ロードでもワールドチーム(または育成組織)に籍を置く選手たちが表彰台を占めたシクロクロス世界選手権男子U23。アーロン・ドックス(ベルギー)がハイスピードバトルを制し、日本勢では柚木伸元が35位、野嵜然新は38位で完走した。



ドライコンディションで行われたシクロクロス世界選手権男子U23 photo:Nobuhiko Tanabe

女子ジュニアに続くシクロクロス世界選手権2日目の第2レースは、2004〜2007年生まれが対象の男子U23レース。野嵜然新(桐光学園高等学校/drawer THE RACING)と柚木伸元(日本大学/シマノレーシング)ら、各国の期待を背負う17ヵ国47名の選手たちが、乾きが進んだスピードコースへ一斉に飛び出した。

上手くホールショットを決めたのはフランス勢だった。バイク交換時に早すぎるタイミングでバイクを捨てて、代車へと走ったステファノ・ヴィエッツィ(イタリア)が失格処分を受ける一方、2周目にはオービン・スパーフェル(フランス)が独走体制に。デカトロンCMA CGM昇格が決まっている19歳が15秒以上のリードを積み上げたものの、スタートで出遅れたアーロン・ドックス(ベルギー)がレース中盤に入って差を詰めにかかった。

野嵜然新(桐光学園高等学校/drawer THE RACING) photo:Nobuhiko Tanabe

柚木伸元(日本大学/シマノレーシング) photo:Nobuhiko Tanabe

アーロン・ドックス(ベルギー) photo:Nobuhiko Tanabe

今季エリートカテゴリーでレース参戦していたドックスは、メカトラブルに見舞われたスパーフェルを一気に抜き去って形成逆転。ピットでバイク交換して粘り強く追走していたスパーフェルだったが、シケインでのバニーホップを失敗して勝負あり。昨年のU23ベルギー選手権での勝利から遠ざかっていたドックスが、新U23世界王者に輝いた。

優勝したドックスはアルペシン・ドゥクーニンクの育成チームに3年間所属し、今年からワールドチーム(アルペシン・プレミアテック)に所属する21歳。2位でアルカンシエルに一歩届かなかったスパーフェル、3位には今季からロット・ワンティに所属するケイエ・ソーレン(オランダ)と、ロードでワールドツアーを走る(走る予定)の選手たちが表彰台を占めることとなった。

U23王者に輝いたアーロン・ドックス(ベルギー) photo:Nobuhiko Tanabe

ロードでも今年プロデビューするアーロン・ドックス(ベルギー)がアルカンシエルを獲得 photo:Nobuhiko Tanabe

見事完走を果たした柚木伸元と野嵜然新 photo:Nobuhiko Tanabe

50分オーバーのハイスピードレースを戦った日本勢は柚木が4分0秒遅れの35位、野嵜が5分34秒遅れの38位でフィニッシュ。柚木は昨年叶わなかった完走を果たしている。

日本勢のコメントは別記事で紹介します。
シクロクロス世界選手権2026 男子U23結果
1位 アーロン・ドックス(ベルギー) 53:11
2位 オービン・スパーフェル(フランス) +0:19
3位 ケイエ・ソーレン(オランダ) +0:22
4位 フース・ファンデンエインデン(オランダ) +0:23
5位 アルトゥール・ファンデンブール(ベルギー) +0:30
35位 柚木伸元(日本大学/シマノレーシング) +4:00
38位 野嵜然新(桐光学園高等学校/drawer THE RACING) +5:34
text:So Isobe
photo:Nobuhiko Tanabe