虫ペダルサイクリングチーム)のチャンピオンバイクのトップキャップを手掛けた本人でもある。

コンポーネントはシマノ ULTEGRAで、クランクはスパイダー型パワーメーターのマージーン PES-P505。フロントチェーンリングは40Tでフレームカラーに合わせて、レッドとブルー、ゴールドの3色のチェーンリングボルトで取り付けられていた。チェーンはゴールドのKMCを合わせる。

クランクはマージーン PES-P505で、カラフルなチェーンリングボルトでカスタム photo:Michinari TAKAGI

PRO VIBE 7Sのラウンド形状の400mmを愛用 photo:Michinari TAKAGI

「ハンドルは懐かしのPRO VIBE 7Sのラウンド形状の400mmを愛用しています」とカスタムのポイントを話してくれた。ちなみに筆者も大好きなハンドルで、5セット保有しています(笑)。

「試走で前輪をパンクさせてしまい、前後輪は違います」とアクシデントがあり、本来は前後共にグロータックのEQUALカーボンチューブレスホイール。タイヤはiRC SERAC CX EDGEを選択していた。

グロータックのEQUALカーボンホイールにiRC SERAC CX EDGEを組み合わせる photo:Michinari TAKAGI

photo & text:Michinari TAKAGI

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