競輪特集記事の人気コーナー「あなたの自転車見せて下さい」をプレイバックする第2弾。2024年の世界王者、窪木一茂のこだわり、児玉碧衣が愛用した旧型フレーム、北津留翼の独創的な空力研究まで。 常識に縛られず「速さ」だけを追い求める競輪選手たちの機材論を凝縮しました。

ガールズケイリンはカーボンフレーム。ブリヂストンのTS9が最大派閥だ photo: Yuichiro Hosoda
競輪特集の人気コーナー「あなたの自転車見せて下さい」を振り返るアーカイブ企画第2弾。今回は、2024年スクラッチ世界王者の窪木一茂や、ガールズトップ選手の児玉碧衣を筆頭に、若手からベテランまで7名をピックアップ。
「硬さではなく“しなり”を求める」「あえて旧型フレームを乗り続ける」「空気抵抗を徹底的に削り取る」といった、独自の機材論が次々と飛び出す。鉄とカーボン、伝統と革新。それぞれの選手がコンマ数秒を削り出すために辿り着いた、究極のセットアップを読み解きます。
簗田一輝(静岡)〜競輪場へ行こう! Vol.13 KEIRINグランプリ編〜

ブリヂストン製のピストバイクを使用する簗田一輝選手(静岡) photo: Yuichiro Hosoda
白地に金ラメが輝くブリヂストンのフレームを駆る簗田選手が追求するのは、硬さではなく「しなりと反発」を活かした伸びのある加速だ。チューブには競輪用で最も薄く軽量な「タンゲ・ULTIMATE KEIRIN」を選択し、踏み出しの重さを後半の伸びへと変換する絶妙な剛性バランスを求めた。駆動系においても、あえて「逃げ」を作るためにスギノ・禅のチェーンリングを組み合わせ、「ギア板が硬すぎるとフレームの伸びを殺してしまう」という繊細な感覚に基づいたパーツ選定を行っていた。
掲載記事:日本一の霊峰見守る最終決戦「KEIRINグランプリ」 古性優作が頂点に立つ バイクチェックは簗田一輝
町田大我(広島)〜競輪場へ行こう! Vol.14 全日本選抜競輪編〜

町田太我選手(広島)のピストは純白のパナソニック photo: Yuichiro Hosoda
脇本雄太の史上初グランプリスラム達成に沸いた、2025年の「全日本選抜競輪」取材でピックアップさせていただいたのは、2023年、ここ豊橋でGIII「ちぎり賞争奪戦」を制した町田大我選手(広島)。ダウンチューブのロゴすら廃す、徹底したシンプルさを追求した純白のパナソニックは、デビュー時から貫くスタイル。各種パーツもシンプルなモノトーンでまとめ、師匠である吉本哲郎の影響を強く受けたセットアップが特徴だ。
掲載記事:路面電車で行く豊橋「全日本選抜競輪」 脇本雄太の史上初グランプリスラム達成に湧く 2023豊橋GIII覇者・町田大我のバイク紹介
窪木一茂(福島)〜競輪場へ行こう! Vol.15 ウィナーズカップ編〜

トリコロールのブリヂストンを駆る窪木一茂選手(福島) photo: Yuichiro Hosoda
2024年スクラッチ世界王者、窪木一茂が全日本選抜競輪に登場。実戦投入初戦というピカピカのブリヂストンは、ナショナルチームのトラックバイクに合わせたトリコロールカラーが特徴。試行錯誤の末にたどり着いたというトップ540mmのジオメトリーに、リアエンドの手前ギリギリまで引き付けるチェーンセッティングなど、細かなセッティングを惜しげもなく披露。競輪とトラック、ロードレースを股にかけて活躍する、日本屈指のスピードマンのこだわりに注目してほしい。
掲載記事:温泉街で競輪!! 伊東温泉「ウィナーズカップ」は古性優作がGII初V スクラッチ世界王者・窪木一茂のバイクを見る
仲澤春香(福井)〜競輪場へ行こう! Vol.16 オールガールズクラシック編〜

ブリヂストンアンカーTS9を駆る、仲澤春香選手(福井) photo: Yuichiro Hosoda
「オールガールズクラシック」で登場頂いたのは、2024年5月に126期卒業生としてデビューした新星・仲澤春香(福井)。ナショナルチームメンバーとしても活躍する彼女のバイクはガールズ選手の使用率が高いブリヂストンのTS9。「まだ定まりきっていない」とポジションは試行錯誤する一方、新調したシューズに合わせてチェーンを変えるなど、感性はピカイチの様子。圧倒的な強さで大器の片鱗を見せる中澤選手。これからの走りとともに、初々しさ溢れるインタビューも注目。
掲載記事:照明煌めく岐阜ナイター「オールガールズクラシック」 女王対決を佐藤水菜が制する バイク紹介は期待の新星・仲澤春香
北津留翼(福岡)〜競輪場へ行こう! Vol.17 日本選手権競輪編〜

北津留翼選手(福岡)のパナソニック。「空力」をテーマに研究している photo: Yuichiro Hosoda
2005〜2007年のアジア選手権スプリントを3連覇するなど活躍し、2008年の北京オリンピックにも出場したベテラン・北津留翼が2025年の日本選手権競輪レポートに登場。「空力性能」をテーマにジオメトリーやクランク長、ハンドル幅を決め、薄いグリップで前方投影面積を減らし、さらに自動車用のギアオイルをチェーンに使うなど独自の機材研究が非常に興味深い。取材の2日前には長女の北津留千羽がデビューし、そのことを尋ねると父親としての柔らかい表情も。長年トップレーサーとしてキャリアを築くベテラン選手のこだわりっぷりに注目。
掲載記事:青空広がる名古屋の「日本選手権競輪」 2025ダービー王は吉田拓矢 元北京五輪代表のベテラン・北津留翼のバイク拝見
児玉碧衣(福岡)〜競輪場へ行こう! Vol.19 パールカップ〜

児玉碧衣選手(福岡)の相棒は、幾多の勝利を共にしたブリヂストン・アンカーTR9(現在は現行モデルのTS9にチェンジ) photo: Yuichiro Hosoda
2025年のパールカップ取材で取り上げたのは、名実ともにガールズケイリンのトップクラスに君臨する児玉碧衣。バイクはブリヂストンで、現行モデル「TS9」のフィーリングが合わず、旧型モデルである「TR9」を取材時点で8年ほど乗り続けていた。師匠の藤田剣次(福岡)が仕上げてくれたというセッティングは、バイクに跨った他選手曰く「クセが強め」。廃盤のサドル、一緒に暮らしているペットをアレンジしたオリジナルのロゴなど、こだわりたっぷりの一台。ちなみに、先日開催されたガールズグランプリでは、ついに現行モデルの「TS9」にチェンジ。ハンドル周りのセッティングも一新され、機材も新時代に移り変わっている様子。
掲載記事:佐藤水菜が3代目女王に 岸和田のガールズ東西決戦「パールカップ」 ガールズGP三連覇・児玉碧衣のTR9にフォーカス
酒井亜樹選手(大阪)〜競輪場へ行こう! Vol.21 女子オールスター競輪〜

酒井亜樹選手(大阪)と、相棒のブリヂストンアンカーTS9 photo: Yuichiro Hosoda
おなじみ栗村修さんと共に、佐藤水菜のグランプリスラムを目の当たりにした女子オールスター競輪で取材したのは、2023年にBMXからトラック競技に転身し、勢いそのままにガールズ競輪界にも飛び込んだ酒井亜樹。ナショナルチーム活動を主軸に置く酒井のバイクはブリヂストンのTS9で、各種制約がある中できる限りトラックに近い乗り味となるよう仕上げていた。各種パーツやセッティングを試行錯誤する中、競輪選手である兄の拳蔵さんから借りっぱなしというチェーンリングなど、ほっこりエピソードも。
掲載記事:栗村修と行く宇都宮 女子オールスター競輪で佐藤水菜がグランプリスラム 元BMX全日本女王のルーキー・酒井亜樹のTS9

競輪特集の人気コーナー「あなたの自転車見せて下さい」を振り返るアーカイブ企画第2弾。今回は、2024年スクラッチ世界王者の窪木一茂や、ガールズトップ選手の児玉碧衣を筆頭に、若手からベテランまで7名をピックアップ。
「硬さではなく“しなり”を求める」「あえて旧型フレームを乗り続ける」「空気抵抗を徹底的に削り取る」といった、独自の機材論が次々と飛び出す。鉄とカーボン、伝統と革新。それぞれの選手がコンマ数秒を削り出すために辿り着いた、究極のセットアップを読み解きます。
簗田一輝(静岡)〜競輪場へ行こう! Vol.13 KEIRINグランプリ編〜

白地に金ラメが輝くブリヂストンのフレームを駆る簗田選手が追求するのは、硬さではなく「しなりと反発」を活かした伸びのある加速だ。チューブには競輪用で最も薄く軽量な「タンゲ・ULTIMATE KEIRIN」を選択し、踏み出しの重さを後半の伸びへと変換する絶妙な剛性バランスを求めた。駆動系においても、あえて「逃げ」を作るためにスギノ・禅のチェーンリングを組み合わせ、「ギア板が硬すぎるとフレームの伸びを殺してしまう」という繊細な感覚に基づいたパーツ選定を行っていた。
掲載記事:日本一の霊峰見守る最終決戦「KEIRINグランプリ」 古性優作が頂点に立つ バイクチェックは簗田一輝
町田大我(広島)〜競輪場へ行こう! Vol.14 全日本選抜競輪編〜

脇本雄太の史上初グランプリスラム達成に沸いた、2025年の「全日本選抜競輪」取材でピックアップさせていただいたのは、2023年、ここ豊橋でGIII「ちぎり賞争奪戦」を制した町田大我選手(広島)。ダウンチューブのロゴすら廃す、徹底したシンプルさを追求した純白のパナソニックは、デビュー時から貫くスタイル。各種パーツもシンプルなモノトーンでまとめ、師匠である吉本哲郎の影響を強く受けたセットアップが特徴だ。
掲載記事:路面電車で行く豊橋「全日本選抜競輪」 脇本雄太の史上初グランプリスラム達成に湧く 2023豊橋GIII覇者・町田大我のバイク紹介
窪木一茂(福島)〜競輪場へ行こう! Vol.15 ウィナーズカップ編〜

2024年スクラッチ世界王者、窪木一茂が全日本選抜競輪に登場。実戦投入初戦というピカピカのブリヂストンは、ナショナルチームのトラックバイクに合わせたトリコロールカラーが特徴。試行錯誤の末にたどり着いたというトップ540mmのジオメトリーに、リアエンドの手前ギリギリまで引き付けるチェーンセッティングなど、細かなセッティングを惜しげもなく披露。競輪とトラック、ロードレースを股にかけて活躍する、日本屈指のスピードマンのこだわりに注目してほしい。
掲載記事:温泉街で競輪!! 伊東温泉「ウィナーズカップ」は古性優作がGII初V スクラッチ世界王者・窪木一茂のバイクを見る
仲澤春香(福井)〜競輪場へ行こう! Vol.16 オールガールズクラシック編〜

「オールガールズクラシック」で登場頂いたのは、2024年5月に126期卒業生としてデビューした新星・仲澤春香(福井)。ナショナルチームメンバーとしても活躍する彼女のバイクはガールズ選手の使用率が高いブリヂストンのTS9。「まだ定まりきっていない」とポジションは試行錯誤する一方、新調したシューズに合わせてチェーンを変えるなど、感性はピカイチの様子。圧倒的な強さで大器の片鱗を見せる中澤選手。これからの走りとともに、初々しさ溢れるインタビューも注目。
掲載記事:照明煌めく岐阜ナイター「オールガールズクラシック」 女王対決を佐藤水菜が制する バイク紹介は期待の新星・仲澤春香
北津留翼(福岡)〜競輪場へ行こう! Vol.17 日本選手権競輪編〜

2005〜2007年のアジア選手権スプリントを3連覇するなど活躍し、2008年の北京オリンピックにも出場したベテラン・北津留翼が2025年の日本選手権競輪レポートに登場。「空力性能」をテーマにジオメトリーやクランク長、ハンドル幅を決め、薄いグリップで前方投影面積を減らし、さらに自動車用のギアオイルをチェーンに使うなど独自の機材研究が非常に興味深い。取材の2日前には長女の北津留千羽がデビューし、そのことを尋ねると父親としての柔らかい表情も。長年トップレーサーとしてキャリアを築くベテラン選手のこだわりっぷりに注目。
掲載記事:青空広がる名古屋の「日本選手権競輪」 2025ダービー王は吉田拓矢 元北京五輪代表のベテラン・北津留翼のバイク拝見
児玉碧衣(福岡)〜競輪場へ行こう! Vol.19 パールカップ〜

2025年のパールカップ取材で取り上げたのは、名実ともにガールズケイリンのトップクラスに君臨する児玉碧衣。バイクはブリヂストンで、現行モデル「TS9」のフィーリングが合わず、旧型モデルである「TR9」を取材時点で8年ほど乗り続けていた。師匠の藤田剣次(福岡)が仕上げてくれたというセッティングは、バイクに跨った他選手曰く「クセが強め」。廃盤のサドル、一緒に暮らしているペットをアレンジしたオリジナルのロゴなど、こだわりたっぷりの一台。ちなみに、先日開催されたガールズグランプリでは、ついに現行モデルの「TS9」にチェンジ。ハンドル周りのセッティングも一新され、機材も新時代に移り変わっている様子。
掲載記事:佐藤水菜が3代目女王に 岸和田のガールズ東西決戦「パールカップ」 ガールズGP三連覇・児玉碧衣のTR9にフォーカス
酒井亜樹選手(大阪)〜競輪場へ行こう! Vol.21 女子オールスター競輪〜

おなじみ栗村修さんと共に、佐藤水菜のグランプリスラムを目の当たりにした女子オールスター競輪で取材したのは、2023年にBMXからトラック競技に転身し、勢いそのままにガールズ競輪界にも飛び込んだ酒井亜樹。ナショナルチーム活動を主軸に置く酒井のバイクはブリヂストンのTS9で、各種制約がある中できる限りトラックに近い乗り味となるよう仕上げていた。各種パーツやセッティングを試行錯誤する中、競輪選手である兄の拳蔵さんから借りっぱなしというチェーンリングなど、ほっこりエピソードも。
掲載記事:栗村修と行く宇都宮 女子オールスター競輪で佐藤水菜がグランプリスラム 元BMX全日本女王のルーキー・酒井亜樹のTS9
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