イタリア中部を舞台とするジロ・ダブルッツォ最終第4ステージは、イヴォ・オリヴェイラ(ポルトガル、UAEチームエミレーツXRG)が逃げ切り勝利。今大会2勝目を飾り、今村駿介と島崎将男を擁するアンテルマルシェ・ワンティのゲオルク・ツィマーマン(ドイツ)が総合優勝した。

集団先頭でスタートを待つゲオルク・ツィマーマン(ドイツ、アンテルマルシェ・ワンティ) photo:Il Giro d'Abruzzo
アンテルマルシェ・ワンティのメンバーとして、育成チームに所属する今村駿介と島崎将男が出場したジロ・ダブルッツォ(UCI2.1)も最終第4ステージを迎えた。コースは細かいアップダウンに1級山岳スパラッツァーノを2度登る167kmで、総合順位も動きかねないレイアウトとなった。
自身初の総合優勝に向け、リーダージャージを着るゲオルク・ツィマーマン(ドイツ、アンテルマルシェ・ワンティ)が先頭にレースはスタート。序盤に形成された8名の逃げグループには、強力なクライマーであるジョージ・ベネット(ニュージーランド、イスラエル・プレミアテック)が乗り、また第2ステージで劇的勝利を飾ったイヴォ・オリヴェイラ(ポルトガル、UAEチームエミレーツXRG)が入る。メイン集団はリーダーチームであるアンテルマルシェはもちろん、小石祐馬や鎌田晃輝のいるJCLチーム右京もペースを作った。

ジョージ・ベネット(ニュージーランド、イスラエル・プレミアテック)が入った逃げ集団 photo:Il Giro d'Abruzzo
レースも後半に入ると、総合14位のシモーネ・ラッカーニ(イタリア、JCLチーム右京)がアタック。この動きは吸収されたものの、レースを一気に活性化させるきっかけとなった。逃げ集団はこの日最後の1級山岳スパラッツァーノで人数を減らし、プロトンに対し34秒リードで頂上を通過した。
残り18km地点でシュールト・バックス(オランダ、Q36.5プロサイクリング)がアタックし、オリヴェイラが追従する。UAEで昨年までチームメイトだった2名はローテーションを回しながらフィニッシュを目指し、後続を振り切りフィニッシュ地点に到達。後方のバックスが先に踏み始め、それを確認したオリヴェイラもすぐに反応。そして前を譲らなかったオリヴェイラが、雄叫びを上げながらフィニッシュした。

逃げ切り勝利を決めた、イヴォ・オリヴェイラ(ポルトガル、UAEチームエミレーツXRG) photo:Il Giro d'Abruzzo

今大会2勝目を喜ぶイヴォ・オリヴェイラ(ポルトガル、UAEチームエミレーツXRG) photo:Il Giro d'Abruzzo
第2ステージの”実質的なプロ初勝利”に続き、大会2勝目を手に入れたオリヴェイラ。「2日前の勝利は天にも昇る気持ちだったが、この勝利はもやは言葉にできない。6、7年間『いつか勝ちたい』と思っていたのに、まさかこの4日間で2度も勝てるなんて信じられない」と、喜びを語った。
プロトンは12秒遅れでフィニッシュし、集団内でレースを終えたツィマーマンが総合優勝を決めた。また最終ステージでは島崎や小石、鎌田がリタイア。そのため集団先頭を牽引し、ツィマーマンの総合優勝に尽力した今村が日本人唯一の完走者となった。

総合優勝に輝いたゲオルク・ツィマーマン(ドイツ、アンテルマルシェ・ワンティ) photo:Il Giro d'Abruzzo

アンテルマルシェ・ワンティのメンバーとして、育成チームに所属する今村駿介と島崎将男が出場したジロ・ダブルッツォ(UCI2.1)も最終第4ステージを迎えた。コースは細かいアップダウンに1級山岳スパラッツァーノを2度登る167kmで、総合順位も動きかねないレイアウトとなった。
自身初の総合優勝に向け、リーダージャージを着るゲオルク・ツィマーマン(ドイツ、アンテルマルシェ・ワンティ)が先頭にレースはスタート。序盤に形成された8名の逃げグループには、強力なクライマーであるジョージ・ベネット(ニュージーランド、イスラエル・プレミアテック)が乗り、また第2ステージで劇的勝利を飾ったイヴォ・オリヴェイラ(ポルトガル、UAEチームエミレーツXRG)が入る。メイン集団はリーダーチームであるアンテルマルシェはもちろん、小石祐馬や鎌田晃輝のいるJCLチーム右京もペースを作った。

レースも後半に入ると、総合14位のシモーネ・ラッカーニ(イタリア、JCLチーム右京)がアタック。この動きは吸収されたものの、レースを一気に活性化させるきっかけとなった。逃げ集団はこの日最後の1級山岳スパラッツァーノで人数を減らし、プロトンに対し34秒リードで頂上を通過した。
残り18km地点でシュールト・バックス(オランダ、Q36.5プロサイクリング)がアタックし、オリヴェイラが追従する。UAEで昨年までチームメイトだった2名はローテーションを回しながらフィニッシュを目指し、後続を振り切りフィニッシュ地点に到達。後方のバックスが先に踏み始め、それを確認したオリヴェイラもすぐに反応。そして前を譲らなかったオリヴェイラが、雄叫びを上げながらフィニッシュした。


第2ステージの”実質的なプロ初勝利”に続き、大会2勝目を手に入れたオリヴェイラ。「2日前の勝利は天にも昇る気持ちだったが、この勝利はもやは言葉にできない。6、7年間『いつか勝ちたい』と思っていたのに、まさかこの4日間で2度も勝てるなんて信じられない」と、喜びを語った。
プロトンは12秒遅れでフィニッシュし、集団内でレースを終えたツィマーマンが総合優勝を決めた。また最終ステージでは島崎や小石、鎌田がリタイア。そのため集団先頭を牽引し、ツィマーマンの総合優勝に尽力した今村が日本人唯一の完走者となった。

Congratulations GIGI 🏆
— Intermarché-Wanty (@IntermarcheW) April 18, 2025
Congratulations TEAM ❤️
Victory of Giro d’Abruzzo in the home of our sponsor Vini Fantini 🥂 pic.twitter.com/D2YfUxzHlU
ジロ・ダブルッツォ2025第4ステージ結果
1位 | イヴォ・オリヴェイラ(ポルトガル、UAEチームエミレーツXRG) | 3:58:49 |
2位 | シュールト・バックス(オランダ、Q36.5プロサイクリング) | |
3位 | ジョヴァンニ・ボルトルッツィ(イタリア、ジェネラルストア・エッセジビ・フラテッリクーリア) | +0:12 |
4位 | フィリッポ・フィオレッリ(イタリア、VFグループ・バルディアーニCSF・ファイザネ) | |
5位 | ルドヴィコ・クレショーリ(イタリア、ポルティ・ビジットマルタ) |
個人総合成績
1位 | ゲオルク・ツィマーマン(ドイツ、アンテルマルシェ・ワンティ) | 15:06:08 |
2位 | ダビ・デラクルス(スペイン、Q36.5プロサイクリング) | +0:11 |
3位 | パブロ・トレス(スペイン、UAEチームエミレーツXRG) | +0:18 |
4位 | マティス・ロンデル(フランス、チューダー・プロサイクリング) | +0:34 |
5位 | フィリッポ・フィオレッリ(イタリア、VFグループ・バルディアーニCSF・ファイザネ) | +0:50 |
その他の特別賞
ポイント賞 | フィリッポ・フィオレッリ(イタリア、VFグループ・バルディアーニCSF・ファイザネ) |
山岳賞 | フェデリーコ・グッツォ(イタリア、S.C.パドヴァーニ・ポーロ・チェリーバンク) |
ヤングライダー賞 | パブロ・トレス(スペイン、UAEチームエミレーツXRG) |
チーム総合成績 | VFグループ・バルディアーニCSF・ファイザネ |
text:Sotaro.Arakawa
photo:Il Giro d'Abruzzo
photo:Il Giro d'Abruzzo
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