2024/10/31(木) - 12:34
カスクやカンパニョーロ、スコープサイクリング、デローザなどを取り扱う日直商会が浅草で2025モデルの展示会を開催。カンパニョーロの新型SUPER RECOAD S WIRELESSやスコープの最新ホイール「ARTECH」シリーズなど気になる新製品を紹介していく。
カスクやカンパニョーロ、スコープサイクリング、デローザなどを取り扱う日直商会が浅草で開催した2025モデルの展示会。注目集まる最新モデルの実物を確認すべく、多くの関係者が姿を見せた。
中でも注目を集めていたのが、オランダのカーボンホイールブランド、スコープサイクリングの最新ホイール「ARTECH」シリーズ。22mmと45mm、65mmとそれぞれ異なるリムハイトの3モデルが展示されていた。
ARTECHシリーズは、先端技術をふんだんに用いていることが特徴で、それはルックスからも一目瞭然。「Aeroscales」という特徴的なリムのデザインは、魚の鱗(SCALE)に着想を得たもので、高いエアロ効果を備え、横風にも強く優れたコントロール性能を発揮してくれる。
また、スカンジウムとアルミニウム、マグネシウムの高性能合金であり、3Dプリント材料として優れた物性を示すスカルマロイ合金が用いられたハブは、トポロジー最適化によって導き出された有機的なデザインが特徴。チタンラチェットが搭載され、前後で199gと軽量でありながら優れた強度と剛性を確保した。リム、ハブともにタダモノではないオーラを放つARTECHシリーズは、最新技術をその手にしたいライダーにとって垂涎の一品となりそうだ。
イタリアンヘルメットブランドのカスクブースには、タウンユースからフラッグシップモデルまで様々なヘルメットがディスプレイされていた。おすすめはイネオス・グレナディアーズの選手たちが使用する新型エアロヘルメット「NIRVANA」と、オールラウンドヘルメット「ELEMENTO」。
両モデルとも優れたエアロ性能を備えつつ、頭頂部のインナーパッドには通気性とねじれ衝撃への安全性を向上する立体ハニカム構造のMULTIPODを採用し、高い安全性を備えることが特徴だ。
エアロモデルのUTOPIAがマイナーチェンジした「UTOPIA Y」も人気があるという。反射ロゴやシンプルなデザインでカジュアルな印象を与えてくれる。日直商会のブログを担当している水口さんはカスクのエアロヘルメットについて「夏場ではエアロヘルメットは暑いという印象をお持ちの方も多いと思います。ですが被って走ってみるとヘルメット内を空気を駆け抜けるのが感じられて、涼しいんですよ」と教えてくれた。
続いては、カスクが手がけるアイウェアブランドのKOO。今年からUCIワールドチームのレッドブル・ボーラ・ハンスグローエが使用していることもあり人気だという。
スタンダードモデルは幅が狭いためアジア人にはフィットしにくかったハーフリムモデルのALIBIに「Lサイズ」が登場することが大きなニュース。これまでフィッティングでKOOをあきらめていた人もぜひ手に取ってみてほしい。
カンパニョーロは先日発表されたばかりの無線コンポーネント「SUPER RECORD S WIRELESS」のデモ機を用意。多くの来場者が操作性や変速性能をチェックしていた。マットブラック仕上げで今までとは異なる存在感を放っていた。
カンパニョーロと言えば、ホイールブランドとしても知名度が高いが、SUPER RECORD S WIRELESSのグループセットを購入した方のみが購入できるマット仕様のBORA ULTRA WTOとBORA WTOも初お披露目となり、来場者の注目を集めていた。
BORA WTOには、日直商会限定デザインモデルの展示も。ゴールドのウイングホイールロゴがワンポイントで入り、モデル名も控えめなサイズ感で入るシンプルな見た目でどんなバイクともマッチしてくれそうだ。こちらはなくなり次第終了とのこと。
ミシュランからはミドルグレードのLITHION 4が登場。ロングセラーとなった前作のLITHION 3から満を持したフルモデルチェンジとなり、久方ぶりのミドルグレードの刷新に。
MotoGPで培った技術から開発されているMagi-Xコンパウンドを採用し、走行性能が向上しつつ耐久性も上がっているという。25Cと28C、30C、32Cが用意され、サイズも選びやすくなっている。カラーはブラックとクラシックの2カラーをラインアップ。
伝説的なフロアポンプ"ピスタ"で知られるシリカは、アメリカ資本になってからはルブリカントのラインアップが増えている。シークレットチェーンブレンドメルトワックスは二硫化タングステンが配合されており、駆動抵抗の低減のみならず変速が滑らかになったり、駆動音が静かになるという効果も。
ハンドメイドバイクで使用されるスチールチューブで有名なコロンバスからは電動コンポーネント専用のTRITTICOシリーズがデビュー。フロントフォークとハンドル、ステム、シートポスト、ボトルケージ、メーターマウントなどバイクを構成するブランドを使用することにより統一感を演出できる。パーツにはブランドのシンボルとなっている鳩のマークがデザインされている。
イタリアンブランドのオフィッチーネ・パロリンは1985年にイタリアの北東部、ヴェネト州のトレヴィーゾで創業した金属加工技術を得意とするブランドで、その技術力を活かしたバイクスタンドやメンテナンススタンドを手掛けている。
バイクスタンドのSTABILUS 2.0はタイヤをホールドする固定式のパイプと、バイクの自重によって可動するステーによってタイヤをホールドする仕組みを採用している。タイヤの3か所と接触して自転車を支えるため安定性が高く、前輪でも後輪でもしっかりと支えられるため、8点で支えられるため、バイクが倒れにくいことが特徴だ。
日直商会のスタッフが今年の台北ショーで発見したというトレッドミル型トレーナー「EBR Trainer」も参考出品されていた。これまでにない実走感を持ったトレッドミル型トレーナーで独自のスピード調整システムを備え、後輪付近にある前方のバーにタイヤが当たるとスピードがアップし、後方のバーに当たるとスピードがダウンする仕組みとなっている。
さらに、0~13%まで勾配再現機能を持ち、0.5%毎に計26段階で細かく変化していく。Ant+とBlutoothに対応し、インドアサイクリングアプリ「ZWIFT」などのソフトウェアへの接続にも対応しているとのこと。
そのほかにも、新規取り扱い製品や注目のアイテムを写真で紹介していく。
カスクやカンパニョーロ、スコープサイクリング、デローザなどを取り扱う日直商会が浅草で開催した2025モデルの展示会。注目集まる最新モデルの実物を確認すべく、多くの関係者が姿を見せた。
中でも注目を集めていたのが、オランダのカーボンホイールブランド、スコープサイクリングの最新ホイール「ARTECH」シリーズ。22mmと45mm、65mmとそれぞれ異なるリムハイトの3モデルが展示されていた。
ARTECHシリーズは、先端技術をふんだんに用いていることが特徴で、それはルックスからも一目瞭然。「Aeroscales」という特徴的なリムのデザインは、魚の鱗(SCALE)に着想を得たもので、高いエアロ効果を備え、横風にも強く優れたコントロール性能を発揮してくれる。
また、スカンジウムとアルミニウム、マグネシウムの高性能合金であり、3Dプリント材料として優れた物性を示すスカルマロイ合金が用いられたハブは、トポロジー最適化によって導き出された有機的なデザインが特徴。チタンラチェットが搭載され、前後で199gと軽量でありながら優れた強度と剛性を確保した。リム、ハブともにタダモノではないオーラを放つARTECHシリーズは、最新技術をその手にしたいライダーにとって垂涎の一品となりそうだ。
イタリアンヘルメットブランドのカスクブースには、タウンユースからフラッグシップモデルまで様々なヘルメットがディスプレイされていた。おすすめはイネオス・グレナディアーズの選手たちが使用する新型エアロヘルメット「NIRVANA」と、オールラウンドヘルメット「ELEMENTO」。
両モデルとも優れたエアロ性能を備えつつ、頭頂部のインナーパッドには通気性とねじれ衝撃への安全性を向上する立体ハニカム構造のMULTIPODを採用し、高い安全性を備えることが特徴だ。
エアロモデルのUTOPIAがマイナーチェンジした「UTOPIA Y」も人気があるという。反射ロゴやシンプルなデザインでカジュアルな印象を与えてくれる。日直商会のブログを担当している水口さんはカスクのエアロヘルメットについて「夏場ではエアロヘルメットは暑いという印象をお持ちの方も多いと思います。ですが被って走ってみるとヘルメット内を空気を駆け抜けるのが感じられて、涼しいんですよ」と教えてくれた。
続いては、カスクが手がけるアイウェアブランドのKOO。今年からUCIワールドチームのレッドブル・ボーラ・ハンスグローエが使用していることもあり人気だという。
スタンダードモデルは幅が狭いためアジア人にはフィットしにくかったハーフリムモデルのALIBIに「Lサイズ」が登場することが大きなニュース。これまでフィッティングでKOOをあきらめていた人もぜひ手に取ってみてほしい。
カンパニョーロは先日発表されたばかりの無線コンポーネント「SUPER RECORD S WIRELESS」のデモ機を用意。多くの来場者が操作性や変速性能をチェックしていた。マットブラック仕上げで今までとは異なる存在感を放っていた。
カンパニョーロと言えば、ホイールブランドとしても知名度が高いが、SUPER RECORD S WIRELESSのグループセットを購入した方のみが購入できるマット仕様のBORA ULTRA WTOとBORA WTOも初お披露目となり、来場者の注目を集めていた。
BORA WTOには、日直商会限定デザインモデルの展示も。ゴールドのウイングホイールロゴがワンポイントで入り、モデル名も控えめなサイズ感で入るシンプルな見た目でどんなバイクともマッチしてくれそうだ。こちらはなくなり次第終了とのこと。
ミシュランからはミドルグレードのLITHION 4が登場。ロングセラーとなった前作のLITHION 3から満を持したフルモデルチェンジとなり、久方ぶりのミドルグレードの刷新に。
MotoGPで培った技術から開発されているMagi-Xコンパウンドを採用し、走行性能が向上しつつ耐久性も上がっているという。25Cと28C、30C、32Cが用意され、サイズも選びやすくなっている。カラーはブラックとクラシックの2カラーをラインアップ。
伝説的なフロアポンプ"ピスタ"で知られるシリカは、アメリカ資本になってからはルブリカントのラインアップが増えている。シークレットチェーンブレンドメルトワックスは二硫化タングステンが配合されており、駆動抵抗の低減のみならず変速が滑らかになったり、駆動音が静かになるという効果も。
ハンドメイドバイクで使用されるスチールチューブで有名なコロンバスからは電動コンポーネント専用のTRITTICOシリーズがデビュー。フロントフォークとハンドル、ステム、シートポスト、ボトルケージ、メーターマウントなどバイクを構成するブランドを使用することにより統一感を演出できる。パーツにはブランドのシンボルとなっている鳩のマークがデザインされている。
イタリアンブランドのオフィッチーネ・パロリンは1985年にイタリアの北東部、ヴェネト州のトレヴィーゾで創業した金属加工技術を得意とするブランドで、その技術力を活かしたバイクスタンドやメンテナンススタンドを手掛けている。
バイクスタンドのSTABILUS 2.0はタイヤをホールドする固定式のパイプと、バイクの自重によって可動するステーによってタイヤをホールドする仕組みを採用している。タイヤの3か所と接触して自転車を支えるため安定性が高く、前輪でも後輪でもしっかりと支えられるため、8点で支えられるため、バイクが倒れにくいことが特徴だ。
日直商会のスタッフが今年の台北ショーで発見したというトレッドミル型トレーナー「EBR Trainer」も参考出品されていた。これまでにない実走感を持ったトレッドミル型トレーナーで独自のスピード調整システムを備え、後輪付近にある前方のバーにタイヤが当たるとスピードがアップし、後方のバーに当たるとスピードがダウンする仕組みとなっている。
さらに、0~13%まで勾配再現機能を持ち、0.5%毎に計26段階で細かく変化していく。Ant+とBlutoothに対応し、インドアサイクリングアプリ「ZWIFT」などのソフトウェアへの接続にも対応しているとのこと。
そのほかにも、新規取り扱い製品や注目のアイテムを写真で紹介していく。
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