2024/05/27(月) - 11:57
「自分自身にとって価値ある勝利」とは、ジロ第21ステージを制したティム・メルリール(ベルギー、スーダル・クイックステップ)の言葉。2位のミランや総合優勝を決めたポガチャルなど、21日間の戦いを終えた選手たちのコメントを紹介します。
区間優勝 ティム・メルリール(ベルギー、スーダル・クイックステップ)
完璧なスプリントとはならず、チームメイトに謝罪したい。今日は絶好調ではなく最終盤も混沌とした状況だったため、カジノ(一か八かのアーリースプリント)を仕掛けた。残り2km地点までベルト(ファンレルベルへ)とランパーティの後ろについていたのだが、そこからスピードを上げたベルトを見失ってしまったんだ。だから彼に謝りたいものの、結果的にチームに勝利をもたらすことができた。
ベルトには「石畳(最終ストレート)に5〜6番手で入りたい」と伝えていた。そして(今季勝利した)ノケレ〜クールセのように、石畳で自分のスピードに乗ることができた。
僕自身にとって大きな価値のある勝利。だけど昨日の飛行機で皆ビールとかを飲んでおり、その翌日のレースで勝つのは変な感じがするよね。もちろんスプリンターとして(グランツール最終日の)勝利は特別な思いがある。
区間2位&マリアチクラミーノ ジョナサン・ミラン(イタリア、リドル・トレック)
最終周回でチェーンが切れてしまった。バイク交換を強いられながらも、残り4〜5kmぐらいで集団復帰することができた。そこからチームは素晴らしい走りを見せてくれた。このジロを勝利で締めくくりたかったが、メカトラからの集団復帰に多くの力を使ってしまった。スプリントしたのだが、メルリールは力で僕を上回っていた。
来年またこのマリアチクラミーノを守るべくジロに出場するかどうかは分からないが、いまは目標達成した喜びを噛み締めたい。
マリアローザ&マリアアッズーラ タデイ・ポガチャル(スロベニア、UAEチームエミレーツ)
この感情を説明する言葉が見つからない。本当に素晴らしい瞬間だ。今日はテクニカルかつ路面が凸凹していたので、最後の数周回は集団前方での位置取りを意識した。(チームメイトの)脚がなく良い結果には繋がらなかったが、チームとして安全にフィニッシュするという目標は達成できた。だから本当に嬉しいよ。
―今大会で最も印象に残った瞬間は?
たくさんあって一つに絞れないよ。だけど時が経てば明らかになるのかもしれない。本当に美しいジロ・デ・イタリアだった。このマリアローザを着ることは特別な思いがあり、信じられないほど素晴らしいファンのおかげでクレイジーとも言える経験を得た。
総合2位 ダニエル・マルティネス(コロンビア、ボーラ・ハンスグローエ)
まずはチームに感謝を伝えたい。3週間を通して彼らは素晴らしい働きを見せてくれた。このローマで総合表彰台に上がることを、この大会最大の目標に定めていた。その目標を達成することができ、本当に嬉しいよ。
目標の達成を実感したのは昨日の夜。第20ステージに登場したモンテ・グラッパは数ヶ月前に試走をしており、その時「これが今大会最も厳しい山岳だ」と思った。そしてその山岳でも良い走りができた。
―グランツールを総合優勝できる自分の姿は想像できるか?
総合表彰台を目指し、それを達成した。その事実がいまはとても嬉しいんだ。
総合3位 ゲラント・トーマス(イギリス、イネオス・グレナディアーズ)
嬉しい気持ちでいっぱいだ。もちろんこれ以上の結果を求めていたが、全力を尽くし、自分を上回った選手が2人いただけ。だから喜びと共にこの順位を誇りに思うし、チームとして素晴らしい走りができた。良い3週間となったよ。とてもタフな3週間だったが、表彰台に立つことができて嬉しいよ。
―圧倒的な力を見せたポガチャルについてどう思うか。
もう彼については語り尽くしたよ。本当に素晴らしい選手。グランツールだけでなく、彼はワンデーレースでもすごい走りを見せる。信じられない自転車選手だよ。
総合5位&マリアビアンカ アントニオ・ティベーリ(イタリア、バーレーン・ヴィクトリアス)
夢が叶い、信じられない気持ちでここローマを走っていた。このマリアビアンカを着て、楽しみながら走ることができた。今日のスタートでは昨日の疲れを引きずっていたものの、多くのファンや家族、友人たちが詰めかけた周回コースに入ったら力がみなぎってきたよ。
これで素晴らしいチャンピオンと共に、大きなレースで戦う準備が整った。だから僕のキャリアはこのジロからスタートし、今後はより高みを目指していく。この2年はジロでのマリアローザがメインの目標となるだろう。
ポガチャルが大会を振り返った詳細なコメントは別記事にて紹介します。
text:Sotaro.Arakawa
photo:RCS Sport
区間優勝 ティム・メルリール(ベルギー、スーダル・クイックステップ)
完璧なスプリントとはならず、チームメイトに謝罪したい。今日は絶好調ではなく最終盤も混沌とした状況だったため、カジノ(一か八かのアーリースプリント)を仕掛けた。残り2km地点までベルト(ファンレルベルへ)とランパーティの後ろについていたのだが、そこからスピードを上げたベルトを見失ってしまったんだ。だから彼に謝りたいものの、結果的にチームに勝利をもたらすことができた。
ベルトには「石畳(最終ストレート)に5〜6番手で入りたい」と伝えていた。そして(今季勝利した)ノケレ〜クールセのように、石畳で自分のスピードに乗ることができた。
僕自身にとって大きな価値のある勝利。だけど昨日の飛行機で皆ビールとかを飲んでおり、その翌日のレースで勝つのは変な感じがするよね。もちろんスプリンターとして(グランツール最終日の)勝利は特別な思いがある。
区間2位&マリアチクラミーノ ジョナサン・ミラン(イタリア、リドル・トレック)
最終周回でチェーンが切れてしまった。バイク交換を強いられながらも、残り4〜5kmぐらいで集団復帰することができた。そこからチームは素晴らしい走りを見せてくれた。このジロを勝利で締めくくりたかったが、メカトラからの集団復帰に多くの力を使ってしまった。スプリントしたのだが、メルリールは力で僕を上回っていた。
来年またこのマリアチクラミーノを守るべくジロに出場するかどうかは分からないが、いまは目標達成した喜びを噛み締めたい。
マリアローザ&マリアアッズーラ タデイ・ポガチャル(スロベニア、UAEチームエミレーツ)
この感情を説明する言葉が見つからない。本当に素晴らしい瞬間だ。今日はテクニカルかつ路面が凸凹していたので、最後の数周回は集団前方での位置取りを意識した。(チームメイトの)脚がなく良い結果には繋がらなかったが、チームとして安全にフィニッシュするという目標は達成できた。だから本当に嬉しいよ。
―今大会で最も印象に残った瞬間は?
たくさんあって一つに絞れないよ。だけど時が経てば明らかになるのかもしれない。本当に美しいジロ・デ・イタリアだった。このマリアローザを着ることは特別な思いがあり、信じられないほど素晴らしいファンのおかげでクレイジーとも言える経験を得た。
総合2位 ダニエル・マルティネス(コロンビア、ボーラ・ハンスグローエ)
まずはチームに感謝を伝えたい。3週間を通して彼らは素晴らしい働きを見せてくれた。このローマで総合表彰台に上がることを、この大会最大の目標に定めていた。その目標を達成することができ、本当に嬉しいよ。
目標の達成を実感したのは昨日の夜。第20ステージに登場したモンテ・グラッパは数ヶ月前に試走をしており、その時「これが今大会最も厳しい山岳だ」と思った。そしてその山岳でも良い走りができた。
―グランツールを総合優勝できる自分の姿は想像できるか?
総合表彰台を目指し、それを達成した。その事実がいまはとても嬉しいんだ。
総合3位 ゲラント・トーマス(イギリス、イネオス・グレナディアーズ)
嬉しい気持ちでいっぱいだ。もちろんこれ以上の結果を求めていたが、全力を尽くし、自分を上回った選手が2人いただけ。だから喜びと共にこの順位を誇りに思うし、チームとして素晴らしい走りができた。良い3週間となったよ。とてもタフな3週間だったが、表彰台に立つことができて嬉しいよ。
―圧倒的な力を見せたポガチャルについてどう思うか。
もう彼については語り尽くしたよ。本当に素晴らしい選手。グランツールだけでなく、彼はワンデーレースでもすごい走りを見せる。信じられない自転車選手だよ。
総合5位&マリアビアンカ アントニオ・ティベーリ(イタリア、バーレーン・ヴィクトリアス)
夢が叶い、信じられない気持ちでここローマを走っていた。このマリアビアンカを着て、楽しみながら走ることができた。今日のスタートでは昨日の疲れを引きずっていたものの、多くのファンや家族、友人たちが詰めかけた周回コースに入ったら力がみなぎってきたよ。
これで素晴らしいチャンピオンと共に、大きなレースで戦う準備が整った。だから僕のキャリアはこのジロからスタートし、今後はより高みを目指していく。この2年はジロでのマリアローザがメインの目標となるだろう。
ポガチャルが大会を振り返った詳細なコメントは別記事にて紹介します。
text:Sotaro.Arakawa
photo:RCS Sport
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