UCI(国際自転車競技連合)がコロナ禍に創設し、今年で第5回を迎えたeスポーツ世界選手権。男子はジェイソン・オズボーン(ドイツ)が連覇で3度目の優勝を飾り、女子はケイト・マッカーシー(ニュージーランド)が連覇を達成した。

アブダビで行われた第5回UCIeスポーツ世界選手権 photo:UCI

タデイ・ポガチャル(スロベニア、UAEチームエミレーツXRG) photo:UCI 
前回王者と言葉を交わすペテル・サガン(スロバキア) photo:UCI
新型コロナウイルス感染症によりレース中止が続き、バーチャルサイクリングが爆発的に普及した2020年。その12月にUCIがスタートさせたのが、バーチャル空間で世界一を決めるeスポーツ世界選手権だ。
2025年11月15日に行われた決勝には、アラブ首長国連邦の首都アブダビに男子と女子、それぞれ22名ずつの選手たちが集結した。プラットフォームであるMyWhoosh上で、ELITEのホームトレーナーElite Justo 2を使用してレースが行われた。今年ロード世界選手権で連覇を達成したタデイ・ポガチャル(スロベニア、UAEチームエミレーツXRG)や、元3連覇者のペテル・サガン(スロバキア)らが見守るなか、レースは幕を開けた。
男女ともに合計3つのステージで行われ、女子はまず8.4kmの山岳ステージが舞台となった。そこでニュージーランド出身のケイト・マッカーシーが他を圧倒し、昨年からの連覇を達成。2位はガブリエラ・ゲーラ(ブラジル)で、混戦となった3位争いはイタリアのフランチェスカ・トンマーシが制し、表彰台に上がった。

第1ステージから首位に立ったケイト・マッカーシー(ニュージーランド) photo:UCI

連覇を達成したケイト・マッカーシー(ニュージーランド) photo:UCI
連覇を達成したマッカーシーは「最初の登りで自分の力を見せて、その後の2ステージで何とか守り切るのが狙いだった。アブダビには家族が来てくれていたので本当に嬉しい。対面でレースできるのはとても特別なこと」と喜びを語った。
一方の男子も3ステージで争われ、第1ステージからディフェンディングチャンピオンのジェイソン・オズボーン(ドイツ)がリードを奪う。東京五輪ではボート競技で銀メダルを獲得したオズボーンは、第3ステージでも積極的に攻撃を仕掛け、3度目の優勝を表す3本指を立てながら総合優勝を決めた。
初回大会を制し、昨年に続く連覇で3度目の優勝を飾ったオズボーンは「正直、第1ステージは満足していない。なぜなら準決勝(10月3日のバーチャル開催)ほど差をつけられなかったから。調子も良くなかったけれど、第2ステージから本来の走りができて、ステージを追うごとにさらに良くなっていった」とレースを振り返った。

積極的な走りで優勝したジェイソン・オズボーン(ドイツ) photo:UCI

自身3度目となるアルカンシエルを獲得したジェイソン・オズボーン(ドイツ) photo:UCI
オズボーンは2023年、2024年にアルペシン・ドゥクーニンクでプロ選手として活動し、2023年にはブエルタ・ア・エスパーニャにも出場。2025年は同チームを離れ、今年は3つのグラベルレースに出場しているが、ロードレースからは距離を置いている。



新型コロナウイルス感染症によりレース中止が続き、バーチャルサイクリングが爆発的に普及した2020年。その12月にUCIがスタートさせたのが、バーチャル空間で世界一を決めるeスポーツ世界選手権だ。
2025年11月15日に行われた決勝には、アラブ首長国連邦の首都アブダビに男子と女子、それぞれ22名ずつの選手たちが集結した。プラットフォームであるMyWhoosh上で、ELITEのホームトレーナーElite Justo 2を使用してレースが行われた。今年ロード世界選手権で連覇を達成したタデイ・ポガチャル(スロベニア、UAEチームエミレーツXRG)や、元3連覇者のペテル・サガン(スロバキア)らが見守るなか、レースは幕を開けた。
男女ともに合計3つのステージで行われ、女子はまず8.4kmの山岳ステージが舞台となった。そこでニュージーランド出身のケイト・マッカーシーが他を圧倒し、昨年からの連覇を達成。2位はガブリエラ・ゲーラ(ブラジル)で、混戦となった3位争いはイタリアのフランチェスカ・トンマーシが制し、表彰台に上がった。


連覇を達成したマッカーシーは「最初の登りで自分の力を見せて、その後の2ステージで何とか守り切るのが狙いだった。アブダビには家族が来てくれていたので本当に嬉しい。対面でレースできるのはとても特別なこと」と喜びを語った。
一方の男子も3ステージで争われ、第1ステージからディフェンディングチャンピオンのジェイソン・オズボーン(ドイツ)がリードを奪う。東京五輪ではボート競技で銀メダルを獲得したオズボーンは、第3ステージでも積極的に攻撃を仕掛け、3度目の優勝を表す3本指を立てながら総合優勝を決めた。
初回大会を制し、昨年に続く連覇で3度目の優勝を飾ったオズボーンは「正直、第1ステージは満足していない。なぜなら準決勝(10月3日のバーチャル開催)ほど差をつけられなかったから。調子も良くなかったけれど、第2ステージから本来の走りができて、ステージを追うごとにさらに良くなっていった」とレースを振り返った。


オズボーンは2023年、2024年にアルペシン・ドゥクーニンクでプロ選手として活動し、2023年にはブエルタ・ア・エスパーニャにも出場。2025年は同チームを離れ、今年は3つのグラベルレースに出場しているが、ロードレースからは距離を置いている。
UCIeスポーツ世界選手権2025女子結果
| 1位 | ケイト・マッカーシー(ニュージーランド) | 597pts |
| 2位 | ガブリエラ・ゲーラ(ブラジル) | 525pts |
| 3位 | フランチェスカ・トンマーシ(イタリア) | 478pts |
UCIeスポーツ世界選手権2025男子結果
| 1位 | ジェイソン・オズボーン(ドイツ) | 564pts |
| 2位 | ミハウ・カミンスキ(ポーランド) | 493pts |
| 3位 | レナート・トゥーヘルス(オランダ) | 468pts |
text:Sotaro.Arakawa
photo:UCI
photo:UCI
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