2024/01/19(金) - 15:22
チャンピオンシステムのミドルグレードであるPeformanceシリーズから、インターミディエイトジャケットとフリースジャケットをテスト。しなやかな生地によって快適な着用感と起毛によって保温性を備えたアウターウェアを紹介しよう。
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チャンピオンシステム PERFORMANCEフリースジャケット
チャンピオンシステムのPerformanceシリーズの各アイテムが順次アップデートされており、各アイテムの着心地が良くなり期待度は高くなっている。薄手長袖ジャージやリサイクル素材を使用したECOジャージなど春夏モデルに続き、秋冬モデルとしてインターミディエイトジャケットとフリースジャケットが新たに加わった。
春夏モデルの2モデルをテストしたCW編集部の藤原(腹囲73cm、胸囲84cm)が秋冬モデルも担当することに。春夏モデルではSサイズのレースカットを着用したがいずれも大きく感じたため、今回はXSを試着しサイズ感を確かめた。結論から言うと秋冬の2モデルに関しては、それぞれでサイズ感を変えた方が良いという印象を受けた。
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チャンピオンシステム PERFORMANCEインターミディエイトジャケット
インターミディエイトジャケットのメイン素材であるフリース生地はやや薄手で伸縮性があるため、体にぴたりとフィットする。さらに生地が非常にしなやかなため、胴回りのフィッティングには遊びがないものの非常に快適。レースウェアらしい感覚で着用できたのは好印象だ。裾部分も腹側が縫製がないためタイトでも快適に着れるのも嬉しい。
一方フリースジャケットのフリース生地はハリがあるような印象。XSの胴回りのフィット感は同様に良好なのだが、脇の下で縫い目の存在感が気になってしまった。パネリングなどは共通しているため素材感の違いがフィットにも影響しているようで、フリースジャケットの場合はSサイズがジャストフィットだ。他にも対応気温がこちらの方が低いため、アンダーウェアの厚みのことを考えてもワンサイズ大きくても良さそう。
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フリースジャケット:ハリのある生地が採用されている
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フリースジャケット:密度の高い起毛フリースが採用される
ただフィット感がキツいということはなく全体的には好印象。近年のPerformanceシリーズらしく生地がしなやかで優しく体を包んでくれている感覚があり、ダンシングなどの動きにもストレスなく対応してくれる。サイズ感だけは自身のレイヤリングなどを考慮してチェックしてもらいたい。
この2モデルでの違いとしては袖の長さも若干異なるようだ。インターミディエイトの方が長く、グローブの内側に滑り込ませやすくなっている。一方でフリースジャケットの方は短め。脇の下のフィット感も考慮すると、やはりSサイズにすることで適切になるはずだ。
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インターミディエイト:非常にしなやかな生地のため、着心地は快適だ
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インターミディエイト:ポケット部分はメッシュとなり、熱を逃がしてくれる フリースジャケットも同様の設計
インターミディエイトの生地は伸縮性に優れており、生地を伸ばした時に密度の薄さがわかる。これが程よい通気性となりライド中の発熱を効率よく外側に逃してくれる性能を実現している。対応気温帯は5℃〜18℃と幅広く、今回は気温1℃の朝方から徐々に気温が高くなり5℃程の時間帯にテストを行ったのだが、対応気温帯は実感として適していそう。
秋冬用インナーウェアとの組み合わせで1℃の頃は耐えきれない程ではないが寒さはあるが、発熱する体幹部分はひんやりとし続けるような印象。5℃ほどの環境下では、息が上がりきらないような強度でちょうど良い。一方で発熱しない腕部分は常に寒さを感じてしまったため、対応気温帯のライドがやはりちょうど良さそうだ。
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しなやかなフィット感が特徴のチャンピオンシステム PERFORMANCEインターミディエイトジャケット
同じような環境下でフリースジャケットを試したのだが、こちらの方が防寒性が高い。対応気温帯3℃〜15℃とインターミディエイトより3℃ずつ低いのだがまさに3℃や5℃の状況での感じ方が異なっていた。フリースジャケットは繊維の密度が高く、裏起毛もわずかながら高く、外側から風が入りにくく、暖かさをキープしてくれるような印象だ。こちらのジャケットの場合は0℃や1℃近い気温の下りでも体が冷えにくく、本格的な峠のダウンヒル以外であれば耐えられるそうなほど心強さはある。
もちろん防風スペックの素材を使用していないため、完全に保温してくれるわけではないことには注意をしたい。特に発熱しない腕部分は気温3℃や5℃くらいの場合は常にひんやりしており、印象は人それぞれ異なりそう。ばっちりプロテクションしたい場合はシェル系のアウターを選ぶ方が良いだろう。
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程よく風を遮ってくれるチャンピオンシステム PERFORMANCEフリースジャケット
フリースジャケットが活躍するのは寒い日でも強度を上げて走り、体の熱をウェア外側に逃したくなる時。インナー自体を防風スペックとしたり、裏起毛がしっかりしたものとしたり組み合わせ自体で対応できる状況は多くなるため、フリースジャケットを1着持っていると重宝するはずだ。
チャンピオンシステム PERFORMANCEフリースジャケット
素材:CS PowerFleece ファブリック
サイズ:XS、S、M、L、XL、2XL
カットスタイル:レースカット、クラブカット
対応気温帯:3℃〜15℃
価格:19,250円(税込)
チャンピオンシステム PERFORMANCEインターミディエイトジャケット
素材:CS Fleece ファブリック
サイズ:XS、S、M、L、XL、2XL
カットスタイル:レースカット、クラブカット
対応気温帯:5℃〜18℃
価格:17,160円(税込)
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チャンピオンシステムのPerformanceシリーズの各アイテムが順次アップデートされており、各アイテムの着心地が良くなり期待度は高くなっている。薄手長袖ジャージやリサイクル素材を使用したECOジャージなど春夏モデルに続き、秋冬モデルとしてインターミディエイトジャケットとフリースジャケットが新たに加わった。
春夏モデルの2モデルをテストしたCW編集部の藤原(腹囲73cm、胸囲84cm)が秋冬モデルも担当することに。春夏モデルではSサイズのレースカットを着用したがいずれも大きく感じたため、今回はXSを試着しサイズ感を確かめた。結論から言うと秋冬の2モデルに関しては、それぞれでサイズ感を変えた方が良いという印象を受けた。
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インターミディエイトジャケットのメイン素材であるフリース生地はやや薄手で伸縮性があるため、体にぴたりとフィットする。さらに生地が非常にしなやかなため、胴回りのフィッティングには遊びがないものの非常に快適。レースウェアらしい感覚で着用できたのは好印象だ。裾部分も腹側が縫製がないためタイトでも快適に着れるのも嬉しい。
一方フリースジャケットのフリース生地はハリがあるような印象。XSの胴回りのフィット感は同様に良好なのだが、脇の下で縫い目の存在感が気になってしまった。パネリングなどは共通しているため素材感の違いがフィットにも影響しているようで、フリースジャケットの場合はSサイズがジャストフィットだ。他にも対応気温がこちらの方が低いため、アンダーウェアの厚みのことを考えてもワンサイズ大きくても良さそう。
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ただフィット感がキツいということはなく全体的には好印象。近年のPerformanceシリーズらしく生地がしなやかで優しく体を包んでくれている感覚があり、ダンシングなどの動きにもストレスなく対応してくれる。サイズ感だけは自身のレイヤリングなどを考慮してチェックしてもらいたい。
この2モデルでの違いとしては袖の長さも若干異なるようだ。インターミディエイトの方が長く、グローブの内側に滑り込ませやすくなっている。一方でフリースジャケットの方は短め。脇の下のフィット感も考慮すると、やはりSサイズにすることで適切になるはずだ。
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インターミディエイトの生地は伸縮性に優れており、生地を伸ばした時に密度の薄さがわかる。これが程よい通気性となりライド中の発熱を効率よく外側に逃してくれる性能を実現している。対応気温帯は5℃〜18℃と幅広く、今回は気温1℃の朝方から徐々に気温が高くなり5℃程の時間帯にテストを行ったのだが、対応気温帯は実感として適していそう。
秋冬用インナーウェアとの組み合わせで1℃の頃は耐えきれない程ではないが寒さはあるが、発熱する体幹部分はひんやりとし続けるような印象。5℃ほどの環境下では、息が上がりきらないような強度でちょうど良い。一方で発熱しない腕部分は常に寒さを感じてしまったため、対応気温帯のライドがやはりちょうど良さそうだ。
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同じような環境下でフリースジャケットを試したのだが、こちらの方が防寒性が高い。対応気温帯3℃〜15℃とインターミディエイトより3℃ずつ低いのだがまさに3℃や5℃の状況での感じ方が異なっていた。フリースジャケットは繊維の密度が高く、裏起毛もわずかながら高く、外側から風が入りにくく、暖かさをキープしてくれるような印象だ。こちらのジャケットの場合は0℃や1℃近い気温の下りでも体が冷えにくく、本格的な峠のダウンヒル以外であれば耐えられるそうなほど心強さはある。
もちろん防風スペックの素材を使用していないため、完全に保温してくれるわけではないことには注意をしたい。特に発熱しない腕部分は気温3℃や5℃くらいの場合は常にひんやりしており、印象は人それぞれ異なりそう。ばっちりプロテクションしたい場合はシェル系のアウターを選ぶ方が良いだろう。
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フリースジャケットが活躍するのは寒い日でも強度を上げて走り、体の熱をウェア外側に逃したくなる時。インナー自体を防風スペックとしたり、裏起毛がしっかりしたものとしたり組み合わせ自体で対応できる状況は多くなるため、フリースジャケットを1着持っていると重宝するはずだ。
チャンピオンシステム PERFORMANCEフリースジャケット
素材:CS PowerFleece ファブリック
サイズ:XS、S、M、L、XL、2XL
カットスタイル:レースカット、クラブカット
対応気温帯:3℃〜15℃
価格:19,250円(税込)
チャンピオンシステム PERFORMANCEインターミディエイトジャケット
素材:CS Fleece ファブリック
サイズ:XS、S、M、L、XL、2XL
カットスタイル:レースカット、クラブカット
対応気温帯:5℃〜18℃
価格:17,160円(税込)
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