ロヴァール Rapide CLX II TEAM 130g軽く、0.5W速い。プロスペックスペシャルモデルが登場

ロヴァールが誇るスピードモデル"Rapide CLX II"のプロユースモデルの一般販売が開始される。0.5Wの空気抵抗低減と130gの重量削減を果たしたRapide CLX II TEAMは国内50セット限定の抽選販売となる。

---

今回、ロヴァールが発表したRapide CLX II Teamはレースでのスピードを突き詰めた究極の一品。ベースモデルとなったRapide CLX IIより、重量を削ぎ落とし、空力性能を突き詰めたこのホイールは、レムコ・エヴェネプールやデミ・フォレリングらトップライダーにさらなる速さを与えるために生み出された。

軽量かつ高い信頼性。相反する要素を兼ね備えたRapide CLX II TEAM

ベースモデルより130gの軽量化を達成したRapide CLX II Teamだが、その道のりは険しかったという。軽さとエアロ、最速のホイールに欠かせない要素を両立するため、ロヴァールは秀でた空力性能を誇るリム形状や耐久性を維持したまま、100gの減量を目標に掲げて開発に着手した。

優秀なエンジニア集団である自社のサイエンスクラブメンバーを呼び集め、ホイールの軽量化に着手。まずはリムのカーボンレイアップの見直しから開発工程は始まった。「ベスト・オブ・ザ・ベスト」の頭文字を取ったB.O.Bプロジェクトのアプローチによって、開発チームはわずか10種類のレイアップを完成させた段階で1本あたり40gの軽量化を達成しつつ耐久性の業界基準をクリアするリムを生み出すことに成功した。

しかし、その結果に満足することなく、最終的には樹脂の配合量やカーボンの性質をいくつも変え、数百本のリムをテストしてさらに47種類のレイアップを作製し、最終的には業界の耐久性基準の倍に定めた自社基準に合格。タイヤが極端な衝撃を受けてもリムから外れず、安全に停車できるようにするホイールが生み出された。

リムに加え、ハブにも徹底的な軽量化が施された。DTスイスのラチェットEXPを用いた新設計のローフランジのハブのシェルには、ワールドツアーに参戦するライダーにとって最重要となる要素が盛り込まれている。

その要素とは、空気抵抗を減らすスポーク、スポークパターン、剛性の向上。これらと並行して、前後のハブから50gを削減した。軽量化への取り組みはハブカラーにも表れており、パウダーコートや塗装が不要なシルバーとすることで2gを軽減しているという。

このようにカラーの見直し、ロゴの削減、より軽い仕上げといった細部に徹底的にこだわった結果、Rapide CLX II Teamホイールセットはリムテープとバルブ抜きで1,360gを達成。Rapide CLX IIホイールより130g軽く、業界基準値の倍の耐久性を誇るホイールとして完成した。

速さに直結するエアロダイナミクス

現代のロードレースシーンにおいて重量とならび、あるいはそれ以上に求められるのが空力性能だ。既にレースプルーブンでもあるRapideホイールの性能をベースに、究極の速さを追求したという。

サイエンスクラブが自社風洞施設のWin Tunnelやテストラボで大きな時間を費やしたのが、カーボン製と金属製スポークの比較検討だった。その結果、カーボンスポークは軽さに貢献する一方で、DTスイス Aerolite II スポークはホイールを軽くするだけでなく速さを引き出す空力性能も備えていることが判明。DTスイス Aerolite II スポークと新開発のハブの組み合わせにより、Rapide CLX IIと比べて空気抵抗を0.5W削減。これは距離40kmの走行で1秒の短縮に相当するという。

そして、Rapide CLX II Teamは、さまざまなタイヤサイズで一貫した高い空力性能を発揮する。乗り心地を重視した30mm幅のタイヤを選んでも、滑らかな舗装路に26mm幅を選んでも、空力性能がもたらすアドバンテージは変わらない。

トータルの速さに繋がるハンドリング性能と反応性

軽く、エアロ、そして業界最高峰の耐久性を誇るRapide CLX II Teamだが、ハンドリングの面でも最高レベルの性能を発揮する。

横風に対する優れた安定性は、エアロポジションのままでも走行ラインをキープしやすく、ドラフティングを安心して行える。不安定なハンドリングのせいでライバルに引き離されたり、先行グループに追いつくために多くの体力を消費して、せっかくの優れた空力性能を帳消しにすることもない。

そして、スポークや新設計のローフランジハブによって高まった剛性が、ペダルを踏み込んだ瞬間にバイクを前へ送り出し、より的確な減速を可能とする。現代のレースコースでライダーを待ち構えるあらゆるシーンにおいて、Rapide CLX II Teamはこれ以上ないパートナーとなるだろう。

デミ・フォレリング（オランダ、SDワークス・プロタイム）はこのホイールについて以下のようにコメントしている。「ロヴァール Rapide CLX IIはペロトン最速のホイールであることは知っていたので、新しいTeam LTDでさらに速くなったと聞いたときは耳を疑いました。実際に走らせてみると、それはまさに感動でした。より軽く、より速くなったこのホイールは、私たちにとって大きな意味を持ちます。」

特別なホイールには特別な体験を。チーム・スぺシャライズドへようこそ

驚異の軽さ、風の中を平然と突き進める空力性能、そして業界最高峰の耐久性を持つこのホイール。その中で控えめな輝きを放つシルバーのハブとバルブ、そしてメッキ調のチームロゴは、パウダーコートと塗装を不要とし、軽量性に貢献するための仕上げとなる。しかし、ただ軽量化のためだけでなく、あるメッセージもこめられているという。

細部に執拗なまでこだわるエンジニアによって設計され、世界トップクラスのアスリートによって実証されたこのホイールは、まさにベスト・オブ・ザ・ベストという開発アプローチの体現であると言える。だが、作る製品に情熱を注ぐと言うだけでは不十分であると考える開発チームは、その証拠として渋く輝くシルバーアクセントを配した。それは偉業達成に欠かせず、新たな基準を築き上げる最高の製品であることを表現したもの。

そんなシルバーアクセント以外にも、上質な体験をもたらす工夫が凝らされている。ワールドツアーレーサーの為に開発されたこのホイールを手にするユーザーが、スぺシャライズドチームの一員として彼らの世界を追体験できるように、新しいS-Works Turbo RapidAir 2Bliss Readyタイヤ、ロヴァールロゴ入りPuristボトル2本、ホイールバッグ、スペアパーツなど、豪華なアイテムが付属する。

世界限定1,500組。日本国内は50組限定の抽選販売に。申込期間は6月16日まで

そんなRapide CLX II TEAMの生産数は全世界で1,500組のみ。そして、日本で50セット限りとなり、全国のスペシャライズド正規販売店および公式オンライストアで抽選販売される。抽選申込みは、受付期間である6月16日(日) までに、特設ページ記載のフォームに記入するだけだ。

---

ロヴァール Rapide CLX IITeam
カラー ：Satin Carbon/Gloss White
重量 ： 1,390g（チューブレスリムテープとバルブを含む ）
付属品 ：S-Works Turbo Rapidair 2Bliss Ready T2/T5 700 x 26タイヤ、シルバーアロイのセンターロックリング、Roval限定版ダブルホイールバッグ、Roval特注ウォーターボトル2本、RovalカスタムDyna plug(R) Racer Pro (スペアプラグ付き)、DT Swiss XDRフリーハブ（Shimano RD 11速HGフリーハブは本体に付属）、DT Swiss SINCセラミックベアリング、スペアスポークとニップルキット、手組みを証明するカード
価格：605,000円 (税込)
URL ： https://www.specialized.com/jp/ja/rapide-clx-ii-team/p/1000195906?color…

購入方法について
抽選申込期間：2024年6月7日(金)-16日(日)
抽選申込方法：特設ページからフォームに回答
当選後の購入店舗：全国のスペシャライズド正規販売店、公式オンラインストア
当選発表日：2024年6月18日(火) 予定（当選者にのみメールで連絡）
特設ページURL：https://www.specialized.com/jp/ja/roval-rapide-clxII-team2024

※抽選受付の際に、決済場所（店頭もしくは公式オンラインストア）を選択。当選後に決済場所の変更不可
※オンラインストアでの決済方法はクレジットカードのみ。オンラインストア決済では、当選後の決済時に店舗受取かご自宅配送を選択可能。
※抽選当選後のキャンセル不可。より公平に抽選を行うため、抽選申込は購入意思のある方限定。
※ 申込みは必ず購入希望の方本人で、一名一回まで