ストレージやホームトレーナーに定評のあるミノウラから、新たな3本ローラー「MozRoller G2」が発表された。従来モデルから対応ホイールベースを拡大し、20インチホイールのBMXやキッズバイクに対応した。恐怖感を拭う低床設計により、初心者にも優しい3本ローラー台となっている。



ミノウラ MOZ ROLLER G2 (c)ミノウラ

パソコンやサイクルコンピューターと連携するスマートローラーが登場して以来、ダイレクトドライブ式がポピュラーな存在となったホームトレーナー。それでもなお、ウォーミングアップやスキルトレーニング用の機材として根強く支持を集めているのが3本ローラーだ。

実走感に優れ、ペダリングスキルも鍛えられる3本ローラーだが、一方で初心者にとっては乗るのが怖いという印象も持たれがち。そんな恐怖感を払拭するのにぴったりなのが、ミノウラのエントリーモデルであるMozRollerだ。

同社のミドルグレードモデルLIVE ROLLと比べると非常に低いローラー位置を実現する (c)ミノウラ
ショートホイールベースのバイク用に専用ベルトが用意される (c)ミノウラ



MozRollerの特徴は低床設計であるということ。一般的に、ローラーの回転数を抑えることで静粛性などが高まることもあり、大径ローラーのメリットが語られることが多いが、一方で乗車時の目線が高くなり、地面から遠くなることからくる恐怖感といったデメリットもある。乗り慣れた方にとっては、気にならない点かもしれないが、3本ローラーの初めて挑戦する方にとっては非常に大きなポイントだ。

MozRollerは80mm径のローラーを地面ギリギリまで近づけた低床フレームを採用することで、不安感を軽減。一方で、ローラー自体は国内の自社工場で一本ずつ回転精度を検査し、高回転時の振動を抑えることで騒音も抑制している。

BMXにも対応するMOZ ROLLER G2 (c)ミノウラ

そんなMozRollerが第2世代としてリニューアル。従来、950~1,090mmのホイールベースのバイクに対応していたのに対し、新たに775~1,090mmまで対応範囲を拡大することで、20インチホイールの自転車にも対応するようになった。フレームに20インチ用のローラー取付位置を追加すると同時に、間隔調整幅も2段階から3段階に拡大することで、様々なホイールサイズに対し最適な走行抵抗を実現する。

ホイールベースが短い車体で使用する際には、ローラー位置の変更と同時にベルトも交換する必要がある。従来の700c/26インチ対応ベルトはブラックに、ショートホイールベース用はグレーのベルトとなっているため、装着時に迷うことも無いだろう。

従来モデルに対し、調整範囲が拡大している (c)ミノウラ

3分割されたフレーム構造により、非常にコンパクトに折りたためるのもMozRoller G2の特徴。重量も6.5kgと非常に軽量なため、持ち運びも苦にならない。レース遠征時のウォーミングアップやクールダウンにもぴったりな一品だ。

モデルチェンジにあたりフレームカラーも一新。フレームとローラーはチタンカラー、ナットやステップはブラックで統一され、より高級感のあるデザインに仕上げられている。また、オプションパーツも充実しており、フロントフォークを固定できるスタンドや、負荷装置内蔵ドラム、フレーム取付タイプの負荷ユニットなども利用可能だ。価格は40,700円(税込)。

非常にコンパクトに収納可能。重量も6.8kgと軽量なロードバイク程度だ。 (c)ミノウラ



ミノウラ MOZ ROLLER G2
ドラム径:80mm
対応サイズ:20 インチ~700C
ホイールベース:775~1,090mm
※950mm 以下で使用する場合は、付属の G2 専用ウレタンベルト(グレー)へ交換が必要
価格:40,700円(税込)

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