2024/05/19(日) - 12:07
「沿道で応援してくれたファンに感謝したい」とは、ジロで3年振りの勝利を飾ったフィリッポ・ガンナ(イタリア、イネオス・グレナディアーズ)。「勝つ気で踏み込んだ」と語る2位のポガチャルやトーマスなど、ジロ14日目の個人TTを選手たちのコメントで振り返ります。
区間優勝 フィリッポ・ガンナ(イタリア、イネオス・グレナディアーズ)
レース直後インタビュー
とても苦しむ時間の長いタイムトライアルだった。レース後ジョナサン・ミランと話していたのだが、70秒のスプリント直後に勝利したかどうか分かるスプリントステージとは違い、今日の僕は2時間ここで待たなければならなかった。でも暫く間イタリアで勝利できていなかったので感情が高ぶっているよ。
それに(ガルダ)湖の近くは2つ目の故郷みたいなんだ。だからここで走ることができ、またG(トーマス)も良い結果を得られて嬉しいよ。僕らはこれからも総合タイムの獲得を目指して戦っていく。また明日はとても厳しい日となるはず。だからこそ心と頭を総動員して戦わなくてはならない。
表彰式後インタビュー
タデイ(ポガチャル)は偉大なるチャンピオンであるため、僕のタイムを上回る可能性もあると考えていた。だからこそこの勝利が嬉しく、これでチームメイトであるGのために100%の力を注ぐことができる。
―次なる目標はオリンピックでのタイムトライアルチャンピオンか?
ジロはまだ1週間残っているよ。
イネオスがSNSに投稿したインタビュー動画
これは本当に価値の大きな勝利。この感情をどう表現すればいいかわからず、沿道から応援してくれたファンに感謝を伝えたい。おかげでとても暖かい雰囲気のなか走ることができた。
区間2位&マリアローザ タデイ・ポガチャル(スロベニア、UAEチームエミレーツ)
レースの前半部はアップダウンやコーナーも多く、楽しみながら良い加速のまま走っていた。しかし最後の11、12kmは僕に適したレイアウトではなかった。そんな中でも良いペースを守り、保守的になることなくステージ優勝を目指した。だがピッポ(ガンナ)の方が後半部に向いていた。総じて良いタイムトライアルになったし、明日は総合が争われる(山岳)ステージとなる。
―山岳ステージを前に総合リードを3分41秒まで拡げたことについては?
本当に嬉しいよ。とても良いリードだと思うし、明日はクイーンステージだがチームとして戦う準備はできている。素晴らしいステージとなる自信がある。明日は僕らのペースで走り、結果はこの脚次第となる。
区間4位&総合2位 ゲラント・トーマス(イギリス、イネオス・グレナディアーズ)
正直まだ結果を確認していないが、感覚的には欠けている部分がありながら、とても良かった。平坦路が続く残り10〜5kmはキツく、少しタイムを失ってしまったと思う。だが前回のタイムトライアルよりは良い走りができた。
第1計測のタイムを伝えられて以降、チームカーの監督が何も言ってくれなくなったんだ。だから悪い走りなのだろうと思っていた。ただダニー(マルティネス)のタイムは上回っていると伝えられ、良い走りをすることに集中するだけだった。
区間6位&総合5位&マリアビアンカ アントニオ・ティベーリ(イタリア、バーレーン・ヴィクトリアス)
6位という結果がとても嬉しいよ。今朝はこのタイムトライアルが怖く感じていたが、いまは自分の走りに満足しているよ。(マリアビアンカのライバルであるアレンスマンに)12秒差を縮められただけに留めることができた。TTの強い彼からこのホワイトジャージを守ることができた。だが明日は厳しい山岳ステージなのでいまから集中して臨みたい。
区間14位&総合3位 ダニエル・マルティネス(コロンビア、ボーラ・ハンスグローエ)
とてもタフなタイムトライアルだった。総合3位に後退してしまったが、ゲラントがこのようなレイアウトが得意なのは分かっていた。その中でも全力を尽くし、良いバランスで終えることができたと思っている。そして今大会で最も険しいステージはまだ先にある。
マリアチクラミーノ ジョナサン・ミラン(イタリア、リドル・トレック)
この辺りはナショナルチームの練習でフィリッポ(ガンナ)と共に走っていた場所。今日は彼の勝利を願い、ホットシートで他の選手の走りを観ながら共に緊張していた。完璧な走りによって彼が勝利を掴み、本当に嬉しいよ。
text:Sotaro.Arakawa
photo:CorVos
区間優勝 フィリッポ・ガンナ(イタリア、イネオス・グレナディアーズ)
レース直後インタビュー
とても苦しむ時間の長いタイムトライアルだった。レース後ジョナサン・ミランと話していたのだが、70秒のスプリント直後に勝利したかどうか分かるスプリントステージとは違い、今日の僕は2時間ここで待たなければならなかった。でも暫く間イタリアで勝利できていなかったので感情が高ぶっているよ。
それに(ガルダ)湖の近くは2つ目の故郷みたいなんだ。だからここで走ることができ、またG(トーマス)も良い結果を得られて嬉しいよ。僕らはこれからも総合タイムの獲得を目指して戦っていく。また明日はとても厳しい日となるはず。だからこそ心と頭を総動員して戦わなくてはならない。
表彰式後インタビュー
タデイ(ポガチャル)は偉大なるチャンピオンであるため、僕のタイムを上回る可能性もあると考えていた。だからこそこの勝利が嬉しく、これでチームメイトであるGのために100%の力を注ぐことができる。
―次なる目標はオリンピックでのタイムトライアルチャンピオンか?
ジロはまだ1週間残っているよ。
イネオスがSNSに投稿したインタビュー動画
これは本当に価値の大きな勝利。この感情をどう表現すればいいかわからず、沿道から応援してくれたファンに感謝を伝えたい。おかげでとても暖かい雰囲気のなか走ることができた。
区間2位&マリアローザ タデイ・ポガチャル(スロベニア、UAEチームエミレーツ)
レースの前半部はアップダウンやコーナーも多く、楽しみながら良い加速のまま走っていた。しかし最後の11、12kmは僕に適したレイアウトではなかった。そんな中でも良いペースを守り、保守的になることなくステージ優勝を目指した。だがピッポ(ガンナ)の方が後半部に向いていた。総じて良いタイムトライアルになったし、明日は総合が争われる(山岳)ステージとなる。
―山岳ステージを前に総合リードを3分41秒まで拡げたことについては?
本当に嬉しいよ。とても良いリードだと思うし、明日はクイーンステージだがチームとして戦う準備はできている。素晴らしいステージとなる自信がある。明日は僕らのペースで走り、結果はこの脚次第となる。
区間4位&総合2位 ゲラント・トーマス(イギリス、イネオス・グレナディアーズ)
正直まだ結果を確認していないが、感覚的には欠けている部分がありながら、とても良かった。平坦路が続く残り10〜5kmはキツく、少しタイムを失ってしまったと思う。だが前回のタイムトライアルよりは良い走りができた。
第1計測のタイムを伝えられて以降、チームカーの監督が何も言ってくれなくなったんだ。だから悪い走りなのだろうと思っていた。ただダニー(マルティネス)のタイムは上回っていると伝えられ、良い走りをすることに集中するだけだった。
区間6位&総合5位&マリアビアンカ アントニオ・ティベーリ(イタリア、バーレーン・ヴィクトリアス)
6位という結果がとても嬉しいよ。今朝はこのタイムトライアルが怖く感じていたが、いまは自分の走りに満足しているよ。(マリアビアンカのライバルであるアレンスマンに)12秒差を縮められただけに留めることができた。TTの強い彼からこのホワイトジャージを守ることができた。だが明日は厳しい山岳ステージなのでいまから集中して臨みたい。
区間14位&総合3位 ダニエル・マルティネス(コロンビア、ボーラ・ハンスグローエ)
とてもタフなタイムトライアルだった。総合3位に後退してしまったが、ゲラントがこのようなレイアウトが得意なのは分かっていた。その中でも全力を尽くし、良いバランスで終えることができたと思っている。そして今大会で最も険しいステージはまだ先にある。
マリアチクラミーノ ジョナサン・ミラン(イタリア、リドル・トレック)
この辺りはナショナルチームの練習でフィリッポ(ガンナ)と共に走っていた場所。今日は彼の勝利を願い、ホットシートで他の選手の走りを観ながら共に緊張していた。完璧な走りによって彼が勝利を掴み、本当に嬉しいよ。
text:Sotaro.Arakawa
photo:CorVos
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