2025年シーズンの終盤、10月末に行われたメキシコ選手権。イサーク・デルトロ(UAEチームエミレーツXRG)がTTとロードを制し、シーズン18勝目をつかむとともに、チームの通算勝利数を97勝に伸ばした。

メキシコ選手権でTT&ロードの2冠を達成したイサーク・デルトロ(UAEチームエミレーツXRG) photo:CorVos
2023年は7月、2024年は9月に行われたメキシコ選手権は今年、10月23日に男子エリートの個人タイムトライアル、25日にロードレースが行われた。舞台にはデルトロの故郷であるバハ・カリフォルニア州エンセナダが選ばれた。
まずは緩斜面の登り基調の16.5kmのTTが行われ、出走9名のレースで、デルトロが2位に1分以上差をつけて完勝。シーズン17勝目を挙げ、2日後のロードレースに臨んだ。
登坂距離5.1km、平均勾配3.9%の丘を含むコースを4周する161.5kmで争われ、残り100km地点からデルトロがアタック。逃げ集団に追いつくと勝負は5名に絞られ、終盤に入るとデルトロの加速に唯一、エデル・フライレ(マイアミ・ブレーザーズ)が食らいつく。しかし残り6km地点でデルトロは友人でもあるフライレを引き離し、先頭でフィニッシュラインに飛び込んだ。
メキシコの自転車競技人気を一手に背負う21歳がロード初優勝でTTとの2冠を達成。「この勝利は本当に嬉しい。地元の人たちと喜びを分かち合えたことが何よりだ。今日、沿道にいた観客の98%は顔見知りだったと思う。本当に素晴らしい気分だったよ。メキシコの自転車競技がもっと発展していくことを願っている。時間はかかるだろうけど、良い流れができつつあるし、自分もその一助になれたら嬉しい」とデルトロは語った。
これでデルトロはシーズン18勝目。チームは通算97勝に到達し、最多勝記録を更新した。デルトロは「本当に素晴らしいシーズンだった。これから少し休んで、2026年にメキシコのチャンピオンジャージを着て走るのが楽しみだ」と喜びを語った。

2023年は7月、2024年は9月に行われたメキシコ選手権は今年、10月23日に男子エリートの個人タイムトライアル、25日にロードレースが行われた。舞台にはデルトロの故郷であるバハ・カリフォルニア州エンセナダが選ばれた。
まずは緩斜面の登り基調の16.5kmのTTが行われ、出走9名のレースで、デルトロが2位に1分以上差をつけて完勝。シーズン17勝目を挙げ、2日後のロードレースに臨んだ。
登坂距離5.1km、平均勾配3.9%の丘を含むコースを4周する161.5kmで争われ、残り100km地点からデルトロがアタック。逃げ集団に追いつくと勝負は5名に絞られ、終盤に入るとデルトロの加速に唯一、エデル・フライレ(マイアミ・ブレーザーズ)が食らいつく。しかし残り6km地点でデルトロは友人でもあるフライレを引き離し、先頭でフィニッシュラインに飛び込んだ。
メキシコの自転車競技人気を一手に背負う21歳がロード初優勝でTTとの2冠を達成。「この勝利は本当に嬉しい。地元の人たちと喜びを分かち合えたことが何よりだ。今日、沿道にいた観客の98%は顔見知りだったと思う。本当に素晴らしい気分だったよ。メキシコの自転車競技がもっと発展していくことを願っている。時間はかかるだろうけど、良い流れができつつあるし、自分もその一助になれたら嬉しい」とデルトロは語った。
これでデルトロはシーズン18勝目。チームは通算97勝に到達し、最多勝記録を更新した。デルトロは「本当に素晴らしいシーズンだった。これから少し休んで、2026年にメキシコのチャンピオンジャージを着て走るのが楽しみだ」と喜びを語った。
メキシコ選手権2025 男子エリート個人タイムトライアル結果
| 1位 | イサーク・デルトロ(UAEチームエミレーツXRG) | 25:25 |
| 2位 | エドガル・ダビド・カデナ(ペトロライク) | +1:13 |
| 3位 | エデル・フライレ(マイアミ・ブレーザーズ) | +1:24 |
メキシコ選手権2025 男子エリートロードレース結果
| 1位 | イサーク・デルトロ(UAEチームエミレーツXRG) | 3:46:39 |
| 2位 | エデル・フライレ(マイアミ・ブレーザーズ) | +0:38 |
| 3位 | ホセ・ヘラルド・ウジョア | +5:51 |
text:Sotaro.Arakawa
photo:CorVos
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