2024/07/07(日) - 17:02
ヴィットリアが下り系MTBタイヤに新たなモデルを追加する。過酷なエンデューロ競技向けに開発された"Mostro"は、ルーズな路面に合わせたトレッドが特徴の一本。更に、タイヤインサートのAir-Linerシリーズにもグラビティー種目に最適化された新作が追加された。
エンデューロタイヤの新たな選択肢 Mostroがデビュー
レーシングバイクタイヤのリーディングカンパニーであるヴィットリア。近年はMTBタイヤの世界においても確固たる存在感を示しており、その高いテクノロジーを遺憾なく発揮して作られたタイヤは多くのMTBライダーから支持を受けている。
そんなヴィットリアだが、XCタイヤに続きグラビティライド向けのアイテムにも新作を用意している。MarelloやMazza、Motaといった下り系ライドにフォーカスしたタイヤラインアップに、新たに加わったのが"Mostro"だ。
ヴィットリアの下り系タイヤらしく、"M"のイニシャルを持つモデル名とされたMostroは、ミックスコンディション向けのMazzaとマッドコンディション向けのMotaの間に位置する、ルーズな路面に最適化されたトレッドを持つ一本だ。
ヴィットリアはMostroのために新たなパターンのトレッドを開発。V字型のトレッドパターンをベースに、交互に配置したミドル&センターラグとはっきりした形状のトレイリング・エッジを備えることで、Mostroは岩や木の根といったルーズな路面においても、高いコーナリング性能とブレーキング時のグリップを確保し、しっかりとした安定性を提供する。
トレッド表面には段を付けつつ、徐々にサイプを入れることで、地形に対して柔軟にノブが変形し追従。狙ったラインを逃さないグリップ力を発揮する一方、階段状のリーディングエッジが転がり抵抗を軽減し、スピードの維持を可能とした。
Mostroには、トレッドパターンを共通としつつ、コンパウンドとケーシング構造の異なる2つのバリエーションが用意される。
Mostro Enduro Raceは、グラフェン+シリカのシングルソフトラバーコンパウンドである新たなRace Formulationを採用。頑丈かつしなやかな60TPIのマルチプライナイロンケーシングの外側にアンチパンクベルトを、内側に強化レイヤーを配置することで、耐パンク性能を強化している。
さらにハイテクラバー素材のサイドウォール・スタビリティインサートによって、高度なサイドウォールサポートを提供。ケース剛性を高め、リム打ちのリスクを軽減することで、ハードでアグレッシブなライドでも心強い味方となるだろう。
もう一方のMostro Enduroは、4つの異なるラバーを部位によって使い分けるクアッドコンパウンドを採用。グラフェンによって強化されたこの4コンパウンドテクノロジーは、比類の無いスピードとグリップ、耐久性を提供する。
ケーシングは2プライの120TPIナイロンとされ、よりしなやかに。Enduro Raceと同じサイドウォール・スタビリティインサートを採用しており、高いサポート力を獲得している。
どちらのモデルもヴィットリアの誇るチューブレスレディテクノロジーとアラミドビードを採用し、高いエア保持力と作業性を確保。もちろんフックレスリムにも対応している。価格はMostro Enduro Raceが10,500円、Mostro Enduroが9,800円(共に税込)。
ヴィットリア Air-Liner Protect 下り系ライドに特化した新たなタイヤインサート
ヴィットリアのタイヤインサートであるAir-Linerシリーズに新モデルとなる"Air-Liner Protect"が追加された。こちらはエンデューロやダウンヒルといった大きな負荷のかかるグラビティライドのために最適化された仕様が特徴だ。
Air-Liner Protectには、エンデューロ向けのAir-Liner Protect Enduroとダウンヒル向けのAir-Liner Protect Downhillの2モデルをラインアップ。この2つの違いは素材となっており、エンデューロバージョンはより低密度なフォームを採用することで、軽さと保護性能、そしてハンドリング強化をバランスよく実現。
より高速で高い負荷を想定したダウンヒルモデルは高密度なフォームで作られており、確実なサポートとプロテクションを提供する。車重が嵩むE-MTBにおいても、安心できるモデルとなっている。
新たに開発されたT字型の断面形状は、様々なメリットをもたらしてくれる。強い衝撃からリムを守り、スネークバイトを防ぐプロテクション効果。サイドウォールのねじれを防ぎ、コーナーリング時のサポートを強化することで生まれる安定性。丸形状よりも大きなエアボリュームを確保することによる、より自然なライディングフィール。タイヤの縦方向へのしなやかさを維持し、転がり抵抗に影響を与えないこと。
更に、これまでのヴィットリアのタイヤインサートとは異なり、Air-Liner Protectはループ形状とされているため、装着時に長さを調整しタイラップで結束するといった作業が不要となっている。
あらゆる面で新たな設計が詰め込まれた新作インサートとなるAir-Liner Protectは、27.5インチと29インチの2サイズを展開する。対応するタイヤ幅は2.4~2.6インチ。価格は9,350円(税込)だ。
ヴィットリア Mostro Enduro Race
カラー:ブラック
タイヤサイズ:29x2.4
重量:1220g
価格:10,500円(税込)
ヴィットリア Mostro Enduro
カラー:ブラック
タイヤサイズ:29x2.4
重量:1260g
価格:9,800円(税込)
ヴィットリア Air-Liner Protect Enduro
ホイールサイズ:27.5、29インチ
タイヤサイズ:2.4~2.6インチ
重量:125g(27.5インチ)135g(29インチ)
価格:9,350円(税込)
ヴィットリア Air-Liner Protect Downhill
ホイールサイズ:27.5、29インチ
タイヤサイズ:2.4~2.6インチ
重量:175g(27.5インチ)185g(29インチ)
価格:9,350円(税込)
エンデューロタイヤの新たな選択肢 Mostroがデビュー
レーシングバイクタイヤのリーディングカンパニーであるヴィットリア。近年はMTBタイヤの世界においても確固たる存在感を示しており、その高いテクノロジーを遺憾なく発揮して作られたタイヤは多くのMTBライダーから支持を受けている。
そんなヴィットリアだが、XCタイヤに続きグラビティライド向けのアイテムにも新作を用意している。MarelloやMazza、Motaといった下り系ライドにフォーカスしたタイヤラインアップに、新たに加わったのが"Mostro"だ。
ヴィットリアの下り系タイヤらしく、"M"のイニシャルを持つモデル名とされたMostroは、ミックスコンディション向けのMazzaとマッドコンディション向けのMotaの間に位置する、ルーズな路面に最適化されたトレッドを持つ一本だ。
ヴィットリアはMostroのために新たなパターンのトレッドを開発。V字型のトレッドパターンをベースに、交互に配置したミドル&センターラグとはっきりした形状のトレイリング・エッジを備えることで、Mostroは岩や木の根といったルーズな路面においても、高いコーナリング性能とブレーキング時のグリップを確保し、しっかりとした安定性を提供する。
トレッド表面には段を付けつつ、徐々にサイプを入れることで、地形に対して柔軟にノブが変形し追従。狙ったラインを逃さないグリップ力を発揮する一方、階段状のリーディングエッジが転がり抵抗を軽減し、スピードの維持を可能とした。
Mostroには、トレッドパターンを共通としつつ、コンパウンドとケーシング構造の異なる2つのバリエーションが用意される。
Mostro Enduro Raceは、グラフェン+シリカのシングルソフトラバーコンパウンドである新たなRace Formulationを採用。頑丈かつしなやかな60TPIのマルチプライナイロンケーシングの外側にアンチパンクベルトを、内側に強化レイヤーを配置することで、耐パンク性能を強化している。
さらにハイテクラバー素材のサイドウォール・スタビリティインサートによって、高度なサイドウォールサポートを提供。ケース剛性を高め、リム打ちのリスクを軽減することで、ハードでアグレッシブなライドでも心強い味方となるだろう。
もう一方のMostro Enduroは、4つの異なるラバーを部位によって使い分けるクアッドコンパウンドを採用。グラフェンによって強化されたこの4コンパウンドテクノロジーは、比類の無いスピードとグリップ、耐久性を提供する。
ケーシングは2プライの120TPIナイロンとされ、よりしなやかに。Enduro Raceと同じサイドウォール・スタビリティインサートを採用しており、高いサポート力を獲得している。
どちらのモデルもヴィットリアの誇るチューブレスレディテクノロジーとアラミドビードを採用し、高いエア保持力と作業性を確保。もちろんフックレスリムにも対応している。価格はMostro Enduro Raceが10,500円、Mostro Enduroが9,800円(共に税込)。
ヴィットリア Air-Liner Protect 下り系ライドに特化した新たなタイヤインサート
ヴィットリアのタイヤインサートであるAir-Linerシリーズに新モデルとなる"Air-Liner Protect"が追加された。こちらはエンデューロやダウンヒルといった大きな負荷のかかるグラビティライドのために最適化された仕様が特徴だ。
Air-Liner Protectには、エンデューロ向けのAir-Liner Protect Enduroとダウンヒル向けのAir-Liner Protect Downhillの2モデルをラインアップ。この2つの違いは素材となっており、エンデューロバージョンはより低密度なフォームを採用することで、軽さと保護性能、そしてハンドリング強化をバランスよく実現。
より高速で高い負荷を想定したダウンヒルモデルは高密度なフォームで作られており、確実なサポートとプロテクションを提供する。車重が嵩むE-MTBにおいても、安心できるモデルとなっている。
新たに開発されたT字型の断面形状は、様々なメリットをもたらしてくれる。強い衝撃からリムを守り、スネークバイトを防ぐプロテクション効果。サイドウォールのねじれを防ぎ、コーナーリング時のサポートを強化することで生まれる安定性。丸形状よりも大きなエアボリュームを確保することによる、より自然なライディングフィール。タイヤの縦方向へのしなやかさを維持し、転がり抵抗に影響を与えないこと。
更に、これまでのヴィットリアのタイヤインサートとは異なり、Air-Liner Protectはループ形状とされているため、装着時に長さを調整しタイラップで結束するといった作業が不要となっている。
あらゆる面で新たな設計が詰め込まれた新作インサートとなるAir-Liner Protectは、27.5インチと29インチの2サイズを展開する。対応するタイヤ幅は2.4~2.6インチ。価格は9,350円(税込)だ。
ヴィットリア Mostro Enduro Race
カラー:ブラック
タイヤサイズ:29x2.4
重量:1220g
価格:10,500円(税込)
ヴィットリア Mostro Enduro
カラー:ブラック
タイヤサイズ:29x2.4
重量:1260g
価格:9,800円(税込)
ヴィットリア Air-Liner Protect Enduro
ホイールサイズ:27.5、29インチ
タイヤサイズ:2.4~2.6インチ
重量:125g(27.5インチ)135g(29インチ)
価格:9,350円(税込)
ヴィットリア Air-Liner Protect Downhill
ホイールサイズ:27.5、29インチ
タイヤサイズ:2.4~2.6インチ
重量:175g(27.5インチ)185g(29インチ)
価格:9,350円(税込)
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