3回目の開催となるツール・ド・九州が、10月10日の佐世保クリテリウムで開幕する。出場チームと各ステージをプレビューする。
今年のツール・ド・九州は、長崎県佐世保市でのクリテリウムに始まり、第1ステージの福岡、第2ステージの熊本阿蘇、第3ステージの宮崎・大分と、九州北部を西から東に移動していく。各ステージと日程は以下表の通り。
今年のツール・ド・九州は、長崎県佐世保市でのクリテリウムに始まり、第1ステージの福岡、第2ステージの熊本阿蘇、第3ステージの宮崎・大分と、九州北部を西から東に移動していく。各ステージと日程は以下表の通り。
マイナビ ツール・ド・九州2025 日程
日程 | 開催地 | 距離 |
---|---|---|
10/10 | クリテリウム 長崎県佐世保市 | 45km(1.5km×30周) |
10/11 | 第1ステージ 福岡県筑後市→八女市 | 120.43km |
10/12 | 第2ステージ 熊本県南小国町→南阿蘇村 | 114.8km |
10/13 | 第3ステージ 宮崎県延岡市→大分県佐伯市 | 119.25km |
佐世保クリテリウム

佐世保クリテリウム コース図 ©︎マイナビ ツール・ド・九州2025
初日は初開催となる佐世保クリテリウム。JR佐世保駅の目の前に設定された1周1.5kmのコースは、佐世保港をバックに走るロケーション。短距離ながら11のコーナーが連続し、集団が長く伸びるレースになりそうだ。スタート前にはチームプレゼンテーションが行われ、今大会に出場する全チームが登壇する。
第1ステージ 福岡

第1ステージ福岡 コース図 ©︎マイナビ ツール・ド・九州2025 
第1ステージ福岡 コースプロフィール ©︎マイナビ ツール・ド・九州2025
第1ステージは福岡県南部のの筑後市をスタートして東隣の八女市に入り、16.74kmの周回コースを6周回してフィニッシュする120.43km。周回コースに2級山岳とスプリントポイントが設定され、2級山岳は毎周回計6回、スプリントポイントは3回設定される。周回部分の標高差は150mほどあり、初日から総合優勝争いが激しくなりそうだ。
第2ステージ 熊本阿蘇

第2ステージ熊本阿蘇 コースプロフィール ©︎マイナビ ツール・ド・九州2025 
第2ステージ熊本阿蘇 コース図 ©︎マイナビ ツール・ド・九州2025 第2ステージは熊本県の阿蘇山周辺を走るコース。南小国町をスタートして南下し、途中阿蘇山のカルデラの中を駆け抜ける1周30.36kmの周回コースを2周したのち、さらに南下して南阿蘇村にフィニッシュする。スタート地点とフィニッシュ地点は昨年と同じだが、コースは新たな設定。周回部分に1級山岳とスプリントポイントがあり、それぞれ2回通過する。スプリントポイントは周回を抜けたあと、コース終盤の94.06km地点にも設定され、計3回となる。
1級山岳への登りは道幅が狭く、瞬間的に斜度が10%以上ありそうな場所も。集団はバラバラになることが予想されるが、90km過ぎからフィニッシュまで約20kmが下り基調となるため、遅れた集団がまとまってのスプリント勝負になるか。
第3ステージ 宮崎・大分

第3ステージ宮崎・大分 コースプロフィール ©︎マイナビ ツール・ド・九州2025 
第3ステージ宮崎・大分 コース図 ©︎マイナビ ツール・ド・九州2025 第3ステージは、ツール・ド・九州では初の県境を超えるコース。宮崎県北部の延岡市をスタートし、海岸線沿いに北上して大分県南部の佐伯市にフィニッシュする119.25km。コース序盤に3級山岳、中盤に2級山岳がひかえるが、全体的に平坦基調のコースプロフィールとなる。集団が大きくバラける要素が少なく、リーダーチームのコントロールにより集団フィニッシュに持ち込まれそうだ。
出場チーム

昨年大会で個人&チーム総合優勝のトタル・エナジー photo:Satoru Kato 
5月のTOJ以来となるソリューションテック・ヴィーニファンティーニと共に出場する新城幸也 photo:Satoru Kato
出場チームは国内外計18チーム。
ワールドツアーチームは、第1回大会から出場するXDS・アスタナチーム、初出場のアンテルマルシェ・ワンティの2チーム。プロチームは、昨年大会優勝チームのトタルエナジー、新城幸也が率いるソリューションテック・ヴィーニファンティーニ、日本初登場のQ36.5プロサイクリングチームの3チームが揃う。
一方コンチネンタルチームは、アジア・オセアニア地域からの3チームと、九州を拠点とするVC福岡やスパークルおおいたレーシングチームをはじめとする国内10チームが出場する。

今年のツール・ド・熊野でステージ優勝した今村駿介 photo:Satoru Kato 
おおいたアーバンクラシックでは特別ジャージで出場したスパークルおおいたレーシングチーム photo:Satoru Kato
昨年大会でエミリアン・ジャニエールが優勝したトタル・エナジーは、今年は登り配分の増えたコース設定に合わせて今年のツール・ド・フランス総合10位のジョルダン・ジェガットをメンバーに加え、チームとして大会2連覇を狙う。また、アンテルマルシェ・ワンティからは、下部組織のワンティNIPPOリユースから今村駿介と島崎将男が出場することも期待したい。
出場チーム一覧は以下表の通り。

初日は初開催となる佐世保クリテリウム。JR佐世保駅の目の前に設定された1周1.5kmのコースは、佐世保港をバックに走るロケーション。短距離ながら11のコーナーが連続し、集団が長く伸びるレースになりそうだ。スタート前にはチームプレゼンテーションが行われ、今大会に出場する全チームが登壇する。
第1ステージ 福岡


第1ステージは福岡県南部のの筑後市をスタートして東隣の八女市に入り、16.74kmの周回コースを6周回してフィニッシュする120.43km。周回コースに2級山岳とスプリントポイントが設定され、2級山岳は毎周回計6回、スプリントポイントは3回設定される。周回部分の標高差は150mほどあり、初日から総合優勝争いが激しくなりそうだ。
第2ステージ 熊本阿蘇


1級山岳への登りは道幅が狭く、瞬間的に斜度が10%以上ありそうな場所も。集団はバラバラになることが予想されるが、90km過ぎからフィニッシュまで約20kmが下り基調となるため、遅れた集団がまとまってのスプリント勝負になるか。
第3ステージ 宮崎・大分


出場チーム


出場チームは国内外計18チーム。
ワールドツアーチームは、第1回大会から出場するXDS・アスタナチーム、初出場のアンテルマルシェ・ワンティの2チーム。プロチームは、昨年大会優勝チームのトタルエナジー、新城幸也が率いるソリューションテック・ヴィーニファンティーニ、日本初登場のQ36.5プロサイクリングチームの3チームが揃う。
一方コンチネンタルチームは、アジア・オセアニア地域からの3チームと、九州を拠点とするVC福岡やスパークルおおいたレーシングチームをはじめとする国内10チームが出場する。


昨年大会でエミリアン・ジャニエールが優勝したトタル・エナジーは、今年は登り配分の増えたコース設定に合わせて今年のツール・ド・フランス総合10位のジョルダン・ジェガットをメンバーに加え、チームとして大会2連覇を狙う。また、アンテルマルシェ・ワンティからは、下部組織のワンティNIPPOリユースから今村駿介と島崎将男が出場することも期待したい。
出場チーム一覧は以下表の通り。
マイナビ ツール・ド・九州2025 出場チーム
ワールドチーム |
アンテルマルシェ・ワンティ(ベルギー) |
XDS・アスタナチーム(カザフスタン) |
プロチーム |
Q36.5プロサイクリングチーム(スイス) |
ソリューションテック・ヴィーニファンティーニ(イタリア) |
トタルエナジー(フランス) |
コンチネンタルチーム |
愛三工業レーシングチーム(日本) |
シーキャッシュ・エックス・ボディラップ(オーストラリア) |
キナンレーシングチーム(日本) |
マトリックスパワータグ(日本) |
シマノレーシング(日本) |
スパークルおおいたレーシングチーム(日本) |
チームブリヂストンサイクリング(日本) |
TEAM UKYO(日本) |
トレンガヌ・サイクリングチーム(マレーシア) |
宇都宮ブリッツェン(日本) |
VC福岡(日本) |
ヴィクトワール広島(日本) |
ヴィクトリア・スポーツ・プロサイクリング(フィリピン) |
佐世保クリテリウムを含む全ステージの模様はYouTubeでライブ配信される。大会公式サイトとあわせて下記リンクからご参照を。
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