MTBクロスカントリーのワールドカップで活躍するオルベアのOIZ。現在のレースコースに適応するダウンヒル能力とハンドリング性能を備えた1台に、電子制御サスペンションFlight Attendantを搭載したモデルが追加された。



オルベア OIZ M LTD (c)オルベア

スペイン・バスク地方に拠点を構える総合バイクブランドのオルベア。ロードバイクのみならずマウンテンバイクも得意としており、オルベアファクトリーチームを擁してクロスカントリーW杯を戦っている。

その第一線で活躍するXCレースバイクがOIZ。ダウンヒル性能が求められる現代のクロスカントリーに適合するための設計が施されたフルサスペンションバイクだ。

プロライダーからのフィードバックを受けてジオメトリーが開発されており、67°のヘッドアングルや120mmトラベルのフロントサスペンション前提の設計が下り坂でアグレッシブに攻められるコントロール性を実現する。

捩れ剛性を高めたフレーム設計 (c)オルベア
リンクのベアリング径を大きくすることで剛性を高めている (c)オルベア



さらにハンドリングの応答性を高める60〜90mm長のステムを前提とした長いトップチューブ設計や、機敏な回頭性に貢献するショートチェーンステーを採用。細かい切り返しが登場するコースでもライダーが思うままに扱える性能を獲得した。

フレーム剛性はパワー伝達効率と路面への追従性のバランスを整えた設計。リアショックのリンクは長い繊維のカーボンを使用することで軽量性と高い剛性を実現した。さらにベアリング径も大きくすることで、横剛性を高めていることも特徴だ。

ケーブル類はヘッドセットからフレーム内側に挿入される設計。リアショックに届くリモートコントロール用のケーブルは特許取得済みの技術が採用されており、スマートな配線が実現している。またヘッドセットは特別なロースタック仕様がアセンブルされているため、レースポジションも出しやすくなっている。

Flight Attendantを搭載したモデルが登場した (c)オルベア

そんなOIZにロックショックスの電子制御サスペンション"Flight Attendant”を搭載したモデルが登場。これはサスペンション自体が路面状況に合わせて自動的にダンピングポジションを調整する最新テクノロジーで、手元のリモートロックアウトの操作から解放してくれるというもの。毎秒のように状況が変わるマウンテンバイクレースでは大きなアドバンテージとなるはずだ。

Flight Attendant搭載完成車はOIZ M LTDで、公式WEBから選択可能。完成車価格1,597,200円に230,996円(税込)のアップチャージで選択することができる。またオルベアのカスタマイズプログラム"MyO”からも選択可能となっており、オリジナルカラーのフレームにFlight Attendantを組み合わせられる。



オルベア OIZ M LTD
OIZ M LTD:1,597,200円(税込)
Flight Attedantオプション:230,996円(税込)

カラーカスタマイズドMyO対応車種
OIZ M LTD:1,597,200円(税込)
OIZ M-TEAM AXS:1,105,500円(税込)
OIZ M-PRO:968,000円(税込)
OIZ OMX:フレームセット:614,900円(税込)

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