2024/09/08(日) - 08:00
全日本選手権トラック2日目は男子スクラッチ、女子オムニアム、男子マディソン、男女スプリントの決勝が行われた。女子ジュニアのスプリント予選では室谷榎音(青森商業高校)がジュニアの日本記録を更新。女子エリートのスプリント予選では佐藤水菜(チーム楽天Kドリームス)が、男子エリートのスプリント予選では小原佑太(チーム楽天Kドリームス)が、それぞれ大会新記録をマーク。決勝でも強さを見せて優勝した。女子オムニアムは垣田真穂(チーム楽天Kドリームス/早稲田大学)が優勝した。
伊豆ベロドロームで開催されている全日本選手権トラック。2日目は土曜日とあって多くの観客が詰めかけた。9月に入って1週間が経つものの、伊豆周辺はこの日も晴れて30℃以上の真夏日。ベロドロームの中は空調があるとは言え、天窓から差し込む外光の強さもあって若干暑さを感じるほどだ。
男子スクラッチ(ジュニア、エリート)
男子エリートのスクラッチは60周15kmで行われた。序盤からチームブリヂストンサイクリングのメンバーがレースを展開。山本哲央が単独で逃げるなど積極的に動く。出走17名のうち終盤まで残ったのは7名。そこからさらにブリヂストンのメンバーがペースアップすると矢萩悠也(京都産業大学)と大仲凜功(シマノレーシング)が遅れてブリヂストン5名での勝負に。最後は兒島直樹と橋本英也がフィニッシュライン上でハンドルを投げ合う僅差の勝負となり、兒島が優勝した。
兒島直樹 コメント
「出場する全種目勝つことを目標にして臨んでいたが、初日やらかして良い成績を残せなかったので、2日目からは気合い入れ直して臨んだ。ゴール線切った時はどっちが勝ったかわからなくて、でも数十m手前からちょっとでも早く走れるようにと姿勢を低くしたのが功を奏したと思う。最後まで諦めなければ勝てると思えたレースだった」
男子ジュニアは2組に分けて行われた予選を勝ち上がった13名により40周10kmの決勝が行われた。村山健太朗(都城工業高校)が長く単独先行する場面もあったが最後は集団でのスプリント勝負に持ち込まれ、三浦一真(湘南工科大学附属高校)が優勝した。
三浦一真 コメント
直前の世界選手権で自分の弱さを痛感して、今回の全日本選手権まで短期間だったが練習して全種目で勝つことを目標にしてきた。競争種目は苦手だったが、この1年間頑張ってきた成果が出せたと思う。本当は決勝でもラップを狙っていたが脚がなくて出来ず、残り10周からスプリントで勝つことに切り替えた。自分の中では良いレースが出来たと思う。
女子オムニアム
女子オムニアムは6名が出走。この種目の第一人者である梶原悠未(TEAM Yumi)がレースを主導していくと思われた。最初の種目スクラッチでは終盤に単独先行した池田瑞稀(チーム楽天Kドリームス)が逃げ切って1位となり、梶原は2位。続くテンポレースでは内野艶和、池田、梶原の3名が首位を争う接戦となり、内野が競り勝って1位となる。3種目目のエリミネイションは梶原の得意とする種目のはずだったが、序盤に落車。再出走出来ず、そのままリタイアとなった。
最後のポイントレースでは池田、内野、垣田の3名での争い。トップの池田から10ポイント差でスタートした垣田が追い上げ、ポイントが倍となるフィニッシュで1位を獲って池田を2ポイント上回り、逆転優勝した。
垣田真穂 コメント
「五輪終わってからあまり練習できていなくて、今日もキツい部分もあったけれど、最後まであきらめずに踏み続けた。自分の力を出し切ってポイントレースのフィニッシュで逆転出来て良かったと思う。全日本チャンピオンのジャージを着られて嬉しいけれど実感が湧かない感じ。明日は(内野)艶和さんとマディソンを走るので3勝目を目指したい」
スプリント
女子ジュニアの予選200mフライングタイムトライアルで、室谷榎音(青森商業高校)が11秒710の日本新記録を樹立。室谷は決勝まで勝ち上がり、3回戦までもつれながらも鶴葵衣(祐誠高校)を下して優勝した。
男子ジュニアは予選トップの中村孔翼(千葉経済高校)が決勝まで勝ち上がり、中村和樹(松山学院高校)と対戦。3回線までもつれながらも中村孔翼が優勝した。
男子エリートは、予選で9秒594の大会新記録をマークした小原佑太(チーム楽天Kドリームス)と、予選3位から勝ち上がった市田龍生都(JIK)が対戦。小原がパリ五輪代表としての力を見せて2連勝で優勝を決めた。3位決定戦は三神遼矢(JIK)と吉川敬介(日本大学)が対戦。日本大学の先輩・後輩の対戦は、三神に軍配が上がった。
女子エリートは、佐藤水菜(チーム楽天Kドリームス)が自身の持つ大会記録を更新する10秒470をマークして予選トップ。決勝では梅川風子(チーム楽天Kドリームス)と対戦し、佐藤が2連勝で梅川を下した。3位決定戦は小原乃亜(八戸学院大学)が酒井亜樹(チーム楽天Kドリームス/JIK) を下した。
男子マディソン
6チームが出場した男子マディソンは、チームブリヂストンサイクリングの3チームに鹿屋体育大学2チームと松山学院高校が挑んだ。唯一の高校生チーム松山学院は中盤に周回遅れとなるもののフィニッシュを含む3回のポイントを獲得。鹿屋体育大学Aチームはレース中盤にブリヂストンの1チームを抑えて3位となる。しかし終盤に向けて攻勢に出たブリヂストンのチームに逆転され、4位で終えた。優勝は兒島直樹と河野翔輝のチームブリヂストンサイクリング。終盤に抜け出してラップを成功させ、勝負を決めた。
伊豆ベロドロームで開催されている全日本選手権トラック。2日目は土曜日とあって多くの観客が詰めかけた。9月に入って1週間が経つものの、伊豆周辺はこの日も晴れて30℃以上の真夏日。ベロドロームの中は空調があるとは言え、天窓から差し込む外光の強さもあって若干暑さを感じるほどだ。
男子スクラッチ(ジュニア、エリート)
男子エリートのスクラッチは60周15kmで行われた。序盤からチームブリヂストンサイクリングのメンバーがレースを展開。山本哲央が単独で逃げるなど積極的に動く。出走17名のうち終盤まで残ったのは7名。そこからさらにブリヂストンのメンバーがペースアップすると矢萩悠也(京都産業大学)と大仲凜功(シマノレーシング)が遅れてブリヂストン5名での勝負に。最後は兒島直樹と橋本英也がフィニッシュライン上でハンドルを投げ合う僅差の勝負となり、兒島が優勝した。
兒島直樹 コメント
「出場する全種目勝つことを目標にして臨んでいたが、初日やらかして良い成績を残せなかったので、2日目からは気合い入れ直して臨んだ。ゴール線切った時はどっちが勝ったかわからなくて、でも数十m手前からちょっとでも早く走れるようにと姿勢を低くしたのが功を奏したと思う。最後まで諦めなければ勝てると思えたレースだった」
男子ジュニアは2組に分けて行われた予選を勝ち上がった13名により40周10kmの決勝が行われた。村山健太朗(都城工業高校)が長く単独先行する場面もあったが最後は集団でのスプリント勝負に持ち込まれ、三浦一真(湘南工科大学附属高校)が優勝した。
三浦一真 コメント
直前の世界選手権で自分の弱さを痛感して、今回の全日本選手権まで短期間だったが練習して全種目で勝つことを目標にしてきた。競争種目は苦手だったが、この1年間頑張ってきた成果が出せたと思う。本当は決勝でもラップを狙っていたが脚がなくて出来ず、残り10周からスプリントで勝つことに切り替えた。自分の中では良いレースが出来たと思う。
女子オムニアム
女子オムニアムは6名が出走。この種目の第一人者である梶原悠未(TEAM Yumi)がレースを主導していくと思われた。最初の種目スクラッチでは終盤に単独先行した池田瑞稀(チーム楽天Kドリームス)が逃げ切って1位となり、梶原は2位。続くテンポレースでは内野艶和、池田、梶原の3名が首位を争う接戦となり、内野が競り勝って1位となる。3種目目のエリミネイションは梶原の得意とする種目のはずだったが、序盤に落車。再出走出来ず、そのままリタイアとなった。
最後のポイントレースでは池田、内野、垣田の3名での争い。トップの池田から10ポイント差でスタートした垣田が追い上げ、ポイントが倍となるフィニッシュで1位を獲って池田を2ポイント上回り、逆転優勝した。
垣田真穂 コメント
「五輪終わってからあまり練習できていなくて、今日もキツい部分もあったけれど、最後まであきらめずに踏み続けた。自分の力を出し切ってポイントレースのフィニッシュで逆転出来て良かったと思う。全日本チャンピオンのジャージを着られて嬉しいけれど実感が湧かない感じ。明日は(内野)艶和さんとマディソンを走るので3勝目を目指したい」
スプリント
女子ジュニアの予選200mフライングタイムトライアルで、室谷榎音(青森商業高校)が11秒710の日本新記録を樹立。室谷は決勝まで勝ち上がり、3回戦までもつれながらも鶴葵衣(祐誠高校)を下して優勝した。
男子ジュニアは予選トップの中村孔翼(千葉経済高校)が決勝まで勝ち上がり、中村和樹(松山学院高校)と対戦。3回線までもつれながらも中村孔翼が優勝した。
男子エリートは、予選で9秒594の大会新記録をマークした小原佑太(チーム楽天Kドリームス)と、予選3位から勝ち上がった市田龍生都(JIK)が対戦。小原がパリ五輪代表としての力を見せて2連勝で優勝を決めた。3位決定戦は三神遼矢(JIK)と吉川敬介(日本大学)が対戦。日本大学の先輩・後輩の対戦は、三神に軍配が上がった。
女子エリートは、佐藤水菜(チーム楽天Kドリームス)が自身の持つ大会記録を更新する10秒470をマークして予選トップ。決勝では梅川風子(チーム楽天Kドリームス)と対戦し、佐藤が2連勝で梅川を下した。3位決定戦は小原乃亜(八戸学院大学)が酒井亜樹(チーム楽天Kドリームス/JIK) を下した。
男子マディソン
6チームが出場した男子マディソンは、チームブリヂストンサイクリングの3チームに鹿屋体育大学2チームと松山学院高校が挑んだ。唯一の高校生チーム松山学院は中盤に周回遅れとなるもののフィニッシュを含む3回のポイントを獲得。鹿屋体育大学Aチームはレース中盤にブリヂストンの1チームを抑えて3位となる。しかし終盤に向けて攻勢に出たブリヂストンのチームに逆転され、4位で終えた。優勝は兒島直樹と河野翔輝のチームブリヂストンサイクリング。終盤に抜け出してラップを成功させ、勝負を決めた。
スプリント結果
エリート男子 | エリート女子 | |
1位 | 小原佑太(チーム楽天Kドリームス) | 佐藤水菜(チーム楽天Kドリームス) |
2位 | 市田龍生都(JIK) | 梅川風子(チーム楽天Kドリームス) |
3位 | 三神遼矢(JIK) | 小原乃亜(八戸学院大学) |
4位 | 吉川敬介(日本大学) | 酒井亜樹(チーム楽天Kドリームス/JIK) |
ジュニア男子 | ジュニア女子 | |
1位 | 中村孔翼(千葉経済高校) | 室谷榎音(青森商業高校) |
2位 | 中村和樹(松山学院高校) | 鶴 葵衣(祐誠高校) |
3位 | 久貝一心(北中城高校) | 井関文月(高松工芸高校) |
4位 | 清水快晟(岐阜第一高校) | 北中成実(倉吉西高校) |
女子エリート オムニアム結果
1位 | 垣田真穂(チーム楽天Kドリームス/早稲田大学) | 140p |
2位 | 池田瑞紀(チーム楽天Kドリームス/早稲田大学) | 138p |
3位 | 内野艶和(チーム楽天Kドリームス) | 137p |
4位 | 渡部春雅(明治大学) | 106p |
DNF | 梶原悠未(TEAM Yumi) | |
DSQ | 水谷彩奈(チーム楽天Kドリームス) |
スクラッチ 結果
男子エリート(15km) | ||
1位 | 兒島直樹(チームブリヂストンサイクリング) | 17分16秒60(参考タイム) |
2位 | 橋本英也(チームブリヂストンサイクリング) | |
3位 | 今村駿介(チームブリヂストンサイクリング) | |
4位 | 山下虎ノ亮(チームブリヂストンサイクリング) | |
5位 | 山本哲央(チームブリヂストンサイクリング) | |
6位 | 矢萩悠也(京都産業大学) | |
7位 | 大仲凜功(シマノレーシング) | |
男子ジュニア(10km) | ||
1位 | 三浦一真(湘南工科大学附属高校) | 14分42秒00 |
2位 | 広瀬徳近(日本大学) | |
3位 | 畑 祐太郎(鹿屋体育大学) | |
4位 | 穴澤桜晴(取手第一高校) | |
5位 | 村山健太朗(都城工業高校) | |
6位 | 原田 應佑(水島工業高校) | |
7位 | 鈴木星凪(取手第一高校) | |
8位 | 周藤稜希(出雲工業高校) | |
9位 | 月見里 櫂(佼成学園高校) | |
10位 | 宮嵜博己(白井高校) |
スプリント 結果
エリート男子 | エリート女子 | |
1位 | 小原佑太(チーム楽天Kドリームス) | 佐藤水菜(チーム楽天Kドリームス) |
2位 | 市田龍生都(JIK) | 梅川風子(チーム楽天Kドリームス) |
3位 | 三神遼矢(JIK) | 小原乃亜(八戸学院大学) |
4位 | 吉川敬介(日本大学) | 酒井亜樹(チーム楽天Kドリームス/JIK) |
ジュニア男子 | ジュニア女子 | |
1位 | 中村孔翼(千葉経済高校) | 室谷榎音(青森商業高校) |
2位 | 中村和樹(松山学院高校) | 鶴 葵衣(祐誠高校) |
3位 | 久貝一心(北中城高校) | 井関文月(高松工芸高校) |
4位 | 清水快晟(岐阜第一高校) | 北中成実(倉吉西高校) |
男子マディソン(30km) 結果
1位 | チームブリヂストンサイクリング(河野翔輝、兒島直樹) | 54p |
2位 | チームブリヂストンサイクリング黒(今村駿介、山下虎ノ亮) | 35p |
3位 | チームブリヂストンサイクリング赤(橋本英也、岡本勝哉) | 34p |
4位 | 鹿屋体育大学A(並江優作、梅澤幹太) | 30p |
5位 | 松山学院高校(金井健翔、木綿崚介) | -15p |
6位 | 鹿屋体育大学(廣田汰也、河村元) | DNF |
text&photo:Satoru Kato
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