スペイン南部のアンダルシア地方でブエルタ・ア・アンダルシアが開幕。初日のスプリントをクリストフ・ラポルト(フランス、ヴィスマ・リースアバイク)が制し、シーズンの半分を棒に振った病から見事な復活勝利を決めた。

前哨戦を制したティム・ウェレンス(ベルギー、UAEチームエミレーツXRG) photo:CorVos
正式名称をブエルタ・ア・アンダルシア・ルタ・シクリスタ・デル・ソル(UCI2.Pro)とする大会は、スペイン南部を舞台とする5日間のステージレース。連日カテゴリー山岳が登場する丘陵ステージが主だが、山頂フィニッシュはなし。そのためクライマーはもちろん、登りを苦手としないスプリンターやパンチャーが活躍する大会だ。
昨年の総合優勝者であるパヴェル・シヴァコフ(フランス、UAEチームエミレーツXRG)が出場したものの、エースナンバーをつけたのは前哨戦で54km独走勝利を決めたティム・ウェレンス(ベルギー)。トーマス・ピドコック(イギリス、ピナレロQ36.5プロサイクリング)にも注目が集まるなか、大会初日はスタート直後から1級山岳を登坂するレイアウト。その後2つの3級山岳が続くものの、徐々に標高を下げ、コース後半はほぼ平坦路のため集団スプリントの可能性も考えられた。
アクチュアルスタートが切られ、単独で飛び出したのはヴィクトル・カンペナールツ(ベルギー、ヴィスマ・リースアバイク)。これが今季初戦となったプロトン屈指の逃げ屋は、その後メイン集団を飛び出した選手たちを振り切り、1級山岳をトップ通過。しかしカンペナールツはその後脚の力を緩め、後続の追走集団に合流した。

単独逃げを披露したヴィクトル・カンペナールツ(ベルギー、ヴィスマ・リースアバイク) photo:CorVos
7名だった逃げ集団は登りで14名に増え、そこにはウェレンスやピドコック、アレクサンドル・ウラソフ(ロシア、レッドブル・ボーラ・ハンスグローエ)など総合有力勢が入る。しかし3つ目の登りを越え、その下りでプロトンは先頭集団を吸収。勝負は大集団によるスプリントに持ち込まれた。
ウェレンスが先頭で自ら安全を確保する集団は、残り1km地点を通過。ヴィスマ・リースアバイクがトップで最後のラウンドアバウトをクリアし、各チームのエースが先頭に出たことで牽制が働き、ペースが一気に落ちる。そのため選手たちがコースいっぱいに広がる珍しい光景となるなか、フレッド・ライト(イギリス、ピナレロQ36.5プロサイクリング)が先に踏み込んだ。
しかし先着したのは、緩やかな右コーナーのイン側をとり、最短距離で進んだクリストフ・ラポルト(フランス、ヴィスマ・リースアバイク)だった。

混沌の集団スプリントを制したクリストフ・ラポルト(フランス、ヴィスマ・リースアバイク) photo:CorVos
2025年シーズンはサイトメガロウイルスと水疱瘡により、8月までレース出場が叶わなかったラポルト。しかし徐々に調子を上げ、10月のパリ〜トゥールでは2位に入り、シーズン最終戦となったオランダの1クラスのステージレースでは総合優勝と復活。そして2024年のパリ〜トゥール以来の勝利を飾った。
「こんな形でシーズンを始めることができて本当に素晴らしい。クラシックシーズンを前にいくつかレースを走りたいと思っていた。脚の感触もよく、登りでも他の選手たちについていくことができたよ」と、成功となった今季初戦を振り返った。
2位はバスティアン・トロンション(フランス、グルパマFDJユナイテッド)、3位は新設モダンアドベンチャープロサイクリングのベン・オリヴァー(ニュージーランド)が入っている。

正式名称をブエルタ・ア・アンダルシア・ルタ・シクリスタ・デル・ソル(UCI2.Pro)とする大会は、スペイン南部を舞台とする5日間のステージレース。連日カテゴリー山岳が登場する丘陵ステージが主だが、山頂フィニッシュはなし。そのためクライマーはもちろん、登りを苦手としないスプリンターやパンチャーが活躍する大会だ。
昨年の総合優勝者であるパヴェル・シヴァコフ(フランス、UAEチームエミレーツXRG)が出場したものの、エースナンバーをつけたのは前哨戦で54km独走勝利を決めたティム・ウェレンス(ベルギー)。トーマス・ピドコック(イギリス、ピナレロQ36.5プロサイクリング)にも注目が集まるなか、大会初日はスタート直後から1級山岳を登坂するレイアウト。その後2つの3級山岳が続くものの、徐々に標高を下げ、コース後半はほぼ平坦路のため集団スプリントの可能性も考えられた。
アクチュアルスタートが切られ、単独で飛び出したのはヴィクトル・カンペナールツ(ベルギー、ヴィスマ・リースアバイク)。これが今季初戦となったプロトン屈指の逃げ屋は、その後メイン集団を飛び出した選手たちを振り切り、1級山岳をトップ通過。しかしカンペナールツはその後脚の力を緩め、後続の追走集団に合流した。

7名だった逃げ集団は登りで14名に増え、そこにはウェレンスやピドコック、アレクサンドル・ウラソフ(ロシア、レッドブル・ボーラ・ハンスグローエ)など総合有力勢が入る。しかし3つ目の登りを越え、その下りでプロトンは先頭集団を吸収。勝負は大集団によるスプリントに持ち込まれた。
ウェレンスが先頭で自ら安全を確保する集団は、残り1km地点を通過。ヴィスマ・リースアバイクがトップで最後のラウンドアバウトをクリアし、各チームのエースが先頭に出たことで牽制が働き、ペースが一気に落ちる。そのため選手たちがコースいっぱいに広がる珍しい光景となるなか、フレッド・ライト(イギリス、ピナレロQ36.5プロサイクリング)が先に踏み込んだ。
しかし先着したのは、緩やかな右コーナーのイン側をとり、最短距離で進んだクリストフ・ラポルト(フランス、ヴィスマ・リースアバイク)だった。

2025年シーズンはサイトメガロウイルスと水疱瘡により、8月までレース出場が叶わなかったラポルト。しかし徐々に調子を上げ、10月のパリ〜トゥールでは2位に入り、シーズン最終戦となったオランダの1クラスのステージレースでは総合優勝と復活。そして2024年のパリ〜トゥール以来の勝利を飾った。
「こんな形でシーズンを始めることができて本当に素晴らしい。クラシックシーズンを前にいくつかレースを走りたいと思っていた。脚の感触もよく、登りでも他の選手たちについていくことができたよ」と、成功となった今季初戦を振り返った。
2位はバスティアン・トロンション(フランス、グルパマFDJユナイテッド)、3位は新設モダンアドベンチャープロサイクリングのベン・オリヴァー(ニュージーランド)が入っている。
ブエルタ・ア・アンダルシア2026第1ステージ結果
| 1位 | クリストフ・ラポルト(フランス、ヴィスマ・リースアバイク) | 3:34:39 |
| 2位 | バスティアン・トロンション(フランス、グルパマFDJユナイテッド) | |
| 3位 | ベン・オリヴァー(ニュージーランド、モダンアドベンチャープロサイクリング) | |
| 4位 | ソーレン・ヴァーレンショルト(ノルウェー、ウノエックス・モビリティ) | |
| 5位 | フレッド・ライト(イギリス、ピナレロQ36.5プロサイクリング) |
個人総合成績
| 1位 | クリストフ・ラポルト(フランス、ヴィスマ・リースアバイク) | 3:34:39 |
| 2位 | バスティアン・トロンション(フランス、グルパマFDJユナイテッド) | |
| 3位 | ベン・オリヴァー(ニュージーランド、モダンアドベンチャープロサイクリング) | |
| 4位 | ソーレン・ヴァーレンショルト(ノルウェー、ウノエックス・モビリティ) | |
| 5位 | フレッド・ライト(イギリス、ピナレロQ36.5プロサイクリング) |
その他の特別賞
| ポイント賞 | クリストフ・ラポルト(フランス、ヴィスマ・リースアバイク) |
| 山岳賞 | ヴィクトル・カンペナールツ(ベルギー、ヴィスマ・リースアバイク) |
| ヤングライダー賞 | ライアン・ブラオワット(フランス、トタルエネルジー) |
| チーム総合成績 | トタルエネルジー |
text:Sotaro.Arakawa
photo:CorVos
photo:CorVos