ジェイコ・アルウラーはアレッサンドロ・デマルキ(イタリア)が、2026年シーズンからスポーツディレクターに就任すると発表した。デマルキは今年4月に今季限りでの引退を表明した39歳で、15年のプロ生活で19度のグランツールに出場。ブエルタ・ア・エスパーニャでは3度の区間優勝を飾ったクライマーだ。

ジェイコでの監督就任が発表されたアレッサンドロ・デマルキ(イタリア) photo:CorVos
「この新しい役職に就くのを長い間待ち望んでいた。ようやく次のステップを踏めること、そして何より、自分がよく知る組織で、常にありのままの私を評価してくれてきた場所で、新しい旅を始められることが嬉しい」と、デマルキはプレスリリースで監督就任をそう喜んだ。
デマルキは1986年生まれの39歳。ロードと並行してトラック競技にも取り組み、イタリア選手権ではチームパシュートで2度の優勝経験がある。2011年にアンドローニ・ジョカットーリ(現GWエルコ・シマノ)で25歳のときにプロデビューし、キャノンデールに所属していた2014年にブエルタ・ア・エスパーニャで区間優勝を飾り、2015年、2018年と計3度の区間優勝を果たした。

BMCレーシングでは後のCCCチームを含め6年を過ごしたアレッサンドロ・デマルキ(イタリア) photo:CorVos
30歳を越えても力が衰えることはなく、2021年のジロ・デ・イタリアではマリアローザを着用。またロードキャプテンとして2023年からの3年間はジェイコ・アルウラーで走り、2024年はジロとブエルタを共に完走し、今年4月に現役引退を発表した。現役最終レースは10月の母国イタリアで行われたヴェネト・クラシックだった。
「(監督としては)ゼロからのスタートになることを理解している。新しい役割の中で自分を再構築していき、選手の時と同じように、情熱と決意を持って自分の愛する仕事に向き合いたい」と意気込みを語ったデマルキ。チームからはエーススプリンターのディラン・フルーネウェーヘン(オランダ)が退団し、他にもエディ・ダンバー(アイルランド)やフィリッポ・ザナ(イタリア)など主力の離脱が目立った。しかしパスカル・アッカーマン(ドイツ、イスラエル・プレミアテック)の加入やマイケル・マシューズ(オーストラリア)との契約更新など、戦力ダウンを最小限に留めている。
text:Sotaro.Arakawa
photo:CorVos

「この新しい役職に就くのを長い間待ち望んでいた。ようやく次のステップを踏めること、そして何より、自分がよく知る組織で、常にありのままの私を評価してくれてきた場所で、新しい旅を始められることが嬉しい」と、デマルキはプレスリリースで監督就任をそう喜んだ。
デマルキは1986年生まれの39歳。ロードと並行してトラック競技にも取り組み、イタリア選手権ではチームパシュートで2度の優勝経験がある。2011年にアンドローニ・ジョカットーリ(現GWエルコ・シマノ)で25歳のときにプロデビューし、キャノンデールに所属していた2014年にブエルタ・ア・エスパーニャで区間優勝を飾り、2015年、2018年と計3度の区間優勝を果たした。

30歳を越えても力が衰えることはなく、2021年のジロ・デ・イタリアではマリアローザを着用。またロードキャプテンとして2023年からの3年間はジェイコ・アルウラーで走り、2024年はジロとブエルタを共に完走し、今年4月に現役引退を発表した。現役最終レースは10月の母国イタリアで行われたヴェネト・クラシックだった。
「(監督としては)ゼロからのスタートになることを理解している。新しい役割の中で自分を再構築していき、選手の時と同じように、情熱と決意を持って自分の愛する仕事に向き合いたい」と意気込みを語ったデマルキ。チームからはエーススプリンターのディラン・フルーネウェーヘン(オランダ)が退団し、他にもエディ・ダンバー(アイルランド)やフィリッポ・ザナ(イタリア)など主力の離脱が目立った。しかしパスカル・アッカーマン(ドイツ、イスラエル・プレミアテック)の加入やマイケル・マシューズ(オーストラリア)との契約更新など、戦力ダウンを最小限に留めている。
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