チームタイムトライアルを制したアユソは「これは掴むべくして掴んだ勝利だ」と自信を見せ、ジョアン・アルメイダは「良い意味のサプライズ」と語った。マイヨロホに返り咲いたヴィンゲゴーや、デモグループの妨害を受けたイスラエルの声明などを紹介する。
ステージ優勝&総合2位&マイヨブランコ(ヤングライダー賞) フアン・アユソ(スペイン、UAEチームエミレーツXRG)

トップタイムを叩き出し、ステージ優勝したUAEチームエミレーツXRG photo:CorVos
僕自身、チームタイムトライアルでの初勝利となった。みんなで一緒に掴んだ勝利は特別な気持ちがするし、とても良い走りができた。試走を2度行ったのだが、最初の試走で良い走りができなかった。だからもう1度走り、そのおかげで本番に前向きに臨むことができた。これは掴むべくして掴んだ勝利だ。
イタリアを走っていた時点で、誰がどの程度先頭を引くかについては準備を進めていた。それを2度の試走でミスを修正した。だからこそこの勝利が嬉しかったんだ。
開幕時から言っているように、本当の意味でブエルタは明日(の山岳ステージから)開幕する。その本当の開幕レースの前日に勝利できて最高だよ。
ステージ優勝&総合3位 ジョアン・アルメイダ(ポルトガル、UAEチームエミレーツXRG)

ステージ優勝し、アユソとアルメイダを総合トップ3に入れたUAEチームエミレーツXRG photo:CorVos
もちろん良いチームが揃っているが、現実的に見ても、自分たちが優勝候補である自覚を持って臨んだ。チームは完璧な走りを見せ、勝利にふさわしい走りができた。チームの雰囲気をさらに良くしてくれる勝利だし、自信につながる結果だ。(8秒という)僅差での勝利だが、そんなのは関係ない。とても良いスタート(大会序盤)になった。
皆がチームプランに沿って先頭交代し、皆本当に強かった。良い意味でのサプライズとなったよ。最後は皆に疲れが見え始めていたが、力を振り絞った。4番目の選手のタイムがチームのタイムとなるので、後ろを振り返りながら踏み込んだ。
ステージ2位&マイヨロホ ヨナス・ヴィンゲゴー(デンマーク、ヴィスマ・リースアバイク)

8秒遅れの区間2位だったヴィスマ・リースアバイク photo:A.S.O.
チームとして良い走りができた。だけど中盤は少し遅かったみたい。振り返ってみる必要はあるものの、それでも良いタイムトライアルができた。昨日失ってしまったが、今日、この美しいマイヨロホに再び袖を通すことができて嬉しい。明日は今大会最初の厳しい(山岳)ステージ。また集中し直して、戦いに向けて準備しなければならない。
ステージ9位&総合6位 ダヴィド・ゴデュ(フランス、グルパマFDJ)

マイヨロホを手放したダヴィド・ゴデュ(フランス、グルパマFDJ) photo:A.S.O.
マイヨロホを失ってしまったものの、(着用して走った今日は)ただただ楽しかった。昨日の表彰式からフィッティング、そして今朝マイヨロホを着た瞬間。全て24時間以内の出来事だったが、選手キャリアの中で最高の瞬間の1つだった。これまで何度か勝利を挙げてきたが、グランツールで総合リーダージャージを着るのはまた別の感覚がした。
今日は全員が全力を尽くしてくれ、序盤からペースを作ってくれたチームメイトや、残り4〜5kmまで支えてくれた仲間、そして最後に僕と共にフィニッシュしてくれた3名のルーラーといった全員が素晴らしかった。このブエルタで僕たちは、誰もが簡単に味わえない経験をしたと思っている。
ステージ3位&マイヨプントス(ポイント賞) マッズ・ピーダスン(デンマーク、リドル・トレック)

得意のTTでチームを牽引したマッズ・ピーダスン(デンマーク、リドル・トレック) photo:A.S.O.
今日はポジティブな1日で、全員が夢のような走りを見せてくれた。チームは限界まで力を出し切り、とても良い結果となった。これまで大きなプロトン(グランツール)のチームTTで勝ったことはなかったが、得意とするチームに10秒差まで迫ることができるようになった。冬の間、そして今シーズンにかけて僕らは大きな成長を遂げている。最後の差を分けるのはほんの小さな細部だけ。目標はできず限りタイムを失うことなく、強力なTTTを見せることだったが、僕らはそれをやり遂げたんだ。
デモグループに走行を妨害されたイスラエル・プレミアテックによる声明
イスラエル・プレミアテックは、誰しもが持つ言論の自由(平和的に抗議する権利を含む)を尊重する。しかし、ブエルタ第5ステージでの抗議者による危険な行為を、我々は断固として非難する。これは我々の選手やレース関係者の安全だけでなく、抗議者自身の安全をも脅かすものだった。チームは今後も大会主催者および関係当局と連携し、ブエルタをはじめすべてのレースにおいて安全を確保し、いかなる抗議活動も我々の安全や競走する権利に影響を与えないよう努めていく。
text:Sotaro.Arakawa
photo:CorVos, A.S.O.
ステージ優勝&総合2位&マイヨブランコ(ヤングライダー賞) フアン・アユソ(スペイン、UAEチームエミレーツXRG)

僕自身、チームタイムトライアルでの初勝利となった。みんなで一緒に掴んだ勝利は特別な気持ちがするし、とても良い走りができた。試走を2度行ったのだが、最初の試走で良い走りができなかった。だからもう1度走り、そのおかげで本番に前向きに臨むことができた。これは掴むべくして掴んだ勝利だ。
イタリアを走っていた時点で、誰がどの程度先頭を引くかについては準備を進めていた。それを2度の試走でミスを修正した。だからこそこの勝利が嬉しかったんだ。
開幕時から言っているように、本当の意味でブエルタは明日(の山岳ステージから)開幕する。その本当の開幕レースの前日に勝利できて最高だよ。
ステージ優勝&総合3位 ジョアン・アルメイダ(ポルトガル、UAEチームエミレーツXRG)

もちろん良いチームが揃っているが、現実的に見ても、自分たちが優勝候補である自覚を持って臨んだ。チームは完璧な走りを見せ、勝利にふさわしい走りができた。チームの雰囲気をさらに良くしてくれる勝利だし、自信につながる結果だ。(8秒という)僅差での勝利だが、そんなのは関係ない。とても良いスタート(大会序盤)になった。
皆がチームプランに沿って先頭交代し、皆本当に強かった。良い意味でのサプライズとなったよ。最後は皆に疲れが見え始めていたが、力を振り絞った。4番目の選手のタイムがチームのタイムとなるので、後ろを振り返りながら踏み込んだ。
ステージ2位&マイヨロホ ヨナス・ヴィンゲゴー(デンマーク、ヴィスマ・リースアバイク)

チームとして良い走りができた。だけど中盤は少し遅かったみたい。振り返ってみる必要はあるものの、それでも良いタイムトライアルができた。昨日失ってしまったが、今日、この美しいマイヨロホに再び袖を通すことができて嬉しい。明日は今大会最初の厳しい(山岳)ステージ。また集中し直して、戦いに向けて準備しなければならない。
ステージ9位&総合6位 ダヴィド・ゴデュ(フランス、グルパマFDJ)

マイヨロホを失ってしまったものの、(着用して走った今日は)ただただ楽しかった。昨日の表彰式からフィッティング、そして今朝マイヨロホを着た瞬間。全て24時間以内の出来事だったが、選手キャリアの中で最高の瞬間の1つだった。これまで何度か勝利を挙げてきたが、グランツールで総合リーダージャージを着るのはまた別の感覚がした。
今日は全員が全力を尽くしてくれ、序盤からペースを作ってくれたチームメイトや、残り4〜5kmまで支えてくれた仲間、そして最後に僕と共にフィニッシュしてくれた3名のルーラーといった全員が素晴らしかった。このブエルタで僕たちは、誰もが簡単に味わえない経験をしたと思っている。
ステージ3位&マイヨプントス(ポイント賞) マッズ・ピーダスン(デンマーク、リドル・トレック)

今日はポジティブな1日で、全員が夢のような走りを見せてくれた。チームは限界まで力を出し切り、とても良い結果となった。これまで大きなプロトン(グランツール)のチームTTで勝ったことはなかったが、得意とするチームに10秒差まで迫ることができるようになった。冬の間、そして今シーズンにかけて僕らは大きな成長を遂げている。最後の差を分けるのはほんの小さな細部だけ。目標はできず限りタイムを失うことなく、強力なTTTを見せることだったが、僕らはそれをやり遂げたんだ。
デモグループに走行を妨害されたイスラエル・プレミアテックによる声明
A statement regarding today's protest at the Vuelta a España. pic.twitter.com/w1Y8tipbiM
— Israel – Premier Tech (@IsraelPremTech) August 27, 2025
イスラエル・プレミアテックは、誰しもが持つ言論の自由(平和的に抗議する権利を含む)を尊重する。しかし、ブエルタ第5ステージでの抗議者による危険な行為を、我々は断固として非難する。これは我々の選手やレース関係者の安全だけでなく、抗議者自身の安全をも脅かすものだった。チームは今後も大会主催者および関係当局と連携し、ブエルタをはじめすべてのレースにおいて安全を確保し、いかなる抗議活動も我々の安全や競走する権利に影響を与えないよう努めていく。
text:Sotaro.Arakawa
photo:CorVos, A.S.O.
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