2024/01/29(月) - 14:50
欧州にロードシーズンの開幕を告げるチャレンジマヨルカ最終日。留目夕陽(EFエデュケーション・イージーポスト)が集団牽引を見せたレースで、ヘルベン・テイッセン(ベルギー、アンテルマルシェ・ワンティ)が集団スプリントを制した。
5つのワンデーレースが連なったレースシリーズ「チャレンジマヨルカ」も最終日。1月28日(日)にマヨルカ島の中心地であるパルマでトロフェオ・パルマ(UCI1.1)が行われた。丘陵コースメインだった4日間から一転、この日はピュアスプリンター向きの平坦ステージ。最後はパルマ市街地に設定された周回コースを5周するレイアウトだ。
レースにはアレクサンダー・クリストフ(ノルウェー、ウノエックス・モビリティ)や、の赤いアルケアジャージが馴染んできたアルノー・デマール(フランス)らスピードマンが揃う。レースはVFグループ・バルディアーニCSF・ファイザネらプロチームを中心とした6名が逃げを打ち、スーダル・クイックステップが先導するメイン集団からリードを奪った。
順調に距離を消化した逃げだったが2分以上のリードを築くことはできず、残り26km地点でプロトンに引き戻される。途中チャレンジマヨルカ2戦目となる留目夕陽(EFエデュケーション・イージーポスト)が集団先頭で牽引を見せたものの、前レースに続きパンクの不運に見舞われて脱落。6分10秒遅れの143位でフィニッシュしている。
周回数を間違えプロトンから飛び出し、アントン・パルツァー(ドイツ、ボーラ・ハンスグローエ)がガッツポーズしてフィニッシュラインをトップ通過する場面もありながら、プロトンは最終周回に突入。残り4kmからは、見事なチームワークでマヨルカ2日目を制したスーダル勢がルーク・ランパーティ(アメリカ)のためにトレインを並べた。
しかしチューダー・プロサイクリングやウノエックス・モビリティなど他チームのトレインが入り乱れたため、ランパーティは残り2km地点で集団内に埋もれてしまう。最終スプリントではウノエックスが隊列を組んでクリストフを発射したものの、伸びたのはヘルベン・テイッセン(ベルギー、アンテルマルシェ・ワンティ)だった。クリストフやマライン・ファンデンベルフ(オランダ、EFエデュケーション・イージーポスト)を退け、25歳のベルジャンスプリンターが勝利した。
「レース展開を掌握し、完璧なリードアウトから掴んだ勝利。そのおかげで自信を持ってスプリントに臨み、他の選手たちには追いつかれないとわかっていた。チームが僕の勝利を信じてくれたおかげだ」とテイッセンは喜びをコメントしている。
2位にはクリストフ、3位にファンデンベルフが入り、4位にはリドル・トレックの下部チーム所属の21歳ティムトーン・テューテンベルグ(ドイツ)がラインクイン。昨年はトレーニー(研修生)としてトップチームでも走ったテューテンベルグは、1月20日のクラシカ・コムニタ・バレンシアナ(UCI1.1)でも3位、またトロフェオ・セスサリーナス・ファラニチュも7位とその高いスプリント力を発揮している。
メカトラブルで消化不良のままシーズンインを終えた留目は「平坦も上りも余裕がありましたが、今日も機材トラブル。残念です。でもエースを牽引するような場面では、自分のタイムトライアル能力が生かされたと思います。マヨルカ島での2戦は、最後まで力を出し切ることができなかったので、これから予定されている上りのレースでは、調子を合わせてしっかりと走りたいと思います(キャノンデール・ジャパンのレポートより)」とコメント。2週間の実戦トレーニングを積んだマヨルカを離れ、今後は2月10日にポルトガルで行われるワンデーレースを走る予定だ。
5つのワンデーレースが連なったレースシリーズ「チャレンジマヨルカ」も最終日。1月28日(日)にマヨルカ島の中心地であるパルマでトロフェオ・パルマ(UCI1.1)が行われた。丘陵コースメインだった4日間から一転、この日はピュアスプリンター向きの平坦ステージ。最後はパルマ市街地に設定された周回コースを5周するレイアウトだ。
レースにはアレクサンダー・クリストフ(ノルウェー、ウノエックス・モビリティ)や、の赤いアルケアジャージが馴染んできたアルノー・デマール(フランス)らスピードマンが揃う。レースはVFグループ・バルディアーニCSF・ファイザネらプロチームを中心とした6名が逃げを打ち、スーダル・クイックステップが先導するメイン集団からリードを奪った。
順調に距離を消化した逃げだったが2分以上のリードを築くことはできず、残り26km地点でプロトンに引き戻される。途中チャレンジマヨルカ2戦目となる留目夕陽(EFエデュケーション・イージーポスト)が集団先頭で牽引を見せたものの、前レースに続きパンクの不運に見舞われて脱落。6分10秒遅れの143位でフィニッシュしている。
周回数を間違えプロトンから飛び出し、アントン・パルツァー(ドイツ、ボーラ・ハンスグローエ)がガッツポーズしてフィニッシュラインをトップ通過する場面もありながら、プロトンは最終周回に突入。残り4kmからは、見事なチームワークでマヨルカ2日目を制したスーダル勢がルーク・ランパーティ(アメリカ)のためにトレインを並べた。
しかしチューダー・プロサイクリングやウノエックス・モビリティなど他チームのトレインが入り乱れたため、ランパーティは残り2km地点で集団内に埋もれてしまう。最終スプリントではウノエックスが隊列を組んでクリストフを発射したものの、伸びたのはヘルベン・テイッセン(ベルギー、アンテルマルシェ・ワンティ)だった。クリストフやマライン・ファンデンベルフ(オランダ、EFエデュケーション・イージーポスト)を退け、25歳のベルジャンスプリンターが勝利した。
「レース展開を掌握し、完璧なリードアウトから掴んだ勝利。そのおかげで自信を持ってスプリントに臨み、他の選手たちには追いつかれないとわかっていた。チームが僕の勝利を信じてくれたおかげだ」とテイッセンは喜びをコメントしている。
2位にはクリストフ、3位にファンデンベルフが入り、4位にはリドル・トレックの下部チーム所属の21歳ティムトーン・テューテンベルグ(ドイツ)がラインクイン。昨年はトレーニー(研修生)としてトップチームでも走ったテューテンベルグは、1月20日のクラシカ・コムニタ・バレンシアナ(UCI1.1)でも3位、またトロフェオ・セスサリーナス・ファラニチュも7位とその高いスプリント力を発揮している。
メカトラブルで消化不良のままシーズンインを終えた留目は「平坦も上りも余裕がありましたが、今日も機材トラブル。残念です。でもエースを牽引するような場面では、自分のタイムトライアル能力が生かされたと思います。マヨルカ島での2戦は、最後まで力を出し切ることができなかったので、これから予定されている上りのレースでは、調子を合わせてしっかりと走りたいと思います(キャノンデール・ジャパンのレポートより)」とコメント。2週間の実戦トレーニングを積んだマヨルカを離れ、今後は2月10日にポルトガルで行われるワンデーレースを走る予定だ。
トロフェオ・パルマ2024結果
1位 | ヘルベン・テイッセン(ベルギー、アンテルマルシェ・ワンティ) | 3:09:11 |
2位 | アレクサンダー・クリストフ(ノルウェー、ウノエックス・モビリティ) | |
3位 | マライン・ファンデンベルフ(オランダ、EFエデュケーション・イージーポスト) | |
4位 | ティムトーン・テューテンベルグ(ドイツ、リドル・トレック・フューチャーレーシング) | |
5位 | アルノー・デマール(フランス、アルケアB&Bホテルズ) | |
6位 | アルベルト・ダイネーゼ(イタリア、チューダー・プロサイクリング) | |
7位 | ヤルネ・ファンデパール(ベルギー、ロット・デスティニー) | |
8位 | ダニエル・バボール(チェコ、カハルラル・セグロスRGA) | |
9位 | イヴ・ランパールト(ベルギー、スーダル・クイックステップ) | |
10位 | スコット・マギル(アメリカ、プロジェクトエシュロン・サイクリング) | |
143位 | 留目夕陽(EFエデュケーション・イージーポスト) | +6:10 |
text:Sotaro.Arakawa
photo:CorVos
photo:CorVos
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