2024/04/06(土) - 22:19
東京ビッグサイトにてサイクルモードTOKYOが開幕。最新モデルのバイクやパーツが一堂に会する日本最大級の展示試乗会に、多くの人が集まった。早速、その様子をお届けしよう。
今週末の4月6日(土)、7日(日)の2日間、お台場の東京ビッグサイトにて日本最大級の展示試乗会「サイクルモードTOKYO」が開催されている。国内で行われる大規模展示試乗会の始祖であるサイクルモードにとっては、1ヶ月前の姉妹イベント「サイクルモードライドOSAKA」に続く連続開催。今年も最新バイクやパーツが一堂に集結している。
会場である東京ビッグサイトでは西ホールと南ホールの2つの会場に渡って展示スペースが設けられ、各ブースでは最新モデルはもちろん、工夫を凝らしたイベントやトークショー、キャンペーンが展開されている。
最も目立つブースを展開しているのはイタリアンブランドの雄、ピナレロだ。真正面ではMTB世界チャンピオンであるトーマス・ピドコック(イギリス、イネオス・グレナディアーズ)が実際にレースで使ったバイク(選手バイクらしいセットアップやプロトパーツも装着!)を据え、その背後には煌びやかなDOGMAシリーズが続く。
さらにピナレロはサイクルモード随一の「乗れるブランド」としても展開中だ。DOGMA FにカンパニョーロのSuper RecordとBORA WTOを装備した超高級完成車を筆頭に、圧倒的な台数があなたの試乗を待っている。ファウスト・ピナレロ代表も弾丸スケジュールで来日中で、気軽にファンサービスに応えてくれる。ピナレロファンはぜひブースに足を運ぶべきだろう。
カンパニョーロでは遂にデビューしたオリジナルのパワーメータークランクが展示され、フカヤが扱うイギリス発のサイクリングシューズブランド「QUOC」では、創業者クオック・ファム氏が来場中。トライスポーツでは明日のパリ〜ルーベに投入されることで話題のファクターのグラベルバイク「OSTRO GRAVEL」を試すこともできる。
勢い良いK-PLUS、新モデルにプロトタイプまで目白押しのiRC、リニューアルしたGRAVELKINGが話題のパナレーサー、ポガチャルの活躍で注目を集めるエンヴィ、いつでも大人気のキャニオンなどなど、じっくりみて回ろうと思えば1日では足りないボリュームだ。ダイアテックやiRCなど、豪華景品が当たる抽選会やSNSキャンペーンを開催中のブースも多く、是非ともチャレンジして欲しいところだ。
イギリスの折り畳み自転車、ブロンプトンも目立っていたブランドの一つ。ファンの視線の先にいたのは、元プロ選手であり、ブランドアンバサダーを務めるデーヴィッド・ミラー。コメンタリーでお馴染みの小俣雄風太氏とのトークショーは、ただ製品PRに留まらない、彼の人間像にも迫る深くて必聴の内容だった。明日日曜日も13時から、15時半からはけんたさんを招いてトークショーが行われる予定だ。
低回転抵抗にこだわったレーシングサイクル専用ベアリング「ONIベアリング」をリリースするJTEKT(ジェイテクト)が新製品のBB(ボトムブラケット)用ベアリングを紹介するステージイベントを行ったが、その最後にサプライズ発表を行った。なんと昨年のツール・ド・フランス覇者ヨナス・ヴィンゲゴー擁するヴィスマ・リースアバイクにONIベアリングを供給するという。
オランダに現地事務所があるJTEKTにヴィスマチームからコンタクトがあり、ラボでONIベアリングをテストしたところ明らかに回転抵抗が低くて速いデータが出たことからチームが使用したいとJTEKTに依頼、供給サポートが決まったという。スポンサー契約では無いためジャージにロゴは入らないが、今後ヴィスマチームは開発パートナーとしてONIベアリングでレースを戦うことになった。
なんだか他とはちょっと違う、異様な熱気に満ち溢れていたのは物販販売が行われるヴィンテージバイクエリア。ビンテージ界の大御所であるカトーサイクルプラス(名物の社長夫婦"おじさん"と"おばさん"も元気!)をはじめ、10周年を迎えたエロイカジャパンなど、それぞれ特色ある出展中。超マニアなデッドストック、あの時憧れたけど買えなかった名品が超特価で手に入るかもしれない。
ヴィンテージバイクのお隣に並ぶのはこだわり抜かれたハンドメイドバイクたち。今野製作所のケルビムや、新風を吹き込むマッキ、イタリアのトマジーニなど美しいバイクが並ぶ中、一際注目を集めていたのは品川大井町でヴラッドさんが展開する「エクイリブリウムサイクルワークス」のニューモデル。チタンとカーボンチューブを3Dプリントラグで繋いだフレームは独創的で美しく、さらに作った本人も「見た目だけじゃなく走りも過去一番」と太鼓判を押す仕上がりだ。各ビルダー入魂の作品はぜひ目に焼き付けておくべきだろう。
ほかにも、勢いとどまらないEバイクe-BIKE EXPO、日本各地、そして世界中の魅力的なサイクリングルートを提案する「ジテンシャ×旅フェア」だったり、メインステージで開催される様々なトークショー、自転車界の著名人やインフルエンサーを招いた各ブースのイベント、サイクルモードだけでしかお目にかかれない謎めいた台湾・中国系のサプライパーツブランドもあちこちに。
スポーツバイクの「今」を集めたサイクルモード東京は明日も開催される。当日のチケット販売もあるため、気になった方はぜひ足を運んでみてはいかがでしょうか。
text:So Isobe
今週末の4月6日(土)、7日(日)の2日間、お台場の東京ビッグサイトにて日本最大級の展示試乗会「サイクルモードTOKYO」が開催されている。国内で行われる大規模展示試乗会の始祖であるサイクルモードにとっては、1ヶ月前の姉妹イベント「サイクルモードライドOSAKA」に続く連続開催。今年も最新バイクやパーツが一堂に集結している。
会場である東京ビッグサイトでは西ホールと南ホールの2つの会場に渡って展示スペースが設けられ、各ブースでは最新モデルはもちろん、工夫を凝らしたイベントやトークショー、キャンペーンが展開されている。
最も目立つブースを展開しているのはイタリアンブランドの雄、ピナレロだ。真正面ではMTB世界チャンピオンであるトーマス・ピドコック(イギリス、イネオス・グレナディアーズ)が実際にレースで使ったバイク(選手バイクらしいセットアップやプロトパーツも装着!)を据え、その背後には煌びやかなDOGMAシリーズが続く。
さらにピナレロはサイクルモード随一の「乗れるブランド」としても展開中だ。DOGMA FにカンパニョーロのSuper RecordとBORA WTOを装備した超高級完成車を筆頭に、圧倒的な台数があなたの試乗を待っている。ファウスト・ピナレロ代表も弾丸スケジュールで来日中で、気軽にファンサービスに応えてくれる。ピナレロファンはぜひブースに足を運ぶべきだろう。
カンパニョーロでは遂にデビューしたオリジナルのパワーメータークランクが展示され、フカヤが扱うイギリス発のサイクリングシューズブランド「QUOC」では、創業者クオック・ファム氏が来場中。トライスポーツでは明日のパリ〜ルーベに投入されることで話題のファクターのグラベルバイク「OSTRO GRAVEL」を試すこともできる。
勢い良いK-PLUS、新モデルにプロトタイプまで目白押しのiRC、リニューアルしたGRAVELKINGが話題のパナレーサー、ポガチャルの活躍で注目を集めるエンヴィ、いつでも大人気のキャニオンなどなど、じっくりみて回ろうと思えば1日では足りないボリュームだ。ダイアテックやiRCなど、豪華景品が当たる抽選会やSNSキャンペーンを開催中のブースも多く、是非ともチャレンジして欲しいところだ。
イギリスの折り畳み自転車、ブロンプトンも目立っていたブランドの一つ。ファンの視線の先にいたのは、元プロ選手であり、ブランドアンバサダーを務めるデーヴィッド・ミラー。コメンタリーでお馴染みの小俣雄風太氏とのトークショーは、ただ製品PRに留まらない、彼の人間像にも迫る深くて必聴の内容だった。明日日曜日も13時から、15時半からはけんたさんを招いてトークショーが行われる予定だ。
低回転抵抗にこだわったレーシングサイクル専用ベアリング「ONIベアリング」をリリースするJTEKT(ジェイテクト)が新製品のBB(ボトムブラケット)用ベアリングを紹介するステージイベントを行ったが、その最後にサプライズ発表を行った。なんと昨年のツール・ド・フランス覇者ヨナス・ヴィンゲゴー擁するヴィスマ・リースアバイクにONIベアリングを供給するという。
オランダに現地事務所があるJTEKTにヴィスマチームからコンタクトがあり、ラボでONIベアリングをテストしたところ明らかに回転抵抗が低くて速いデータが出たことからチームが使用したいとJTEKTに依頼、供給サポートが決まったという。スポンサー契約では無いためジャージにロゴは入らないが、今後ヴィスマチームは開発パートナーとしてONIベアリングでレースを戦うことになった。
なんだか他とはちょっと違う、異様な熱気に満ち溢れていたのは物販販売が行われるヴィンテージバイクエリア。ビンテージ界の大御所であるカトーサイクルプラス(名物の社長夫婦"おじさん"と"おばさん"も元気!)をはじめ、10周年を迎えたエロイカジャパンなど、それぞれ特色ある出展中。超マニアなデッドストック、あの時憧れたけど買えなかった名品が超特価で手に入るかもしれない。
ヴィンテージバイクのお隣に並ぶのはこだわり抜かれたハンドメイドバイクたち。今野製作所のケルビムや、新風を吹き込むマッキ、イタリアのトマジーニなど美しいバイクが並ぶ中、一際注目を集めていたのは品川大井町でヴラッドさんが展開する「エクイリブリウムサイクルワークス」のニューモデル。チタンとカーボンチューブを3Dプリントラグで繋いだフレームは独創的で美しく、さらに作った本人も「見た目だけじゃなく走りも過去一番」と太鼓判を押す仕上がりだ。各ビルダー入魂の作品はぜひ目に焼き付けておくべきだろう。
ほかにも、勢いとどまらないEバイクe-BIKE EXPO、日本各地、そして世界中の魅力的なサイクリングルートを提案する「ジテンシャ×旅フェア」だったり、メインステージで開催される様々なトークショー、自転車界の著名人やインフルエンサーを招いた各ブースのイベント、サイクルモードだけでしかお目にかかれない謎めいた台湾・中国系のサプライパーツブランドもあちこちに。
スポーツバイクの「今」を集めたサイクルモード東京は明日も開催される。当日のチケット販売もあるため、気になった方はぜひ足を運んでみてはいかがでしょうか。
text:So Isobe
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