2024/01/26(金) - 09:00
留目夕陽(EFエデュケーション・イージーポスト)がプロ初戦を迎えたチャレンジマヨルカ2日目は集団スプリントで決着。レースは19歳ポール・マニエ(フランス、スーダル・クイックステップ)がプロ初レースで勝利し、共にトリニティレーシング出身でリードアウトを担ったルーク・ランパーティ(アメリカ)が3位に入る力を見せつけた。
5つのワンデーレースが連なるチャレンジマヨルカは2日目を迎え、トロフェオ・セスサリーナス・ファラニチュ(UCI1.1)はその名の通りマヨルカ島の南部セスサリーナスからファラニチュに至る181.2kmで争われた。コース上にはいずれも低難易度な4つのカテゴリー山岳が設定され、フィニッシュに向かって緩やかな登りが続くため、登りに適性のあるスプリンターやパンチャーが有利のレイアウトだ。
同じマヨルカ島でトレーニング合宿を行い、シクロワイアードが直前にインタビューを行った留目夕陽(EFエデュケーション・イージーポスト)はプロ初戦を迎えた。チームはスプリンターであるマライン・ファンデンベルフ(オランダ)をエースに据え、またアルノー・デマール(フランス、アルケアB&Bホテルズ)も今季初戦として出場した。
レースは序盤から、留目と同じくこれがプロ初レースのヴィクトル・フェルクーイェ(ベルギー、フランダース・バロワーズ)ら4名が逃げを打つ。一方のメイン集団は今年のツール・ド・フランスへの出場権を得たばかりのウノエックス・モビリティやアンテルマルシェ・ワンティが牽引した。
その後逃げ集団からはコンチネンタルチームの2名が遅れてもなお、フェルクーイェとリカルド・ルッカ(イタリア、VFグループ・バルディアーニCSF・ファイザネ)がレース先頭で粘りを見せる。しかしスーダル・クイックステップなどが集団牽引に本腰を入れるとその差は一気に縮まり、先頭がEFに代わり2人を捉えると、スプリントに向けて一層そのスピードを増していった。
そんな中一人集団から遅れた留目は現地映像に映し出され、リアタイヤを指差し「パンクだ」とカメラに向かって伝えるシーンも。
ファラニチュ市街地のコーナーや細かいアップダウンが各チームのトレイン形成を阻むなか、ルーク・ランパーティ(アメリカ、スーダル・クイックステップ)がポール・マニエ(フランス)が引き上げる。そしてアルベルト・ダイネーゼ(イタリア、チューダー・プロサイクリング)に並ぶことも許さないスプリントを披露したマニエが、勝利の雄叫びを上げた。
マニエは昨年のヨーロッパ選手権ロードで3位に入った19歳。昨年のジャパンカップで区間3勝したランパーティと同じトリニティレーシングから加入し、1クラス(上から3番目)のレースながらプロ初戦で初勝利を飾った。マニエはレース後「チームによる素晴らしい走りのおかげ。フィニッシュラインを越えた瞬間はこの上ない喜びがあった。僕を信じてくれたチームに感謝している」と喜びを語っている。
2位には今年DSMフィルメニッヒ・ポストNLから移籍したダイネーゼが入り、3位にはリードアウトを務めたランパーティがそのまま入り、プロデビューの2人が揃って表彰台に上がった。
一方、パンクしながらも155位でフィニッシュラインに辿り着いた留目。「残り20キロくらい?(集団を引かないと行けない一番大事なとこ)でパンクしてしまい何もできずに終了!悔しい」とSNSに綴り、この後は1月28日に行われるトロフェオ・パルマへの出場を予定している。
5つのワンデーレースが連なるチャレンジマヨルカは2日目を迎え、トロフェオ・セスサリーナス・ファラニチュ(UCI1.1)はその名の通りマヨルカ島の南部セスサリーナスからファラニチュに至る181.2kmで争われた。コース上にはいずれも低難易度な4つのカテゴリー山岳が設定され、フィニッシュに向かって緩やかな登りが続くため、登りに適性のあるスプリンターやパンチャーが有利のレイアウトだ。
同じマヨルカ島でトレーニング合宿を行い、シクロワイアードが直前にインタビューを行った留目夕陽(EFエデュケーション・イージーポスト)はプロ初戦を迎えた。チームはスプリンターであるマライン・ファンデンベルフ(オランダ)をエースに据え、またアルノー・デマール(フランス、アルケアB&Bホテルズ)も今季初戦として出場した。
レースは序盤から、留目と同じくこれがプロ初レースのヴィクトル・フェルクーイェ(ベルギー、フランダース・バロワーズ)ら4名が逃げを打つ。一方のメイン集団は今年のツール・ド・フランスへの出場権を得たばかりのウノエックス・モビリティやアンテルマルシェ・ワンティが牽引した。
その後逃げ集団からはコンチネンタルチームの2名が遅れてもなお、フェルクーイェとリカルド・ルッカ(イタリア、VFグループ・バルディアーニCSF・ファイザネ)がレース先頭で粘りを見せる。しかしスーダル・クイックステップなどが集団牽引に本腰を入れるとその差は一気に縮まり、先頭がEFに代わり2人を捉えると、スプリントに向けて一層そのスピードを増していった。
そんな中一人集団から遅れた留目は現地映像に映し出され、リアタイヤを指差し「パンクだ」とカメラに向かって伝えるシーンも。
ファラニチュ市街地のコーナーや細かいアップダウンが各チームのトレイン形成を阻むなか、ルーク・ランパーティ(アメリカ、スーダル・クイックステップ)がポール・マニエ(フランス)が引き上げる。そしてアルベルト・ダイネーゼ(イタリア、チューダー・プロサイクリング)に並ぶことも許さないスプリントを披露したマニエが、勝利の雄叫びを上げた。
マニエは昨年のヨーロッパ選手権ロードで3位に入った19歳。昨年のジャパンカップで区間3勝したランパーティと同じトリニティレーシングから加入し、1クラス(上から3番目)のレースながらプロ初戦で初勝利を飾った。マニエはレース後「チームによる素晴らしい走りのおかげ。フィニッシュラインを越えた瞬間はこの上ない喜びがあった。僕を信じてくれたチームに感謝している」と喜びを語っている。
2位には今年DSMフィルメニッヒ・ポストNLから移籍したダイネーゼが入り、3位にはリードアウトを務めたランパーティがそのまま入り、プロデビューの2人が揃って表彰台に上がった。
一方、パンクしながらも155位でフィニッシュラインに辿り着いた留目。「残り20キロくらい?(集団を引かないと行けない一番大事なとこ)でパンクしてしまい何もできずに終了!悔しい」とSNSに綴り、この後は1月28日に行われるトロフェオ・パルマへの出場を予定している。
トロフェオ・セスサリーナス・ファラニチュ2024結果
1位 | ポール・マニエ(フランス、スーダル・クイックステップ) | 3:55:03 |
2位 | アルベルト・ダイネーゼ(イタリア、チューダー・プロサイクリング) | |
3位 | ルーク・ランパーティ(アメリカ、スーダル・クイックステップ) | |
4位 | マライン・ファンデンベルフ(オランダ、EFエデュケーション・イージーポスト) | |
5位 | ルカ・コルナーギ(イタリア、VFグループ・バルディアーニCSF・ファイザネ) | |
6位 | ダヴィデ・チモライ(イタリア、モビスター) | |
7位 | ティムトーン・テューテンベルグ(ドイツ、リドル・トレック・フューチャーレーシング) | |
8位 | ステファノ・オルダーニ(イタリア、コフィディス) | |
9位 | ダビド・マルティン(スペイン、ポルティ・コメタ) | |
10位 | アレクサンダー・クリストフ(ノルウェー、ウノエックス・モビリティ) | |
155位 | 留目夕陽(EFエデュケーション・イージーポスト) | +5:23 |
text:Sotaro.Arakawa
photo:CorVos
photo:CorVos
Amazon.co.jp