アンテルマルシェ・ワンティに所属していたヘイス・ファンフッケ(ベルギー)が現役引退を発表した。チームがロットと合併し、移籍先を模索していたが見つからず、現役を退く決断を下した形だ。



14年の現役生活に幕を下ろしたヘイス・ファンフッケ(ベルギー) photo:CorVos

「14年間にわたるプロサイクリストとしての生活を経て、いま、この章に幕を下ろす時が来た。大きな充実感を胸に一線を退くが、これからもサイクリングは私の人生の一部であり続けるだろう」と、ヘイス・ファンフッケは自身のインスタグラムに綴った。

ヘイス・ファンフッケは先にトラック競技で頭角を現し、ロードではクラシックレーサーとして活躍した34歳。中距離選手としてロンドン五輪に出場した2012年のトラック世界選手権では、マディソンで優勝。アルカンシエルを獲得した実績を持つ。

ロードでも2012年に現フランダース・バロワーズでプロデビューし、主に母国ベルギーでのワンデーレースを中心に活躍。現ヴィスマ・リースアバイクやCCC、現デカトロンCMA CGMなどを経て、2024年にアンテルマルシェ・ワンティに加入した。プロレースで勝利を挙げることはできなかったものの、2025年には自身2度目となるジロ・デ・イタリアに出場するなど、チームの主力として72レースに出場した。

しかし、アンテルマルシェがロットと合併したことにより、34歳という年齢やロット主導の合併が影響したためか契約延長に至らず、年明けでの引退発表となった。

「私はどんな瞬間も常に楽しみ、持てる力のすべてを出し切り、自分にとって最大の情熱であるサイクリングと共に生きてきた。感謝と満足感を持ってこれまでを振り返りつつ、今は新たな挑戦へと向かう意欲に溢れている」と、ヘイス・ファンフッケは締めくくった。

text:Sotaro.Arakawa
photo:CorVos