最終山岳後の平坦路で勝負が決まったアルウラー・ツアー第5ステージ。先頭集団から飛び出したヤン・クリステン(スイス、UAEチームエミレーツXRG)が6km独走を決め、ステージ優勝と共に逆転の総合優勝を決めた。

アルウラー旧市街がスタート地点となったアルウラー・ツアー第5ステージ photo:A.S.O.

アルウラー・ツアー第5ステージ image:A.S.O. 中東サウジアラビアを舞台とした5日間のアルウラー・ツアー(UCI2.Pro)は最終第5ステージを迎えた。アルウラー旧市街を出発する163.9kmコースは、スタートから149.6km地点まではひたすら平坦路。その後徐々に勾配が上がり、最大勾配20%超の最終山岳ハラット・ウワイリド(距離2.5km/平均12.8%)を登坂する山岳ステージ。フィニッシュ地点は頂上を越えてから8.3kmの平坦路を進んだ先にある。
今年チーム右京に加入した23歳、フェデリコ・イアコモーニ(イタリア)が2日連続で今大会3度目の逃げに加わった逃げ集団は7名。メイン集団は総合首位ヤニス・ヴォワザール(スイス)を擁するチューダープロサイクリングを中心に、4秒差で総合2位アフォンソ・エウラリオ(ポルトガル)のバーレーン・ヴィクトリアスも先頭で牽引を担当し、ペースをコントロールしながら追走する。逃げは最大3分以上のリードを得たものの、残り距離と共にタイムも縮まっていった。
そしてハラット・ウワイリドに入り、その差は一気に縮小。逃げとのタイム差が22秒まで縮まったフィニッシュまで残り9.4km(頂上まで残り1.1km)で、リーダージャージを着るヤニス・ヴォワザールが遅れ始める。先頭はイアコモーニとフアン・ペドロ・ロサノ(スペイン、トレンガヌサイクリングチーム)の2名に絞られ、頂上手前残り500mで10名程度絞られた集団が逃げを捉えた。

7名の逃げグループ photo:A.S.O.

最終山岳の頂上手前で逃げを捉え、形成された精鋭集団 photo:A.S.O.
エウラリオも遅れ、集団で最も総合タイムの良い総合3位のセルヒオ・イギータ(コロンビア、XDSアスタナ)に対し、イゴール・アリエタ(スペイン、UAEチームエミレーツXRG)がペースを上げる。そこからエースのヤン・クリステン(スイス)がアタックすると、イギータが踏み続けて先行し、マウリ・ファンセヴェナント(ベルギー、スーダル・クイックステップ)とバイロン・ムントン(南アフリカ、モダンアドベンチャープロサイクリング)が食らいつく。クリステンは一度自分のリズムで踏み直し、頂上へ向かって差を詰めていった。
頂上はファンセヴェナントが先頭通過し、ボーナスタイム3秒を獲得。牽制に入った先頭3名に、クリステンがハン・カステジョン(スペイン、カハルラル・セグロスRGA)と共に合流した。5名になった先頭集団から、平坦路でクリステンがアタック。残り約6kmを単独で踏み抜き、ステージ優勝と逆転の総合優勝を狙った。
追走集団からはムントンが飛び出し、単独で追いかけたものの、最後まで高出力で踏み続けたクリステンがフィニッシュに飛び込む。ムントンは11秒遅れでフィニッシュし、3位を争う5名スプリントはアリエタが先着。UAEチームエミレーツXRGはステージ表彰台も確保し、総合争いをより確かなものにした。クリステンはボーナスタイム10秒を獲得し、反対にイギータは区間6位だったため、クリステンが逆転の総合優勝に輝いた。

6km独走でステージ優勝したヤン・クリステン(スイス、UAEチームエミレーツXRG) photo:CorVos

総合優勝に輝いたヤン・クリステン(スイス、UAEチームエミレーツXRG) photo:A.S.O.
ハーゲンスバーマン・アクセオンから2024年にプロデビューした21歳のクリステン。劇的な逆転で掴んだ、自身初となるステージレース総合優勝について「この冬は良い準備ができ、コーチも僕に自信を与えてくれた。向かい風もあり、登りでしっかりと脚を残すことができた。だから頂上まで自分のペースを守り、平坦で強く踏めば、他のクライマーよりもパワーで上回れると思った」と語った。


今年チーム右京に加入した23歳、フェデリコ・イアコモーニ(イタリア)が2日連続で今大会3度目の逃げに加わった逃げ集団は7名。メイン集団は総合首位ヤニス・ヴォワザール(スイス)を擁するチューダープロサイクリングを中心に、4秒差で総合2位アフォンソ・エウラリオ(ポルトガル)のバーレーン・ヴィクトリアスも先頭で牽引を担当し、ペースをコントロールしながら追走する。逃げは最大3分以上のリードを得たものの、残り距離と共にタイムも縮まっていった。
そしてハラット・ウワイリドに入り、その差は一気に縮小。逃げとのタイム差が22秒まで縮まったフィニッシュまで残り9.4km(頂上まで残り1.1km)で、リーダージャージを着るヤニス・ヴォワザールが遅れ始める。先頭はイアコモーニとフアン・ペドロ・ロサノ(スペイン、トレンガヌサイクリングチーム)の2名に絞られ、頂上手前残り500mで10名程度絞られた集団が逃げを捉えた。


エウラリオも遅れ、集団で最も総合タイムの良い総合3位のセルヒオ・イギータ(コロンビア、XDSアスタナ)に対し、イゴール・アリエタ(スペイン、UAEチームエミレーツXRG)がペースを上げる。そこからエースのヤン・クリステン(スイス)がアタックすると、イギータが踏み続けて先行し、マウリ・ファンセヴェナント(ベルギー、スーダル・クイックステップ)とバイロン・ムントン(南アフリカ、モダンアドベンチャープロサイクリング)が食らいつく。クリステンは一度自分のリズムで踏み直し、頂上へ向かって差を詰めていった。
頂上はファンセヴェナントが先頭通過し、ボーナスタイム3秒を獲得。牽制に入った先頭3名に、クリステンがハン・カステジョン(スペイン、カハルラル・セグロスRGA)と共に合流した。5名になった先頭集団から、平坦路でクリステンがアタック。残り約6kmを単独で踏み抜き、ステージ優勝と逆転の総合優勝を狙った。
追走集団からはムントンが飛び出し、単独で追いかけたものの、最後まで高出力で踏み続けたクリステンがフィニッシュに飛び込む。ムントンは11秒遅れでフィニッシュし、3位を争う5名スプリントはアリエタが先着。UAEチームエミレーツXRGはステージ表彰台も確保し、総合争いをより確かなものにした。クリステンはボーナスタイム10秒を獲得し、反対にイギータは区間6位だったため、クリステンが逆転の総合優勝に輝いた。


ハーゲンスバーマン・アクセオンから2024年にプロデビューした21歳のクリステン。劇的な逆転で掴んだ、自身初となるステージレース総合優勝について「この冬は良い準備ができ、コーチも僕に自信を与えてくれた。向かい風もあり、登りでしっかりと脚を残すことができた。だから頂上まで自分のペースを守り、平坦で強く踏めば、他のクライマーよりもパワーで上回れると思った」と語った。
アルウラー・ツアー2026第5ステージ結果
| 1位 | ヤン・クリステン(スイス、UAEチームエミレーツXRG) | 3:36:05 |
| 2位 | バイロン・ムントン(南アフリカ、モダンアドベンチャープロサイクリング) | +0:11 |
| 3位 | イゴール・アリエタ(スペイン、UAEチームエミレーツXRG) | +0:32 |
| 4位 | フアン・ペドロ・ロサノ(スペイン、トレンガヌサイクリングチーム) | |
| 5位 | フェデリコ・イアコモーニ(イタリア、チーム右京) |
個人総合成績
| 1位 | ヤン・クリステン(スイス、UAEチームエミレーツXRG) | 17:23:43 |
| 2位 | セルヒオ・イギータ(コロンビア、XDSアスタナ) | +0:13 |
| 3位 | イゴール・アリエタ(スペイン、UAEチームエミレーツXRG) | +0:21 |
| 4位 | アフォンソ・エウラリオ(ポルトガル、バーレーン・ヴィクトリアス) | +0:25 |
| 5位 | ヤニス・ヴォワザール(スイス、チューダープロサイクリング) | +0:29 |
その他の特別賞
| ポイント賞 | ジョナタン・ミラン(イタリア、リドル・トレック) |
| ヤングライダー賞 | ヤン・クリステン(スイス、UAEチームエミレーツXRG) |
| チーム総合成績 | UAEチームエミレーツXRG |
text:Sotaro.Arakawa
photo:CorVos
photo:CorVos
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