2025/02/15(土) - 12:30
木下友梨菜(ベルマーレレーシングチーム)、池田瑞紀(早稲田大学/チーム楽天Kドリームス)、内野艶和(JPCU/チーム楽天Kドリームス)が、スイス籍の新コンチネンタルチーム「NEXETIS(ネクセティス)」と契約。NIPPOもチームパートナーとなり、2028年ロス五輪を目指す日本女子選手の強化を行う。

NEXETIS(ネクセティス)に加入する池田瑞紀、木下友梨菜、内野艶和 (c)Team NIPPO
3選手が加入するNEXETIS(ネクセティス)は今季スイスで誕生したばかりの女子コンチネンタルチーム。「次世代の女子選手を"ネクストレベル"に押し上げる」ことをチーム指針として立ち上がり、チームパートナーとして参画するNIPPOが、サポートを行う木下友梨菜(ベルマーレレーシングチーム)、池田瑞紀(早稲田大学/チーム楽天Kドリームス)、内野艶和(JPCU/チーム楽天Kドリームス)という日本の女子選手3名を送り込む。
ロードレース1年目にも関わらず、持ち前の登坂力で初出場の全日本選手権で2位、そのまま世界選手権出場を叶えた木下と、共にトラック競技日本ナショナルチームの中長距離メンバーでパリ五輪に出場した池田と内野。3名にとっては初の海外チーム所属であり、池田と内野はトラック競技と兼業しつつロード経験を積んでいくという。NIPPOは先んじて2月1日に今回の3名と垣田真穂のサポート開始を発表しており、垣田は既報の通りイタリア籍のコンチネンタルチーム「ビーピンク・ボンジョアンニ」への加入が発表済みだ。

木下友梨菜(ベルマーレレーシングチーム) photo:Satoru Kato

池田瑞紀(早稲田大学/チーム楽天Kドリームス) photo:JCF

内野艶和(JPCU/チーム楽天Kドリームス) photo:Satoru Kato
3名が加入するネクセティスは選手12名と小規模ながら、若手のスイス人選手を所属させ、サプライヤーもThömus(トムス、バイクブランド)や、DTスイス(ホイール)、アソス(アパレル)と同国ブランドで固めている。プレスリリースによれば、今回の契約は長年スイス代表トラックチームのコーチを務め、現在は日本トラックナショナルチームの中長距離ヘッドコーチを務めるダニエル・ギジガー氏との結びつきによって実現したという。
「HPCJC(High Performance Center of Japan Cycling/トラック競技強化指定選手のトレーニングセンター)とJCF、NIPPOと協力できることを楽しみにしていますし、才能豊かな日本の選手たちが私たちの若いチームの戦力になってくれると確信しています」とチームマネージャーのアンナ・ヴィーゼは話している。
以下は今回加入する3選手のコメント。チームはイタリアでのチーム合宿を控えており、木下はSNSで出国を報告済みだ(内野と池田は開催中のアジア選手権に参戦中)。
木下友梨菜(ベルマーレレーシングチーム)のコメント
まずはロードレースの本場で、チームのエースを勝たせるために積極的に動き、可能な限り経験を積むことが目標です。得意な山では自分の実力をアピールし、他チームのクライマーたちにくらいついて戦っていきたいです。
今回のヨーロッパ挑戦は確実に自分の人生の中でも最も大きい挑戦の1つになると思っています。今は自分がどんなことで困難に感じるかがわからない状況なので、何から何まで新しい環境で大好きな自転車に乗れることがとても楽しみであり、本場のロードレースを走る機会が増えることもとても楽しみです。スイスは大きな山がたくさんあるので頂上でOHAYOUKAIとやまびこしたいです。また、これを機に鈴なりイングリッシュことパッション英語をもう少しマシなものにしていきたいと思います。
最後になりますが、こうしてこのような貴重な機会をいただけること、本当に感謝しています。応援を力にして大きな飛躍の年にできるように頑張っていこうと思いますので、日本からエールをたくさん送ったいただけると嬉しいです。
池田瑞紀(早稲田大学/チーム楽天Kドリームス)のコメント
目標はトラックレースでもロードレースでも、まず目の前にある一つ一つのレースに集中することです。自分らしさや挑戦する気持ちを常に持ってレースの中で多くのことを学んできます。ロードレースでは、初めて個人ではなくチームとして動くので、少しでも多くチームに貢献できるよう日々自分に負けずトレーニングに励んでいきたいと思います。また、今年はこれまでの競技人生において、初めて多くの時間をロードレースに注ぐことになるのでワクワクしています。チームの皆さんと顔を合わせるのが楽しみです。
内野艶和(JPCU/チーム楽天Kドリームス)のコメント
ネクセティスのチームの一員としてレースできる事が楽しみです。チームメイトと友達になれるようにコミュニケーションも頑張りたいと思います。今年の目標は、トラック競技ではネイションズカップや世界選手権での優勝、ロードレースでも海外のレースでまず1勝はしたいです。応援よろしくお願いします!
text:So Isobe

3選手が加入するNEXETIS(ネクセティス)は今季スイスで誕生したばかりの女子コンチネンタルチーム。「次世代の女子選手を"ネクストレベル"に押し上げる」ことをチーム指針として立ち上がり、チームパートナーとして参画するNIPPOが、サポートを行う木下友梨菜(ベルマーレレーシングチーム)、池田瑞紀(早稲田大学/チーム楽天Kドリームス)、内野艶和(JPCU/チーム楽天Kドリームス)という日本の女子選手3名を送り込む。
ロードレース1年目にも関わらず、持ち前の登坂力で初出場の全日本選手権で2位、そのまま世界選手権出場を叶えた木下と、共にトラック競技日本ナショナルチームの中長距離メンバーでパリ五輪に出場した池田と内野。3名にとっては初の海外チーム所属であり、池田と内野はトラック競技と兼業しつつロード経験を積んでいくという。NIPPOは先んじて2月1日に今回の3名と垣田真穂のサポート開始を発表しており、垣田は既報の通りイタリア籍のコンチネンタルチーム「ビーピンク・ボンジョアンニ」への加入が発表済みだ。



3名が加入するネクセティスは選手12名と小規模ながら、若手のスイス人選手を所属させ、サプライヤーもThömus(トムス、バイクブランド)や、DTスイス(ホイール)、アソス(アパレル)と同国ブランドで固めている。プレスリリースによれば、今回の契約は長年スイス代表トラックチームのコーチを務め、現在は日本トラックナショナルチームの中長距離ヘッドコーチを務めるダニエル・ギジガー氏との結びつきによって実現したという。
「HPCJC(High Performance Center of Japan Cycling/トラック競技強化指定選手のトレーニングセンター)とJCF、NIPPOと協力できることを楽しみにしていますし、才能豊かな日本の選手たちが私たちの若いチームの戦力になってくれると確信しています」とチームマネージャーのアンナ・ヴィーゼは話している。
以下は今回加入する3選手のコメント。チームはイタリアでのチーム合宿を控えており、木下はSNSで出国を報告済みだ(内野と池田は開催中のアジア選手権に参戦中)。
木下友梨菜(ベルマーレレーシングチーム)のコメント
まずはロードレースの本場で、チームのエースを勝たせるために積極的に動き、可能な限り経験を積むことが目標です。得意な山では自分の実力をアピールし、他チームのクライマーたちにくらいついて戦っていきたいです。
今回のヨーロッパ挑戦は確実に自分の人生の中でも最も大きい挑戦の1つになると思っています。今は自分がどんなことで困難に感じるかがわからない状況なので、何から何まで新しい環境で大好きな自転車に乗れることがとても楽しみであり、本場のロードレースを走る機会が増えることもとても楽しみです。スイスは大きな山がたくさんあるので頂上でOHAYOUKAIとやまびこしたいです。また、これを機に鈴なりイングリッシュことパッション英語をもう少しマシなものにしていきたいと思います。
最後になりますが、こうしてこのような貴重な機会をいただけること、本当に感謝しています。応援を力にして大きな飛躍の年にできるように頑張っていこうと思いますので、日本からエールをたくさん送ったいただけると嬉しいです。
池田瑞紀(早稲田大学/チーム楽天Kドリームス)のコメント
目標はトラックレースでもロードレースでも、まず目の前にある一つ一つのレースに集中することです。自分らしさや挑戦する気持ちを常に持ってレースの中で多くのことを学んできます。ロードレースでは、初めて個人ではなくチームとして動くので、少しでも多くチームに貢献できるよう日々自分に負けずトレーニングに励んでいきたいと思います。また、今年はこれまでの競技人生において、初めて多くの時間をロードレースに注ぐことになるのでワクワクしています。チームの皆さんと顔を合わせるのが楽しみです。
内野艶和(JPCU/チーム楽天Kドリームス)のコメント
ネクセティスのチームの一員としてレースできる事が楽しみです。チームメイトと友達になれるようにコミュニケーションも頑張りたいと思います。今年の目標は、トラック競技ではネイションズカップや世界選手権での優勝、ロードレースでも海外のレースでまず1勝はしたいです。応援よろしくお願いします!
text:So Isobe
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