7月4日に開幕する第113回ツール・ド・フランスに出場する、全23チームが発表された。18のワールドチームと3つの自動招待に加え、主催者招待にはトタルエネルジーとカハルラル・セグロスRGAが選出され、初出場を狙っていたユニベット・ローズ・ロケッツは選ばれなかった。



2026年ツール・ド・フランスに出場する全23チーム

2025年より出場チームが1つ増え、全23チーム、出場選手数が184名となったグランツール。昨年はUCI(国際自転車競技連合)による23チーム制の承認を待つべく、出場チームの発表が3月末にずれ込んだが、今年は例年通り1月中に発表された。

出場するのは、2026年シーズンに向けて入れ替えのあった18のワールドチーム。2025年のUCIチームランキングでプロチーム最上位だったチューダープロサイクリングチームとピナレロQ36.5プロサイクリング、そしてワールドチームから降格したコフィディスの3チームが、自動的に出場できる権利を行使した形だ。

そしてツールの主催者であるA.S.O.(アモリー・スポルト・オルガニザシオン)が選ぶことのできる主催者招待に選ばれたのは、フランス籍のトタルエネルジーとスペイン籍のカハルラル・セグロスRGAの2チーム。カハルラルは2025年シーズンはわずか7勝に留まりながらも、UCIランキングは25位。そして今年はバルセロナ(スペイン)で開幕することも、選出を後押しした要素の一つとみられる。

ツール初出場となるカハルラル・セグロスRGA photo:CorVos

カハルラル社がタイトルスポンサーを務めていたカハルラル・オルベアが1987年と88年にツールに出場しているが、2000年にクラブチームとして創設された現チームとは別組織。そのためこの初出場について、ホセ・フェルナンデス監督は「ツールに初出場できることはチーム全体にとって、言葉では言い表せないほどの誇りであり、大きな喜びだ。最大限の敬意を払い、あらゆる細部に細心の注意を払ってツールに向けた準備を進める。目標は野心的でありながら現実的なもの。ステージ優勝を狙い、世界で最も注目されるレースで存在感を示すことだ」と意気込みを語った。

一方、今年ディラン・フルーネウェーヘン(オランダ)などワールドチームから多くの選手を補強し、ツール出場を目指したユニベット・ローズ・ロケッツが落選。2025年のチームランキングでもカハルラルより1つ下の26位だったため、当然の結果という見方もある。しかしチームは1月25日のクラシカ・コムニタ・バレンシアナで、フルーネウェーヘンが移籍後初となるスプリント勝利。チームの掲げる目標であるツール出場に向け、上々の滑り出しを見せていた。
2026年ツール・ド・フランス出場チーム(全23チーム)
ワールドチーム
アルペシン・プレミアテック
バーレーン・ヴィクトリアス
デカトロンCMA CGM
EFエデュケーション・イージーポスト
グルパマFDJユナイテッド
イネオス・グレナディアーズ
リドル・トレック
ロット・アンテルマルシェ
モビスター
NSNサイクリングチーム
レッドブル・ボーラ・ハンスグローエ
スーダル・クイックステップ
ジェイコ・アルウラー
ピクニック・ポストNL
ヴィスマ・リースアバイク
UAEチームエミレーツXRG
ウノエックス・モビリティ
XDSアスタナ
自動出場権獲得チーム
チューダープロサイクリングチーム
ピナレロQ36.5プロサイクリング
コフィディス
主催者招待チーム
トタルエネルジー
カハルラル・セグロスRGA
text:Sotaro.Arakawa
photo:CorVos