4月19日と20日の2日間にわたり、兵庫県立播磨中央公園で「西日本ロードクラシック」が開催された。2日目に行われたJプロツアーのレースは、中盤に抜け出したエリオット・シュルツ(ヴィクトワール広島)と沢田時(宇都宮ブリッツェン)の2名が逃げ切り、シュルツがJプロツアー初勝利を挙げた。リーダージャージは渡辺一気(京都産業大学)が獲得した。

リーダージャージの2名とランキング上位勢を先頭にスタートラインに整列 photo:Satoru Kato
JBCF(一般社団法人 全日本実業団自転車競技連盟)の主催で6回目となる「播磨中央公園ロードレース」は、今年もJBCFロードシリーズの中でもステイタスの高い「西日本ロードクラシック」としての開催。初日はJエリートツアーの3カテゴリー(E1、E2、E3)、2日目はJプロツアー、Jフェミニンツアー(女子)、Jユースツアー、Jマスターズツアーのレースが行われた。
Jプロツアーはレースレイティング「ゴールド」に指定されるポイント配分の高いレースで、年間ランキング争いの上で重視される大会。加えて、上位30名には今年6月に開催される全日本選手権ロードレースの出場権が与えられる大会でもある。

山桜の下を集団が駆け抜けていく photo:Satoru Kato
コースは、播磨中央公園内にある1周7.2kmのサイクリングコース。前半は道幅が狭くカーブが連続する区間が続き、後半はスピードに乗って一気に下ったのち、残り1kmから高低差約100mを一気に登るダイナミックなアップダウンで構成される。
初日は晴れて夏日を記録する暑さとなったものの、Jプロツアーが行われた2日目は朝から曇が広がる天気。気温は20℃前後に落ち着き、レース終盤には晴れ間が広がる中でのレースとなった。

序盤、20名弱の集団が先行 photo:Satoru Kato
19周+スタート周回のみ4.2kmの計141kmのレースは、序盤から動いた。前日のE1カテゴリーでは1周11分前後で周回していたところ、スタート直後から10分30秒を切るハイペースで周回。この日最速の9分台をマークした3周目、先行した20名弱の集団から7名が飛び出して先頭集団を形成する。

序盤に形成された7名の先頭集団 photo:Satoru Kato

今年初来日のフランシスコ・マンセボ(マトリックスパワータグ)が早速集団牽引を見せる photo:Satoru Kato
メンバーは、入部正太朗(シマノレーシング)、レオネル・キンテロ、エリオット・シュルツ(以上ヴィクトワール広島)、岡篤志、沢田時、ルーベン・アコスタ(宇都宮ブリッツェン)、佐藤光(チームサイクラーズスネル)。後続集団との差は一時40秒まで開くものの、今年初来日したフランシスコ・マンセボ(マトリックスパワータグ)が中心となって集団を牽引。先行した7名全員を吸収して8周目に入る。

9周目から先行したエリオット・シュルツ(ヴィクトワール広島)と沢田時(宇都宮ブリッツェン) photo:Satoru Kato

金子宗平(群馬グリフィンレーシングチーム)とオープン参加の寺田吉騎(バーレーンヴィクトリアス・デベロップメントチーム)がメイン集団を牽引 photo:Satoru Kato

終盤、キナンレーシングチームの牽引でペースアップしたメイン集団 photo:Satoru Kato
9周目、シュルツと沢田が集団から再び抜け出す。コントロールするチームが不在の後続集団との差は一気に1分以上まで開き、15周目には2分以上まで開く。残り4周となる16周目、キナンレーシングチームが集団のペースアップを図ると、終盤にかけて徐々に差が縮まっていく。
残り2周、差が1分を切ると集団内での動きが活性化。先頭集団にシュルツを置くヴィクトワール広島と沢田を置く宇都宮ブリッツェン、その2チームを切り離したい他チームとで小競り合いのようなアタックが繰り返される。

先行する2名とタイム差が縮まって動きが活性化するメイン集団 photo:Satoru Kato

エリオット・シュルツ(ヴィクトワール広島)が優勝 photo:Satoru Kato
最終周回に入ると差は30秒まで縮小するも、先行する2人もペースを上げて残り1kmへ。後方から金子宗平(群馬グリフィンレーシングチーム)が猛追するも、2人の勝負に割って入るには4秒足りなかった。最後はシュルツが先行してフィニッシュし、西日本ロードクラシックを制した。

表彰式 photo:Satoru Kato
シュルツはオーストラリア出身の24歳で、今年からヴィクトワール広島に加入したオールラウンダー。今回Jプロツアー初出場にして初優勝を決めた。ヴィクトワール広島にとっては、3月末に行われたJクリテリウムツアー「宇都宮清原クリテリウム」での孫崎大樹の優勝に続く今季2勝目となった。

渡辺一気(京都産業大学)がプロリーダージャージを獲得 photo:Satoru Kato
一方、8位に入った渡辺一気(京都産業大学)が合計ポイントでホセ・ビセンテ・トリビオ(マトリックスパワータグ)を上回ってランキング総合首位に立ち、大学生チームの選手として初めてプロリーダージャージを獲得。U23対象のネクストリーダージャージと「重ね着」することになった。

JBCF(一般社団法人 全日本実業団自転車競技連盟)の主催で6回目となる「播磨中央公園ロードレース」は、今年もJBCFロードシリーズの中でもステイタスの高い「西日本ロードクラシック」としての開催。初日はJエリートツアーの3カテゴリー(E1、E2、E3)、2日目はJプロツアー、Jフェミニンツアー(女子)、Jユースツアー、Jマスターズツアーのレースが行われた。
Jプロツアーはレースレイティング「ゴールド」に指定されるポイント配分の高いレースで、年間ランキング争いの上で重視される大会。加えて、上位30名には今年6月に開催される全日本選手権ロードレースの出場権が与えられる大会でもある。

コースは、播磨中央公園内にある1周7.2kmのサイクリングコース。前半は道幅が狭くカーブが連続する区間が続き、後半はスピードに乗って一気に下ったのち、残り1kmから高低差約100mを一気に登るダイナミックなアップダウンで構成される。
初日は晴れて夏日を記録する暑さとなったものの、Jプロツアーが行われた2日目は朝から曇が広がる天気。気温は20℃前後に落ち着き、レース終盤には晴れ間が広がる中でのレースとなった。

19周+スタート周回のみ4.2kmの計141kmのレースは、序盤から動いた。前日のE1カテゴリーでは1周11分前後で周回していたところ、スタート直後から10分30秒を切るハイペースで周回。この日最速の9分台をマークした3周目、先行した20名弱の集団から7名が飛び出して先頭集団を形成する。


メンバーは、入部正太朗(シマノレーシング)、レオネル・キンテロ、エリオット・シュルツ(以上ヴィクトワール広島)、岡篤志、沢田時、ルーベン・アコスタ(宇都宮ブリッツェン)、佐藤光(チームサイクラーズスネル)。後続集団との差は一時40秒まで開くものの、今年初来日したフランシスコ・マンセボ(マトリックスパワータグ)が中心となって集団を牽引。先行した7名全員を吸収して8周目に入る。



9周目、シュルツと沢田が集団から再び抜け出す。コントロールするチームが不在の後続集団との差は一気に1分以上まで開き、15周目には2分以上まで開く。残り4周となる16周目、キナンレーシングチームが集団のペースアップを図ると、終盤にかけて徐々に差が縮まっていく。
残り2周、差が1分を切ると集団内での動きが活性化。先頭集団にシュルツを置くヴィクトワール広島と沢田を置く宇都宮ブリッツェン、その2チームを切り離したい他チームとで小競り合いのようなアタックが繰り返される。


最終周回に入ると差は30秒まで縮小するも、先行する2人もペースを上げて残り1kmへ。後方から金子宗平(群馬グリフィンレーシングチーム)が猛追するも、2人の勝負に割って入るには4秒足りなかった。最後はシュルツが先行してフィニッシュし、西日本ロードクラシックを制した。

シュルツはオーストラリア出身の24歳で、今年からヴィクトワール広島に加入したオールラウンダー。今回Jプロツアー初出場にして初優勝を決めた。ヴィクトワール広島にとっては、3月末に行われたJクリテリウムツアー「宇都宮清原クリテリウム」での孫崎大樹の優勝に続く今季2勝目となった。

一方、8位に入った渡辺一気(京都産業大学)が合計ポイントでホセ・ビセンテ・トリビオ(マトリックスパワータグ)を上回ってランキング総合首位に立ち、大学生チームの選手として初めてプロリーダージャージを獲得。U23対象のネクストリーダージャージと「重ね着」することになった。
Jプロツアー2025 第3戦西日本ロードクラシック 結果(141km)
1位 | エリオット・シュルツ(ヴィクトワール広島) | 3時間30分3秒 |
2位 | 沢田 時(宇都宮ブリッツェン) | +2秒 |
3位 | 金子 宗平(群馬グリフィンレーシングチーム) | +4秒 |
4位 | 岡 篤志(宇都宮ブリッツェン) | +6秒 |
5位 | 阿曽 圭佑(Sparkle Oita Racing Team) | +7秒 |
6位 | レオネル・キンテロ(ヴィクトワール広島) | +7秒 |
その他カテゴリー
・DAY1(4月19日)

E1優勝 奥田 和人(VC福岡) photo:Satoru Kato

E2優勝 税所蓮(バルバレーシングクラブハクサン) photo:Satoru Kato

E3 オープン参加の川分 琉楓(瀬田工業高等学校自転車競技部)が1位 photo:Satoru Kato 
E3優勝 小林 柊友(岐阜第一高校) photo:Satoru Kato
DAY2(4月20日)

F(女子)阿部花梨(イナーメ信濃山形-F)が今シーズン4勝目 photo:Satoru Kato

M(マスターズ)優勝 深谷 侑司(MiNERVA-asahi) photo:Satoru Kato

Y1優勝 日下部 惺(TeamZenko) photo:Satoru Kato 
Y2優勝 渡邊 稜己(LEVANTE HOPE) photo:Satoru Kato
text&photo:Satoru Kato
・DAY1(4月19日)




DAY2(4月20日)




text&photo:Satoru Kato
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