マレーシアでアジア最高峰のステージレース、ツール・ド・ランカウイが開催中だ。愛三工業レーシングチームや新城幸也(ソリューションテック・ヴィーニファンティーニ)が出場するレースは、元右京のスプリンター、マッテオ・マルチェッリ(イタリア、XDSアスタナ)がここまで5ステージ中3勝を挙げ躍動している。

新城幸也や愛三工業レーシングが参戦したツール・ド・ランカウイ photo:PETRONAS Le Tour de Langkawi

ツール・ド・ランカウイ2025 コースマップ image:PETRONAS Le Tour de Langkawi アフリカのルワンダでロード世界選手権が閉幕した9月28日、東南アジアのマレーシアでツール・ド・ランカウイ(UCI2.Pro)が開幕した。その名の通りマレーシア北西部のランカウイ島を出発し、S字を描くように南下する8日間のステージレースだ。大半は集団スプリントが予想される平坦ステージだが、5日目は1級山岳にフィニッシュするため、ここで総合優勝の行方が左右される。
出場するのは、共に若手中心のメンバーで構成されたワールドチーム、XDSアスタナとピクニック・ポストNL、さらに9つのプロチーム。ソリューションテック・ヴィーニファンティーニからは新城幸也が出場し、日本からは岡本隼や元日本王者の草場啓吾ら愛三工業レーシングチームが参戦した。
大会初日はランカウイ島が舞台。立命館大学から今年加入した松井丈治が3名の逃げに入り、残り20kmでメイン集団に吸収された。最終ストレートではアレクサンダー・クリストフ(ノルウェー)を擁するウノエックス・モビリティがトレインを組み、ドゥシャン・ラヨビッチ(セルビア、ソリューションテック・ヴィーニファンティーニ)がアーリースプリントを仕掛ける。しかし最後はマッテオ・マルチェッリ(イタリア、XDSアスタナ)が差し切って勝利した。

大会初日を制したマッテオ・マルチェッリ(イタリア、XDSアスタナ) photo:PETRONAS Le Tour de Langkawi

2日目の集団スプリントで勝利したアーヴィッド・デクライン(オランダ、チューダー・プロサイクリング) photo:PETRONAS Le Tour de Langkawi
雨の中スタートした2日目は愛三工業の當原隼人が逃げに乗ったものの、スプリントを狙うプロトンが終盤に引き戻す。絶好の位置からクリストフが踏み込むが、前日3位だったアーヴィッド・デクライン(オランダ、チューダー・プロサイクリング)がマルチェッリらを退けて勝利した。
コース前半に1級を含む3つのカテゴリー山岳が設定された3日目も、決着は集団スプリントとなった。終盤はトタルエネルジーが主導権を握ったものの、最終ストレート手前でトレインが崩壊。好位置からスプリントしたクリストフをマルチェッリがフィニッシュライン直前で追い抜き、勝利した。

写真判定の僅差をマッテオ・マルチェッリ(イタリア、XDSアスタナ)が制す photo:PETRONAS Le Tour de Langkawi 
昨年大会に並ぶ、区間3勝目を手に入れたマッテオ・マルチェッリ(イタリア、XDSアスタナ) photo:PETRONAS Le Tour de Langkawi

アタックを決め、大会唯一の山頂フィニッシュを制したジョリス・デルボヴ(フランス、トタルエネルジー) photo:PETRONAS Le Tour de Langkawi
4日目も大集団によるスプリントバトル。アーロン・ゲイト(ニュージーランド、XDSアスタナ)のリードアウトからマルチェッリが発射し、2日連続、今大会3勝目を手に入れた。これで自身がJCLチーム右京にいた昨年挙げた区間3勝に並んだ。
今大会唯一の山頂フィニッシュとなった第5ステージは、1級山岳フレーザーズ・ヒルを駆け上がるレイアウト。登坂距離が23kmに迫る山岳に入っても決定的なアタックは生まれず、残り5kmで優勝候補アンデシュ・ヨハンネセン(ノルウェー、ウノエックス・モビリティ)の背後からジョリス・デルボヴ(フランス、トタルエネルジー)がアタック。そのまま独走を決め、ステージ優勝と共に総合リーダージャージを手に入れた。
このステージでの日本人最高位は新城の35位だった。


出場するのは、共に若手中心のメンバーで構成されたワールドチーム、XDSアスタナとピクニック・ポストNL、さらに9つのプロチーム。ソリューションテック・ヴィーニファンティーニからは新城幸也が出場し、日本からは岡本隼や元日本王者の草場啓吾ら愛三工業レーシングチームが参戦した。
大会初日はランカウイ島が舞台。立命館大学から今年加入した松井丈治が3名の逃げに入り、残り20kmでメイン集団に吸収された。最終ストレートではアレクサンダー・クリストフ(ノルウェー)を擁するウノエックス・モビリティがトレインを組み、ドゥシャン・ラヨビッチ(セルビア、ソリューションテック・ヴィーニファンティーニ)がアーリースプリントを仕掛ける。しかし最後はマッテオ・マルチェッリ(イタリア、XDSアスタナ)が差し切って勝利した。


雨の中スタートした2日目は愛三工業の當原隼人が逃げに乗ったものの、スプリントを狙うプロトンが終盤に引き戻す。絶好の位置からクリストフが踏み込むが、前日3位だったアーヴィッド・デクライン(オランダ、チューダー・プロサイクリング)がマルチェッリらを退けて勝利した。
コース前半に1級を含む3つのカテゴリー山岳が設定された3日目も、決着は集団スプリントとなった。終盤はトタルエネルジーが主導権を握ったものの、最終ストレート手前でトレインが崩壊。好位置からスプリントしたクリストフをマルチェッリがフィニッシュライン直前で追い抜き、勝利した。



4日目も大集団によるスプリントバトル。アーロン・ゲイト(ニュージーランド、XDSアスタナ)のリードアウトからマルチェッリが発射し、2日連続、今大会3勝目を手に入れた。これで自身がJCLチーム右京にいた昨年挙げた区間3勝に並んだ。
今大会唯一の山頂フィニッシュとなった第5ステージは、1級山岳フレーザーズ・ヒルを駆け上がるレイアウト。登坂距離が23kmに迫る山岳に入っても決定的なアタックは生まれず、残り5kmで優勝候補アンデシュ・ヨハンネセン(ノルウェー、ウノエックス・モビリティ)の背後からジョリス・デルボヴ(フランス、トタルエネルジー)がアタック。そのまま独走を決め、ステージ優勝と共に総合リーダージャージを手に入れた。
このステージでの日本人最高位は新城の35位だった。
第1ステージ結果
1位 | マッテオ・マルチェッリ(イタリア、XDSアスタナ) | 2:00:22 |
2位 | アーランド・ブリクラ(ノルウェー、ウノエックス・モビリティ) | |
3位 | アーヴィッド・デクライン(オランダ、チューダー・プロサイクリング) | |
17位 | 草場啓吾(愛三工業レーシングチーム) |
第2ステージ結果
1位 | アーヴィッド・デクライン(オランダ、チューダー・プロサイクリング) | 3:29:59 |
2位 | マッテオ・マルチェッリ(イタリア、XDSアスタナ) | |
3位 | エンリーコ・ザノンチェッロ(イタリア、VFグループ・バルディアーニCSF・ファイザネ) | |
35位 | 草場啓吾(愛三工業レーシングチーム) |
第3ステージ結果
1位 | マッテオ・マルチェッリ(イタリア、XDSアスタナ) | 4:28:04 |
2位 | アレクサンダー・クリストフ(ノルウェー、ウノエックス・モビリティ) | |
3位 | アーランド・ブリクラ(ノルウェー、ウノエックス・モビリティ) | |
位 | 岡本隼(愛三工業レーシングチーム) |
第4ステージ結果
1位 | マッテオ・マルチェッリ(イタリア、XDSアスタナ) | 3:17:56 |
2位 | マヌエル・ペニャルベル(スペイン、ポルティ・ビジットマルタ) | |
3位 | アーランド・ブリクラ(ノルウェー、ウノエックス・モビリティ) | |
14位 | 草場啓吾(愛三工業レーシングチーム) |
第5ステージ結果
1位 | ジョリス・デルボヴ(フランス、トタルエネルジー) | 3:00:25 |
2位 | アンデシュ・ヨハンネセン(ノルウェー、ウノエックス・モビリティ) | +0:02 |
3位 | ヤニス・ヴォワザール(スイス、チューダー・プロサイクリング) | |
35位 | 新城幸也(ソリューションテック・ヴィーニファンティーニ) | +2:16 |
個人総合成績(第5ステージ終了時)
1位 | ジョリス・デルボヴ(フランス、トタルエネルジー) | 16:16:34 |
2位 | アンデシュ・ヨハンネセン(ノルウェー、ウノエックス・モビリティ) | +0:06 |
3位 | アドリアン・メール(フランス、ユニベット・ティテマ・ロケッツ) |
その他の特別賞
ポイント賞 | マッテオ・マルチェッリ(イタリア、XDSアスタナ) |
山岳賞 | パトリック・エディ(オーストラリア、ピクニック・ポストNL) |
チーム総合成績 | ユニベット・ティテマ・ロケッツ |
text:Sotaro.Arakawa
photo:PETRONASLTdL
photo:PETRONASLTdL
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