ヨナス・ヴィンゲゴーハンセンの今季初戦となったフランスが舞台のパリ〜ニース。8日間レースの初日は集団スプリントで争われ、ルーク・ランパーティ(アメリカ)がEFエデュケーション・イージーポスト移籍後初勝利を挙げた。

今季初レースとなったヨナス・ヴィンゲゴーハンセン(デンマーク) photo:A.S.O.

パリ〜ニース2026コースマップ image:A.S.O. イタリアでタデイ・ポガチャル(スロベニア、UAEチームエミレーツXRG)がストラーデビアンケ3連覇、史上初の4勝目を飾った翌日の3月8日、フランスでは第84回パリ〜ニースが開幕した。その名の通りパリ近郊から地中海沿岸のニースを目指すステージレースは、1日遅れで始まるティレーノ〜アドリアティコとともに、春のヨーロッパを代表する大会の一つとなっている。
8日間の行程には丘陵から平坦、山岳ステージと様々な脚質の選手に適したレイアウトがバランス良く配置され、ティレーノ〜アドリアティコとの違いはチームタイムトライアルがあること。近年では減ったチームTTは今年のツール・ド・フランス初日に設定されていることから、その価値は例年よりも高い。
総合連覇中であるマッテオ・ジョーゲンソン(アメリカ、ヴィスマ・リースアバイク)がストラーデビアンケを選んだため、ゼッケン1をつけるのはヴィスマの総合エースであるヨナス・ヴィンゲゴーハンセン(デンマーク)。今年の1月下旬のトレーニング中に落車し、UAEツアーを欠場。その後、今大会をシーズン初戦に選んだ。

終盤まで粘った6名による逃げ集団 photo:A.S.O.

常に逃げを射程圏内にする、タイトなペースコントロールをしたプロトン photo:A.S.O.
大会初日のコース前半は平坦路を進み、後半に4つの3級山岳を越えるレイアウト。パスカル・アッカーマン(ドイツ、ジェイコ・アルウラー)らピュアスプリンターには厳しい一方、ビニヤム・ギルマイ(エリトリア、NSNサイクリングチーム)など登り適性のあるスピードマン向きのステージで、アクチュアルスタートから6名がエスケープ。特にジェイコ・アルウラーはパトリック・ガンパー(オーストリア)とルーク・ダーブリッジ(オーストラリア)の2名を乗せた。
しかし終始大きなリードを得ることはできず、残り1.3km地点でメイン集団は逃げを引き戻す。デカトロンCMA CGMのトレインを先頭に残り1km地点を通過し、最終コーナーに突入。タイトな左コーナーでは2箇所で落車が発生し、人数の絞られた集団からマライン・ファンデンベルフ(オランダ、EFエデュケーション・イージーポスト)がリードアウトを開始した。
その背後からルーク・ランパーティ(アメリカ)が踏み出すと、一気に番手を上げたケース・ボル(オランダ、デカトロンCMA CGM)と横に並ぶ。しかしボルのスピードが伸びず、ランパーティと右側のフェンスの間をギルマイが突く。しかしフィニッシュに向かって一直線に進むランパーティの右側が開くことはなく、そのままピンクジャージがフィニッシュに飛び込んだ。

スプリント勝利したルーク・ランパーティ(アメリカ、EFエデュケーション・イージーポスト) photo:A.S.O.

ワールドツアー初勝利を飾ったルーク・ランパーティ(アメリカ、EFエデュケーション・イージーポスト) photo:A.S.O.
各チームのエースたちが入り乱れる混沌のスプリントで、唯一リードアウトを機能させて掴んだランパーティのワールドツアー初勝利。「チームメイトは1日中全力で走ってくれた。その走りを勝利で報いることができて本当に嬉しい。ファンデンベルフのリードアウトは速く、かなりフィニッシュまで距離がある地点から踏み始めた。そしてラスト200mからは、自分が踏み込むだけだった」と、ランパーティは喜んだ。
名門トリニティレーシングに所属していた2023年ツアー・オブ・ジャパンで区間3勝とポイント賞を獲得し、スーダル・クイックステップでプロデビューしたランパーティは23歳。アシストが主な役割だったチームから今年EFに加入後、初勝利がキャリアハイの結果となった。


8日間の行程には丘陵から平坦、山岳ステージと様々な脚質の選手に適したレイアウトがバランス良く配置され、ティレーノ〜アドリアティコとの違いはチームタイムトライアルがあること。近年では減ったチームTTは今年のツール・ド・フランス初日に設定されていることから、その価値は例年よりも高い。
総合連覇中であるマッテオ・ジョーゲンソン(アメリカ、ヴィスマ・リースアバイク)がストラーデビアンケを選んだため、ゼッケン1をつけるのはヴィスマの総合エースであるヨナス・ヴィンゲゴーハンセン(デンマーク)。今年の1月下旬のトレーニング中に落車し、UAEツアーを欠場。その後、今大会をシーズン初戦に選んだ。


大会初日のコース前半は平坦路を進み、後半に4つの3級山岳を越えるレイアウト。パスカル・アッカーマン(ドイツ、ジェイコ・アルウラー)らピュアスプリンターには厳しい一方、ビニヤム・ギルマイ(エリトリア、NSNサイクリングチーム)など登り適性のあるスピードマン向きのステージで、アクチュアルスタートから6名がエスケープ。特にジェイコ・アルウラーはパトリック・ガンパー(オーストリア)とルーク・ダーブリッジ(オーストラリア)の2名を乗せた。
しかし終始大きなリードを得ることはできず、残り1.3km地点でメイン集団は逃げを引き戻す。デカトロンCMA CGMのトレインを先頭に残り1km地点を通過し、最終コーナーに突入。タイトな左コーナーでは2箇所で落車が発生し、人数の絞られた集団からマライン・ファンデンベルフ(オランダ、EFエデュケーション・イージーポスト)がリードアウトを開始した。
その背後からルーク・ランパーティ(アメリカ)が踏み出すと、一気に番手を上げたケース・ボル(オランダ、デカトロンCMA CGM)と横に並ぶ。しかしボルのスピードが伸びず、ランパーティと右側のフェンスの間をギルマイが突く。しかしフィニッシュに向かって一直線に進むランパーティの右側が開くことはなく、そのままピンクジャージがフィニッシュに飛び込んだ。


各チームのエースたちが入り乱れる混沌のスプリントで、唯一リードアウトを機能させて掴んだランパーティのワールドツアー初勝利。「チームメイトは1日中全力で走ってくれた。その走りを勝利で報いることができて本当に嬉しい。ファンデンベルフのリードアウトは速く、かなりフィニッシュまで距離がある地点から踏み始めた。そしてラスト200mからは、自分が踏み込むだけだった」と、ランパーティは喜んだ。
名門トリニティレーシングに所属していた2023年ツアー・オブ・ジャパンで区間3勝とポイント賞を獲得し、スーダル・クイックステップでプロデビューしたランパーティは23歳。アシストが主な役割だったチームから今年EFに加入後、初勝利がキャリアハイの結果となった。
パリ〜ニース2026第1ステージ結果
| 1位 | ルーク・ランパーティ(アメリカ、EFエデュケーション・イージーポスト) | 3:45:17 |
| 2位 | フィト・ブラーツ(ベルギー、ロット・アンテルマルシェ) | |
| 3位 | オールイス・アウラール(ベネズエラ、モビスター) | |
| 4位 | ミラン・フレティン(ベルギー、コフィディス) | |
| 5位 | ビニヤム・ギルマイ(エリトリア、NSNサイクリングチーム) | |
| 6位 | イェンセン・プロウライト(オーストラリア、アルペシン・プレミアテック) | |
| 7位 | マイク・トゥーニッセン(オランダ、XDSアスタナ) | |
| 8位 | サカリアスコレー・ローランド(ノルウェー、ウノエックス・モビリティ) | |
| 9位 | アクセル・ジングレ(フランス、ヴィスマ・リースアバイク) | |
| 10位 | ロバート・ドナルドソン(イギリス、ジェイコ・アルウラー) |
個人総合成績
| 1位 | ルーク・ランパーティ(アメリカ、EFエデュケーション・イージーポスト) | 3:45:07 |
| 2位 | フィト・ブラーツ(ベルギー、ロット・アンテルマルシェ) | +0:04 |
| 3位 | オールイス・アウラール(ベネズエラ、モビスター) | +0:06 |
| 4位 | カスパー・ピーダスン(デンマーク、スーダル・クイックステップ) | |
| 5位 | ミラン・フレティン(ベルギー、コフィディス) | +0:10 |
| 6位 | ビニヤム・ギルマイ(エリトリア、NSNサイクリングチーム) | |
| 7位 | イェンセン・プロウライト(オーストラリア、アルペシン・プレミアテック) | |
| 8位 | マイク・トゥーニッセン(オランダ、XDSアスタナ) | |
| 9位 | サカリアスコレー・ローランド(ノルウェー、ウノエックス・モビリティ) | |
| 10位 | アクセル・ジングレ(フランス、ヴィスマ・リースアバイク) |
その他の特別賞
| ポイント賞 | ルーク・ランパーティ(アメリカ、EFエデュケーション・イージーポスト) |
| 山岳賞 | カスパー・ピーダスン(デンマーク、スーダル・クイックステップ) |
| ヤングライダー賞 | ルーク・ランパーティ(アメリカ、EFエデュケーション・イージーポスト) |
| チーム総合成績 | リドル・トレック |
text:Sotaro.Arakawa
photo:A.S.O.
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