2025/02/28(金) - 18:11
キャニオンがカスタマイズプログラム 「MyCanyon(マイキャニオン)」をスタートさせる。ユーザーの体格や好みに合わせてコンポーネントやサイズなどを細かく選択できるうえ、著名アーチストとコラボした美しいペイントも用意。まずはAEROAD CFRからスタートするカスタムプログラムの日本での導入は4月予定だ。
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アルカンシエルカラーのキャニオン Aeroad CFRを駆るマチュー・ファンデルプール(アルペシン・ドゥクーニンク) photo:CorVos
アルペシン・ドゥクーニンクやキャニオン・スラムとともにツール・ド・フランスをはじめグランツール、オリンピック、世界選手権といった最高峰レースを戦い、勝利を重ねてきたドイツ発のブランド、キャニオン。ユーザーに対しては直販形態をとることでシェアを伸ばしてきたキャニオンがこのたび発表するのはオンライン上でコンポーネントやパーツの構成やサイズ、カラー等を自由にオーダーすることができるという同社初のカスタマイズプログラムだ。
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キャニオンの完成車のカスタマイズプログラム「MyCanyon(マイキャニオン)」 ©Canyon
MyCanyon(マイキャニオン)によるカスタムオーダーは、おもに次の3つのステップを踏んで進めていく。
まずフレームデザインは、新しい3つのアートワークコレクションから選べる。世界的なアーティストであるフェリペ・パントンとエレナ・サルミストラロがデザイナーとして起用され、それぞれのコレクションには多彩なデザインが含まれる。
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MyCanyonによる新たな魅惑的デザイン ©Canyon
次にフィッティング。自身のライディングポジションに合ったサドルやパーツを選ぶことができる。もともとエアロードCFRに搭載される一体型ハンドルは幅とフレア角が調整可能な構造となっているが、これもステム長を選ぶことができる。
そしてグループセット(コンポーネント)、ホイール、タイヤの組み合わせを選ぶ。これらはキャニオンでは初めて選べるオプションとなる。
ここからはそれぞれ3つのカスタマイズ項目について、より詳しく掘り下げていこう。
MyCanyon(マイキャニオン)
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複雑なドリズル塗装技術を用いたペイント ©Canyon
フレームデザイン
MyCanyonのアートワークコレクションは、Fabrio(ファブリオ)、Mano(マノ)、Opus(オーパス)の3つから選べる。いずれも目を見張るようなデザインと精緻な塗装技術によって、路上で注目を集めるだろう。
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銀河をイメージさせる複雑な塗装 ©Canyon
Fabrio:形を変えるフレーム
特別な顔料と光を反射することで変化する虹色のデカールを融合させたFabrioは、フレームの上でまるで踊るかのように見えるデザイン。
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ゴールドダスト ©Canyon
ゴールドダスト:美しいゴールデンイエローの仕上げに、印象的な鏡面デカールが組み合わされる。エネルギーを放ち、まるで金の粉のように特別なバイクに。
ミルキーウェイ:‘干渉’顔料を使用して塗装され、同時に複数の色に見える。視覚的に常に変化し、見るたびに、そして乗るたびに楽しませてくれる。
ダークマター:宇宙の光と影を表現するこのアートワークは、暗い雰囲気の中に万華鏡のような色を組み合わせる。バイクが動くたびに虹色のデカールが光の中で輝く。
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ミルキーウェイ ©Canyon 
ダークマター ©Canyon
Mano:ハンドペイントによる芸術
Manoコレクションのフレームはすべて手塗りで仕上げられ、どれもわずかに異なり、唯一無二のデザインとなる。大宇宙に浮かぶガスや塵の巨大な雲である星雲の神秘的なオーラを捉えた4つの非現実的なアートワークが特徴で、いずれも実在の銀河から名前を得ている。
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ヘニゼ、レオ、カリーナ、ヒミコ ©Canyon
ヘニゼ:マット塗装で仕上げられたヘニゼは、暗く隕石を思わせるエネルギーを持ち、近くで見ると石のような効果が現れる。デカールもマット仕上げで全体の美学を完成させる。
レオ:レオ銀河に触発されたこのアートワークは、複雑なドリズル塗装技術を使用し、フレーム全体に常にユニークなパターンが広がる。
カリーナ:多くの巨大な星を抱えるカリーナ銀河は明るく力強く輝いている。手押しスタンプ作業によって塗装され、深みのある情熱的な赤色が表面下で三次元的に見える。
ヒミコ:5万5千光年にわたる巨大な銀河「ヒミコ」。特別な低粘度塗料の粒子と複雑な層塗装を組み合わせることで、果てしない深さを感じさせるアートワーク。
Opus:世界的に有名なアーティストがデザイン
「Opus」は刺激的なアーティストとのコラボレーションによって生まれる。2025年はフェリペ・パントンとエレナ・サルミストラロの2人のアーティストとコラボレーション。非常に複雑な塗装が施され、アートとも言えるバイクを走らせるという体験を提供する。
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フェリペ・パントン(アルゼンチン・スペイン) ©Canyon
Opusエディション:フェリペ・パントン
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フェリペ・パントンによる、動きとテクノロジーにインスパイアを受けたエアロード CFRデザインの ©Canyon
アルゼンチン&スペイン出身のグラフィティアーティスト、フェリペ・パントン氏はアーティストと消費者の関係において新たな地平を切り拓く。幅広いキャンバス、建築、物体にわたり、しばしばインタラクティブな形で活動する彼の現代世界への魅力とデジタルデザイン技法の使用は、彼のアートに常に動きを感じさせる。動きとテクノロジーにインスパイアを受けたフェリペ・パントンのMyCanyon Opusは、スピードの「整理された混沌」をテーマとする。
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スピードの「整理された混沌」がテーマ ©Canyon 
動きとテクノロジーにインスパイアされたデザイン ©Canyon
Opusエディション:エレナ・サルミストラロ
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エレナ・サルミストラロ(イタリア) ©Canyon
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エレナ・サルミストラロがデザインしたカレイドスコープ的な色彩コンセプトのエアロード CFR ©Canyon
世界的に有名なイタリアのプロダクトデザイナーでアーティストのエレナ・サルミストラロ氏は、ディズニー、アップル、ナイキ、イケアなどのために非常にエクレクティックで想像力豊かな作品を手がけてきた。彼女はキャニオンのために色彩の魔法を使い、万華鏡的な色彩コンセプトで喜びに満ちたエアロード CFRを創り出す。
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コンポーネントとオーダーメイドフィットのカスタマイズ
キャニオンのロードバイクにおいて初めてコンポーネントとオーダーメイド・フィットが設定できるようになる。選択肢の幅が広がり、コンシュマー自身でのカスタマイズが可能となる。
グループセット
グループセット(コンポーネント)はシマノ DURA-ACEとスラム RED AXSの2つから選ぶことができる。言うまでもなくワールドツアーでその性能が証明された高性能グループセットだ。
サドル
快適さを左右するサドルは、セッレイタリア(Selle Italia)の3種のサドルから選ぶことができる。信頼性の高いエルゴノミクスを兼ね備えたオールラウンドサドル、SLR Boost Tekno Superflow。あるいは3Dプリント製法により最大の快適さを発揮するSLR Boost 3D Kit Carbonio Superflow。そして究極のパフォーマンスと軽さをもつSLR Boost Kit Carbonio Superflowから選べる。
ホイールセットとタイヤ
DT Swissとジップから、最高のホイールとタイヤの組み合わせを選ぶことができる。F1にインスパイアされた28mmのピレリP-Zero RSタイヤを履いたZIPP 454 NSWと、DT Swiss ARC 1100sにコンチネンタルのエアロタイヤAERO111(フロント)、GP5000 28mmタイヤを組み合わせた選択肢などを用意。
コックピット
AEROAD CFRには受賞歴のあるPACEバーデザインが採用されている。快適さを優先するためにより立った姿勢でリラックスできるショートステムから、スピードを最大限に引き出すためのロングステムの低くエアロなものまで、体型や好みに合わせてステムの長さを選ぶことができる。
コンポーネント等の選択に加えて、最後にはプロチーム選手のバイクのように自身の名前を記したネームステッカーも追加することができる。
購入プロセスとその特徴
夢のバイクを創るプロセスは、通常通りAEROAD CFRの商品画面から「カスタマイズモード」に切り替え、選択肢をステップ・バイ・ステップで選ぶという形で始まる。ここではMyCanyonにおけるカスタマー体験のハイライトを紹介する。
シームレスで直感的なUX
ステップ・バイ・ステップで進めるコンフィギュレーターは、ユーザーをシンプルで楽しい方法で引き込み、カスタマイズをとても簡単にしてくれる。
3Dビジュアライゼーション
最高水準の3Dレンダリングにより、ユーザーは色やコンポーネントをさまざまな角度から確認でき、夢のバイクづくりをより具体的にイメージすることができる。
明快な価格と在庫状況
透明化されたコストの内訳によって価格を明快化。在庫状況も随時更新されるためチェックアウト時に驚くようなことはありません。
継続的なトラッキングが可能
Canyonアプリによって注文したバイクの組み立て状況をライブで追跡できる機能を提供し、さらに拡張機能を通じて自分のバイクが実際にどのように見えるかを確認することもできる。
MyCanyonでのオーダー(注文)が確定するとコンポーネントの組み立てが始まります。6〜12週間以内にバイクはお客様に直接配送されるか、または世界中の500以上のキャニオンサービス拠点で受け取ることができ、そこではキャニオンのパートナーによって役立つガイダンスとサポートが提供されます。
MyCanyonの日本での展開は4月スタート
MyCanyonは世界各国のマーケットにおいて順次開始され、まず3月からアメリカでスタート。次いで日本を含むアジア太平洋地域で4月から展開が始まる予定だ。
なおMyCanyonの最初のカスタマーとなるのは、アルペシン・ドゥクーニンクのマチュー・ファンデルプールとヤスペル・フィリプセン、キャニオン・スラムのカシア・ニエウィアドマとクロエ・ダイガートら。今春のいくつかのレースで、スーパースターの彼・彼女らがMyCanyonによってデザインされたバイクで走る姿を目にすることができるはずだ。
なおキャニオン公式サイトでは MyCanyonのローンチを記念した抽選が実施される。
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アルペシン・ドゥクーニンクやキャニオン・スラムとともにツール・ド・フランスをはじめグランツール、オリンピック、世界選手権といった最高峰レースを戦い、勝利を重ねてきたドイツ発のブランド、キャニオン。ユーザーに対しては直販形態をとることでシェアを伸ばしてきたキャニオンがこのたび発表するのはオンライン上でコンポーネントやパーツの構成やサイズ、カラー等を自由にオーダーすることができるという同社初のカスタマイズプログラムだ。
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MyCanyon(マイキャニオン)によるカスタムオーダーは、おもに次の3つのステップを踏んで進めていく。
まずフレームデザインは、新しい3つのアートワークコレクションから選べる。世界的なアーティストであるフェリペ・パントンとエレナ・サルミストラロがデザイナーとして起用され、それぞれのコレクションには多彩なデザインが含まれる。
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次にフィッティング。自身のライディングポジションに合ったサドルやパーツを選ぶことができる。もともとエアロードCFRに搭載される一体型ハンドルは幅とフレア角が調整可能な構造となっているが、これもステム長を選ぶことができる。
そしてグループセット(コンポーネント)、ホイール、タイヤの組み合わせを選ぶ。これらはキャニオンでは初めて選べるオプションとなる。
ここからはそれぞれ3つのカスタマイズ項目について、より詳しく掘り下げていこう。
MyCanyon(マイキャニオン)
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フレームデザイン
MyCanyonのアートワークコレクションは、Fabrio(ファブリオ)、Mano(マノ)、Opus(オーパス)の3つから選べる。いずれも目を見張るようなデザインと精緻な塗装技術によって、路上で注目を集めるだろう。
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Fabrio:形を変えるフレーム
特別な顔料と光を反射することで変化する虹色のデカールを融合させたFabrioは、フレームの上でまるで踊るかのように見えるデザイン。
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ゴールドダスト:美しいゴールデンイエローの仕上げに、印象的な鏡面デカールが組み合わされる。エネルギーを放ち、まるで金の粉のように特別なバイクに。
ミルキーウェイ:‘干渉’顔料を使用して塗装され、同時に複数の色に見える。視覚的に常に変化し、見るたびに、そして乗るたびに楽しませてくれる。
ダークマター:宇宙の光と影を表現するこのアートワークは、暗い雰囲気の中に万華鏡のような色を組み合わせる。バイクが動くたびに虹色のデカールが光の中で輝く。
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Mano:ハンドペイントによる芸術
Manoコレクションのフレームはすべて手塗りで仕上げられ、どれもわずかに異なり、唯一無二のデザインとなる。大宇宙に浮かぶガスや塵の巨大な雲である星雲の神秘的なオーラを捉えた4つの非現実的なアートワークが特徴で、いずれも実在の銀河から名前を得ている。
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レオ:レオ銀河に触発されたこのアートワークは、複雑なドリズル塗装技術を使用し、フレーム全体に常にユニークなパターンが広がる。
カリーナ:多くの巨大な星を抱えるカリーナ銀河は明るく力強く輝いている。手押しスタンプ作業によって塗装され、深みのある情熱的な赤色が表面下で三次元的に見える。
ヒミコ:5万5千光年にわたる巨大な銀河「ヒミコ」。特別な低粘度塗料の粒子と複雑な層塗装を組み合わせることで、果てしない深さを感じさせるアートワーク。
Opus:世界的に有名なアーティストがデザイン
「Opus」は刺激的なアーティストとのコラボレーションによって生まれる。2025年はフェリペ・パントンとエレナ・サルミストラロの2人のアーティストとコラボレーション。非常に複雑な塗装が施され、アートとも言えるバイクを走らせるという体験を提供する。
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Opusエディション:フェリペ・パントン
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アルゼンチン&スペイン出身のグラフィティアーティスト、フェリペ・パントン氏はアーティストと消費者の関係において新たな地平を切り拓く。幅広いキャンバス、建築、物体にわたり、しばしばインタラクティブな形で活動する彼の現代世界への魅力とデジタルデザイン技法の使用は、彼のアートに常に動きを感じさせる。動きとテクノロジーにインスパイアを受けたフェリペ・パントンのMyCanyon Opusは、スピードの「整理された混沌」をテーマとする。
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Opusエディション:エレナ・サルミストラロ
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コンポーネントとオーダーメイドフィットのカスタマイズ
キャニオンのロードバイクにおいて初めてコンポーネントとオーダーメイド・フィットが設定できるようになる。選択肢の幅が広がり、コンシュマー自身でのカスタマイズが可能となる。
グループセット
グループセット(コンポーネント)はシマノ DURA-ACEとスラム RED AXSの2つから選ぶことができる。言うまでもなくワールドツアーでその性能が証明された高性能グループセットだ。
サドル
快適さを左右するサドルは、セッレイタリア(Selle Italia)の3種のサドルから選ぶことができる。信頼性の高いエルゴノミクスを兼ね備えたオールラウンドサドル、SLR Boost Tekno Superflow。あるいは3Dプリント製法により最大の快適さを発揮するSLR Boost 3D Kit Carbonio Superflow。そして究極のパフォーマンスと軽さをもつSLR Boost Kit Carbonio Superflowから選べる。
ホイールセットとタイヤ
DT Swissとジップから、最高のホイールとタイヤの組み合わせを選ぶことができる。F1にインスパイアされた28mmのピレリP-Zero RSタイヤを履いたZIPP 454 NSWと、DT Swiss ARC 1100sにコンチネンタルのエアロタイヤAERO111(フロント)、GP5000 28mmタイヤを組み合わせた選択肢などを用意。
コックピット
AEROAD CFRには受賞歴のあるPACEバーデザインが採用されている。快適さを優先するためにより立った姿勢でリラックスできるショートステムから、スピードを最大限に引き出すためのロングステムの低くエアロなものまで、体型や好みに合わせてステムの長さを選ぶことができる。
コンポーネント等の選択に加えて、最後にはプロチーム選手のバイクのように自身の名前を記したネームステッカーも追加することができる。
購入プロセスとその特徴
夢のバイクを創るプロセスは、通常通りAEROAD CFRの商品画面から「カスタマイズモード」に切り替え、選択肢をステップ・バイ・ステップで選ぶという形で始まる。ここではMyCanyonにおけるカスタマー体験のハイライトを紹介する。
シームレスで直感的なUX
ステップ・バイ・ステップで進めるコンフィギュレーターは、ユーザーをシンプルで楽しい方法で引き込み、カスタマイズをとても簡単にしてくれる。
3Dビジュアライゼーション
最高水準の3Dレンダリングにより、ユーザーは色やコンポーネントをさまざまな角度から確認でき、夢のバイクづくりをより具体的にイメージすることができる。
明快な価格と在庫状況
透明化されたコストの内訳によって価格を明快化。在庫状況も随時更新されるためチェックアウト時に驚くようなことはありません。
継続的なトラッキングが可能
Canyonアプリによって注文したバイクの組み立て状況をライブで追跡できる機能を提供し、さらに拡張機能を通じて自分のバイクが実際にどのように見えるかを確認することもできる。
MyCanyonでのオーダー(注文)が確定するとコンポーネントの組み立てが始まります。6〜12週間以内にバイクはお客様に直接配送されるか、または世界中の500以上のキャニオンサービス拠点で受け取ることができ、そこではキャニオンのパートナーによって役立つガイダンスとサポートが提供されます。
MyCanyonの日本での展開は4月スタート
MyCanyonは世界各国のマーケットにおいて順次開始され、まず3月からアメリカでスタート。次いで日本を含むアジア太平洋地域で4月から展開が始まる予定だ。
なおMyCanyonの最初のカスタマーとなるのは、アルペシン・ドゥクーニンクのマチュー・ファンデルプールとヤスペル・フィリプセン、キャニオン・スラムのカシア・ニエウィアドマとクロエ・ダイガートら。今春のいくつかのレースで、スーパースターの彼・彼女らがMyCanyonによってデザインされたバイクで走る姿を目にすることができるはずだ。
なおキャニオン公式サイトでは MyCanyonのローンチを記念した抽選が実施される。
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